やりがいを持てば好きな仕事なら長時間労働も苦にならないなんて


今の時代言っちゃダメだ。


そんな環境なら誰に言われなくても自然とやるよ。どんな時代だって敢えて言う必要すらない。


そんな事言うから、言葉を拡大解釈して頭に乗る輩が増えるんだから。


バブル崩壊でリストラって言葉が流行ってから、日本は「リストラ=人件費削減」という一面だけを強調した。


リストラは事業の再構築であって必ずしも人件費削減を言い表すものではない。


むしろ、そんな側面は、ほんの一部に過ぎない。


折悪く、グローバリゼーションが生まれてしまい、海外進出が当たり前となり、労働力の流動化も生まれた為、豊な日本に比べ、豊かでない途上国の人件費が安いと安易に手を伸ばし、国内の労働力を軽んじた。


そんなことやってる間に国内の労働人口が減っていく事も考えずに。


一人にかかる負担が激増した。


そして過労死や自殺を生む現代がある。


そんな時代だからあらゆる面で人のメンタルがおかしくなった。


人生の師は、ビジネスの師であり、人の心を形作る大切な部分が欠如した人が激増した。


そうした人々に育てられた子どもたちにもその歪みが伝承されていく。


「つう・かあ」とか「あうんの呼吸」とか「一言えば十理解する努力」とかいう以前の世の中になった。


その過程で反面教師という言葉すら失われ、何でもありな世の中になり下がった。


「あんたに言われる筋合いない!」→「だから自分はやらない!」→「世の中みんなそんななら、こんな事もしたっていいだろう」・・・


と歯止めのきかない世の中になった。


犯罪の低年齢化も日増しに凄惨さを増す状況もこうした社会が作り出した弊害だ。


そんな中、「休みたいなら辞めちまえ」と言った言わないで騒いでる会社がある。


こんな時代に、ウチの従業員は休み返上で残業をバンバンやっているから儲かっている。と言っている。


ビジネスも投資も下がった時が、チャンスということもある。


でも、今の時代は、今のビジネス界では、それは通用しない。


それをわかっていない。声高らかに自慢げにさぞすげぇだろうと云わんばかりのその会社。


呆れてモノも言えない。


現代社会の弊害が際立っている最たる例だ。

◎現代日本経済の5つの弊害/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079839112.html もそうだけど

先進国の多くが、地球環境回復に重い腰を上げた今も尚、地球は自然界は破壊され続けている。


今、とりわけ注目されているのが地球温暖化。


その原因が二酸化炭素だといわれていてこれを減らすのが最善だといわれている。


極端な話、現代産業、道路や建築を中心に公共事業を全て綺麗サッパリなくした状態が、余分な二酸化炭素が出ていない状態だ。


今、基準となっている1990年というのは、その前年から確かに世界が大きく変わり始めた時期だ。


世界でも東西ドイツの壁が取り払われ、中国で天安門事件が起き、世界中で人権が尊重される大きな契機となり、ソ連がロシアになり(冷戦も終結したといわれ)、世界の大国が戦争から経済にほぼ専念することにシフトし始めた時代。


そこを基準に二酸化炭素を50%削減するという事は、もう少しだけ前の状態に戻るということ。


日本で1990年のもう少し前の時代というのは、実質、携帯できる電話(携帯電話)もパソコンもなかった時代だ。


もちろんインターネットもない、パソコン通信もない。


どこの街でも外国人に会うことは珍しい時代。


日本を拠点に海外で仕事をしている人が少なかった時代。


まして海外拠点で働いている人も少なかった時代。


また、街は24時間動いていない時代だ。


コンビニエンスストアやファーストフード、ファミリーレストランもない時代。


大型スーパーや大型家電量販店もない時代。


小ぶりなスーパーなどでもレジ袋は、段ボールの地色のような茶色い紙袋に社名が印字されてた程度の時代。


アウトレットモールなんてもちろんない時代。


もちろんプレステや任天堂Wiiなんてものはなく、インベーダーやブロック崩しが驚かれた時代。


男尊女卑というのもあったにしても、ほとんどの家庭には両親がいらっしゃれば、母親が家にいて、父親が仕事で生計を立てる時代。


残業があったにしても徹夜なんて極々稀な時代。


夜勤なんて仕事はほとんどといっていいくらいなく、働くといえば誰もが普通に昼間だと考えてた時代。


モノを大切にして簡単にモノを捨てない時代。

◎捨てるなんてもったいない活用しようよ/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10070683791.html

家電なんかでも今みたいに寿命が短くない時代(「いえでん=自宅電話」も「家庭用電気製品」も然り)。


他に比べて安い家電でも10年くらい平気でもった時代。


古い車も珍しくなかった時代。


東京ディズニーランドがなかった時代。


東京~博多間の東海道新幹線が、開通するかしないかの時代。


第三セクターという存在があったかなかったかという時代。


郵便局やNTTやKDDIの前身やJRやUR住宅公社が法人化されていない時代。


お受験といっても中学受験からスタートしていたくらいの時代。


10歳ちょっとの子までが、今のように陰湿なイジメに走っていない時代。


世の中に今のような凄惨な事件が頻発することがなかった時代。


でも一方で、さらにちょっと前の時代は、工場から全く処理もされていない廃液が垂れ流され、全く処理されていない有害物質を含んだ煙をボウボウ吐きまくっていたいた時代。


今の中国のような状態だ。


奇形児が多発、水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、川崎ぜんそく、パーキンソン病なども多発した時代。


今もなお、こうした被害にあった人々が後遺症に苦しんでいたり、他界したりしている。


今から30年、40年以上も前の時代から続いているんだよ?


さらにその前は、60年以上前に原爆で被爆した人々が同じように今もなお苦しんでいたり、他界したり・・・。

◎衝撃の事実。。大昔って実は最近!?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10070969046.html

その後、遅まきながら対策が講じられたとは言うものの、当時日本が「経済の発展」を最優先した結果、


森の中で森林浴しながら吸う空気にも、見た目にきれいに見える川の水にも、処理されている水道水にも有害物質が含まれていることが前提となっているのが現代なんだよ?


食べ物や飲み物、薬にも例外なく添加物が使われている。


有害金属にしても、有用成分以外の添加物にしても、人の身体に取り込まれて血液中に堆積するんだよ?


病気や諸症状の原因になるんだよ?


よく国が定めた基準値以下だから安全とか言うけど、基準値がある事自体、こうした有害物質ありきの世の中なんだよ?


それは、自然にはなかった、現代経済の人為的なものなんだよ?

それに日本でも◎サブプライム激震はまだまだこれから/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10092791575.html なんだよ?


だから、現代産業も戦後行われてきた公共事業も全て綺麗サッパリ一掃した状態ですら、地球環境のためにも、人の健康のためにもまだひどいけど、それでも「まあまあ」「それでも今と比べればマシ」な状態なんだよ?


だから、そうした時代を受け入れる心の準備と近い将来のその時の為の行動が今求められている。


抵抗がある人でもほんの少しずつでもいいから。


食糧危機も世界的に危惧されていて既に途上国では暴動が起き、政府が崩壊した国もある。


大洪水や干ばつ、ハリケーンやサイクロン、日本なら今のところは地震によって多くの死傷者、行方不明者を出し、こうした甚大な被害が世界中に広がっている。


でもこれは、天災ではなく、先進国の人類に起因する人災と言ってもいい。


そんな中、国内は、輸入すりゃいいよと思っているから、国全体で農林水産業をなんとかしようって事にならないから、休耕地や放棄地が後を絶たない。


だから国は農業法人なんてものを考えだした。


しばらくそれほど利用はされていなかったけど、大企業が動き始めた。


ビール業界だ。


休耕地を有効活用しますと言いだした。世界情勢を見て、輸入が厳しいと見たらどんどん大麦畑を拡張するといっている。


日本の食糧自給率は39%なんだよ?日本の国土面積は限られているんだよ?その多くが大麦畑になったらビールはたくさん作れるけど、他の食糧を作る場所がなくなるんだよ?


そうなれば、森を切り拓いて農地開発する事態になっちゃうんじゃない?同じ緑だからいいじゃんってことじゃないんだよ?


南米アマゾンをやたらめったら切り拓いて酪農地や農地開拓をした結果どうなった?


そこにあった生態系や食物連鎖は乱れ、二酸化炭素吸収量も激減し、種が絶滅したり、絶滅危惧種が増大したんだよ?


今、小さな面積の、それでも国土の大半を占める森林も、高度成長期時代に膨大な建設需要で成長の早い杉に植え替えられた事実がある。


これによって花粉症も引き起こした。


杉は針葉樹、葉っぱが細い木だ。屋久島のように昔から、少なくとも戦前からそこに杉があったならいいとしても、ブナや楢や樫などの広葉樹が植わっていた場所なら、杉から植えかえないと、自然の摂理に沿わないんだよ?


そうした産業林化とでもいうべき森林は徐々にそうした昔の状態に戻してあげる必要がある。


輸入木材に押されて朽ちていってる今を考えれば、そうした山林では杉林にしておく必要はない。


さらに植え替えにあたって伐採した木材についても、政府の補助を充当してでも「【本当に必要な】建設需要」などに使えるように、また燃やしてしまうとかそういう無駄な方法ではなく、有効利用が求められ、整備していく必要がある。


というわけで、今、休耕地や放棄地になっている場所は、有り余っているわけではないのだから、産業界に任せるのではなく、国をあげて、食料自給率アップの為にも地球温暖化対策の為にも計画的に緑化すべきだ。

◎医療と介護と伝統工芸と農林水産業/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10087634400.html
◎世界中の山林や田畑を持っているみなさん!/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10083856744.html
◎地球を守る秘策/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10078604012.html


なんでもかんでも植えればいいってもんでもない、なんでもかんでも緑ならいいってもんではない。

◎自然の猛威?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10071612480.html


それでもなお、無計画に野放図にするなら、前に中国で岩を緑に塗りつぶして、ほら緑化した。というよりはマシだけど、かといって大きな差はない。


もちろん、川や海についても漁業についても同じ。

◎素晴らしい地球であって欲しいから/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10093994634.html でも触れたけど、海を汚せば、海洋生物への影響は多大だ。


今既に気温上昇に伴う気候変動と水温上昇で海洋生物の生息域も生態系も食物連鎖も崩れている。


人間が自己中に自由気ままに他を考えず、「人が行う経済」の為だけに、正当化してはいけない。


原油や天然ガスの掘削にしても。
◎ホントに必要?大量のモノやエネルギー/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10079039198.html


現代経済をひたすら肯定するという行動が、常に逆行を生んでいるのだから。

◎CO2排出権取引の落とし穴/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10081520627.html
◎地下開発は明るい未来!?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10088156561.html
◎ホントに道路ってそんなにも必要?/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10088158687.html


ようやく経済半分、環境半分みたいな空気になってはいるけど、実態はまだまだ違う。


根本的な変革が求められるのだから。


低炭素革命といわれるような完全なパラダイムシフトと同時にその後の展開を二の舞を踏まないよう地球全体を考えた行動が人として必要なのだから。

◎気づきと危機管理意識/http://ameblo.jp/soboku-question/entry-10086905006.html