ここ数日急に歴史に興味がわいてきた。


今更ながら世界の歴史に。


そこで再認識した衝撃の事実。


今64歳~70歳の方々は第二次世界大戦という戦時中に生まれ、70歳以上の方も戦時中にいた。

過去2回しかない世界的な戦争のまっただ中に。


この年代の方々はあなたにとってどんな存在だろう。

本人だろうか、父母だろうか、祖父母だろうか、曾祖父母だろうか。。


いずれにしても身近な存在じゃないだろうか。。


自分が生まれた年代は西暦で何年だろうか。


1939年~1945年まで続いたこの大戦の何年後なんだろう。


もちろんそんな会話はこれまでもこうした年代の方々との間で話題になったことはあった。


でもその時々に(話は真剣に聞いていても)なんとなくぼんやりとなぜか大昔のことと思い込んでいた。


それを考えたらある種の震えを感じた。。


2008年を迎えた今、明治、大正、昭和、平成の年号が過ぎた。この暦で考えると大昔のように思えることも西暦で考えると明治から今までたったの140年しか経っていない。。


140年っていうと長く感じるけど3~4世代遡るとその時生まれている家族がいるのではないだろうか。。3世代っていうと祖父母。そうおじいちゃん、おばあちゃん。。


そう考えると141年前は江戸時代だったわけだ。

なんか最近というか身近に感じるというか・・・


地球が誕生したと考えられているのは約46億年前。

って考えるともっと最近に感じられるだろうか。。


今の韓国から日本が撤退して自由になれたのがたったの64年前。


祖父母や両親世代の当時の初任給を聞いたことがある人も多いと思う。


今との額面の違いは相当なものだと思う。

でもその当時っていうのもつい最近。


テレビ放送が始まったのが55年前。


カラー番組開始は41年前。


人類史上初めて月面着陸を果たしたのが39年前。


日本で今の原型を留める初期のPCがNECから出たのが26年前。


電電公社が民営化してNTTになったのが23年前。


国鉄が民営化してJRになったのが21年前。


日本の経済力や技術力を恨めしく疎ましく思っていたアメリカの日本への圧政は、つい19年前まで続いていた。

東西ドイツのベルリンの壁が崩壊や日本のバブルがはじけたのもこのころ。NHK BS放送開始もこのころ。


そう平成元年・平成2年生まれの人々はその時既にいた。


NTT DocomoがNTTから分離されたのが16年前。


インターネットが日本で始まったのは14年くらい前。

携帯電話が(今よりちょっと大きかったけど)普及し始めたのもそのころ。


ISDNを中心にした定額制が始まったのは10年前後前。


商用ADSL登場が9年前。


国際電信電話株式会社の流れを汲むKDDIの登場は8年前。


フレッツ光などの光ファイバーはほんの数年前。


郵政民営化は数か月前。


小中高で6年3年3年の12年。思い出とともにこんな考え方をするとすごく長く感じる時の流れも25歳も過ぎれば多くの人がそんな区切りのない社会に出る。


そうなると1年なんてあっという間ではないだろうか。


学校で歴史の勉強をしていた自分がいた当時は尚更つい最近の事を勉強していたんだな・・・と思う。


やっと今になって気がついたことがある。

世界史にしても日本史にしても教科書はかなり分厚いものだった。でも公民(現代史)の教科書は薄っぺらかった。


だってそんなに時は経ってないんだもんね。。当たり前だよね。。


高度成長期時代は大昔なのか。。急速な変化遂げた日本を含む一部の先進国と呼ばれる世界の国々。


西暦でカウントしても2000年弱、領土拡大や思想の押し付けによって戦争や紛争が行われ続けた歴史に一応の終止符が打たれてからまだ日は浅い。


その一方で今も紛争が絶えず、経済的に自立できない国々がある。


歴史は繰り返すって言うけど、繰り返したくない歴史もある。




最近の事柄を大昔の事だと思い込んでいた自分。


64年間のめまぐるしい劇的な経済成長と変化が時の流れが早いような錯覚に陥ってしまう。

でも改めて振り返ると実はそうでもないんじゃないかな。


そう考えると自分の中の時間軸がだいぶ変わってくる。



衝撃の事実。。大昔だと思い込んでたけど実はつい最近!?