とある資格試験や、その他の場で

「英語が流暢に話せる子」と接したり、

 

そういう子を目にしたりする

機会があるのですが、

 

何をもって

 

コミュニケーション能力が高いとするか?

 

 

ということを、

 

英語を教える立場としても

親としても考えさせられます。

 

 

一見、英語を流暢に話していて

「すごいな」と思われるような子でも

 

 

 

話している内容が危ない内容だったり、

論点がずれていたり、

 

 

あるいは相手の目も見ずに

一方的にまくしたてているだけだったり、

 

 

そんな状態であれば、

 

 

いくら英語が流暢であっても、

コミュニケーション能力は高くない

と感じずにはいられません。

 

 

以前も『ペラペラキッズって?』という

記事を書きましたが、

 

 

流暢だからといって、

コミュニケーション能力が高いとは限らない。

 

 

英語がたどたどしくても

自分の言いたいことを言葉を選んで相手に伝える

 

 

あるいは、

相手の言っていることをくみ取り

それに対して答えようとする。

 

 

それがコミュニケーション能力なんじゃないかなと。

 

 

相手があってのコミュニケーション

 

 

いくら英語が流暢であっても、

相手のことを考えずに

一方的にまくしたてたり、

 

論理的でなかったり、

 

 

品がない言葉を並べているのは

コミュニケーション力とは呼べないのではないでしょうか。

 

 

じゃあ、どのようにしたら

コミュニケーション力を育てられるのか?

 

 

学校やその他のコミュニティでも

そういったコミュニケーションの場は

数多くあると思いますが、

 

 

やはりまずは小さな社会である家庭内で

普段から子どもと色んな話をする。

 

 

子どもと向き合って

色んな意見の交換をする。

 

 

 

そうやって小さい頃からの

親子間のやり取りから

コミュニケーション力というのは

育って行くものではないでしょうか?

 

 

子どもが英語を話せるようになるのは

素晴らしいことだし、喜ばしいですよねニコニコ

 

 

でも流暢さだけを追求していくのは

危険な状態になりかねない。

 

 

ある程度 話せるようになったら、

今度は日常会話能力だけでなく

 

 

 

論理的に英語を話せるような力

育てていく必要はあると感じます。

(関連記事『6歳からのバイリンガル育児:目指す英語力は?

 

 

そういう意味でも、

どこかの段階で

英語のプロの存在は必要となります。

 

 

バイリンガル育児、英語育児、

あるいはおうち英語。

 

 

すべては育児の中にあるもの。

 

 

それぞれの家庭の育児の軸は大事にしたいですね。

 

 

 

 

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過去の記事で、語りかけには

インプットを与えたり

発話を引き出す効果がある

と書きましたが、

 

 

今日は語りかけの効果について

もう一つ書いてみたいと思います。

 

 

 

それは、

英語がコミュニケーションのツール

 

 

だということを子どもに

肌で感じてもらいやすいところ。

 

 

 

 

家庭での「語りかけは不要!」と

言っている方法をたまに見かけますが、

 

 

家庭での語りかけ一切なしで

英語を話せるようになっているケースで

考えられるのは、

 

 

丸ブルー 英会話スクールに通っている(週に1回以上)

丸ブルー オンラインレッスンで毎日英語に触れている

丸ブルー 国内留学などのイベントに数多く参加している

丸ブルー 英語話者との接触時間が長い

 

 

というように、

外部のサポートを得ているということ。

 

 

 

なので語りかけはしたくない、

あるいは英語が苦手でできない

という場合は、上に書いたような

 

外部の力を借りる必要はありますね。

 

 

ただ、外部の力を借りて、

お母さんが全く語りかけをせず

子どもの英語が流暢になった場合、

 

 

 

英語は、英語ネイティヴ

英語が流暢な人が話すもの

 

 

として捉えるようになる

可能性もあるのかな、と。

 

 

世界には色んな英語があります。

英語圏と言われるような国でも

 

 

発音やイントネーションに

色んな特徴があります。

 

 

英語が苦手でも、発音が苦手でも

一番身近であるお母さんが

子どもに英語を使ってみて、

 

 

一緒に英語の時間を過ごす。

 

 

子どもにとっては

 

英語はコミュニケーションのツール

分かってもらうためにも

大切なことなんじゃないかと思うんです。

 

 

 

色んな英語があって、

色んな英語話者がいるんだ

 

 

と子どもが肌で感じるためにも

家でお母さんが語りかけをするのは

多様性を育む第一歩なのではないかなと感じます。

 

 

 

「英語での語りかけ」と言うと、

「流暢に子どもに話しかけなければ」

と考える方もいるかもしれませんが、

 

 

それだけが語りかけではありません。

 

 

 

反対に流暢に一方的に話しかけても

子どもが話せるようになるとは限りません。

 

 

 

親が流暢に話しかけても

子どもが英語を話さないというケースは

意外と多いものです。

 

 

考えられるのは、

 

 

語りかけがランダムすぎて

一貫していないとか、

 

 

英語の語りかけに

日本語を混ぜたりして

子どもがインプットに気が付かないとか

 

 

原因は色々あると思います、

 

 

それよりも、たとえ短くても

英語だけで話す時間をもうければ、

 

 

それは語りかけの時間に入り

効果的に活用することができる

と思っています。

 

 

 

丸レッド 絵本を読む時間は英語にする

丸レッド お風呂に入っている時間を英語にする

丸レッド ご飯の時間を英語にする

丸レッド 英語の宿題の時間は英語にする

 

 

など短い時間でも、

慣れて行けば少しずつ長くしていく。

 

 

塵も積もれば結構な時間になります。

 

 

この時間は、流暢に話しかける必要はなく、

たとえば、お風呂の時間は

英語の歌を歌ったり、

 

数字を一緒に数えたりするだけでもいいし、

 

 

wash, rinse, bubble, wipe, dryなど

簡単な単語を使うだけでもいいと思います。

 

 

 

お母さんも英語を使っている姿を見せる。

 

 

それが大事なのかなと。

 

 

もし仮に、子どもの方が英語が上手になって

親とか誰かの発音や英語を馬鹿にしたら、

 

 

それはちゃんと叱ってあげるべきだと思います。

 

 

世の中には色んな英語話者がいるんだよ

 

 

っていうのは子どもも

知っておくべきだからです。

 

 

バイリンガル育児にも色々ありますね。

がっつりから、ちょこっとという緩いものまで。

 

 

でも基本は「育児」。

 

 

親の背中を見て子どもは育つものなので、

外のサポートを借りるにしても

 

やはり大事な部分は家庭でも

しっかり押さえておきたいですね。

 

 

 

 語りかけに関する記事花 語りかけは必要?
花 英語苦手ママでも「語りかけ」はできる?
花 言語スイッチを作る

 

 

 

 

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興味深いネット記事があったので

ご紹介します。

 

 

『文章が読めない「新聞読まない人」の末路

 

 

AIネイティヴ(デジタルネイティヴ)である

今の子どもたちは、

 

言わばAIが全て探してくれ、

自分で何かを探す必要がない。

 

その結果、

コミュケーション力や

理解力が足りない大人になる。

 

 

AIに負けないためには

読解力が必要である。

 

 

といった内容です。

 

 

記事内に分かり易い文章があったので

そのまま抜粋します。

 

 

もし人間がAIらしくなれば、

AIには必ず負けます。

 

AIにできることは基本的には四則演算で、

AIには意味を理解できないという弱点があります。

 

オックスフォード大学の

研究チームが発表した

10~20年後に残る仕事、

なくなる仕事のリストを見ると、

 

仕事がマニュアル化されやすいものが

AIによって代替されやすく、

 

コミュニケーション能力や理解力を

求められる仕事が残りそうです。

 

つまり、読解力こそがAIに代替されない能力なのです。

 

 

このアメブロを再開してから

ちょうど一年が経ちましたが、

 

 

このアメブロであまり書いてこなかった

テーマが動画

 

 

もちろん娘に対するバイリンガル育児でも

動画はインプットとして役立った存在ではあります。

 

 

だけれど、このブログで

あまり紹介してこなかったのは、

 

 

わたしの中で動画は

注意が必要な存在でもあるため。

 

 

確かに、子どもの言語能力と年齢に

合ったものを選べば

 

 

動画はインプットとして

とても効果的になり得ます。

 

 

教育的な内容であっても

動画であれば楽しく学べて

とても便利ですよねニコニコ

 

 

 

ただ、年齢が低ければ

それだけ動画中毒にもなりやすい。

 

 

バイリンガル育児では

「困ったときの動画!」でもある一方で

 

 

自分で管理できない年齢である場合は、

親がきちんと管理をする必要があると思っています。

 

 

絵本の読み聞かせの代わりに

動画を見ることに慣れてしまうと

 

 

文字を読む年齢になってから

「本を読みなさい」と言っても

 

 

なかなか難しいものあせる

 

 

そして読解力というものは

短期間で育つものでもない。

 

 

小さい頃からの読み聞かせや、

 

本を読むようになってからの

読書を通して、

 

 

そして動画ではなく

実生活での様々な体験を通して、

 

 

想像力、コミュニケーション力、

読解力というのは育って行くものだと

思っています。

 

 

0歳からの絵本の読み聞かせは

いわば その土台。

 

 

赤ちゃんの頃の絵本の読み聞かせは

そういう意味でも

とても重要な役割があると思いますニコニコ

 

 

 

 

 

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福井県南越前町

えいご教室tera+koya(てらこや)

を主催している三井あかり先生

開催するワークショップをご紹介しますニコニコ

 

 

場所は、なんとお寺!

その名前の通り、まさに寺子屋ですね。

 

 

◆ 日時:1月20日 10:00-11:30

◆ 参加費:1,500円

◆ 場所:南越前町 妙泰寺(みょうたいじ)

     お寺のサイト

      →お寺のブログ

お申込み等詳細は下の三井先生のブログをご覧ください。

 

三井先生はご自身のお子様にも

おうち英語を実践されていて、

 

 

教室では

「英語を話せる子を育てる」ための

レッスンを提供しています。

 

 

これからおうち英語を始めたい、

始めたけれど何をしたらいいか分からない、

 

 

そんな福井県在住の方が

いらっしゃったらぜひ音譜

 

 

始めたけれど行き詰まっている

という方にもこういったワークショップは

 

 

たくさんのヒントが

詰まっていると思います。

 

 


【他県でも開催決定!】

他県でも英語の取組みに

関するワークショップの開催が決定しましたニコニコ

 

お近くの方はぜひ!

 

丸レッド 東京都:
  • 1月27日(日)  13:00~14:30
  • 会場: シンシア会議室(立川市錦町)
  • 講師:田口真千子先生
  • お申込みは go.go.puppies2016english@gmail.comまで

 

丸レッド山形県:子ども英語 Blueberry Jam

  • 1月20日(日)10:00〜11:30
  • 会場:滝山コミュニティセンター
  • 講師:安孫子愛先生
  • 詳しくはコチラ

 

丸レッド 愛知県:

  • 1月20日(日)10:00〜11:30
  • 会場:竜神交流館 11会議室(〒473-0907愛知県豊田市竜神町新生115-2)
  • 講師:前川理有子先生
  • 参加費:1500円 
  • お子様1人まで同伴可(保護者様向けの内容です)
  • お申込みは ehoneigo@yahoo.co.jp まで
 
丸レッド 三重県:
  • 1月18日(金)10:00〜11:30
  • 会場:名張市武道交流館いきいき
  • 参加費:1,500円
  • 講師:水口薫先生
  • お申し込みはコチラ
 
丸レッド兵庫県:
  • 1月26日(土)  10:00~11:30
  • 講師:右近夫佐先生
  • 会場:姫路市高岡市民センター
  • お申し込みは コチラから

 

丸レッド奈良県:

  • 1月24日(木)  10:00~11:30
  • 講師:伏見有加先生
  • 会場:奈良県葛城市 新庄中央公民館
  • お申し込みは yukalegle@gmail.com まで

 

丸レッド山口県:

  • 1月26日(土) 10:00〜11:30
  • 会場:山口県周南市 
  • 参加費:1500円
  • 講師:稲嶺夏代先生
  • お申し込みは nachurally@gmail.com まで
 

     

    丸レッド長崎県:

    • 1月20日(日)13:00~14:30
    • 1月27日(日)11:00~12:30
    • 講師:上野みゆき先生
    • 会場:SPキッズ(〒長崎県大村市富の原2-24-1)
    • お申込みは spkids2450@gmail.comまで

     

     
    上記のワークショップは
    NPO早期英語教育研究会が主催するもので
    SUNNY BUNNYバイリンガル育成スクールの
    羽織愛先生監修のもと行っています。
     
     
     
     

     

     

     

     

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    気がついたらもう年の瀬ですねあせる

     

     

    数日前、On Mom's Lap主催の

    2日間に渡る探求型ウィンターキャンプ

    無事に終わりました。

     

     

    1日目は、身体的な障害に

    対する理解を深め、

     

     

    日々の生活にある多様性を

    認めるアクティビティをしました。

     

     

     

    2日目は、世界の気候の違いを学び、

    その土地の気候を踏まえて

    レゴで家を建築するという

     

     

    アクティブ・ラーニング

     

     

     

    子どもたちの大興奮と笑いと

    なんとも白熱した時間でした。

     

     

    下の写真のグループは、アマゾンに

    建てることを想定して作った家。

     

     

     

    害虫や毒を持った動物が

    侵入しないように

     

     

    ちゃんと高床式になっています✨

     

     

     

     

     

    集まったのは

    スピーキング、読み書きが

    ある程度、流暢にできる子達9人。

     

     

    両日ともに

    とっても難しいテーマでしたが、

    様々なアクティビティを通して、

     

     

    二つの全く違うテーマについて

    理解を深められました。

     

     

     

    印象的だったのは、

    お預かりした朝の9時半から

    お迎えの2時半まで

     

     

    英語で喋ること 喋ること。

     

     

    休憩時間の冗談の言い合いだけでなく、

     

     

    高度な内容をディスカッションし、

    皆んなの前で

    プレゼンテーションをするに至るまで、

     

     

    みんな生き生きと

    英語で話していました✨

     

     

     

    今回、1日目で 

    Disability Awareness

    (身体的障害における理解を深める)

    を選んだのは、

     

     

    サマーキャンプで

    「多様性と多文化」について学んだので、

     

     

    多様性について

    子どもたちと さらに学んでみたいと

    思ったから。

    (過去の記事『バイリンガルキッズとサマーキャンプ』)

     

     

    点字、様々な身体的な障害、

    街にある障害を持つ人向けの標識や点字

    について学び、

     

     

    そして目が見えないという世界を

    実際に経験してみる。

     

     

    そんなアクティビティを通して

    最後に子どもたちから出た発言は

    前回と同じように素晴らしいものばかりでした。

     

     

     

    「今日、このレッスンで知った人たちと

    あなた達は どこが違う?どこが似ている?」

     

     

    という質問に対して出てきたのが

    発言がこちら。

     

     

    丸ブルー 違いはあっても皆んな人間である

    丸ブルー わたし達と同じように感じている

      (sad, hungry, excited, upset, angry, thirsty, tired)

     

     

    そしてある子が

     

    "They get sleepy.(彼らも眠くなる)"

     

    と一言。他の感情を表す言葉は

    ある程度 予想していましたが、

     

    これは予想外でした爆  笑

     

     

     

    「本当にその通りだね。

    わたしたちと同じように

    眠くもなるし、お腹も空くよね」

     

     

     

    違いを認めつつも、

    そんなに違いはない

     

     

    そんな話し合いになったのが

    とても嬉しかったです。

     

     

    話せるようになった子向けの学びの場、

     

    特にアカデミックな内容を提供する場は、

    想像以上に少ないです。

     

     

     

    今回、こうやって

    おうち英語やバイリンガル育児で

    バイリンガルになった子たちが集まり、

     

     

    共に学び、たくさん笑い、

    充実した時間を過ごすことができたのは

     

     

    講師としても

    本当にありがたい体験でした。

     

     

     

    年の瀬でお忙しい中、

    送り迎えをしてくれたご家族の方、

     

     

    本当にありがとうございましたニコニコ

     

     

     

    そしてこのキャンプの主催 & 講師を

    したOn Mom's Lapにも

     

     

    感謝の気持ちでいっぱいです。

     

     

    2回とも参加した娘は、

    楽しくて仕方がなかったようで

     

     

    また皆んなと会いたいと

    帰り道で繰り返し言っていました爆笑

     

     

     

     

     

     

     

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    WordPressの方のブログでは

    何度か書いているテーマなのですが、

     

    今日は英語のライティングについて

    少しまとめたいと思います。

     

     

    英語育児やバイリンガル育児を

    している家庭では、

     

     

    英検を受験するお子さんも

    いらっしゃると思います。

     

     


    そのときに必要になるのが

    エッセイ(essay)の型

     

     

    エッセイとは、

    いくつかのパラグラフで成り立つ文章のこと。

     



    英検3級で出されるのは

    英語で文をいくつか作るだけなので


     

    エッセイではないですね。

     

     

     

    準2級から エッセイ問題が出てきますが、

    その作文の型は、

    Five Paragraph Essayと呼ばれています。 

     

     


    エッセイの中心となる本論を

    序論と結論で挟むので

     

     

    Hamburger Writingとも呼ぶ方も。

     



    このFive Paragraph Essayは、

    基礎的なエッセイのです。



    接続副詞など

    使う表現もある程度 決まっています。

     

    introduction(導入)

    サポート①

    サポート②

    サポート③

    conclusion(結論)

     


    最近は英検の受験も低年齢化していますが、

     

     


    この型、教える時期は




    子どもが自分の意見を自在に

    言えたり、書けるようになってから

    がいいと思っています。



    つまり流暢に英語を書けるようになり、

    自分の書きたいことを

    自由に書く楽しさを知ってから、

    型を入れるということ。



    なぜかというと、

    自分を表現することを経験しないうちから

    「型」を入れてしまうと、

     


    型に捉われて自分の心の声を出せなくなるから。


    年齢が低ければ

    それは尚更 影響が大きい。



    大学院時代、

     

    この「型」に捉われ過ぎて

    自分の主張したいことが



    見えなくなっている留学生も

    少なくありませんでした。




    それほど「型」の影響は

    大きいということです。




    型に沿って書こうとするあまり

    自分の心の声を捻じ曲げてしまう

    ほど強力だと当時は思っていました。

     

     


    もちろん「型」は重要です。

     



    縦横無尽に想いを言葉にされても

    何が言いたいのか伝わってこない文章では

    読む方も大変 💦

     

     


    読み手に伝わりやすいように

    自分の考えを論理的に組み立てていく

    ことは とても大切です。




    でも年齢の低いうちから

    「思考を枠にはめる」必要もないのかな と。



    なので

    子どもにライティングの型を教えるのは、

    自由に書く経験を

    たくさんたくさんさせたあとが

     


    良いのかなと思います。

     

     


     

    自分の心の声を主張できることと、

     

    型や慣習を知っていること、

     

     

    両方を持ち合わせていたら強みになります。

     

     

     

     

    でもこの順番が前後すると、

     

     

    (わたしも経験しましたが)

    型に捉われて途中で苦しい思いをするか、

     

    型の中でしか表現できないことが普通に

    なってしまうか

     

     

    そんな弊害が生まれる可能性があると思っています。

     

     

     

    英検で言えば、



    合格点を出すためだけに、


    自分を表現する術を知る前に

    エッセイの型を教え込んでしまうと

     


    その枠組みから出られなくなり

    ガチガチの書き方しか

    できなくなる可能性があるということ。

     

     

     

    自己表現の術を知ってから

    型を知れば、

     


     

    いずれその型を抜け出して、

    文章内に自分の個性を出していくことができるのかなと思っています。

     



    暗唱やプレゼンテーションも同じですね。



    まだ自分の考えを自分の言葉で

    自由に表現できるようになる前に



    決まった表現を覚えて言わせたり

    型に沿って話させるよりも




    拙くていいので、

    自分の言いたいことを

    まずは言えるようにすることが先。




    子どもが小さいうちは

    まずは自由に表現させることを大切にすれば

    よいのかなと思いますニコニコ




    もし、生徒さんや子どもが型に沿ってしか

    書けなくなっていたとしたら




    「自由に、自分の言葉で

    好きなように書いていいんだよ」



    と、枠組みのない書き方

    教えてあげられるといいですね。


     


    創造性  と  枠組み




    創造性を潰してしまうような

    ガチガチの枠組みではなく、



    創造性を生みだせるように

    枠組みを上手く利用できるようになると

    理想的だと思いますニコニコ

     



     

     過去の関連記事花 ライティングの型を教えるタイミング
    花 アカデミック・ライティングと型
    花 英語習得とアイデンティティ

     

     

     

     

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    クリスマス会に参加してきましたニコニコ
     
     
    おうちで英語の取組みをしている
    子どもたち12人が
     
     
    キリスト降誕のお話を
    輪読するというのがメインイベント。
     
     
    参加する子どもたちの宿題は、
    自分の担当する場面を
    紙芝居にして、音読の練習をしてくること。
     
     
     
    それ以外にも
    英語で歌を歌ったり
     
     
    子ども同士で絵本の読み聞かせをしたり、
    コメディの英語劇を披露してくれたり
     
     
    英語のレッスンではないのに
    90分もの間 
    自然に英語が使われていましたニコニコ
     
     
     
    バイリンガル育児をしていて
    最大のモチベーションとなるのは、
     
     

    バイリンガルのお友達の存在

     
     
    お互いに
    日本語に囲まれる環境にいながら
    英語を話すときもある
     
     
     
    そういった同じバックグラウンドを持つ
    お友達の存在というのは
     
     
    4歳以降、特に小学生になってから
    とても重要になってくると感じます。
     
     
    3歳くらいまでは
    お母さんの存在が一番大きいですよね。
     
     
    でも4歳くらいから
    お友達との繋がりが強くなり、
     
     
    そのお友達の輪に
    もし英語を話す子がいなければ
     
     
    英語の重要性が低くなるのは自然なこと。
     
     
     
    バイリンガルのお友達と繋がりがあれば
     
     
    「英語を話すことは普通」だし
    「日本語で話すことも普通」
    感じることができて、
     
     
    モチベーションの維持ができるし
     
     
    もしかしたら刺激を受けて
    モチベーションアップにも繋がることもあります。
     
     
    英語の勉強ではなく、
    英語で何かを表現する場
    なかなかないので、
     
     
     
    こういった企画をしてくれたKuulei kohさんに
    感謝の気持ちでいっぱいです。
     
     
    動画は、6歳の娘の輪読の様子です。
     
     
    ヨセフが、
    生まれる子どもが神の子であることを
    天使から告げられる場面を読んでいます。
     
     
     
     

     
     
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    最近、バイリンガル育児や

    英語育児に関するノウハウは

     

    色んなところから手に入るように

    なりましたね。

     

     

    ブログや本だけでなく、

    インスタグラムやFacebookといったSNSでも 

     

     

    おうちでの取組み情報を

    目にするようになりました。

     

     

     

     

    でも見ていると中には

     

     

    「これはどうなのかなぁ」

    というものもあったりして、

     

     

    そのノウハウ全てが

    信用できるものではないのが

    とても残念なところ。

     

     

     

    その情報は本当に

    信用できるもの?

     

     

    効果があるもの?

     

     

     

    そういった信憑性を確かめるために、

     

     

    わたしは、

    テレビでもニュースでも

     

    出版されている本でも、

     

     

    その情報を発信している人の

    考え方成功例経験見るようにしています。

     

     

    丸レッド 十分な経験はあるのか?

     

    丸レッド 専門知識はあるのか?

     

     

    そして

    丸レッド 実際にバイリンガルは育てているか?

     

     

     

    もしその情報を提供している人が

     

    バイリンガルを育てた経験がないのであれば、

     

     

     

    こうすればバイリンガルは育つ!

     

     

    といった断言しているような

    ノウハウを教授している場合は

    ちょっと注意が必要だと思いますあせる

     

     

     

    でもそういった不確かな情報筋に限って

     

     

    ◯◯さえすれば素地ができる」とか

     

    ◯◯だけで話せるようになる」と言った論を

     

     

    展開している感じがします。

     

     

     

    確かに◯◯だけでバイリンガルに育つのなら

    とても魅力的な話ですよね。

     

     

     

    でも

    バイリンガルを育てるのは

    とてつもなく難しいことでもないけれど、

     

     

    簡単なことでもない。

     

     

    楽々できることでもない。

     

     

     

    その子の性格や年齢、

    その子のいる環境など、

     

    いろんな要素を考慮して

     

     

    その子に合った方法をお母さんが

    情報を取捨選択して

    見つけていかなければならない。

     

     

    年齢が上がったり、

    その子を取り巻く環境が変わるにつれて

     

     

    方法を調整していくことも必要。

     

     

     

    だけど これだけ情報が錯綜していれば、

     

     

    どの情報が信用できて

    どれがそうでないのかを

    見極めるのも難しいですねあせる

     

     

     

     

    英語教育に限らず、

    錯綜する情報の中から

    信用できるものを選ぶためには

     

     

    情報を提供している人が

     

    どんな背景を持っていて

    どんな意図で書いていて、

     

     

    何を根拠にその情報を提供しているのか、

     

     

    そしてその情報自体、

    信用できるものなのかを

     

     

    見極めるメディア・リテラシー力

    必要になってくると感じています。

     

     

     

    わたしが

    バイリンガル育児や英語教育に関する情報や

    ノウハウを書いたものを読むときに意識するのは、

     

     

    上に書いたような、

    発信者の情報だけでなく、

     

     

    そのノウハウ自体が

     

     

    丸ブルー 日本語環境で育つ子にも当てはまるやり方なのか

     

    丸ブルー 教育論や言語習得論に基づいているものか

     

    丸ブルー それとも自分の経験で断言しているだけなのか

     

    丸ブルー 極端すぎるやり方ではないか

     

     

     

    そういった点を見ます。

     

     

    仮に信用できそうなノウハウだとしても、

     

     

     

    「◯◯だけで話せるようになる」と断言している成功例が、

     

     

    英語圏での生活経験が大きく影響したからだとしたら、

     

     

    それは日本語環境で育つ子にも

    当てはまるとは限らないですよね。

     

     

    その家庭では成功したかもしれないけれど、

    広く一般的に効果があるとも言いづらい。

     

     

    それを「専門家」という立場から

    「◯◯するだけで・・・」と

    裏付けなく断言するのは不安要素が多いと感じます。

     

     

    バイリンガル育児や子育ての方針は

    その家庭によって異なるので

     

     

    取り入れる方法も様々。

     

     

    これが一番 効果的!という方法も

    もちろんないのですが、

     

     

    「◯◯するだけで」といった

    楽ちんなノウハウもない

     

     

     

     

    それだからこそ

    参考にするのなら

     

     

    なるべく信用できる情報を

    取り入れたいし、

     

     

    そういう情報がもっと増えればいいなと

    思っています。

     

     

     

     

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    だいぶ前にも書いた記事ですが、

    インスタグラムの方で

    

     

    似た内容で投稿をアップしたところ、

    思いの外、反響が大きかったので、

    再度、このテーマでまとめてみようと思います。

     

     

     

    過去の記事でも書きましたが、

    否定語は言語習得の順序でも

    早い段階で習得する言葉

     

     

    Noの多い語りかけをすれば

    子どもも同じ表現を使うようになります。

     

     

    もちろん、止むを得ず Noを使う場面もあります。

     

    でも、多くの場合は、

    Noに代わる言い方をすることができます。

     

     

    海外のサイトでも

    Noに代わる言い方を紹介したものは多いです。

     

     

    10 Ways to say "No" Without Saying No

    7 Phrases to Try Instead of Saying "No"

    Instead of Saying No Try

     

     

     

    「英語が苦手で、

     

    Noに代わる語りかけがうまくできない」

     

    というコメントもいただいたのですが、

     

     

     

    そういったときは

    英語で語りかける必要はなく

    日本語で話しかければいいと思います。

     

     

     

    あるいは、

    英語で語りかけるのなら、

     

     

     

    子どもにして欲しくないこと

    指摘するのではなく、

     

     

    子どもにして欲しいこと

    代わりにお願いするだけでもいいと思います。

     

     

    たとえば、

     

     

    丸ブルー Don't run!/ No running! → Please walk.

    丸ブルー No hitting! → Be gentle.

    丸ブルー Don't yell/ scream! → Quiet voice, please.

    丸ブルー Don't make a mess! → Let's clean up.

    丸ブルー Don't drop it. → Please pick it up.

     

     

     

    これは子ども自身の発話にも

    言えることであって、

     

     

     

    否定表現で発言するよりも、

    肯定表現、あるいは依頼文で

    表現できた方が印象はいいですよね。

     

     

     

    たとえば、食事の場面で、

    自分が嫌いな野菜が出てきたときに

    お子さんが

     

     

    "I don't like brocolli!

    Don't put it on my plate!"

     (ブロッコリー、嫌い!お皿に置かないで!)

     

    と言うのと、

     

     

    "Can I have it without brocolli?"

     (ブロッコリーなしでもいい?)

     

    あるいは その時は何も言わずに食後に

     

     

    "I'm sorry. 

    I couldn't finish it."

     (ごめんなさい。全部は食べられなかった)

     

     

    と言うのだったら、

    後者2つの方が言われて気持ちがいいですよね。

     

     

    子どもであってもこういった礼儀が

    足りていなかったら、

     

     

    その都度、代わりとなる表現を

    教えてあげるだけでも、

    本人の意識や言葉使いは

    変わってくると思っています。

     

     

    日本語での育児だと意識はしていても、

     

     

    いざ子どもが英語を話していたら

    親としては それだけで嬉しくて

     

     

    たとえ それが失礼な内容や態度であっても

    あまり悪い印象は受けないかもしれません。

     

     

     

    でもこういった言動は

    すぐに直せるものでもなく

     

     

    むしろ、

    日々のその子の態度や言動が

     

    5年後、10年後の

    その子のコミュニケーション力

    形づくっていくと考えています。

     

     

    どんなに高い英語力があっても

    相手のことを考えない発言をしたり、

     

     

    会話のキャッチボールが

    できないようであれば

    それはとても勿体無いこと。

     

     

     

    国際社会で活躍できるような英語力」

    と言ったら、とても大きな目標に

    感じられますが、

     

     

     

    まずは

    一番小さな社会である家庭から

    そういったマナーや礼儀を

    教えていく。

     

     

     

    それが将来、社会に出たときに

    役立つときが来るのではないでしょうか。

     

     

     

     


       

     

     

    このブログでも

    絵本の読み聞かせの効果について

    何度か書いていますが、

     

     

    改めて読み聞かせの効果を感じる記事を

    日経新聞で目にしたのでシェアします。

     

     

     

    低下する子供の読解力 想像力培う読み聞かせ

    (こちらのネット記事は会員限定のようなので、全文は見られません)

     

     

     

    私立進学校の国語科教諭をしている中島氏によると、

     

     

     

    最近では受験勉強の影響か、

    真の読解力が身についていない子どもが増えたとのこと。

     

     

    中島氏の言う真の読解力とは、

     

     

     

    「文章の内容理解に加え、

    状況を分析し、適切に判断する力」

     

     

     

    その鍵となるのがコミュニケーション力だと言います。

     

     

     

    絵本の読み聞かせというと、

     

     

     

    一見すると読解力や英語力とは

    直接 結びついていないように

    感じられるかもしれませんが、

     

     

     

    わたしもこの記事に書いてある通り、

     

     

     

    幼少期の読み聞かせは

    将来的な読解力想像力の成長に

    欠かせないと感じます。

     

     

     

    文字を読ませる練習を

    することよりも大切だと思っています。

     

     

     

    もちろん自分で読めるようになった子は

    自分でその力を伸ばすことができる。

     

     

     

     

    でも もしまだ自力読みの取組みが

    軌道に乗っていないという場合は、

     

     

     

    「うちの子、まだ文字に興味がない」とか

    「まだ自力読みができない」とか

    焦る必要はなく、

     

     

     

    絵本の読み聞かせをたくさんして、

    紙の本に触れる機会をたくさん作る。

     

     

     

    文字への意識が高まるまで

    そうやって土台作りに時間をかけると

    いいのかなと思います。

     

     

     

    その土台が

    将来的な「本好き」や「読書好き」に

    繋がるのだと思います。

     

     

     

    記事ではまた、

     

     

    「活字にこだわらず、

    映画や演劇、ミュージカル」も

     

     

    読み聞かせと同じように

    耳からの情報を処理する能力が育つと書いてあります。

     

     

     

    かけ流し動画も、耳からの情報(インプット)という点では同じなので、

     

     

    記事にあるような力が付くことを

    期待したいところですが、

     

     

    年齢が低い子の場合は、

    インタラクティブなインプットが伴う方

     

     

    より効果的だとは思います。

     

     

     

    また、かけ流しや動画材料を選ぶ際に

    注意したいのは、

     

     

    子どもの英語力や年齢に合っているか

    ということ。

     

     

     

    以前の記事で書いたように、

    かけ流しが効果を発揮するのは、

    かけ流しの内容が実際の体験と連動しているか、

     

     

    ある程度の英語の土台がある場合。

    (『英語のかけ流しだけで英語耳は育つ?』)

     

     

     

    土台がしっかり築かれるまでは、

    子どもの持っている語彙力と英語力と

    照らし合わせながら 

     

     

     

    かけ流しの音源や動画を選ぶ

    必要があると思います。

     

     

     

     

     

    絵本の読み聞かせにしても

    かけ流しにしても

    動画にしても

     

     

     

    英語であれば何でもいい

    というわけでではなく、

     

     

    子どもの言語レベルに合ったもの、

    子どもの興味に合ったもの、

     

     

    子どもの年齢に適したもの、

     

     

    良質な内容のもの

    (子どもに知って欲しい内容・表現か、子どもに知って欲しくない不適切な表現は含まれていないか、下品な表現はないか、年齢に合った表現か、なども選ぶ基準になります)

     

     

    そういったものを念頭に

    選ぶといいのかな と思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     関連記事花 英語のかけ流しだけで英語耳は育つ?
    花 読み聞かせはいつまで?
    花 バイリンガル育児における読み聞かせの効果①:多読
    花 バイリンガル育児における読み聞かせの効果②:ライティング力
    花 母語を育てるバイリンガル育児:絵本

     

     

    【参考文献】

    ・『日本経済新聞』2018年11月6日夕刊5面「低下する子どもの読解力 想像力培う読み聞かせ」

      (筆・中島 克治)

     

     

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