だいぶ前にも書いた記事ですが、

インスタグラムの方で



 

似た内容で投稿をアップしたところ、

思いの外、反響が大きかったので、

再度、このテーマでまとめてみようと思います。

 

 

 

過去の記事でも書きましたが、

否定語は言語習得の順序でも

早い段階で習得する言葉

 

 

Noの多い語りかけをすれば

子どもも同じ表現を使うようになります。

 

 

もちろん、止むを得ず Noを使う場面もあります。

 

でも、多くの場合は、

Noに代わる言い方をすることができます。

 

 

海外のサイトでも

Noに代わる言い方を紹介したものは多いです。

 

 

10 Ways to say "No" Without Saying No

7 Phrases to Try Instead of Saying "No"

Instead of Saying No Try

 

 

 

「英語が苦手で、

 

Noに代わる語りかけがうまくできない」

 

というコメントもいただいたのですが、

 

 

 

そういったときは

英語で語りかける必要はなく

日本語で話しかければいいと思います。

 

 

 

あるいは、

英語で語りかけるのなら、

 

 

 

子どもにして欲しくないこと

指摘するのではなく、

 

 

子どもにして欲しいこと

代わりにお願いするだけでもいいと思います。

 

 

たとえば、

 

 

丸ブルー Don't run!/ No running! → Please walk.

丸ブルー No hitting! → Be gentle.

丸ブルー Don't yell/ scream! → Quiet voice, please.

丸ブルー Don't make a mess! → Let's clean up.

丸ブルー Don't drop it. → Please pick it up.

 

 

 

これは子ども自身の発話にも

言えることであって、

 

 

 

否定表現で発言するよりも、

肯定表現、あるいは依頼文で

表現できた方が印象はいいですよね。

 

 

 

たとえば、食事の場面で、

自分が嫌いな野菜が出てきたときに

お子さんが

 

 

"I don't like brocolli!

Don't put it on my plate!"

 (ブロッコリー、嫌い!お皿に置かないで!)

 

と言うのと、

 

 

"Can I have it without brocolli?"

 (ブロッコリーなしでもいい?)

 

あるいは その時は何も言わずに食後に

 

 

"I'm sorry. 

I couldn't finish it."

 (ごめんなさい。全部は食べられなかった)

 

 

と言うのだったら、

後者2つの方が言われて気持ちがいいですよね。

 

 

子どもであってもこういった礼儀が

足りていなかったら、

 

 

その都度、代わりとなる表現を

教えてあげるだけでも、

本人の意識や言葉使いは

変わってくると思っています。

 

 

日本語での育児だと意識はしていても、

 

 

いざ子どもが英語を話していたら

親としては それだけで嬉しくて

 

 

たとえ それが失礼な内容や態度であっても

あまり悪い印象は受けないかもしれません。

 

 

 

でもこういった言動は

すぐに直せるものでもなく

 

 

むしろ、

日々のその子の態度や言動が

 

5年後、10年後の

その子のコミュニケーション力

形づくっていくと考えています。

 

 

どんなに高い英語力があっても

相手のことを考えない発言をしたり、

 

 

会話のキャッチボールが

できないようであれば

それはとても勿体無いこと。

 

 

 

国際社会で活躍できるような英語力」

と言ったら、とても大きな目標に

感じられますが、

 

 

 

まずは

一番小さな社会である家庭から

そういったマナーや礼儀を

教えていく。

 

 

 

それが将来、社会に出たときに

役立つときが来るのではないでしょうか。