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四国88カ所巡拝(2日め)

四国88カ所巡拝(1日め)

砂川奇勝

BEのぶさんが、紹介してた

砂川奇勝」に行ってきました。

在りし日の大「砂川奇勝」と、

雄大な大自然を夢想して、

不思議な世界を

彷徨ってきました。

 

こんな崖も

脳内で加工すると、

グランドキャニオンか

ラシュモア山の

雄大な景色を

髣髴とさせます。

 

今は住宅街の

中の小さな公園しか

残っていませんが、

それでも中には

奇巌がポコポコと

見受けられます。

一部残った崖を見上げて、

昔の大パノラマを

夢想したのでした。

 

 

それにしても、今日は、

メチャクチャに暑かったです。

汗が噴き出して、

熱中症になりそうでした。

すぐに車に戻って

水分補給をしました。

悲しみのブログ

読者のみなさま、

たいへんご無沙汰して

申し訳ございません。

 
この3月に
転職いたしまして、
ドタバタといたしておりました。
その件については、
またいずれ何か書きたいと
思っています。
 
そうこうするうち、
ぼくの愛読していたブログの
作者さんが、
お亡くなりになったと
身内の方から昨日
知らせをうけました。
ブログでのつながりとは言え、
けっこうリアルで有意義な交流であったと
思います。
それだけに
非常にショックで、
哀しみにひしがれております。
 
ぼくは生きています。
そして、これからも
ぼくの拙いブログを読んでくださる、
読者のみなさまと、
せいいっぱい
心の交流をしていきたいと
思っています。
 
ご存知のとおり、
たまにしか更新しませんが、
どうかこれからも
末永くお付き合いください。
 
 
 
改めまして、この場で、
故人のご冥福をお祈りしたいと思います。
合掌。
 
 
 
 

 

南無大師遍照金剛

映画「空海 美しき王妃の謎

を観てきました。

最初から期待はしていませんでしたが、

もしもお大師さまにすがる思いをお持ちなら、

観ないほうがいいですね。

 

中国語の題名が「妖猫伝」というだけに

化け猫の話です。

 

空海も

白楽天も

阿倍仲麻呂も

玄宗皇帝も

楊貴妃も

 

どうでもいいような内容です。

お大師さまが

妖術使いのように

描かれていて、

ちょっと残念な気もします。

 

もっともっと恵果和尚との

師弟愛とか、

いかに留学僧として

すぐれていたかとか、

描かれていてもよさそうにも思いましたが、

化け猫の話なんです。

 

猫好きの方にはいいんでしょうね。

ぼくは猫が許せないぐらい

犬が好きなんです。

 

ちょっとだけ、

長安の様子が、

CGで描かれていたのは

よかったんですが、

あまりに作り物っぽくも

思えました。

 

そんなわけで、

お大師さまを慕うみなさま、

急いで見に行く必要はないと思います。

猫好きのみなさま、

化け猫をお楽しみください。

 

もう一ついい点をあげれば、

空海役の染谷将太っていうのは、

ちょっとお大師さまの肖像画っぽい

味を出してましたね。

でも動作はまったく

ぼくの考える

お大師さまじゃなかったです。

 

 

いまさら日馬富士を弁護する

大相撲における
モンゴル出身力士たちのことについて
ひとつ考えておきたいことがある。

日本の文化と
モンゴルの文化の違い
と言うべきことかもしれない。

それは、

ミンガド・ボラグ著
「スーホの白い馬」の真実
風響社、2016

を読んで思ったことだ。

同書によれば、
モンゴル放牧文化では、
子どものしつけは4種類ある。


①「エデスをあげる
②「アラガン・ボーブを食わす
③「トース・グビフ
④「アラス・ホーラホ


後になるほど、きつくて痛い。

①「エデスをあげる」は
もともと僧侶が参拝者の頭を
お数珠で撫でて功徳を授けること

そこから、
大人が子どもの頭を
指で軽く弾いて、
注意することを、
エデスをあげる
というようになった。

 

 

②「アラガン・ボーブを食わす」は
もともと「手のひらのお菓子」という意味。
親が子どものお尻を
手のひらで叩くようなことを、
アラガン・ボープを食わす」という。

 



③「トース・グビフ」は
まるで北斗の拳の擬音語のようだが、
埃をはらう」という意味。
箒で子どものお尻を叩くとき、
トース・グビフ」という。
子どもが悪いことをするのは、
ワルイモノが憑依しているからであり、
それをお祓いするという意味でもある。

 

④「アラス・ホーラホ」は
粗皮を剥がす」という意味。
つまり皮を剥がすような
激痛を与えるお仕置きのこと。
もちろん実際に皮を剥がすわけではない。
モンゴル人が家畜を調教するときに、
暴れる家畜には、
ちょっと痛い目にあわせる必要があるという。
このことばが子どものしつけに転用された。

 

 

日本では上記の4つのしつけは

すべて「体罰」という名で

ひとくくりにされている。
授業中、答えが出るまで生徒を立たせておくのも、
体罰にあたるので、それは教師の違法行為だという。

 

 

これらの4つのしつけは、
悪い行いを気づかせるのが目的であり、
子どもたちもある意味、
自分たちへの「応援」とも受け止めるという。
そう子供たちが思うというのも、
フゥールヒ・アミタン」という
すべての生き物に対する
哀れみや同情という認識が、
モンゴルの自然環境や
放牧文化で根付いているからだという。
モンゴルの自然は、
われわれ人間も含めて、
すべての生き物に厳しい。
食べられる羊もかわいそうだが、
羊を襲わなければならない狼も
かわいそうな存在だという。

「厳しい自然の前では、
全ての生き物は無力な存在である。
それが、人々の
自然への敬虔な感情と
恐れの感情を生み、
自然と共生し、
自然の一部として
謙虚に慎ましく生きる
生活の智恵を生んだ」


と著者は綴る。

さて、本題の
日馬富士の事件について、
振り返ってみよう。
私たちは、あまりに日本的に、
かの事件を断罪していないだろうか。

日本は法治国家だ
日本国内で起きたことだから
相撲は日本の国技だから
というご意見もごもっともである。
ただ、それは日本の立場からだけで、
事件を理解したことであり、
上記のモンゴル文化の立場から
受け止めてみたら、
ずいぶん違ったように見えるのでは
なかろうか。

これは構造主義的相撲文化論である。

たしかに、
日馬富士はやりすぎだった。
けれど、
モンゴル文化の中で、
しかも、
常人を超えた肉体と忍耐力をもつ
相撲力士どうしで、
である。
そこに日本相撲協会のような、
上下関係を重んずる
タテ社会の力学が作用すれば、
大人が子どもをしつけるように、
人間が家畜を調教するように、
アラス・ホーラホ」が
発動されることも、
ありえるのではないだろうか。
文字通り、貴ノ岩は
皮を剥がれた」わけである。

でも、両者に、
もしも「フゥールヒ・アミタン」の
共通認識があるとすれば、
事件の問題の見え方は、
全然違うのではないだろうか。

貴乃花親方は、
モンゴル人力士どうしの、
文化的結合を、
理解していないのではないかと思う。
また、多くの日本人も同様に、
日本文化に立脚した思考でしか、
日馬富士問題を理解していないのではないか。


以上のようなことを、
深く考える契機を与えてくれた、
「スーホの白い馬」の真実
という本に感謝する。
ぜったいに面白い一冊である。
みなさんにも、
ご一読をオススメしたい。

 

 

 

 

 

あー、文字ばっかりで、
しかも長々と、
小難しいことを書いてしまって、
ぜんぜん面白くなかったですね。
読者のみなさま、
期待外れでごめんなさい。
ちょっと考えることがあったので、
思考のカケラとして、
綴ってみました。
何か面白いことを、
書くように努力しますので、
今回はお許しくださいませ。

 

五百ラカン

 

Jacques Lacan 1901-1981

 

構造主義にハマっています。すごく面白いです。

Schi Heil!

 

同僚のダニエーラちゃん

(ミラノ近郊モンツァ出身)が、

年末年始、帰省して、

北イタリア、オーストリア国境近くの、

アルプスでスキーをしてきました。

 

 

華麗にウエーデルンしてますよね。

すごく上手なので

びっくりしました。

 

彼女の実家は、

F1のイタリアグランプリで有名な

モンツァにあるのですが、

イタリアアルプスの中の

ライオーンLaionという村にも

別荘を持っているそうで、

冬の間はそこに住んで、

スキーを楽しむのだそうです。

 

その別荘のお部屋からの

眺めは次のとおりです。

 

 

 

雪がまるで

スローモーションのように

降っていますね。

 

まわりの建物は、

南ドイツ風で、

イタリアの景色とは

思えません。

 

ドイツ語で話す人も

ここらあたりには

多いそうです。

 

 

この同僚のダニエーラちゃん、

夏休みに帰省したときには

シチリアにある別の別荘で

海水浴を楽しんでいます。

海に山に、

イターリアって偉大ですね。

 

 

Om årtusinder.

 会社の先輩の佐原さん(仮名)が、日本人12人めの宇宙飛行士として、宇宙に行っているニュースを見て驚いた。
もっと驚いたことに、その次はぼくの番だと決まっているという。
 本人の知らないうちに宇宙旅行が決められているなんて、宇宙も行きやすくなったもんだ。
 ここまでくれば、学校の修学旅行なんかでも、ちょっと宇宙ステーションへ行ってきますなんていう時代なのかも知れない。
 遣唐使が命懸けで留学していたことを思えば、ずっと安全なのだから、それもアリかなと思う。

 ここまでくれば、賢明な読者の皆様は、この話がユメ落ちなのだということは、もうとっくにお気づきのことだと思う。

 しかしながら、このユメというのが、我ながら非常によくできていて、宇宙へ行くと食欲が落ちるというが、……「空気
(食う気)がないのでね」などという定番のジョークなんかも、ユメの中で思い出してたりする。

 ところで、食欲ではなくて、本当に(ユメの中での本当なのだが)宇宙へ行くには、人間の体内の水分が枯渇して危険な地帯があるという。そのことをヴァイタル・ジュース・エリアというのだが、そういう危険を先輩の佐原さんはどう乗り切ったのだろうと、ユメの中のぼくはまじめに考えている。
 そして、
「ははぁ、サハラさんだけに砂漠に強いか」
 などと一人でオチをつけていた。

 

 

以上、本当に見たユメの話でした。

北欧文化事典

祝刊行北欧文化事典

この10月25日に、

やっと刊行されました。

北欧文化事典

丸善出版

(20000円+消費税)

 

自然・神話・歴史から

政治・経済・芸術

デザインや教育

などなど、

多岐に亘って

記述されています。

事典としても

読物としても

パラパラと

楽しめる北欧専門書

になっている

と思います。

 

ぼくもこの中の、

2項目について、

わずか4ページですが、

執筆しています。

LEGOのことと、

デンマークのスポーツについてです。

 

なに分、お高い本ですので、

お買い求め下さいとは、

言えません。

 

本屋さんで手に取って

ご覧ください。

よろしければ、

お近くの図書館に、

リクエストしていただければ、

幸いです。

 

 

 

読者の皆様、

長らく、ご無沙汰して

すみませんでした。

いろいろ忙しくしております。

今年の夏は、

下顎骨骨髄炎で、

病院の口腔外科に

通い詰めでした。

現在も下唇が

痺れた状態で、

麻酔科で治療を

続けています。

読者の皆様のご健康を、

切に願っております。