「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本を教科書にして、

引き寄せの法則についてまとめてきました。

次のステップとして、

「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)

という本があるので、こちらをご紹介したいと思います。

 

エイブラハムが教える引き寄せの法則について書いた記事は、
下記になります。
 
「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著) より
 
「お金と引き寄せの法則」(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
 
 
こちらでお伝えしているのは、
宇宙法則の引き寄せの法則です。
潜在意識をどうこうする引き寄せではないです。
解釈が真逆になりますので、
潜在意識系の方は読むのをご遠慮下さい。
(ちなみにこういう風に書くのも法則が働いているからです)
 
 

転換のプロセスの活用について1(エイブラハム)

転換のプロセスの活用について2(エイブラハム)

という記事の続きです。
 
息子さんに対して何かの問題を抱えている母親への、
エイブラハム達のアドバイスをご紹介しました。
 
「相手の問題や不満の共鳴板になってやっても、
少しも相手を助けることにはならない。
息子さんの人生がもっとよくなるという
イメージを抱いているほうが、
ずっと息子さんの助けになります。
息子さんのもっといい人生という場に
いておあげなさい。
そして、その明るくて前向きな気分の場に
息子さんを呼んであげるのです」

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
何かの問題を子どもたちが抱えている時に、
一緒になって悩んでしまったら、
子どもたちの”問題や不満の共鳴板”になってしまいますよね。
”少しも相手を助けることにはならない”とあります。
 
あなたはつらい状況にある
相手の苦痛を感じているのではなく、
自分自身の思考が引き寄せた
自分の苦痛を感じているのだ、
とわたしたちは強調したい。

そこに気づけば
状況をコントロールする力が大きくなるし、
真に自由になれる。

思考は自分でコントロールできるから
感じ方も自分でコントロールできるとわかれば、
あなたは自由に生きて楽しむことができるが、
自分の感じ方は他人の行動や状況に
左右されると信じていたら
─そして他人の行動や状況をコントロールすることは
できないとわかっていたら─
自由だとは感じない。

実はそれが、あなたが言う「苦痛」なのだ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
とある様に、
自分自身の苦痛を、
相手を鏡にして感じているのであって、
相手の苦痛を実際に感じることは出来ません。
ここには自他の境界線があります。
 
私たちは同じ創造主の分霊だけれども、
別々の人間ですよね。
鏡、投影ということをしっかり理解しましょう。
 
明るくていい気分になりたいと意識し、
自分の感情を大切にすれば、
明るくていい気分になることがたくさん見つかるし、
さらに明るくていい気分になれる。

そうなれば明るくていい気分の人にも
嫌な気分の人にも接することができる。

明るくていい気分になりたいという心構えでいると、
相手との交流に向けて
事前に調子を整えておけるし、
相手がどんな状況にあっても、
楽にポジティブな面に焦点を定めることができる。

だが、自分の波動を整えておかず、
明るくて気分のいい考えと波動を
維持しようと意識していなければ、
相手の状況に吞み込まれて
簡単に嫌な気分になってしまうだろう。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
自分の波動を整えておいて、
明るくて気分のいい考えと波動を
維持しようと意識していれば、
相手がどんな状況にあっても、
楽にポジティブな面に焦点を定めることができるし、
相手の状況に呑み込まれることはない、
ということでした。

 

ここは解釈を間違えやすくて、

明るくポジティブな状態になろうとすることを、

批判する人がいたり、

冷たい人だと怒ったりする人がいます。

 
ジェリーは言った。

「困っている人たちに関心を向けなければ、
わたしは明るくていい気分でいられるでしょう。
でも、その人たちを助けて
明るくていい気分にしてあげることはできませんよね。
言い換えれば、わたしは問題を解決せず、
ただ避けただけでしょう」

わたしたちは答えた。

問題に焦点を定めなければ、
あなたは明るくていい気分でいられるが、
その人たちはやっぱり問題を抱えたまま。

確かにその通りだ。
初めのうちは。

だが、あなたがその人たちの
問題に焦点を定めれば、
あなたは嫌な気分になるし、
その人たちも─問題は相変わらずなのだから─
嫌な気分のままだ。

あなたがその人たちの問題に
焦点を定め続けていると、
そのうちにあなたにも問題が起こるだろう。

だが、あなたが問題に焦点を定めず、
解決策やポジティブな結果を
想像するようにしたら、
あなたは明るくていい気分になる。

そのとき、あなたの影響でその人たちも
もっとポジティブな考え方をして
いい結果になる可能性が出てくる。

簡単に言えばこういうことだ。
     
「自分がネガティブな気分でいるとき、
ほかの人の役に立つことはできない
(解決策を提示することはできない)。
なぜなら、ネガティブな気分なのは、
あなたが望むことではなく
望むことが欠けているという面に
焦点を定めていることを意味するから」

だから、誰かがつらい体験をして
強烈にネガティブな空気をまとったまま
あなたの前に現れたら、
そしてあなたが既に意図的に
波動を整えて明るくいい気分でいるのでなかったら、
あるいはその人のネガティブな波動に巻き込まれたら、
あなたも苦痛の連鎖の一つになって
その不快感を誰かに伝え、
その人もまた誰かに、
というようにつながっていくだろう。

しかし、毎晩眠りに就くとき、
「これから眠っている間は
すべての引き寄せが停止する。
だから明日は新しい始まりだし、
明日は明るくていい気分になるために
自分が見たいと思うことを探そう。
明るくていい気分でいることこそ、
いちばん大切なのだ!」
と自分に言い聞かせ、
意図的に波動を整えておけば、
朝目覚めたときには
前日のネガティブな気分は消えて、
さわやかな一日を始められる。
そうなれば苦痛を抱えた人が近づいても、
あなたはその人の苦痛に巻き込まれたりしないし、
逆に幸福のいい例を示すことができる。

あなたが感じていることが
あなたから発散するのだから。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
”あなたも苦痛の連鎖の一つになって
その不快感を誰かに伝え、
その人もまた誰かに、
というようにつながっていくだろう。”
という説明がありますが、
サラとソロモンでは苦しみの鎖という表現で、
説明されています。
 

人々はいい人間でいたいと望むからこそ、

何が良いことなのかを決めるために、周りを見渡して、

他の人々の生き方観察しているんだ。

 

自分たちの周囲の状況を眺めて、

その状況の中に良いことだと思えることと、

悪いことだと思えることの両方を見ている。

 

「それが悪いことなの?

それのどこが悪いのか、わたしにはわからない」

 

僕が気がついたことはね、

人がいろいろな状況を眺めている時、

それが良い状況でも悪い状況でも、

ほとんどの人は自分がどう感じているかについて

意識していないということなんだ。

 

そしてそれが、

ほとんどの人にとって問題を起こすことになるんだ。

 

自分が見ていることが

自分をどのような気持ちにさせているかを

意識している代わりに、

いい人間になりたいという気持ちから、

人々はいつも悪いことを探し出しては、

それを遠ざけようとばかりしているのさ。

 

それがどうして問題かっていうとね、

人々が「悪いこと」だと思っているものを

遠ざけようとしている間中ずっと、

その人たちは《苦しみの鎖》に

つながってしまっているからなんだ。

 

人々は、自分が

どんなふうに感じているのかを意識していることよりも、

いろいろな状況を観察したり

分析したり比較したりすることの方に

ずっと関心があるんだ。

 

そして、たいていの場合、

その状況が彼らを《苦しみの鎖》の中に

引きずり込んでしまうんだ。

 

「サラとソロモン」(エスター&ジェリー・ヒックス著)より

 

”「悪いこと」だと思っているものを

遠ざけようとしている”

という状態は、望まないことに思考を向けていますよね。

悪いことは、欲しくないものだから、

ノーノーあっちへ行って!いらない!とやっています。

そうすると宇宙にはノーは伝わらないから、

引き寄せられるという仕組みでした。

 

楽しい事があれば、
もう一方に必ず楽しくないことがある。

望むことという宇宙のどんな粒子にも、
「望むことが欠けている」という面があるからだ。

望まない面を押しのけようとして
そちらに焦点を定めていると、
望まない面がますます引き寄せられてくる。

なぜなら、望むものでも
望まないものでも、
関心を向けたものが引き寄せられてくるのだから。

あなたがたが住む宇宙は、
「加えること」を基本に成り立っている。

言い換えれば、
この「加えることがベースの」宇宙には
「排除」はない。

何か望ましいものを見て「イエス」と言えば、
それは「そう、これはわたしが望むものだ、
どうか寄ってきてほしい」と言うのと同じだ。

そして何かの望まないものを見て「ノー」と言っても、
それは「わたしが望まないものよ!寄って来なさい」
と言うのと同じなのだ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より

 

悪いことを探し出すこととか、

いろいろな状況を観察したり

分析したり比較したりすることは、

関心を向けた状態で、
法則によって、引き寄せられてくることになります。

 

自分が見ていることが

自分をどのような気持ちにさせているかを

意識するというのは、

外側に注意を向けるのではなくて、
それを見ている自分の感情に注意を向けましょう、
ということですよね。
 
あなたが苦痛を感じるのは、
あなたが見ている人が
苦痛を感じているからではない。

その人たちのなかで苦痛を感じさせる側面を
見ることをあなたが選んだからだ。

「お金と引き寄せの法則」
(エスター・ヒックス+ジェリー・ヒックス著)より
 
とありましたが、
望まないものへ思考を向けているから、
いい気分ではないんだなと、
自覚すれば、転換することが出来ます。
相手の苦痛に寄り添ってあげないなんて、
なんて冷たいの!と怒る人もいますけれども、
自分の現実は自分で創っているというのも、
法則ですよね。
 
エイブラハム 実際、人の場合はそれぞれが
自分で引き寄せた体験をするのを見ているしかない。

あなたが人に代わって考えたり
波動を起こしたりすることはできないからだ。

したがって、
人に代わって何かを引き寄せることもできない。

真に「許容し可能にする」とは、
人が何をしようと、
自分自身はバランスをとって自分の喜びを
感じていることだ。

あなたがバランスのとれた状態で、
自分自身の「内なる存在」とつながり、
宇宙の素晴らしい生命の源と調和し、
そのうえで他人に関心を定めれば、
その人たちのためにもなる。

その人たちの関心の対象となるあなたが
心地よければ、
それだけあなたの前向きな影響力は大きくなる。

人がそれぞれ望む(あるいは望まない)
生き方をすることを
「許容」できるようになれば、
人が何をしていてもそれで自分が
ネガティブな感情になることはない、
とわかるだろう。

あなたが「許容し可能にする者」になったら、
すべての人の体験を眺めて喜びを感じるだろう。

あなたの質問に答えて三つの「法則」のうちの
重要なことを説明しているうちに、
話が一巡したようだ。

「引き寄せの法則」はあなたの思考の
波動に応じて働く。

意図的に心地よい思考を選ぶことで、
あなたは「内なる存在」、
真のあなたという存在につながることができる。

あなたが真の自分とつながっていれば、
あなたが関心を向ける人たちは
誰でもその恩恵を受ける。

そしてもちろんあなたは喜びを感じる!

やがて、あなたは自分の感情に敏感になり、
思考を意図的に方向づけることに習熟して、
いつも前向きの引き寄せが働く状態になるだろう。

そのときに初めて、
あなたは人がそれぞれ選んだ体験を
創造するのを安らかに見られるようになる。

自分は望まないことに影響されないこと、
すべては自分の思考を通じて
招き寄せていることを理解したとき、
あなたは(どんなに近しい人であっても)
他人の生き方に二度と脅かされなくなる。

他人の生き方が
あなたの体験に入り込むことはないのだから。

「引き寄せの法則」(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著)より

 

上記を本当に理解するのは、
時間がかかるかもしれませんが、
自分の感情が、外側で起こっていることに対して、
影響を与えたり、見え方を左右する、
ということを自覚して、
自分の思考や感情をコントロールする、
ということを実践していく中で、
段々身に付けていくと、
他者との境界線が引ける様になると思います。
 
”思考は自分でコントロールできるから
感じ方も自分でコントロールできるとわかれば、
あなたは自由に生きて楽しむことができるが、
自分の感じ方は他人の行動や状況に
左右されると信じていたら
─そして他人の行動や状況をコントロールすることは
できないとわかっていたら─
自由だとは感じない。”
とありましたが、
真の自立というのは、
他者に巻き込まれることなく、
自分で自分をコントロールして、
コントロール出来ない他者のことを、
尊重出来るようになる状態で、
許容し可能にするという風に、
エイブラハム達は表現していますよね。
 
試行錯誤を繰り返すと思いますが、
共依存関係から脱して、
他者へ投影している状態、鏡に気付いて、
自分自身を取り戻していきましょう。
それが自分だけでなく他の人たちの、
幸せや自立にも繋がります。