朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -95ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

梅田蔦屋書店の書店員、三砂さんの読者エッセイです。

1テーマ30冊程度、「新しい働き方を探す旅」のような、人生に欠くことができない7つのテーマを取り上げています。

彼の本棚の中からいままで読んできた本の関係性を大切にして紹介をしています。

 

うまくいかなかったとき、失敗した時、目の前が暗くなったときなど、この避難所に助けられることがままあります。

4P

ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学列伝』には、「教養は、順境にあっては飾りであり、逆境にあっては避難所である」という古代ギリシアの哲学者アリストテレスの言葉がかきとめられています。

 

本との出会いは人との出会いと同じです。

千年前の作者やそれを読んだ人の思いに触れることができます。

生まれ育った環境や年齢、立場も関わりなく、それに向き合い、感じ、考えたことに、本を通して出会うことができます。

時を超えて先人の叡智に触れる機会を持てるのがとっても嬉しいのです。

3P

本屋の中を歩くと、そっと手をさしのべるように、目の前を明るく照らしてくれる本と出会うことができました。ページを開くと、想像を絶する困難や不幸を乗り越えて、誰も歩いたことのない道を、一歩、また一歩歩いていく著者とともにその風景を眺めることができました。

世界を変えることができなくても、自分自身の言葉で、自分自身の人生を生きられたら、世界が違って見えるのだと、私は読書に教えてもらいました。

 

楽しくてページが止まらない本に出会う機会は、一年のうちでもそんなに多くはありません。

読書の醍醐味を知ったなら、途中でやめることができません。

読書好きなみなさんと同じ想いのままに。

6P 

(源氏物語など)千年前から読みたい本を読む喜びは変わっていません。菅原孝標女の言葉を追いかけていると、本は何かのために読むのではなく、楽しくて楽しくて、ページをめくるのがとまらなくなるから読むのだと、読書の出発点に何度でも立ち返ることができます。何より素晴らしいのは、菅原孝標女が読むのをとめられなくなったその本(源氏物語)が、今も本屋の店頭や図書館で、気軽に手に取れることです。しかも、日本だけでなく、世界中で。

 

 <目次>

まえがき なぜ人生には本が必要なのか

第1章 本への扉 人生を変える本との出会い

第2章 生きづらさへの処方箋 眠れない夜に読む本

第3章 新しい働き方を探す旅

第4章 「お金」から見た世界

第5章 「おいしい」は味なのか 現代の食卓と料理の起源

第6章 幸福の青い鳥 瞑想と脳と自然

第7章 本から死を考える 死の想像力

あとがき 本との出会いは人との出会い

BOOK LIST

 

1982年、兵庫県生まれ。大学卒業後、株式会社工作社などを経てカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社入社。梅田蔦屋書店の立ち上げから参加。これまでの主な仕事に同書店での選書企画「読書の学校」やNHK文化センター京都教室の読書講座「人生に効く!極上のブックガイド」などがある。「WEB本がすき。」(光文社)などで読書エッセイを連載。本と人をつなぐ「読書室」主宰。

人生100年時代と言われています。

嬉々としてできるだけ健康で長く生きていきたいものです。

そのためには、体のことを気遣うほかには、毎日の生活のために必要なお金の問題があります。

稼いだお金の一部を投資に回すなど長期的に育てていくことです。

つみたてNISA、一般NISA(新NISA)、ジュニアNISAについて、制度の基本から活用まで、制度改正を踏まえ資産運用の諸々の疑問を解決し将来の資産形成を考えていくための本です。

分かりやすい解説がありQ&A形式で回答が読めるように構成されています。

 

198P WPPの考え方

どの時点で何をどのように受け取るかを自分が主体的に選択する考え

W work lomger 長く働く

P private pensions 企業年金などの私的年金

P public pensinons 公的年金

働いて収入を得たり、退職金や企業年金、自分で準備したお金(NISAなど)を活用したりする。

 

このとおり!

208P

お金は幸せに暮らすための手段です。

私たち生活者のお金を社会にまわし、会社と社会の持続的な発展を支え、それが自分たちに返ってくる。資産形成ができて、豊かで充実した人生につながる-そんな流れが少しずつ広がっていってほしいと思います。

 

 <目次>

はじめに 3つのNISAはどう変わるのか

第1部 3つのNISA制度のキホンと改正点(つみたてNISAはどう変わるか、一般NISAから新NISAへ、ジュニアNISAはどうなる?どうする?)

第2部 Q&Aでわかる!キホン、活用、出口(制度編 3つのNISA キホンを知る、活用編 3つのNISAをどう使う?、出口編 期限が来たらどうするか)

おわりに 時間と空間を広げる

 

LIFE MAP合同会社代表。ファイナンシャル・ジャーナリスト。出版社や新聞社勤務などを経て独立。2000年にFP資格を取得。取材執筆活動を行うほか、投資信託やiDeCo(個人型確定拠出年金)、マネープランセミナーの講師などを務める。「一億人の投信大賞」選定メンバー、「コツコツ投資家がコツコツ集まる夕べ(東京)」幹事などを務め、資産形成・投資のすそ野を広げる活動に取り組んでいる。2016年7月~金融庁金融審議会「市場ワーキング・グループ」委員。

 

【No1043】こんなときどうする?どうなる?Q&A3つのNISA徹底活用術 つみたてNISA|一般NISA|ジュニアNISA 竹川美奈子 日経BP日本経済新聞出版本部(2021/08)

最近の日本人は怒りやすくなってきていると思う。

電車の中で声を荒らげる人、危険なあおり運転する人、ネットで誹謗中傷を書き込む人、周囲に当たり散らす人等々。

SNS上で炎上していたある発言を切り取ってたくさんの人で非難し続けているのを見てそう思っていた。

21P 弱者が強者に対して憤り、怨恨、憎悪、非難の感情を持つルサンチマンに囚われて悪習に蝕まれる。

特定の誰かを叩いたとしても、翌日にはもう忘れ次の新たな生贄を探している。

怒りで消費している人は、より無駄に必要以上に怒りやすくなる。

次から次へと怒る対象を見つけては、怒り続けることができる。

 

有名人の不倫で怒る人や自粛警察などから、怒りは娯楽らしいと思った。

25P 怒りは安近短なエンターテインメント

多くの人が怒りたがっている。怒りたい人は日本中にいて、怒りたい人にとっての燃料になる材料もネット上には数多く存在し、まさに需要と供給が見事にマッチングしている。

 

多様性のある社会でありみんな違っていて当然だ。

同調圧力に屈して生きにくさ、生きづらさを感じている人が増えているという。

怒るわけを知ることで生きやすさの一助となる。

怒りについてまじめに考えて、怒らないようにするためにどうしたらよいのか真剣に検討していた。

 

アンガーマネジメントの第一人者がなぜ日本人が怒りやすくなっているのかを解説していて、周囲からどのようにして自分は身を守ればよいのか、自分はどうすれば怒りに振り回されずにすむのかを読み解いていた。

3P

アンガーマネジメントができるようになると、自分と違うものが受け入れられて、自分が本当に力を使いたいことだけに集中できるようになります。

 

30P 逃げるは恥でもなく役に立つ

アンガーマネジメントの基本は逃げろ!だ。

その場にいて何かトラブルになりそうなら、一目散にその場から立ち去りなさい。それが怒りでのトラブルを避けるのに最善だから。

 

41P 怒りが生まれるメカニズム、「火花」と「ガス」

火花が散るときは、着火スイッチの「~べき」が裏切られた時。

引火するガスは、マイナスな感情や状態。

「~べき」が裏切られる回数と減らすこと、マイナス感情・状態を減らすことが怒りの炎を燃え上がらせない秘訣

 

50P 自己肯定感が低いと攻撃的になる

自己肯定感が低い人の特徴

1 承認欲求が強い

2 依存心が強い

3 ネガティブ思考

4 劣等感が強い

5 渇望感が強い

 

118P コアビリーフが裏切られると怒りに繋がる

コアビリーフは、「~べき」「~はず」「普通」「常識」「当たり前」といった言葉に象徴される自分の価値観のことだ。

 

200P 無駄に怒らないための6つのヒント

1 6秒待つ。冷静になるためのルールを守る、

2 共感疲れしない。自分と相手の間に線を引く

3 白黒で考えない。グレーの存在に寛容になる

4 正義感はほどほどにする。独善的な正義感は怒りを増幅させてしまう

5 プライド・自尊心のために闘わない。

6 考えや行動に制限がなく、伸び伸びと自由にする融通無碍を意識する。人から薦められるものを抵抗せずに受け入れてみる

 

 <目次>

はじめに 

第1章 なぜ日本人は怒りやすくなったのか?

第2章 要注意!自己肯定感が低いと怒りやすくなる

第3章 自己肯定感が低くなった原因と今後の解決法

第4章 自己肯定感を左右するコアビリーフと向き合う

第5章 同調圧力から生じる怒りをどう回避するか

第6章 これからの時代をムダに怒らない6つのヒント

 

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。アンガーマネジメントコンサルタント。1971年、群馬県生まれ。2003年に渡米してアンガーマネジメントを学び、日本に導入し第一人者となる。アメリカに本部を置くナショナルアンガーマネジメント協会では15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルに、アジア人ではただ一人選ばれている。企業、教育委員会、医療機関などで数多くの講演、研修などをおこなっている。

 

【No1042】なぜ日本人は怒りやすくなったのか? アンガーマネジメントで読み解く 安藤俊介 秀和システム(2022/01)

手術支援ロボット「ミカエル」。

ミカエルは、神なのか悪魔なのか。

これを使うメリットは、患者の負担を最小限に抑えられることだ。

従来からの開胸術ではなく内視鏡で行うことで繊細な作業も可能になる。

複数人の患者に執刀医一人が、手術室に入らずともガラス張りの操作台の前の椅子に座ったままで遠隔操作が可能となる。

操作室を独立させることによって、手術着の着替えや消毒等が不要となりスタンバイしている別のスタッフと患者にそのまま執刀医が移動できることがあった。

このロボットの名の下で、医療過誤や医師の矜持問題というテーマが流れていた。

また北海道中央大学病院の倫理や医師らのそれぞれの信念を問うような人間ドラマだった。

 

手術支援ロボット「ミカエル」を推進する心臓外科医の西條泰己、

ドイツミュンヘンから病院に呼び寄せられた天才心臓外科医の真木一義、

白石航は、十二歳で先天性心疾患の難病患者だった。

両医師の少年を助けたいという気持ちは変わりない。

ロボットなのか人の手になるのか。

それぞれの立場で考えた救えるための方法が違っていた。

二人の心臓外科医は、この少年の治療法で意見が食い違っていたのだった。

230-231P

西條の𠮟責に、真木は動じない。念を押すように、きっぱりと言い返す。

「白石航は、必ず治す」

西條は、真木を突き飛ばした。

「お前は自分が神のつもりか、思い上がるのもいい加減にしろ」

真木は、よじれた白衣の胸元を整えながらつぶやいた。

「あんたこそ、患者の何を見ているんだ」

「なに?」

真木は、西條を斜に見た。

「白石航は生きていない。気持ちが死んでいる」

西條の脳裏に、航の目が蘇った。暗く、正気のない、洞のようだった。

真木は言葉を続ける。

「壊れた心臓は、手術で修復できる。だが、心が死んだままでは、本当の意味で救ったことにはならない。いま、白石航に必要なのは、生きる意志だ。本人が生きたいと思わない限り、手術が成功しても彼は治らない。だから、あえて断定した。彼に生きたいと思わせるために、必ず治すと言った」

 

445P 真木医師の口癖「先のことはそのときに考えればいい、いまは目の前にあることをするだけだ、です」

目の前にいる患者さんを治すことのみに専念する。

他の事例にも応用できるようなまったく鋭い真理だと思った。

 

 <目次>

プロローグ

第一章から第九章

エピローグ

 

1968年、岩手県生まれ。2008年「臨床真理」で第七回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞し、デビュー。13年『検事の本懐』で第一五回大藪春彦賞、16年『孤狼の血』で第六九回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。同年『慈雨』で“本の雑誌が選ぶ二〇一六年度ベスト一〇”第一位、18年『盤上の向日葵』で“2018年本屋大賞”二位となる。

今が一番若いのは間違いありません。

何歳からでもこれからやりはじめることに早すぎることもないし遅すぎることもありません。

60代、70代、80代、90代など年代間での学び方が違います。

加齢に伴って、手指の筋力、視覚、聴覚、敏捷性、知的能力、学習能力、記憶力などの低下は否めません。

心と体がついていかれないような状態です。

しかしピアノを弾く音には、人生の深みだとかその人の色が滲む味というようなものが出てくるような気がしています。

 

「継続」が大事だ。

たとえピアノでなくても、読書会に参加することやヨガをすることなど、自分がやりたい、その人が気に入っていることをし続けていければそれはそれでよいのではないかと。

楽しみながらマイペースで毎日コツコツとやっていくことで、一生続けられるかけがえのない趣味に、大きな感動と喜びが得られる行為となるものと思います。

 

10P リタイア後の膨大な時間を活用する

人生100年の時代

60歳からの定年後の自由時間と、20歳に就職してから働いた40年間の勤労時間は、おなじ8万時間だという。

10本の指を全て使うピアノを弾くと、脳が活性化する。

 

20P ピアノは、健康に良い。脳だけでなく、体と心の健康に良い効果がある

指の筋力維持がはかれる、歌や曲によって人生を振り返れる、ドーパミンなどの健康に良いホルモンを分泌する、生きがいを発見できる、仲間を作ることができるなど。

ピアノを弾いて指を動かし、脳も元気、体も健康で仲間と楽しく学んで心も豊かで充実している。脳・体・心の全てが健康な人生をピアノで手に入れることができる。

 

 <目次>

はじめに

第1章 ピアノを楽しむシニア、急増中!

第2章 データで見る:練習時間の真実

第3章 データで見る:「辞めたい」が頭をよぎるとき

第4章 データで見る:自宅練習の真実

第5章 データで見る:こんな風に教えてほしい!

第6章 データで見る:シニアピアノの魅力

第7章 4つの練習タイプ―弱みと強み

第8章 4つの学習年代

第9章 60歳からの生き方が変わる正しいピアノの習い方

コラム ある日のレッスン風景

あとがき

 

ヤマハ音楽教室システム講師を経て、自宅教室で子どもを対象に指導。ニューヨーク・コロンビア大学にてロバート・ペース教授の「グループ・ピアノ指導法」を学ぶ。その後60歳からのグループレッスンを開始。実践と同時に、音楽教育学、生涯学習論・健康科学など様々な観点からシニア世代のピアノ教育に関する研究を続ける。学習院大学卒業。修士(聖徳大学大学院、お茶の水女子大学大学院)、博士(筑波大学大学院)修了。各地での指導法講座のほか、シニアピアノ講師養成セミナーを開講。受講後の研鑽の場として研究会を開催。

 

【No1040】60歳からピアノをはじめなさい データでわかる脳を活性化するピアノレッスン 元吉ひろみ ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス(2021/11)

初任給は50万円。成長著しいIT企業、株式会社スピラリンクスの最終選考。

慶應の久賀蒼汰、明治の袴田亮、お茶の水の矢代つばさ、早稲田の嶌衣織、立教の波多野祥吾、一橋の森久保公彦の六人。

応募総数5千人以上の中で最終に残ったこの六人が内定に相応しい者をと議論する中で六通の封筒が発見される。そこには六人それぞれの罪が告発されていた。

 

参加者の罪を暴いたのはこの中で誰なのか。

どうしてみんなの罪を暴かなければいけなかったのか。

最終面接で一人だけ合格したのは誰なのか。

六人ぞれぞれの目線や発言をもとにして物語が動いていく。

真実を知りたいから一気読みを避けることができず仕方がなかった。

 

165-166P

月は地球に対して常に表側だけを見せているそうで、裏側を地球から見ることは叶わないらしい、果たして月の裏側がどんな様子なのだろう。

実際に調査された結果によると、月の裏側は表側に比べて起伏が大きく、クレーターの多さが目立つらしい。言ってしまえば、ちょっと不細工なんだそうだ。ある意味でそれはあの封筒の中身にも似ているなと、そんなことを考えた。

(中略)

僕らは封筒の中に隠されていた一部分を見て、勝手に失望して、あろうことか当人全体のイメージを書き換えてしまった。月の裏側に大きなクレーターがあることを知った途端に、まったく関係のなかったはずの表側に対する印象も書き換えてしまったのだ。

当たり前だが、彼らは全員、完全な善人ではなかったかもしれない。でも完全な悪人であるはずがなかったのだ。

おそらく完全にいい人も、完全に悪い人もこの世にはいない。

 

自殺させた、キャバ嬢として働いていた、堕胎させた、未成年で飲酒した、詐欺商法に荷担した。兄が麻薬を打っていた。

それぞれに、なぜ?という真実があった。理由や言い訳があった。

 

人には、善悪、色々な顔を持っているのは事実だ。

同じ出来事があっても見る角度によっては違うという意味もある。

僕と別から見た印象が微妙に違うことがよくあること。

他人から聞いた印象を踏まえ、自分が見たものと重ね合わせて判断していきたいものだ。

たまたま見たわずかな裏の姿で、すべての表だった側の印象を書き換えてはいけない。

その姿になるためには、なにかしらの理由があるのだから。

できるならばそれを知ったうえで、自分の頭で考えて総合的に見て判断する姿勢を持ちたい。

理由がわからないところで判断するのは早計ではなかろうかと思った。

「おそらく完全にいい人も、完全に悪い人もこの世にはいない。」

この物語のように、将来の悲劇が生じないためにも必要であった。

 

 <目次>

就職試験

それから

 

1989年生まれ。2012年に『ノワール・レヴナント』で第13回講談社BOX新人賞Powersを受賞し、デビュー

人生100年時代と言われているのは、男女の平均寿命の推移を見ているとその通りになるのではないかと感じています。

 

老後2000万円問題について。

労使折半で給料から天引きされて国に預けていた年金があります。

65歳以降にもらえれば、あまり贅沢はできないけれども老年期は安らかに過ごせるという思いがありました。

しかし、実際に年金だけでは毎月の生活費が足りないので、現役時代から老年期までに、別にある程度の蓄えがないと貯金を枯渇してしまうという現実、路頭に迷う事態に陥るかもしれない!?という暗い現実が少しずつ見えてきました。

 

終身現役として世の中と繋がり仕事などを通じて社会に貢献していきたい。

個人的に第二の人生のために今からできることがあれば準備していきたいと考えています。

 

投資の初心者向けに基本的な投資信託のことを知りわかり自分自身で資産運用を考えるための本でした。

投資信託のほかつみたてNISAやiDeCoについても優しく図解して説明がありました。

 

この本を読み解くためのキーワードになる言葉を

取りあげて、資産運用などについて考えていきたい。

 

人生100年時代、老後2000万円問題

 

資産寿命-老後の生活を営むにあたって、それまでの形成した資産が尽きるまでの期間を表す言葉。

 

資産寿命を延ばすための最善策は、「現役時代

に収入を増やす」「できるだけ長く働く」のが有効。

もう一つの策として、投資を始めて「資産を運用する」方法を加えるのが賢明。

 

ポートフォリオとは、金融用語としては、現金・預金・株式・債権・不動産など、投資家が保有している金融商品やその組み合わせの具体的な内容を指す。

 

国内外、株式、債券、先進国、新興国、金、リートなどのリスク分散

 

「卵は一つの籠に盛るな」

 

分散、積み立て、長期。

 

資産配分・アセットアロケーションー投資家のリスク許容度、目標、時間軸に応じて、ポートフォリオ内の各資産の割合を調整することにより、リスクとリターンのバランスを取ろうとする投資戦略。

 

投資信託を始める際の5つの必要なもの。

口座、お金、マイナンバーカードと本人確認書類(免許証など)、情報端末(PC,タブレット、スマホなど)、インターネット。

 

モーニングスターとは、モーニングスター株式会社がインターネット上で公開しているウェブサイト。投資信託の格付け評価を見ることができる。

東京都港区に本社を置き、投資信託の格付け評価を中心として、アナリスト等による世界規模の金融・経済情報の提供を機関投資家及びセミプロな個人投資家向けに手がける企業。

 

証券会社で選ぶのと第三者機関(モーニングスターなど)のウェブサイトで選ぶのはどちらがよいのか?

洋服を買うときを思い浮かべると、証券会社で購入するイメージとして、まずお店に行きそこの商品棚を見て欲しいものを探すのに似ている。

その一方、欲しい洋服を雑誌などで思い描いてからお店でそれに似た洋服を選ぶという方法になる。どちらの方法が自分に合っているかになる。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 投資信託って何だろう

第2章 投資信託の基本のキ

第3章 投資信託を始めるために

第4章 バランス型ファンドのススメ

第5章 モーニングスターサイト活用術

第6章 そもそも「バランス型ファンド」ってなに?そのメリット・デメリットとは?

第7章 つみたてNISAとiDeCo

おわりに 

 

独立系FP/財務アドバイザー。都市銀行退職後、渡米し、University of Tenneessee at Martin経営学部修士修了(MBA)。財務・会計コンサル会社勤務。一般社団法人ウーマンライフパートナー理事。資産運用の大切さ・投資信託の魅力などのセミナー講師・執筆も行う。

 

【No1038】ていねい図解!初心者のための投資信託教本 少額でも価値ある資産運用を 福田由美 日本橋出版(2021/11)

小説家で僧侶の瀬戸内寂聴さんと彼女の秘書である瀬尾まなほさんとの貴重な対話集です。

法話のような、説教のような話をしっかりとがっちりとまとめた本となっています。

 

まなほさんが寂聴さんに対して「考えるよりもまず体が動いている。深く考えずに行動している」などと、失礼なことをわりとズバズバ平気で語っています。

 

師匠と弟子のような立場に見えるお二人なのですが、心を通わせほぼ対等の立ち位置で主張しあいリスペクトしあい、互いに意見を戦わせているのをぼくは微笑ましく思いました。

 

このなかには、いくつもの金言がありました。

今世99年間生きてきた寂聴さんの優しくて愛溢れる思想が詰まっています。

日本人として生まれてきてよかったと。

多くの人が力漲る寂聴さんの言葉に触れて、各自でその意味を腹から感じ取れればよいかなと思います。

 

・見返りを求めないのが本当の愛情です。渇愛ではなく、慈悲の心で。

・他人の思いやることの大切さを説いた忘己利他。

・他人の幸せを喜べない人がいます。嫉妬は人間として醜い感情です。

・うまくいかないことを誰かのせいにするよりも。自分のことは自分で決めて責任を持ちなさい。

・他人と比べたり、過去を悔いたりしても、人は幸福にはなれません。

・当たり前のことなど、この世に一つもない。すべては有難いことばかり。

・小さなことで満足できる人は幸せです。本当に好きなことであれば、長く続けられえます

・好きなことがその人の才能です。何歳になろうが好きなことは見つかります。

・やらないで後悔するより、やって後悔する方がいい。

・人は出会うべくして人に出会うものです。無理に出会いを求める必要はありません。

・いいことも永遠に続きません。さっさと環境を変えればいいのです。

・自殺は自分で自分を殺すこと。いただいた命を勝手に殺してはいけません。

・直感とやってきたことを信じて、自分が好きなことを貫き通す。

・「私なんか」と自分を否定せずに、「私こそは」と思って生きなさい。

 

2021年11月9日瀬戸内寂聴さんは別世界に旅立たれました。享年99。

亡くなる三カ月前、京都の寂庵で取材した内容を基にして著された本です。

作家 瀬戸内寂聴さんのご冥福を心からお祈りいたします。

 

 <目次>

親愛なる先生へ

第1章 愛は見返りを求めません

第2章 周りの人の幸せを考えなさい

第3章 思うがままに生きなさい

第4章 この世は有り難いことばかり

第5章 ものごとは必ず変わります

第6章 やりたいことを貫きなさい

まなほのこと 瀬戸内寂聴 

何も知らなかったまなほの成長を見ながら

寂聴先生のこと 瀬尾まなほ

私に勇気を与えてくれる心強い先生へ

 

瀬戸内寂聴

小説家、僧侶(天台宗大僧正)。1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。21歳で結婚し、一女をもうける。京都の出版社勤務を経て、少女小説などを執筆。57年に「女子大生・曲愛玲」で新潮同人雑誌賞を受賞、本格的に作家生活に入る。73年に得度し「晴美」から「寂聴」に改名、京都・嵯峨野に「曼陀羅山 寂庵」を開く。女流文学賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞、泉鏡花文学賞など受賞多数。2006年、文化勲章受章。2021年11月9日に逝去、享年99

 

瀬尾まなほ

瀬戸内寂聴秘書。1988年、兵庫県生まれ。京都外国語大学英米語学科卒業。卒業と同時に寂庵に就職。3年目の2013年3月、長年勤めていたスタッフたちが退職し、66歳年の離れた瀬戸内寂聴の秘書になる。困難を抱えた若い女性や少女たちを支援する「若草プロジェクト」の理事も務めている。

パパ活の実態を暴き出した衝撃の一冊だった。

著者自身が実際にパパ活をしている女子や比較的社会的地位の高い男性に直接会って話を聞いた体当たり的取材方式のお話だ。

 

まず「パパ活」という言葉の意味は?

7P

2016年に生まれた「パパ活」という言葉はまだ新しく、いまは援助交際、児童買春、売春、愛人、港区女子的な行動と言ったものがすべてパパ活と呼ばれている。パパ活は違法という人もいて、言葉の意味や解釈は統一されていない。

実はパパ活という言葉は、交際クラブの大手事業者がマーケティングのために生み出した造語で、事業者の思惑以上に浸透した背景がある。パパ活とは「パパを探す活動」の略、または「パトロンを探す活動」という説もあり、あらゆる面で割を喰っている若い女性たちの能動的な行動から生まれた現象だ。

 

97P

恋愛はお互いがパートナーはひとりであることを約束する。

パパ活の疑似恋愛はお金を払ってその場だけを楽しむので、お互いのことは拘束しない。お金を払う、その場だけという条件が重なることで、年齢を超えたその場だけの恋愛が成立する。

 

その反面、肉体関係はなく、おじさんとお茶をするだけでお金になると考えている女子がいるという。

125P 茶飯女性の定義

1 お茶やお食事のデートを希望して、肉体関係を含む交際は希望しない

2 男性のニーズに興味がなく、無視する

3 自分の時間を売っている意識がある

 

135P 何も知らない一般女子は、おじさんとお茶するだけでお金になるという女子同士の口コミを真に受けて、天然の茶飯女性になりがちだ。多くは自分の若さを過大評価しているので、おじさんたちは同席するだけで本当に喜んでいると思っている。

顔合わせ、食事で対価を払う茶飯は、商取引の基本原則である等価交換が成り立っていない。この現況を疑問視、問題視する男性はいま続々と増えている印象なので、また状況も変わっていくかもしれない。

 

ここはまとめのような箇所だった。

214P

パパ活はすでにピークである。

パパ活は一過性の流行ではなく、今後も現状のピークが横這いでずっと続いていくだろう。パパ活の発生源は学生の貧困と女性の低賃金、それと若い女性と恋愛がしたい中年男性の欲望である。当然、中年男性の欲望はいつまでも消えることはなく、学生の貧困の原因となる日本の高等教育支援が欧州並みに拡大することも考えられない。これからも経済的に厳しい女性たちの自助として機能していくはずだ。

218P

女性に値付けして、本来は買えないはずの感情を買おうとするパパ活から見えてくるのは、病んでいる日本である。どうしてこうなるのかとため息がでるほど病んでいる。

(中略)

病んでいる日本では、同じことが繰り返される。荒れた社会が欲望の反復と排斥に拍車をかけていた。

 

デフレと富の極端な偏在問題が続いている。

また今回のような若者の貧困と低賃金問題。

それにたかるハイエナやハエのような男性、比較的社会的地位の高い中年男性の心を弄ぶ女子。

パパ活は、病んでいるいまのまさに日本の象徴だと思った。

 

娘のパパ活収入に頼っている家族全員、父親が亡くなり学費が払えなくなったから、ネットワークビジネスに失敗したから、社会的地位のある男性から学びたい意識高い系、ソープ嬢とAV女優を掛け持ちする音大生などのパパ活女子のほか、35歳を超えた中年パパ活女子もいた。

ここにはほんとうに幸せな人は見つからなかった。

 

こころはどこにあるのか?

中年男性とパパ活女子が見えている場所やお互いに期待しているところが違う気がした。

欲望、肉体、若さ、お食事、お金、経済、時間、楽しさ、幸せ、面白さなど。

女子のハートには感情が籠っていないし気持ちがそこにはない。

早く終わって帰りたいだけ。

男性には、家族に対するなにかしらの後ろめたさがあるし、仕事のように誇れるようなときを過ごせていない。

いつまでもお互いに気持ちがすれ違いのまま。

等価交換できない関係は長くは続かない。

 

これが本当に疑似的な恋愛と言えるのかどうか疑問だった。

たとえば、風俗関係のお店から出てきたあとのように、なにか後悔気味のようでむなしい気持ちだけがそこに残るような気がしてならなかった。

 

 <目次>

はじめに 衰退国家から生まれた「パパ活」現象

第1章 女子たちが没頭する「パパ活」とはなにか?(日常の延長としてのパパ活、(1)パパ活と援助交際の違い。パパ活は売春なのか? ほか)

第2章 パパ活の模範として機能する「交際クラブ」(「パパ活」という言葉をつくった交際クラブの目的、パパ活市場は女性同士の競争が激しい ほか)

第3章 パパ活男性をウンザリさせる「茶飯女子」(セックスを一切拒否するパパ活女子、方言で男性をかわす20歳のパパ活女子 ほか)

第4章 パパ活サイトの女性会員は31パーセントが「女子学生」(戦後の戦争未亡人のような女子大生、パパ活という「自助」 ほか)

第5章 日本社会からこぼれ落ちる「中年パパ活女子」(若い女性好きの男性の価値観がはびこるパパ活市場、中年パパ活女子たちの証言 ほか)

おわりに 

 

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場でフィールドワークを行い、執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)は本屋大賞ノンフィクション本大賞にノミネートされた。著書多数。「名前のない女たち」シリーズは劇場映画化もされている。

齋藤孝さんが教える自分の力で書ける文章術です。

『読書する人だけがたどり着ける場所』も内容がよかった。

彼が書いた本は間違いない。

文章を書くことの大切さをよく分かっている人が書いているので、内容は間違いがないと思いました。

 

僕のフックにかかった言葉を取りあげました。

ブログなどSNSを使って投稿するときに参考になった箇所です。

 

4P 何を書くか考えてから書くのではなく、書きながら考えればいいのです。

 

23P 語彙の豊かさは、人間的な豊かさだ

 

115P 新しさよりも切り口の面白さ

たしかにネタの新しさというのは正攻法のひとつですが、すでに目の前にあるネタに「角度のついた切り口を定める」「多くの人とは違う断面図を見せる」という意識で向き合ってみることもオリジナリティの源になるのです。

 

124P 書き手の立場をはっきりさせる

自分は何者として、どんな立場でこの文を書くのか。

この点を明確に意識しながら思考を巡らせてみると、あたかも進むべき道が光で照らされるかのように、書くべきトン氏が浮かびかがってくるでしょう。

 

ぼくは、ここが一番気に入りました。いい文章を書きたいです。

体温が伝わるとか、人柄がにじみ出てくる文章を読むと、心が動かされるからです。

124P うまい文章=いい文章ではない

読んでいる人が「いい文章だな」と思うのは、技術的に優れた文章というよりも、書いている人の体温が伝わってくるような文章なのだと思います。

少々つたないところがあろうと、書き手の人柄が文章に表れていると、読んでいる人は書き手と直に触れ合ったように感じます。そう感じさせてくれる文章こそが、いい文章といえるのです。

 

170P 読んだ言葉を「自分のものにする」読書法

一冊ごとに引用できる一文を発見する。

引用できるところを見つけるつもりで読書する。これは言い換えれば、「アウトプットを意識してインプットする」ということです。

 

 <目次>

はじめに 

序章 話すように書けば、原稿用紙10枚書ける―まとまった量の文章を書くのはなぜ、難しいのか(「書くネタ」は思い浮かばなくていい、「話すこと」と「書くこと」を近づけてみよう ほか)

第1章 文章の書き方には「型」がある―フックをつければ、すらすら書ける(書けるかどうかは、「フック」が9割、「?」で始まり、「!」で終える文章術 ほか)

第2章 文章は準備が9割―文章力超入門(テーマは「探すもの」でなく「拾うもの」、文章力の基本、「箇条書き」「メモ書き」 ほか)

第3章 迷わず書ける処方箋―思いを言葉にする力(書くことが思い浮かばない、子どもっぽい文章になってしまう ほか)

第4章 「読む」ことで「書ける人」に生まれ変わる―書く力で人生は変わる(「読む力」が「書く力」の土台、読んだ言葉を「自分のものにする」読書法 ほか)

 

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業後、同大大学院教育学研究科博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。ベストセラー作家、文化人として多くのメディアに登場。著書多数。SBクリエイティブ刊『大人の語彙力ノート』シリーズは累計40万部、『読書する人だけがたどり着ける場所』は20万部を突破するベストセラーに。著書発行部数は1000万部を超える。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導。