
「本を読んで、情報強者になる。これがお金の不安を解消し、お金持ちになるいちばんの近道なのです。」
139P 1冊の本がまるまる全て、一言一句、素晴らしいなんてことはまずありません。1冊のうち、1行でも2行でも素晴らしいと思うことがあれば、その本は素晴らしい本なのです。多読を心がけ、良書に出会う確率をどんどん挙げていってください。
1、2行だけでなく何ページも素晴らしいと思う箇所がありました。
久しぶりに素晴らしい良本に出合いました。
勝間さんは、読書に関して今まで僕が思っていたこと、考えてきたこと、感じてきたこと、言いたいことなどを代弁してくれていました。
読書をする効果はこうなのだということをはっきりと語ってくれています。
ごもっともだと納得できます。
彼女の意見にはもろ手を挙げて賛成です。
読み方、感じ方などには大いに共感することが多々ありました。
彼女のお金持ちの定義は、たくさんの金融資産を持っているということだけではありません。
以下のとおりです。
33P
「日常生活のなかでお金の不安を感じずに暮らすことができる」
「自分を幸せにするために必要なものは一定の予算内であれば無駄な我慢をせずに購入することができる」
「老後や病気になったときなど自分にとって何かあった場合においても、不安を感じないだけの資産をもっている」
お金に対して「健康体」な人、無駄に借金という名の脂肪を蓄えていない人、蓄える必要のない人のことを言います。
「お金の流れというのは、情報の一種であり、お金にまつわる情報を読み解ける人は、お金に不自由することがなくなる」ということであり、
お金を稼ぐためには、情報を得る必要があるのです。
お金は、信用やサービス内容を情報化したものであり、その情報としての本質を把握することができれば、お金を稼ぐことにも、お金を使うことにも不自由がなくなるのです。
3P
私は、先祖代々の遺産によって生まれながらの資産家である人でない限り、本を読むこと、つまり読書量の累積が、お金持ちになるための、簡単でいちばん手っ取り早い方法のひとつだと考えています。
さまざまな本には、直接的・間接的な、お金持ちになるための方法とそのヒントが含まれているから。
「集合知」は大事です。大いに活用していきたい。
87P 読書を通じて「集合知」を活用する
知性のあり方のひとつとして、集合知や集団的知性と呼ばれる考えがあります。ひとりの人間が経験し思いつくことなど、実際にはたかが知れています。しかし、いろいろな人たちの経験や知識を持ち寄って、総合的に判断することができれば、それはひとりで考えたことよりも、より良い判断になるのではないか。集合知を活用するということはそういうことなのです。
(中略)
私たちは一回きりの人生を、自分の人生として生きることしかできません。しかし、生きている中で、さまざまな集合知を活用することで、私たちは他者の人生を体験し、自分の人生に役立てることができるのです。このような集合知を得るための一番の近道が、読書なのです。
勝間流の速読法です。フォトリーディングです。
122P 速読のススメ
・一行ずつ読まないこと
・頭の中で音読をしないこと
一言一句読むのをやめる。たとえば、新聞の見出しを読むときのことを想像してみてください。
全体のイメージを読み解くような感じ。
一行ずつ読むのではなく、2行ずつ読む、3行ずつ読むということをまずはやってみてください。そこから少しずつ一度に読む塊を増やしていく。徐々にブロックで、あるいは1ページ単位で読めるようにしてみてください。
著者講演会参加時も同じです。
何を得たいのかという問題意識を持って参加し行動しインプットアウトプットしていくのです。
133P 目的意識を持ち問題設定する
自分は「どのようなことをこの本の著者に聞きたくて、この本を読んでいるのか」という目的意識、問題設定が最も重要になるわけです。
目的意識がないまま本を読むならば、結局、隅から隅まで読まなければならなくなりますし、問題設定ができなければせっかく読んだとしても内容が頭に残りにくいのです。
ハウツーもののようにすぐ真似できることは、すぐに忘れてしまうとか、効果が薄いとか。どういう意味なのかと突っ込まられると、答えることができない。
つまり付け焼刃で身についていないと、行動が浅はかになります。
読書は、じわっと肩に効いてくるお灸のようなものかと思います。
136P 読書は遅効性であることを理解する
良い本を読めば読むだけ、その情報が無意識に蓄積されていくので、ある一定の臨界点を超えれば、無意識はガラッと変化していきます。
無意識を買えるのは、やはりそれなりの読書量と時間がかかります。読書が効いてくるのは、この無意識が変わった時なのです。
読書に即効性を求めるよりも、「読書は遅効性である」と覚悟しなければならないでしょう。
昔読んだ本とさっき読んだ本の知識がクロスして体の中でぱっと弾けるような感じ。
181P 未来を先取りする情報ハックは読書
さまざまな人達の知識や体験を、読書を通じて共有することで、それが自分の無意識のなかで組み合わされ、そこから出てくる情報や行動に、結果的に未来を先読みするような要素が含まれているというだけなのです。
賛成と反対と中庸の意見をそれぞれ聞いて、自分で判断する姿勢を持ち続けたい。
◎189P 勝間流読書の心得
その情報をそのまま鵜呑みにはせず、それとは真逆な情報を改めて確認し、本から得られた仮説を必ず自分で実行して、その実効性を確かめるようにすることです。
本から得られた情報について、他者と共有する際には、自分で実践してみて効果があったもの、信頼性があるもののみを共有するようにしています。
(中略)
本さえ読めば、たった53年間で200から300年分の知識を得ることが可能になる。
歴史上からの成功よりも、むしろ失敗から学ぶべきことが多いと思います。
◎195P リスクヘッジのための読書
社会的・経済的なリスクに関するさまざまな歴史やリスクマネジメントについて書かれた書物を紐解き、学ぶべきなのです。
人間心理として、私たちがどんな失敗を犯しがちなのか、また失敗したときにはどのようにそれに気づき、どのように対応すればよいのか、いくらでも先人たちは経験し考えています。
人生100年と呼ばれて久しいのですが、そうはなく、人生120年の時代なのです。
さらに読書をしていく時間があります。
217P 人生120年時代のお金持ちのなり方
最近の寿命に関する予測をした本や生命科学の本をいくつか読んでみると、私が生きているうちに人生120年時代が来ることも決して不可能ではないということがわかります。
人生120年時代を考えた場合、とてつもない量の本を読み、膨大な知識を手に入れることが可能になるのです。
読書とともに、このように知識と経験に優れ、良い判断ができるリッチな人生を歩んでいきたい。
221P 読書のあるリッチな人生
金融資産を積み上げることだけが、お金持ちなのではありません。
知識と経験に優れ、良い判断ができる。より良い人間関係がつくれる。社会の問題に対して、自分なりになんらかの解決手段を講じることができます。
このような能力を身につけること自体が、リッチなことだと思います。
<目次>
はじめに
序章 お金持ちになる方法は読書で学習できる(お金を稼ぐための「情報強者」になる、情報を制する者がお金を制する ほか)
第1章 絶対的読書のススメ(私が「読書」を絶対的に勧めるわけ、読書嫌いの人の理屈―なぜ人は読書をしないのか? ほか)
第2章 どんな本をどんなふうに読むのか(読書は知の最先端テクノロジーである、読書は翻訳書がオススメな理由 ほか)
第3章 今すぐできる!読書ハック(読書というフロー体験を味わうために、読書をする暇がない!という人のための時間術 ほか)
第4章 お金持ちになる読書術 実践編(私が実践してきた読書術、行動的読書家のススメ ほか)
経済評論家、株式会社監査と分析取締役、中央大学ビジネススクール客員教授。1968年生まれ。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー・アンド・カンパニー、JPモルガンを経て独立。少子化問題、若者の雇用問題、ワークライフバランス、ITを活用した個人の生産性向上など、幅広い分野で発言を行う。主宰する「勝間塾」にて、なりたい自分になるための教育プログラムを展開するかたわら、麻雀のプロ資格取得、YouTuberなど、活躍の場をさらに拡大中。テレビや雑誌で専門知識をフル稼働させた節約法や、自身の体験と研究をもとにした家事、家電選びのアドバイスも人気。