【No1045】本当は怖い京ことば 大淵幸治 リベラル社(2022/01) | 朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

京都弁ではありません。京ことばです。

このはんなりしたイメージとは裏腹に、柔らかい言葉に強烈な皮肉を込めて話す京の人たち。

京ことばの美しさ、優雅さ、はんなりしたイメージの裏側には、怖い「毒舌針」が仕込まれています。

 

「もういっぺん寄ってみとくりゃす」→お断りさしとくりゃす

「嫁はんに訊いてみんと」→うちの嫁はコワイで

「お茶もださんと」→さっさと往んどくれやっしゃ。

「縁があったら、またよろしゅー」→これっきりでっせ。

「今度、会うたら聞いとくわ」→そんな可能性ないわ

 

謙遜、説諭、口撃、困惑、自重、チャラにするような言葉のうちから、入門者、初級レベルから中級者、上級者レベルまでの柔らかい言葉遣いや物腰を使った京ことばについて、「ヨソさん」として類推力を発揮し京ことばに親しみたいと思って……。

 

 <目次>

はじめに 

1章 「謙遜」する京都ジン

2章 「説諭」する京都ジン

3章 「口撃」する京都ジン

4章 「困惑」する京都ジン

5章 「自重」する京都ジン

6章 「チャラ」にする京都ジン

おわりに 

索引

 

富山の山奥に産し、京は西陣の上七軒にて生長。立命館大文卒。コピーライターや編集者としての経験をもとに80年代後半から唱え始めた“意匠ことば学”の見地から京都ジンの言語生理を読み解く。京に住いすること半世紀以上に及ぶ「非」京都人としてユニークな京都人論、京ことば論を唱える。2000年に上梓された『丁寧なほどおそろしい「京ことば」の人間関係学』は京都本ブームの先駆けとなった。