ことばの意味や使い方が分からない時には、紙の辞書・辞典を引きます。
その周辺のことばを併せて同時に知ることもあるので面白いのです。
またネットで検索して調べる方法もあります。
デジタル大辞典などいくつもの辞典にヒットすることで、対比してことばの意味を詳しく知る際に役に立ちます。
日本語を使うこと自体はそう怖くありません。
その意味を取り違えて使っていくのがこわいのです
取り上げられていたそれぞれの本来の言葉を知ると、僕の心にその意味の大切さがこだましました。
正確な意味を分からずに使っていたことに反省しながら……。
例えば、「景色」「風景」「光景」の使い方はとても勉強になりました。
早速区分けして使っていきたい。
5P
人々が日本語を怖がるのは、ことばに顔を近づけすぎているからじゃないかという気もします。少し距離を置き、客観的に観察すると、答えが出ることもあります。奇妙な言い方だと思ったが、実は似たような言い方は昔からあった、ということも珍しくありません。
・ご質問→お尋ね、ご依頼→お願いなど、和語(大和ことば)を使うと好印象を与えられる。
・「いたします」は、自分だけでするときに使う。「申し上げます」は、相手がある場合に、ただし、「お(ご)~いたします」は、相手に対しても使える。
・目上の人には「伺う」も「参る」も謙譲語として使える。「参る」は古風で使いにくいけれど、聞き手に対しては改まった気持ちを示す場合は適切。
・自分の配偶者は「夫」「妻」。相手の配偶者は「お連れ合い(さま)」「パートナーさん」がお勧め。それほど親しくない段階では「ご家族」もあり。
・「苦笑い」不愉快だけど笑うしかないときの笑い
「失笑」相手を少しばかにして思わずもらす笑い
「爆笑」どっと笑うことで何人で笑うかは関係ない
・「景色」静的な眺めに使われる。
「風景」静的な眺めにも、動的な眺めにも使われる。
「光景」印象に残る動的な眺めに使われえる。
・普通に○○は、特別な条件をつけていない時に使う。「普通においしい」は、褒める言葉で無条件に文字通りの意味でおいしいということ。
189P
自分の考えや思いを一番うまく表せることばこそ「正しい」
自分自身の「正しい」を決め、相手に届く表現を目指そう。
<目次>
はじめに
第1章 敬う日本語―敬語だって変化する(「ご質問」が失礼ならどう言えばいい?「ご」も「お」も両方使えることば ほか)
第2章 書き分けたい日本語―ルールはあるけれど(漢字で書くか、仮名で書くか?「受け付け」の「け」はいる?いらない? ほか)
第3章 似ている日本語―どこか違うらしい(「おざなり」「なおざり」はどう違う?「重い」「重たい」1字の有無で違いは? ほか)
第4章 こわくない日本語―正しさはあなたが決める(「ら抜きことば」を見分けるには?「全然」の下は肯定も否定も「アリ」 ほか)
1967年、香川県高松市生まれ。国語辞典編纂者。早稲田大学第一文学部卒業、同大学院博士課程単位取得。2005年、『三省堂国語辞典』編集委員に就任、国語辞典編纂のために、さまざまなメディアや、日常生活の中などから現代語の用例を採集し、説明を書く毎日。著書に「日本語をつかまえろ!」「知っておくと役立つ街の変な日本語」「辞書を編む」など。
