朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~ -93ページ目

朝活読書愛好家 シモマッキ―の読書感想文的なブログ~Dialogue~

読書とは――著者や主人公、偉人、歴史、そして自分自身との、非日常の中で交わす対話。
出会えた著者を応援し、
本の楽しさ・面白さ・大切さを伝えていきたい。
一冊とのご縁が、人生を照らす光になる。
そんな奇跡を信じて、ページをめくり続けています。

本の表紙は、なんとも良き昭和の風情があります。

全体を通じて、動きのテンポが良かったです。

悲喜こもごもな喜怒哀楽があり楽しく読めました。

かつて正面玄関のガラス戸を開け放してあった鄙びた駅まえの旅館を思い出します。

旅館のスリッパがズラッと上り口に何十も並んでいました。

 

昭和30年代の東京上野駅前の団体旅館「柊元旅館」。

子供の頃から女中部屋で寝起きして番頭になった主人公「生野次平」。如才ない人であり才覚が長けています。彼が宿屋家業の舞台裏を赤裸々に語る物語。

旅館業界の符牒から、出身地別の客の性質の差異、呼び込む番頭による手練手管、業界の番頭仲間らの奇妙な生態、修学旅行の学生らが巻き起こす騒動など、ユーモアがあってコミカルでセンチメンタルもあり、昭和30年代のリアルな風俗描写が面白く、立ち振る舞いも鮮やかに描き出されています。

 

人間ドラマの本質には、昭和、平成、令和とあれから時代が変わっても、変わらない普遍性があり、絶妙で情緒豊かな感覚があります。

次に続くであろう生野次平と於菊との関係が、このあとにどうなっていくのか気になるところデス。

毎夜7時のNHKニュースを見聞きしていたら、

「これは何のこと?よくわからないなあ?」

と思うことがあります。

ニュースを理解するためには、ちょっとした基礎知識が必要なのです

ニュースは、最新の情報を短い時間で伝えるために、ある程度の基礎知識があることを前提に書かれているからです。

 

例えば、SDGSって?東京都の警察は何と呼ぶの?5GのGとは?人工知能を何というの?多様な性のあり方を表す5文字とは?オリンピックの5つの輪の意味は?等々……。

 

政治、経済、社会、国際の各分野に分けて、177のクイズ形式で名探偵コナン君が簡単に短く説明をしてくれています。

 

あえて児童向けの本を読んで理解の手助けをすることがよくあります。

その次は、詳細なものや大人向けを読んでいくのも別によいのではないかなと思います。

 

児童書は大人が読んだらいけないという決まりはありません。

逆に興味を抱いた子どもが大人向けの書籍を読んだらいけないという規則もありません。

ぼくはそう思っています。

 

 <目次>

はじめに 

政治(日本国憲法、国会 ほか)

経済(お金、銀行 ほか)

社会(環境、エネルギー ほか)

国際(国際協力、世界の課題 ほか)

エピローグ

全177さくいん

 

岩本 裕

ジャーナリスト。早稲田大学法学部卒業後、記者・解説者としてテレビやラジオで数多くの番組を担当。子ども向けのニュース番組では岩本家のお父さんとして時事問題をわかりやすく解説した。ギャラクシー賞年間優秀賞、モンテカルロ国際テレビ祭最優秀賞、文化庁芸術祭優秀賞など受賞多数。北里大学、昭和薬科大学の非常勤講師。著書多数

 

【No1062】名探偵コナンの10才までに知っておきたい世の中のこと177 青山剛昌 岩本裕 小学館(2022/02)

社内不倫がバレ大阪から東京に移動になった女子アナウンサー。娘に無視され同期は早期退職こんな中で苦悩している報道デスク。好きな人がゲイなので希望もないのにシェアハウスしているタイムキーパーの女性、野心がなく30代非正規の現実に悩んでいる男性ADなど、春、夏、秋、冬の4つの連作短編集。

大阪のテレビ局で働く人々の物語で、世代も性別もバラバラな4人が繰り広げる人生いろいろだった。

 

「人づきあいは疲れる」には、とっても共感します。

気を遣うと心が疲れます。

世の中はひとりだけでは決して生きていけない。

けれども、読書などひとりだけで過ごせる自由な時間を大切にしていきたいと思う。

読書会など誰かと過ごす時間は、仕事以外、できるだけ気の置けない相手を選ぶことにして。誘われたからではなく、自分で取捨選択することで。

断る勇気を持つことを。時間は有限だから。

総じて生き易い生き方をしていきたいなと。

いつも頭の隅にあるのは、

楽しい時こそ「party is over」。

いつかそのときは終わりが来る。

それを寂しいというか怖いというか怖れというか。

人生の三分の二か9割かどうかわからないが、辛いとか苦しいとか、いやだとかということが多いようだ。

でもその残りのときに、それを待ち望んで楽しみにしているときやまさに体験しているときに有意義に過ごすことができれば、まあそれでいいんじゃないの。

(第三者の自分がいてそう感じているのを俯瞰して見ているのを発見してみました)

152P

まりえに限らず、人と会う予定の日は楽しみな反面憂鬱になった。面倒、気詰まり、そんなひと言には片づけられない重たい気持ちだった。決して会いたくないわけじゃないのに、心のどこかで約束を後悔し、相手からキャンセルしてくれないだろうかと期待している。かといって自分から反故にすることもなく、いざ待ち合わせに赴いてしまえば一緒に過ごす時間は楽しく、何がいやだったのかわからない。そして別れた途端、寂しさと安堵を同時に味わうのだった。やっと終わった、と。本当はひとりが好きなのかもしれない。仕事にせよプライベートにせよ。人づきあいは総じて疲れる。疲労を感じさせない相手は、由朗だけだった。

 

 <目次>

〈春〉資料室の幽霊

〈夏〉泥舟のモラトリアム

〈秋〉嵐のランデブー

〈冬〉眠れぬ夜のあなた

 

2007年『雪よ林檎の香のごとく』でデビュー。以降、BL作品を精力的に刊行。一般文芸初の単行本『スモールワールズ』(講談社)が第165回直木賞候補に。同作収録の短編「ピクニック」は第74回日本推理作家協会賞短編部門候補となる。著作多数

著書に「イエスかノーか半分か」「スモールワールズ」など。

習慣によって感性が身につき、具体的な方法から感性を養うためのヒントが得られる。

 

「感性はセンスでも才能でもない。習慣で身につけられるものだ」

SHOWKOさんは、京都生まれ。330年続く陶磁器の窯元で生まれて、自分らしい素敵な生き方をしている陶芸家でありアーティストだ。

ものづくりのアーティストであるならば、感性が豊かなほうがより創作活動に最適だと思う。

 

感性は、目に見えない価値を感じて、正解のないことを選び抜ける力。

感性は、生まれ持った能力や才能。

感性は、感じ、吸収し、蓄積すること。

感性は、自分のものさしをつくってくれる。

感性は、毎日の積み重ねで人が磨かれる。

感性は、自分を信じて、人を愛し、自分の人生を選択していくための基礎となる。

 

観察する、整える。視点を変える、好奇心を持つ、決めるという5つ習慣は、現状では深く意味がわからなくても取り入れていきたい。

これらの5つの習慣によって感性が身につけられると。

習慣は日々の積み重ねであり、感性を養うための時間は一生涯続くものだ。

感性がある人は、相手の気持ちに寄り添えることができる。

感性を持つ人になるため、著者が具体的なやり方や方法を伝授してくれている。

それらの中から自分に合うものを取り入れたらよい。

どれを参考にして入れていくかどうかは、行き着くところは同じでも、人それぞれによって手段が違うだろう。

 

・観察する-日常の細部にまで目を向け、気づけていなかったことに気づく。身につくことで、世界を見る解像度が高まり、隠れた意図や違和感に気づける。小さな変化や違和感、魅力に気が付ける感受性が高まる。他人とは違うことに気づき、多くの感覚や感情を得ることができる。

肌の感覚で気温を当ててみる、前を見ながら横の風景を見てみる、裸足で生活してみる、見えないものを感じようとしてみる、解説を読まずに美術鑑賞してみる、季節ごとに使う器を替えてみるなど。

 

・整える-身の回りや自分の心を整える習慣。身につくことで観察によって得た情報を冷静でフラットな頭でとらえることができる。身の回りのモノを減らし、雑然として整理整頓ができていなかった場所を整え自分のモヤモヤした感情やココロも整えていく。

財布の中を整えてみる、よく使いものを手前に置いてみる、家のハンガーの数を減らしてみる、付き合う人の数をしぼってみる、10分間呼吸に意識を向けてみるなど。

 

・視点を変える-多角的に物事を捉える、事象を少し離れた所から俯瞰して眺める。これまでとは異なる面から事象をとらえて物事を解釈する。身につくことで、常識にとらわれず本質的な発想ができる。アイデアは独創的で斬新。

視点を切り替えて知と図を反転させてみる、作者の気持ちになって作品を見てみる、言葉を文字にして見てみる、感情ではなくつながりで考えてみる、なぜ?と問い続けてみるなど。

 

・好奇心を持つ-新たな世界を知る。何かに没頭することで世界が広がり独自の感性が育まれていく。これまで気にかけていなかったものにも興味を持つ。身につくことで、自分の好きの枠を広げ、新たな知識や教養を修得するための入口に立つことができる。常に新しい価値感や情報を手に入れて自分の思考を深めていける。

身近なものの奥深さを学んでみる、身近なものの意味を知ってみる、言葉の余韻を好きになってみる、季節によって香水を替えてみる、20年使えるものを買ってみるなど。

 

・決める-日常の細かいとこにも自覚的に選択する意識を持つ。身につくことで自分の中に判断の軸ができ、決断が速くなり、その決定に自信が持てるようになる。予測しにくい世の中で明確な意志を持って決める。

選択の理由を言葉にしてみる、目的地をつくらずに歩いてみる、やらないことを決めてみる、コンプレックスを克服してみる、社会参加の意識を持ってみるなど。

 

5つの習慣を続けていく、豊かな感性を身につけていく、日々有意義な時間を重ねていくことができれば、きっと幸せに生きてゆけると思う。

 

 

 <目次>

はじめに 感性のある人とは、「答えを出せる人」のこと

序章 感性を養う「5つの習慣」

第1章 感性を養う「観察する習慣」

第2章 感性を養う「整える習慣」

第3章 感性を養う「視点を変える習慣」

第4章 感性を養う「好奇心を持つ習慣」

第5章 感性を養う「決める習慣」

おわりに 人生は、「感性」を養うための旅

 

 

陶芸家。アーティスト。京都にて330年の歴史のある茶道具の窯元「真葛焼」に生まれ、茶道をはじめとした日本文化が日常にある家庭で育つ。2002年より佐賀県武雄の草場一寿氏の元で修行の後、2005年に京都に戻り、自身の工房「Spring Show Studio」をスタート。何度も塗り、焼き重ねることによって立体感と透明度の増す独自の技法で陶板画制作をはじめる。2009年にブランド「SIONE(シオネ)」を立ち上げ、全国で多数の企画展を開催し、2011年より海外で展開。ミラノサローネに出展後、ヨーロッパでの展示会を多数開催。その後、アジア各国にて展覧会、茶会を開催し、アートワークや器を通して日本文化を伝える。2016年には銀閣寺近くの旅館をリノベーションし、工房兼ショップをスタート。2017年、LEXUS NEW TAKUMI PROJECTの京都代表に選出され、プロジェクトに参加。その後、2019年、京都に新しくできたアートホテルの2部屋を制作するなど、本格的にアートワークの制作に力を入れる。

 

【No1061】感性のある人が習慣にしていること SHOWKO クロスメディア・パブリッシング(2022/01)

 

岬洋介シリーズ。

想像もつかない人が犯人だった。

ピアノの演奏シーンの迫力とまるでそばで聴いているかのようなリアル感は秀逸だ。

 

盲目ながらショパンコンクールで2位を受賞したピアニストの榊場隆平が主人公。

ある評判が悪いフリーライターから、盲目は芝居だろうと因縁をつけられ脅され週刊誌に掲載されたのち、彼が榊場のピアノ練習場で死体となって発見された。

容疑者として榊場が警察に連行されることになった。

そんな彼の元に外国から駆け付け助けたのが天才ピアニストの岬洋介。

その岬洋介が見事に鮮やかに軽やかにこの犯罪を解き明かしてしまう物語だ。

 

 <目次>

Ⅰ ノンンタント アドリブ あまり自由ではなく

Ⅱ アンコーラ アマレーヴォレ 一層苦し気に

Ⅲ モルト ドレンテ 非常に痛ましげに

Ⅳ ドラマティコ アジタート 劇的に引っ掻き回す

Ⅴ クイエート コーダ 静かなる終わり

エピローグ

 

1961年、岐阜県生まれ。『さよならドビュッシー』にて第8回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞を受賞し2010年デビュー

著者の藤村純子さんは、全日空運輸(ANA)の客室乗務員であったことがプロフィールを読んで知りました。

読んでいて納得できます。

袖触り合うのも他生の縁的に彼女の経験を踏まえて書かれてあるのが伝わってきたからです。

 

半径3メートル以内の人に7秒で好かれるコツや人間関係をうまく長続きするコツ、そして自分を輝かせる習慣を身につけるコツなど、3点について事例を交えて説明がありました。

 

7P

自分から行動しなければ何も変わりません。

今この瞬間から、これからの人生をハッピーにするのは、あなたの思考と行動を変えるという、あなた自身の行動を起こすことです。

 

これから取り入れたいところや気に入った素晴らしい箇所を取りあげました。

18P 話を聞くときの口は好かれる雰囲気を醸し出す20%の笑顔で

46P 相手の年齢に関わらず親しくなるまでは丁寧語を使う。年齢で上下をつけない。

52P 自分が話す2倍の時間を相手の話を聞く。話を聴いてもらえたと思えると会話が楽しくなる、相手の目を見て心を向けて聴く。

82P お断りするときの返事はなるべく早めにする。

90P 行くか行かないかは人のせいにせず自分で決める。自分がどうしたのか!同調圧力に屈しない。

126P 本気で断りたいときこそ丁寧な言葉を使う。事情を伝えつつ断る意思を明確に伝える。マイナスなメッセージほど丁寧な表現を心がける。

148P ネットのリア充はうのみにしない。SNSに投稿しているのは生活の中でのよい部分だけ。誰の日常にも「素敵」がある。

164P 行きつけの美術館や博物館を持つ。身構えずに散歩に行くように美しいものに触れる。定期的に展示が変わるのでその都度新しい発見がある。感性が磨かれて話題も豊富になり気分もリフレッシュされる。

 

感性はいつまでも磨き続けていきたいものです。

156P 大人の感性は、磨くほどに光り輝く

大人の感性をアップデートするためには

1 いくつになっても好奇心を持つ。チャレンジする。好奇心を持ち世界を拡げていく。

2 大人であることを楽しむ選択をする。生活の中にメリハリをつけていく。

3 ゆとりを作り出し丁寧に暮らす。優しさや落ち着きを生み出すために。

 

 <目次>

はじめに 

1 7秒で印象が決まる!好かれる人になる実践のコツ(いつからだって「私の印象」は変えられる、感じのよさは口角と眉間が物語る ほか)

2 長く好かれるためのコツ(安心しておしゃべりできる人になろう、自分が話す2倍の時間、相手の話を聴く ほか)

3 LINEやSNSに有効!会えない相手に好かれるコツ(オンラインのコミュニケーションも感じよく、メッセージは深夜や早朝に送らない ほか)

4 好かれるために自分を磨く小さな習慣(大人の感性は磨くほどに光り輝く、初めての街を歩く。あこがれの店に入る ほか)

おわりに 

 

 

接客戦略コンサルタント。東京生まれ。中央大学文学部卒業。在学中よりチャイナエアラインの客室乗務員となり、その後、全日空運輸(ANA)の国際線・国内線の客室乗務員として勤務。退社後、医療接遇講師やANAグループの接遇講師を経て、現在は、一般社団法人日本接客リーダー育成協会(JSL)代表理事およびビジネスマナー研究所株式会社代表取締役を務める。企業内に多くの「接客リーダー」を育てるほか、クライアントのリピート顧客づくりをサポート。リピーター創りを伝える認定講師の育成にも力を入れ、繰り返し選ばれ紹介されるための考え方と関わり方を学べる「リピートプロフェッショナル講座」の普及に取り組む。

 

 

【No1059】7秒で好かれる人になるコツと、小さな習慣 半径3メートルの人間関係がうまくいく 藤村純子 主婦の友社(2022/01)

秀逸なネームによって、沢山の人に記憶され、多くが検索されて、思わず手に取って買ってしまう。

ほんのわずかな文字列の内側に命名者たちの魂がこもっていました。

例えば、「ノートパソコン」というネーミング。

弓削さんは、このネームをつけた命名者だったとは知りませんでした。

 

ネーミングに関する重要点を取りあげました

・商品が売れない理由の9割はネーミングである。

実は、ネーミングに力を入れることは、販売促進をする上でとても効率的なのです。

・ネーミングとは、いわば商品にくっついて離れないキャッチコピーのようなものです。

・ネーミング、商品名、サービス名、会社名、店名、サイト名、メニュー名、セミナーや提案書のタイトル、ブログやメルマガ、YouTubeのタイトル、さらにクラブハウスのルーム名など。これらをネーミングする時のコンセプトの作り方からアイデア発想法、候補案選択の仕方、音相・音感、商標登録のやり方、海外市場向けに作る方法まで、必要な知識と技法を網羅している。

・ネーミングはブランディングであり、広告、販路開拓です。マーケティングや知財経営の武器です。アイデア一つで注目されヒットする、省力タイプの販促ツールなのです。

・いずれのネーミングも商品の売り手側からの一方的な表現だったが、変更後は、買い手・使い手側に寄った言葉遣いになっていることが分かると思います。

 

ネーミングの具体的な事例です。

25P 目に見えないブランド・エクイティ(価値)を可視化するのがネーミングです。

31P ハンドマッサージコースは「すっきり小顔コース」とか「くびれメリハリコース」ヘッドスパコースは「頭皮いきいきコース」「髪のボリュームアップコース」

お客様にとってのメリットを分かりやすく打ち出すほうが、オーダーが入りやすい。

 

ある商品について、ヒト/モノ/コトに分類して考えてみれば、より商品のコンセプトがわかりやすくなります。

69P 露出機会を増やす

プレスリリースの内容としては、単なる商品情報「モノ」よりも、社会生活や身近な暮らしとどう関わるかという「コト」を。

さらに、開発者の人生観や苦労話、絶望からのがんばり等「ヒト」に関するネタのほうが拡散されやすいと言えます。つまり、モノよりコト、コトよりヒトということです。

 

遊園地よりも書店が好きです。

書店の本棚は宝物だと思っています。

受け継がれている名著、社会情勢、トレンド流行状況、未来の方向性など「過去/今現在/未来」を知りたいときに結構役立ちますから。

203P 書店は参考タイトルの宝庫

書籍のタイトルは編集者さんが真剣に絞り出しています。そこから生まれたベストセラー、人気本のタイトルには読者に刺さる何らかの要素があるわけです。

例えば書店店頭のランキングや、アマゾンのランキングなどに目を通すと、求められている情報とあなたのコンテンツとの接点や共通箇所が見つかるかもしれません。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 ネーミングを変えたら爆ヒット!

第2章 検索され拡散するネーミングとは

第3章 記憶され売れるネーミング作成法

第4章 ムリなくアイデアが出せる22の発想レシピとキーワード集

第5章 戦略的ネーミングでブランド化する

第6章 ウェブで選ばれるタイトルネーミング術

第7章 勝てるネーミングの実務と裏ワザ

おわりに 

 

コピーライター、マーケティングコンサルタント。日本工業大学大学院教授。東京・浅草生まれ。法政大学卒業後、クリエイターとしてSONY、サントリー、オリンパス、CASIO、雪印、JTなど2,200社の商品開発、販促企画を支援し、販売拡大に貢献する。「ノートパソコン」の命名者として知られ、朝日新聞『天声人語』で取り上げられたJT野菜新品種「役者横丁」、雪印「Ca家族」「うまいんじゃが!」「鶏ごぼうピラフ」、セブンイレブン「アメリカンピザ」、タイホー「クリンビューふきとり名人」などネーミング作品多数。現在は、日本の土台である中小企業を、その下から支えるコンサルタントとして活動。全国の商工会議所でネーミングやキャッチコピー作成のセミナー講師を650回以上務める。ラジオ各局の情報番組にコメンテイター出演のほか、復興庁有識者会議委員、中小基構の中小企業/震災復興支援アドバイザー、各都道府県の経済団体の派遣専門家を拝命

 

【No1057】ネーミングの極意 売れる!広がる!口コミされる!!弓削 徹 明日香出版社(2022/01)

知らず知らずのうちに、人に説明する際には、3点に分けてポイントを絞って話していました。

この3という数字は、自分がまとめてやすく話がしやすいのです。

多すぎず少なすぎず相手も聞き取りやすいから。

 

仕事を分解して分類するなど細分化することができるのは、やはり仕事の中身を分かっているから。

 

この本の伝えたいことです。

6P 「分かる」は「分ける」

「分かる」すなわち「理解できている」「ほかとの違いが分かっている」ということは、「分ける」すなわち「分類・分解できている」という意味です。

つまり、「分かる」ことは「分ける」ことにつながります。

 

「分ける」コミュニケーション(伝え方)と段取りで分けること。

 仕事 ⇒ 分解・分類⇒整理・統合・順序、発想の展開

伝え方 ⇒事実と意見を分けて説明

根拠やリスク ⇒提案

会議・打合せ ⇒全体把握⇒似た意見の結びつけ、論点の整理

営業・交渉 ⇒お客様の興味・関心・状況把握⇒双方が満足する結果

段取り ⇒作業と役割の分担

計画・行動 ⇒具体的な目標の設定⇒様々な行動を想定可能

全体把握・原因 ⇒問題解決のコツ

人のタイプ ⇒自分の行動を反省⇒人間関係・評価の変化

長所と短所、好き嫌い ⇒人間関係が円滑化

視点・視野・視座「物事の角度・場所」 ⇒思考整理、問題解決、円滑な行動可能

結論と詳細 等々

 

まずは、仕事で実践していこう。

日頃から物事を分ける技術を頭に浮かべて取り組んでいくと、円滑な人間関係を構築できるものと思います。

 

 

「分ける例」から抜粋

<2つ>

意見/事実、Yes/No、正常/異常、Before/After、目的/手段、新規/既存、計画/実行、インプット/アウトプット、OK(Good)/NG(No good)、メリット/デメリット、原因/結果、ハード/ソフト、内部/外部、スキル/マインド、抽象/具象

 

<3つ>

準備/進行中/後処理、3C(Company/Customer/Competitor)、インプット/プロセス/アウトプット、3S(整理/整頓/清掃)、3M(ムリ/ムラ/ムダ)、過去/現在/未来、ソラ/アメ/カサ、ヒト/モノ/カネ

 

<4つ>

4P(Product/Promotion/Price/Place)

4M(Man/Material/Machine/Method)

準備中/進行中/中断/完了

PDCA(Plan/Do/Check/Action)

 

<5つ以上>

5W1H(When/Where/Who/What/Why/How)

5S(整理/整頓/清掃/清潔/しつけ)

7つのムダ(加工/在庫/作りすぎ/手持ち/動作/運動/不良)

 

<目次>

はじめに 「分ける」だけで仕事のスピードと質が劇的にアップし、ミスも減る

序章 「分ける」だけであなたの仕事ががらりと変わる!

第1章 「分ける」だけで伝わり方ががらりと変わる!

第2章 「分ける」だけで効率と成果ががらりと変わる!

第3章 シーン別「分ける」ポイント

第4章 「分ける」力は誰でも簡単に身につけられる

第5章 「分ける」ことは、ロジカルシンキングやフレームワークの理解の入口

巻末付録 「分ける」の例

おわりに

 

株式会社ヒトサクラボ代表取締役、中小企業診断士。九州大学経済学部卒業後、株式会社日立製作所にて、製造業向けITソリューションの営業、市場調査、経営企画業務を経て、2007年に独立。創業・急成長(ベンチャー)・新規事業・企業再生・事業承継など企業のあらゆるフェーズにてコンサルティング・支援を行なうとともに、後継者と一緒になった家業から企業に向けた組織づくり・人材育成を行なっている。創業して10年をきっかけに、2017年5月に株式会社ヒトサクラボを設立し、現在も九州・中国地方を中心に経営コンサルティング・人材育成・セミナーや講演活動を行なっている。

 

【No1058】仕事が速くてミスしない人がやっている「分ける」仕事術 吉田英憲 フォレスト出版(2022/01)

答えは古典に書いてある。

多くの人が悩んでいることのほとんどは、歴史上すでに誰かが徹底的に考え抜いています。

もし自分に悩みや疑問を感じたならば、それらを解くためのヒントは名著のなかにあるものと思います。

この名著は、本の中でも特に多くの人に読み継がれていたり、数千年という時を経ても今なお読み継がれているものです。

 

名著とは基本的に読破することができない本。

時代背景と常識を前提として書かれているので、現代人にとっては説明不足です。

 

アリストテレスからプラトン、ブッダ、孔子、老子、スピノザ、カント、デカルト、フロイト、ニーチェ、マルクス、ドゥルーズ、ピケティなど、ソクラテスの弁明や論語、方法序説、幸福論、歎異抄などの委託料の名著のエッセンスを取りあげて、1作品4Pでイラストとともに噛み砕いて紹介しています。

 

私たちはなぜ本を読むのか。

それは「本は人類が積み上げてきた叡智のアーカイブだから」。

本は、人に知識や喜怒哀楽全ての豊かな経験を与えてくれる存在だ。

ときに読んだ人の人生を変えてしまう本もある。

 

おおざっぱにわかったのち、興味があったら原典にあたればよいと思います。

気に入った箇所をメモしてみました。

 

24P『旧約聖書、新約聖書』

人生が苦しくってしょうがない人たちが、その理由を神から心が離れているからだと理解した。神の律法をひたすら守るがうまくいかない。そこで、神自らが人間の姿をとって出現し、全人類の罪をあがなったというストーリー。

聖書の内容はざっくりと知っておきたい。聖書の知識なしでは、海外における習俗、習慣から政治的な問題まで、その根本を理解することができない。聖書を知ることで世界の新しい側面が見えてくる。

 

48P『般若心経』 262文字

出家しなくても、読んだり書いたりすることで功徳が得られる。すべての苦しみを消し去ることができる。唱えるだけでこころが楽になる。

 

162P『戦争論』孫子の兵法と並ぶ近代の戦争論は現代に大きな影響を受けている。

「戦争は他の手段を持ってする政治の継続にすぎない」

「政治は目的を決め、戦争はこれを達成する」

「敵の戦闘力は、撃滅せられねばならない。中途半端な攻撃は許されず相手が完全にやる気を失うような作戦をとること」

 

184P『資本論』

資本家は労働者を多めに働かせて「剰余価値」を生み出し「搾取」する。

労働力という商品だけが余計に価値を生み出すという特殊性を持っているから、資本主義が成立する。資本主義社会では、資本家にならないと豊かにはなれないのです。

 

192P『21世紀の資本』

富む者はますます富み、貧しいものはますます貧しくなる。

経済成長を期待し、資本主義を放置すれば、ますます格差が拡大する。

資本を持つ人は、経済が成長するよりも迅速に自分の資本を増やすことができる。

世界の貧富の差を是正するために「累進課税の富裕税」を世界的に導入し、資産の再分配をすることを提案している。

 

 <目次>

はじめに 

第1章 古代・叡智編 古代からの叡智を知ることができる本

第2章 思考・理性編 考えに考えて人生を変える本

第3章 人生・苦悩編 悩める人生について考えることができる本

第4章 政治・社会編 現代の政治思想とその起源がわかる本

第5章 経済・生活編 仕事と生き方がよくわかる本

第6章 心理・言語編 人の「心」と「言葉」について考えてみる本

第7章 思想・現代編 現代社会を別の角度から考えてみる本

第8章 日本・自己編 日本の思想をふりかえって自分を知る本

 

河合塾やその他大手予備校で「日本史」「倫理」「現代社会」などを担当。中央大学文学部哲学科卒業後、上智大学神学部に学ぶ。歴史をはじめ、哲学や宗教などのわかりにくい部分を読者の実感に寄り添った、身近な視点で解きほぐすことで定評がある。

大阪府警の元マル暴刑事、堀内信也と伊達誠一。

金の匂いがするところにこのコンビあり。

博多の強奪事件で消えた5億円の金塊を求め、淡路島、由布院、小倉、博多、名古屋などの各地を車で東奔西走駆け巡るクライムサスペンス。

堀内と伊達は「犬も歩けば棒に当たる」

松本清美、寺本成樹、藤本結花、木本次郎、西尾えみ、豊川聖一、堤田靖夫などの怪しい人物たち。彼ら二人が行動することによって、関係者が数珠つなぎで面白いようにうまく繋がっていき、事件の核心に近づいていく。

背中がぞくぞくするくらいにワクワクする。

彼らは、情報を得るために、殴る、蹴る、脅す、騙すの悪の権化のようなオンパレードの行いをする。でも極道や半グレをボロにしてでも殺すことまではしない。

極道、反グレ、悪党どものとの壮絶なバトルはあるのだが、相手にお金を渡して白状させたり、誘導尋問や唆したりして喋らせたりするなどの柔らかい技術も優れている。

こんな厳しい状況下で、堀内と伊達は、腕を刺されたり耳を弾が貫通したりして怪我をしてでも命を長らえているのは驚きだった。

生命を縮めるようなことをしていても、誰かを信用して押さえるところをしっかりと押えていた。

冷静な目を持って少し先を見越したリスク回避術が長けている二人はけっこう凄い。

読ませてくれる最後まで飽きさせない内容でした。

 

1949(昭和24)年、愛媛県生れ。京都市立芸術大学卒業後、大阪の高校で美術の教鞭をとる。「二度のお別れ」「雨に殺せば」でサントリーミステリー大賞佳作賞を連続受賞する。1986年「キャッツアイころがった」でサントリーミステリー大賞、1996(平成8)年「カウント・プラン」で日本推理作家協会賞を受賞。2014(平成26)年『破門』で直木賞を、2020(令和2)年に日本ミステリー文学大賞を受賞した。