
「人の振り見てわが振り直せ」的に!
自分は将来どうなりたいのか!
目標とする先輩たちが辿った足跡を調べてみればきっと見えてくるはずだ。
ぼくは、老年期や第二の人生、定年後の生き方などの本を読んで自分の姿を想像してきました。
これは、何度も何度も咀嚼して、自分の方向性が正しいのかどうか確認していたからです。
健康で老化を防いで、ワクワクドキドキしながら長生きをしていきたいのです。
そのためのヒントや秘訣が以下の通り満載でした。
70代になってからやりはじめるのではなく、
肉をもっと食べよう。散歩をして陽の光を浴びよう、働き続けるなど、
いまからすぐやれることをひとつずつ実行していけば、老後に幸せになる近道となります。
4P 気持ちが若く、いろいろなことを続けている人は、長い間若くいられる。
栄養状態のよしあしが、健康長寿でいられるかどうかを決める。
42P 70代に身につける習慣がその後の人生を救う
この時期から意図的に身体を動かそう、脳を使おうと習慣化しないと、運動機能も脳機能も使い続けることはできないということです。
46P 何事においても引退などしてはいけない
アルバイトや契約社員など、どのような形態であっても、仕事を通して社会とのかかわりを持ち続けることが活動レベルを落とさず、若々しくいる秘訣だと私は思います。
退職後も社会と関わっていくという意味では、もちろん仕事がすべてではありません。町内会の役員やマンションの管理組合の役員、趣味の集まりの役職などでもいいのです。ボランティア活動も、退職後の社会参加としてはひとつの選択肢です。
51P 働くことは老化防止の最高の薬
働くことが運動機能、脳機能の老化を遅らせ、高齢者の寿命を延ばしているのだと考えます。
74P 脳の老化を防ぐのは、生活の中の変化
前頭葉の老化によって高齢者の意欲が低下します。そうならないためには、仕事やボランティア、趣味の集まりなどの単調ではない変化のある生活をすることがいちばんです。
79P インプットからアウトプットに行動を変える効果
本を読んでインプットする行為よりも、会話などのアウトプットの行為のほうが前頭葉は活性化され老化の防止になるのです。
何か学びたいことがあるなら独学せず、スクールやサークルなど何人かの集まりに参加して学ぶ方が、まだ、前頭葉を使います。
得た知識をこれまでの経験や他の知識を使って加工し、自分の考えとして述べる時に前頭葉は活性化させるのです。
92P 長生きしたければダイエットはしてはいけない
日本もアメリカも痩せている人よりも、BMIが25~30くらいの少々ぽっちゃりした人が、いちばん長寿であるという結果が出ているのです。
高齢になっても元気な人は、ふっくらとした人なのです。
見た目の若さについても、実年齢よりも10~20年若く見えるような人は、ふっくらとした人です。
70代になったら、栄養の不足のほうに気をつけて、とり過ぎについては過敏になる必要はありませんん。
152P 定年後の喪失感をどう克服するか
問題なのは、会社を辞めたことで、自分の人生や自分自身を失ってしまったかのように感じている場合です。
肩書や属性はうわべの部分であって、あなたという人間の本質には関係ありません。
自分という人間性を認めてくれて、親しく付き合える人こそ、親友とよべるのは当然のことです。
184P 歳を取ってやさしくなることが幸せへの近道
70歳になったら、自分のことだけで生きるのではなく、まわりの人のために尽くす生き方に少し変えていったほうがいいのではないかと考えています。
困っている友人のために一肌脱いだり、ちょっとしたボランティアをしてもいいでしょう。働き方自体を、これまでのお金のためから、誰かの助けになることを目的に加えてもいいと思います。そういった他者へのやさしさは、あなたの老後の人間関係を豊かにし、心も満たしてくれるかもしれません。歳をとってやさしくなるということは、老後に幸せになる一番の近道なのではないかと私は思っています。
<目次>
まえがき 70歳は人生の分かれ道
第1章 健康長寿のカギは「70代」にある(いまの70代は、かつての70代とはまったく違う、もはや70代は現役時代の延長でいられる期間となった ほか)
第2章 老いを遅らせる70代の生活(何事においても、「引退」などしてはいけない、働くことは、老化防止の最高の薬 ほか)
第3章 知らないと寿命を縮める70代の医療とのつき合い方(いま飲んでいる薬を見直してみよう、血圧、血糖値はコントロールしすぎない ほか)
第4章 退職、介護、死別、うつ…「70代の危機」を乗り越える(定年後の喪失感をどう克服するか、趣味は働いているうちにつくろう ほか)
1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。高齢者専門の精神科医として、30年以上にわたって、高齢者医療の現場に携わっている
【No1068】70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い 和田秀樹 詩想社(2021/06)