習慣によって感性が身につき、具体的な方法から感性を養うためのヒントが得られる。
「感性はセンスでも才能でもない。習慣で身につけられるものだ」
SHOWKOさんは、京都生まれ。330年続く陶磁器の窯元で生まれて、自分らしい素敵な生き方をしている陶芸家でありアーティストだ。
ものづくりのアーティストであるならば、感性が豊かなほうがより創作活動に最適だと思う。
感性は、目に見えない価値を感じて、正解のないことを選び抜ける力。
感性は、生まれ持った能力や才能。
感性は、感じ、吸収し、蓄積すること。
感性は、自分のものさしをつくってくれる。
感性は、毎日の積み重ねで人が磨かれる。
感性は、自分を信じて、人を愛し、自分の人生を選択していくための基礎となる。
観察する、整える。視点を変える、好奇心を持つ、決めるという5つ習慣は、現状では深く意味がわからなくても取り入れていきたい。
これらの5つの習慣によって感性が身につけられると。
習慣は日々の積み重ねであり、感性を養うための時間は一生涯続くものだ。
感性がある人は、相手の気持ちに寄り添えることができる。
感性を持つ人になるため、著者が具体的なやり方や方法を伝授してくれている。
それらの中から自分に合うものを取り入れたらよい。
どれを参考にして入れていくかどうかは、行き着くところは同じでも、人それぞれによって手段が違うだろう。
・観察する-日常の細部にまで目を向け、気づけていなかったことに気づく。身につくことで、世界を見る解像度が高まり、隠れた意図や違和感に気づける。小さな変化や違和感、魅力に気が付ける感受性が高まる。他人とは違うことに気づき、多くの感覚や感情を得ることができる。
肌の感覚で気温を当ててみる、前を見ながら横の風景を見てみる、裸足で生活してみる、見えないものを感じようとしてみる、解説を読まずに美術鑑賞してみる、季節ごとに使う器を替えてみるなど。
・整える-身の回りや自分の心を整える習慣。身につくことで観察によって得た情報を冷静でフラットな頭でとらえることができる。身の回りのモノを減らし、雑然として整理整頓ができていなかった場所を整え自分のモヤモヤした感情やココロも整えていく。
財布の中を整えてみる、よく使いものを手前に置いてみる、家のハンガーの数を減らしてみる、付き合う人の数をしぼってみる、10分間呼吸に意識を向けてみるなど。
・視点を変える-多角的に物事を捉える、事象を少し離れた所から俯瞰して眺める。これまでとは異なる面から事象をとらえて物事を解釈する。身につくことで、常識にとらわれず本質的な発想ができる。アイデアは独創的で斬新。
視点を切り替えて知と図を反転させてみる、作者の気持ちになって作品を見てみる、言葉を文字にして見てみる、感情ではなくつながりで考えてみる、なぜ?と問い続けてみるなど。
・好奇心を持つ-新たな世界を知る。何かに没頭することで世界が広がり独自の感性が育まれていく。これまで気にかけていなかったものにも興味を持つ。身につくことで、自分の好きの枠を広げ、新たな知識や教養を修得するための入口に立つことができる。常に新しい価値感や情報を手に入れて自分の思考を深めていける。
身近なものの奥深さを学んでみる、身近なものの意味を知ってみる、言葉の余韻を好きになってみる、季節によって香水を替えてみる、20年使えるものを買ってみるなど。
・決める-日常の細かいとこにも自覚的に選択する意識を持つ。身につくことで自分の中に判断の軸ができ、決断が速くなり、その決定に自信が持てるようになる。予測しにくい世の中で明確な意志を持って決める。
選択の理由を言葉にしてみる、目的地をつくらずに歩いてみる、やらないことを決めてみる、コンプレックスを克服してみる、社会参加の意識を持ってみるなど。
5つの習慣を続けていく、豊かな感性を身につけていく、日々有意義な時間を重ねていくことができれば、きっと幸せに生きてゆけると思う。
<目次>
はじめに 感性のある人とは、「答えを出せる人」のこと
序章 感性を養う「5つの習慣」
第1章 感性を養う「観察する習慣」
第2章 感性を養う「整える習慣」
第3章 感性を養う「視点を変える習慣」
第4章 感性を養う「好奇心を持つ習慣」
第5章 感性を養う「決める習慣」
おわりに 人生は、「感性」を養うための旅
陶芸家。アーティスト。京都にて330年の歴史のある茶道具の窯元「真葛焼」に生まれ、茶道をはじめとした日本文化が日常にある家庭で育つ。2002年より佐賀県武雄の草場一寿氏の元で修行の後、2005年に京都に戻り、自身の工房「Spring Show Studio」をスタート。何度も塗り、焼き重ねることによって立体感と透明度の増す独自の技法で陶板画制作をはじめる。2009年にブランド「SIONE(シオネ)」を立ち上げ、全国で多数の企画展を開催し、2011年より海外で展開。ミラノサローネに出展後、ヨーロッパでの展示会を多数開催。その後、アジア各国にて展覧会、茶会を開催し、アートワークや器を通して日本文化を伝える。2016年には銀閣寺近くの旅館をリノベーションし、工房兼ショップをスタート。2017年、LEXUS NEW TAKUMI PROJECTの京都代表に選出され、プロジェクトに参加。その後、2019年、京都に新しくできたアートホテルの2部屋を制作するなど、本格的にアートワークの制作に力を入れる。
【No1061】感性のある人が習慣にしていること SHOWKO クロスメディア・パブリッシング(2022/01)
