最近の日本人は怒りやすくなってきていると思う。
電車の中で声を荒らげる人、危険なあおり運転する人、ネットで誹謗中傷を書き込む人、周囲に当たり散らす人等々。
SNS上で炎上していたある発言を切り取ってたくさんの人で非難し続けているのを見てそう思っていた。
21P 弱者が強者に対して憤り、怨恨、憎悪、非難の感情を持つルサンチマンに囚われて悪習に蝕まれる。
特定の誰かを叩いたとしても、翌日にはもう忘れ次の新たな生贄を探している。
怒りで消費している人は、より無駄に必要以上に怒りやすくなる。
次から次へと怒る対象を見つけては、怒り続けることができる。
有名人の不倫で怒る人や自粛警察などから、怒りは娯楽らしいと思った。
25P 怒りは安近短なエンターテインメント
多くの人が怒りたがっている。怒りたい人は日本中にいて、怒りたい人にとっての燃料になる材料もネット上には数多く存在し、まさに需要と供給が見事にマッチングしている。
多様性のある社会でありみんな違っていて当然だ。
同調圧力に屈して生きにくさ、生きづらさを感じている人が増えているという。
怒るわけを知ることで生きやすさの一助となる。
怒りについてまじめに考えて、怒らないようにするためにどうしたらよいのか真剣に検討していた。
アンガーマネジメントの第一人者がなぜ日本人が怒りやすくなっているのかを解説していて、周囲からどのようにして自分は身を守ればよいのか、自分はどうすれば怒りに振り回されずにすむのかを読み解いていた。
3P
アンガーマネジメントができるようになると、自分と違うものが受け入れられて、自分が本当に力を使いたいことだけに集中できるようになります。
30P 逃げるは恥でもなく役に立つ
アンガーマネジメントの基本は逃げろ!だ。
その場にいて何かトラブルになりそうなら、一目散にその場から立ち去りなさい。それが怒りでのトラブルを避けるのに最善だから。
41P 怒りが生まれるメカニズム、「火花」と「ガス」
火花が散るときは、着火スイッチの「~べき」が裏切られた時。
引火するガスは、マイナスな感情や状態。
「~べき」が裏切られる回数と減らすこと、マイナス感情・状態を減らすことが怒りの炎を燃え上がらせない秘訣
50P 自己肯定感が低いと攻撃的になる
自己肯定感が低い人の特徴
1 承認欲求が強い
2 依存心が強い
3 ネガティブ思考
4 劣等感が強い
5 渇望感が強い
118P コアビリーフが裏切られると怒りに繋がる
コアビリーフは、「~べき」「~はず」「普通」「常識」「当たり前」といった言葉に象徴される自分の価値観のことだ。
200P 無駄に怒らないための6つのヒント
1 6秒待つ。冷静になるためのルールを守る、
2 共感疲れしない。自分と相手の間に線を引く
3 白黒で考えない。グレーの存在に寛容になる
4 正義感はほどほどにする。独善的な正義感は怒りを増幅させてしまう
5 プライド・自尊心のために闘わない。
6 考えや行動に制限がなく、伸び伸びと自由にする融通無碍を意識する。人から薦められるものを抵抗せずに受け入れてみる
<目次>
はじめに
第1章 なぜ日本人は怒りやすくなったのか?
第2章 要注意!自己肯定感が低いと怒りやすくなる
第3章 自己肯定感が低くなった原因と今後の解決法
第4章 自己肯定感を左右するコアビリーフと向き合う
第5章 同調圧力から生じる怒りをどう回避するか
第6章 これからの時代をムダに怒らない6つのヒント
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会代表理事。アンガーマネジメントコンサルタント。1971年、群馬県生まれ。2003年に渡米してアンガーマネジメントを学び、日本に導入し第一人者となる。アメリカに本部を置くナショナルアンガーマネジメント協会では15名しか選ばれていない最高ランクのトレーニングプロフェッショナルに、アジア人ではただ一人選ばれている。企業、教育委員会、医療機関などで数多くの講演、研修などをおこなっている。
【No1042】なぜ日本人は怒りやすくなったのか? アンガーマネジメントで読み解く 安藤俊介 秀和システム(2022/01)
