健康は間違いなく重要であり、「自分らしく選択し生きる勇気」を持て!
かつての働き方のように、会社から与えられたものをただ有難く受け取るだけのような受動的な態度ではなくて、立場や場合によっては、これがしたい、これが欲しいという風な主体的で能動的に意思決定をしていくことが求められている時代になっていると思います。
人生100年時代であり人口減少少子高齢社会なので、たとえ60歳で定年を迎えても、そのあと70歳それ以降も働く可能性は十分にあります。その時々の状態に合わせて働くことが大切です。シニアが一定の収入を得ながら、自分らしく生き生きと豊かに暮らしていく取り組みが、日本の未来を切り開いていく原動力になります。
健康寿命と呼ばれている男性72歳若しくは女性の75歳まで、どのようにして世の中で役に立ち貢献をしていけるのかが、いまのぼくの課題です。
これまでの著書本もそうでしたが、今の著者の坂本貴志さんのモットーである客観的なデータや企業の実例、現場の生の実態を踏まえた諸々の考察を通じながら、再雇用や定年延長等のセカンドキャリア時において豊かで幸せに暮らしていける指針案を示してくれています。
定年後の生き方や将来のキャリアに悩んでいたり迷っている人にとっては、キャリアの再構築や働き方を見直すための方向性がわかってくる良本だと思います。
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これからの時代、企業はミドルシニア社員にどう向き合っていけばよいのか。また、これから生じる市場環境の変化と合わせて、私たち個人はミドルシニアに家計とキャリアをどう考え、どう準備し、どう選択していけばよいのか。本書では、再雇用という選択肢を中心に、人生後半戦のキャリアの構造や家計の状態を俯瞰し、その選択肢についての見取り図を示して行きたい。
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かつて多くの人は60歳定年を機に引退し、多額の退職金と60歳からの一生の年金受給を行って、老後を送るという人生計画を描いてきた。しかし、このような画一的なモデルはもはや成り立たなくなっている。そうではなく、人生の限りある時間のどれくらいを仕事に費やすのか?また、どのような仕事で、どれくらいの強度で、いつまで働くのか。そして働くことで預貯金をどこまで積み増していくか。また、年金をいつから受け取るのか、その結果、老後の年金額をいくらにするのか。こうしたこと全てを、自身の家計状況や健康状態、自身の働く意欲は価値観に照らし合わせながら、自ら主体的に選択して行く必要性が生じているのである。
<目次>
はじめに 坂本貴志
第1章 高齢期キャリアの構造
第2章 過渡期の継続雇用
第3章 働く社員が直面する家計と意識の構造変化
第4章 悩ましい年下上司との関係
第5章 人事制度改革の方向性―再雇用制度か、定年延長制度か
第6章 70歳雇用時代に向けた処方
おわりに 松雄茂
坂本貴志さん
リクルートワークス研究所研究員・アナリスト。1985年生まれ。一橋大学国際・公共政策大学院公共経済専攻修了。厚生労働省にて社会保障制度の企画立案業務などに従事した後、内閣府で官庁エコノミストとして「経済財政白書」の執筆などを担当。その後三菱総合研究所エコノミストを経て、現職。研究領域はマクロ経済分析、労働経済、財政・社会保障。近年は高齢期の就労、賃金の動向などの研究テーマに取り組んでいる。
松雄茂さん
1986年リクルート入社。88年、現リクルートマネジメントソリューションズにおいて人材育成・コンサルティングの営業を行う。東海地区において、自動車メーカー、自動車部品メーカー、インフラ系企業など数多くの大手企業を担当。93年から企業の役員向けコンサルティングなどを行うコミュニケーションエンジニアリング事業を経て、首都圏の3000人超の企業を担当する営業部長、そして営業組織全体を統括する営業統括部長へ。約160名の営業系従業員のトップとして経営会議メンバーとなる。現在、2025年より独立をし、リクルートマネジメントソリューションズのパートナーとして、企業研修設計、コンサルタントを行う。









