ワーグナーのオペラ(舞台祝祭劇、Bühnenfestspielと呼ぶのが正しいのは知っとる)、
指輪のディスクは、とても多くのものが出ているが、なぜか、バイロイトのライブは出ていない。
いや、ブーレーズの1980年代の画期的な指輪は、レーザーディスクで出ていた。
それを見るだけのために、レーザーディスク装置を買った友人もいた。
同じコンテンツは、グラモフォンからはDVDで出ていて、2年前に、ブルーレイでも出た。
僕は全部持っているが、LDとDVDは同じクォリティで(要するにSD画質で、ステレオ収録)だから、
買う意味がない。
BDは音も、映像も、リマスタリングされている。
映像クォリティはわずか上がっているが、もともとがSD画質での収録だから、LDもBDも大差ない。
が、音は5.1ch化されていて、それなりに良くなった(DTS-HD1.5ch、輸入盤も日本語字幕が付いている).
メイキングなどのオマケコンテンツもあるし、豪華なブックレットでは、
ブーレーズの音楽観をもとにして解説(論文調)もある。
ただ、5.1chでは、正直、立体感は物足りない。
指輪と言えば、ショルティの歴史的名盤もあり、SACD化されているが、こちらは映像がないし、そもそも、2ch
のアナログマスターテープをもとに5ch化しただけのものだ。
どうやって2chを5.1ch化したのか知らないが、AVアンプでも2chをマルチチャネル化して
再生する機能があるので、その程度のものかもしれない。いずれにしても、こんなのはイマーシブではない。疑似もの、偽物なのだ。
ATMOSでもAuro 3Dでもよいのだけど、イマーシブオーディオに対応した指輪は、
なかなか、存在しない。
BDがあるぞ、と喜んで買っても、単に音楽だけで映像がついていなかったりも
多々存在するので、気を付けなければならない。
音だけ2chでもよいなら、いまだにショルティ/ウィーンフィルを超えるものはない。
僕はLP、CD、SACD、BDと4つも持っている。
でも、映像はないので、正直、オペラとしては成立しない。
オペラは劇であり、映像がないとまったくつまらない(と思う)。
少なくとも指輪は4夜に分けて演奏されるものだし、神々の黄昏だけで4時間半もかかるから、
耳だけ、音だけ、で座って聞き続けるのは無理というものでしょ。
で、ATMOS収録されているブルーレイ(当然に映像つき)は、どうも、僕が探した限り、存在しない。
何をいう、バイロイトの指輪、ヴァレンティノ・シュヴァルツ演出 / バイロイト音楽祭2022
BDはATMOSだぞ、と。
買ってみればわかる。DTS-HDとPCM2chで収録されているが、ATMOSではない。
ベルリンドイツオペラ、ラニクルズ指揮ステファン・ヘルハイム演出(2021年版)のBDは、
DTS:X収録されている。僕が調べた限り、唯一のイマーシブ録音でライブ映像のものだった。
ただ、映像がちょっと。。。
解像度が高いので、それがあだになっている。ブリュンヒルデは冗談でしょ、くらいの
デブのおばちゃん。全体にウェイトオーバーの方々で、ワルキューレは重量超過で
あれでは飛べない。
まともな演出をしているバイロイトのライブを、ブルーレイで、音声はATMOSで(Auro-3Dでもよいけど)、
出してくれまいか。










