東京は、6月としては異例の真夏日がきたという。
7月も熱いことだろう。

欧州も負けずに暑い。

いや、日によっては明らかに勝っているというべきか。。。

アフリカからの熱波が、偏西風に乗って直接波としてやってくるからだ。
波が一時反射して弱まってくれるとよいのだが、西欧州には直接やってくる。
いや、一昨日は東欧州もすごかった。

この熱波はものすごく熱い。

どのくらい熱かったかというと、スペインは、一番波が強いので、
先日気温が46度(摂氏ですよ!!!) になった。

想像できないでしょ。
まぁ、フィンランド式のサウナでは100度になるのだから、
耐えられるはずではあるけれどね。

直接波は、アフリカから遠くなるにつれ弱くなるが、パリは40度。
ロンドンはそこまではいかないが、30度ちょい。
こうした日が、6月にも2度きた。

日本と違って湿度が低いし夜は涼しいので、昼の30度程度であれば
家やオフィスでは問題はないのだが、地下鉄は凄いことになる。
簡単に地下が30度を超える。

車両の中は、混めば混むほど上昇し、さらに数度は上がる。

東京と違って、地下鉄は冷房の普及が低いので、厳しいのだ。

車両だけでも冷やせばよいではないか、と思うのは甘い。
トンネルを伝って熱がホームに来るので、待っている間は地獄になる。

東京をマネして、駅からトンネルから、地下を丸ごと冷やすという発想が最適なのだが、
欧州では実現は難しい。
なぜかというと、熱を逃がす巨大な室外機を街中のあちこちに設置することは、街づくりと
して認められないのだ。

これは、家でも同じで、集合住宅のベランダに室外機を置くことは美観を損ねるという
理由で認められないことが多い。

もういっそ、スコットランドに遷都するのがよいのに。

いや、おれが引っ越せばよいだけかもしれない。