※【メキシコ旅行記⑧】の続きになります。
メキシコ滞在4日目となる2024年11月25日(月)、この日は早朝6時40分にホテルを出発。前日早めに就寝してたっぷり睡眠をとったため、体力もすっかり回復しました。
これからメキシコシティ郊外にある、巨大なピラミッドが聳える遺跡「テオティワカン」へ向かいます。まずはバスターミナルへ向かうため、タクシー配車アプリ「UBER」を使い、ホテルの前までタクシーを呼びました。日本語で操作できるのはありがたいですね。
5分程でタクシーが到着。目的地はアプリから運転手さんと共有されており、カード決済なので現金の受け渡しの必要もないため、あとは目的地まで乗って着いたら降りるだけ。ちなみにチップの支払いも降りたあとにアプリから可能でした。メキシコでは流しのタクシーに乗るのは危険ですが、UBERなら安心して利用することができます。
ホテルからタクシーで10分程で、メキシコシティ北バスターミナル へ到着。めちゃめちゃ大きなバスターミナルです。
中は広くてとても綺麗。メキシコには都市間を移動する鉄道がないため、国内での主な移動手段は飛行機か長距離バスになります。そのためバスターミナルが、その都市の主要駅みたいな役割を果たしているようでした。
朝の7時ということで、まずは朝食をいただきたいところ。構内には色々と飲食店があるということは調べてましたが、どんなお店があるのか散策してみたいと思います。こちらはフードコードみたいな感じですね。
こちらはお土産屋さんでしょうか。確かに日本の駅みたいな雰囲気も感じます。
かなり広い構内。月曜の朝ですが、たくさんの人の姿がありました。
クリスマスツリーが飾られていました。この辺りがちょうど中央ゲートになるようです。
当たり前のようにタコス屋さんもあります。早朝にも関わらず、8割くらいのお店が営業しているようでした。
一通り見て回った結果、写真が美味しそうだったのでこちらの中華のお店で朝食をいただくことにしました。
こちらは好きな料理を容器に盛り付けてもらうというスタイル。こういうの久しぶりです。
炒飯と焼きそばと酢豚をチョイス。メキシコの中華料理はどんな感じなのか少し不安もありましたが、意外にもこれが美味しかった! 普通に都内にあっても違和感ないようなレベルで、ドリンクを付けて141ペソ(約1,100円)でした。
そうそう、メキシコシティの街中ではホテルを中心に動いていたのでトイレには困らなかったのですが、ここで初めてメキシコの公衆トイレを使用することに。有料のトイレが多いというのは調べてましたが、入口に人がいて徴収されるものだと思っていたら、何とコインを投入して入る無人ゲートのトイレでした。しかも絶対に不正は許さないというような厳重なゲートで、さすがにこれには驚愕! 7ペソ(約55円)を投入してトイレを済ませたのでした。
朝食とトイレを済ませ、こちらのテオティワカン行きのバスの窓口でチケットを購入。窓口の人に「1分後の7時40分に出発するから、8番ゲートから入って乗り場に行ってね」と言われたのでゲートへ急ぎました。
チケットは片道68ペソ(約550円)で、往復分を購入。リーズナブルな価格です。
ゲートには空港のような金属探知機が付いていました。教えてもらった8番ゲートから入ってテオティワカン行きのバス乗り場を見つけたところで、無常にも7時40分発のバスは出発(苦笑) それでもこの路線は本数が多いそうで、10分後に来た次のバスに無事に乗ることができました。
最初は10名程の観光客らしき人しか乗ってませんでしたが、途中のバス停からは地元の人らしき人も乗ってきました。直通バスではなかったんですね。
バスの車窓から眺めるメキシコの郊外の風景。興味深く眺めてました。
出発から50分程経ったところで、テオティワカンの街を通ります。ここでもバスは停まりますが、こちらはテオティワカンの市街地になり、ピラミッドのある遺跡の最寄りのバス停はまだ先なので間違って降りてはいけません。
出発から約1時間5分で、テオティワカン遺跡の最寄りのバス停に到着。途中、車内でのアナウンスは一切ありませんでしたが、ここだけは運転手さんが「ピラミデ~」と大声で観光客に教えてくれました。
…ということで、この日の目的地である テオティワカン遺跡 へ到着! メキシコシティからは北東へ約50kmの位置にあります。
バスを降りて少し歩き、チケットを購入します。95ペソ(約750円)でした。
目の前には早速ピラミッドが姿を現します。個人的に歴史が大好きで、このテオティワカンへもいつか来てみたいと思ってましたので、この時点でもう感動してました。
こちらの入場ゲートから、スタッフさんにチケットを見せて入場します。写真左側に見えるのは恐らくお土産屋さんとかだと思われますが、朝早くだからかほとんどのお店が閉まってました。よく見ると、気球が飛んでいるのが見えますね。
ここテオティワカン遺跡は、紀元前2世紀頃に建設されたメキシコ最大の宗教都市遺跡で、1987年に ユネスコの世界遺産 に登録されました。簡単な地図がありますが、この縦の長さが4km程あるという巨大な遺跡になります。
入場ゲートから目の前にずっと見えているのが 太陽のピラミッド 。西暦200年頃に造られたと言われています。
現在9時10分頃。小さな露店も少しづつ開店準備が始まっているようでした。
太陽のピラミッドのすぐ近くまで来てみました。この時間は超逆光で苦しみます(苦笑)
説明文がありました。
土台の最も下の部分。1800年以上も昔に造られたという、時の重みを感じました。
この太陽のピラミッドは高さが65m、底辺の1辺が225mもあるという巨大なもので、ピラミッドとしては世界で3番目の大きさになるとか。宗教儀礼のために建造されたと考えられています。
実はこのピラミッド、コロナ以前は頂上まで登ることができたらしいのですが、現在は登頂は禁止。事故が多発したことが原因と言われているようです。
しかしよく見ると頂上付近に人影が。こちらは関係者の方でしょうか。
下から観ると平べったく見えますが…
少し離れると、三角形であることがわかるようになります。
何となく、太陽のピラミッドの周りを1周してみようと思います。こちらは確か側面です。
こちらは正面の反対側。
小さなリスを発見!食べ物を探しているようでした。
この太陽のピラミッドの前を通るのが 死者の道 。全長4km程あるそうです。
死者の道の脇にはずっと、何かの遺構が続きます。テオティワカン文明は6世紀頃まで繁栄した後に滅亡。これだけの文明にも関わらず文字が残されてなかったため、当時の暮らしも滅亡の理由も謎に包まれているとか。ちなみに「テオティワカン」というのは「神々の都市」という意味があり、12世紀頃に既に廃墟となっていたこの都市を発見したアステカ人によって名付けられたそうです。
死者の道の先にずっと見えているのが 月のピラミッド 。写真だと近くにあるように見えますが、数百メートル先になります。
こちらには何やら後付けの屋根のようなところが見えますが…
そこあったのは ジャガーの壁画 。1000年以上前に描かれたそうです。
遺跡をじっくりと観察しながら歩きますが、この先を見ると高台に人が登っているのが見えました。
こちらから登れるようなので、登ってみたいと思います。
登った先は何とも絶景! 遺跡好きにはたまりません。
ここから観る月のピラミッドの姿も素晴らしい! ホントに感動ものです。
先ほど歩いて来た死者の道と、太陽のピラミッドを振り返ります。何とも素晴らしい時間でした。
この時点で10時を回った頃。このあともテオティワカン遺跡の散策は続きます☆
※【メキシコ旅行記⑩】に続きます。
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[メキシコ旅行記]
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