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『魔法のドローイング歩き』という「気が出る歩き」のためのトレーニングのお話しです。
あなたは身体を動かすのが得意ですか?
思い通りに身体を動かせていますか?
ぼくは2006年からアルゼンチンタンゴを学び始めまして、銀座にあったアルゼンチンタンゴダンススクールに通いました。
アルゼンチンタンゴダンスというのは、女性と向かい合って、まるでハグするくらいの距離で、両腕で触れ合わせながら踊る、社交ダンス系のダンスです。
ステップを教わり、相手の足を踏まないように、ステップ通りに動く(踊る・歩く)のですが、いくら学んでも練習しても、ぼくはどうしても女性をリード出来ないのでありました。
足を出そうとするとタイミングが合わない。両腕でリードしようとすると方向が明確にならないのでしっかり相手の女性と動きを噛み合わせるとが出来ない。タンゴの音楽に馴染めない。
それでもアルゼンチンタンゴダンスが好きっ!(笑)
ぼくは一度に何か月分かの授業料を前払いし、そのスクールのお得意様でしたので、スクール側ではぼくのことを「良いお客様」だと思ってくれていたので、そのあたりは自由に言いたいこと言ったりぼくの要望をお願いしたりすることなどは出来てはいたので、そこではそんなに嫌な気分になったことはありませんでした。
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しかし何週間も何カ月も通っても、ひとつもうまくいかない。動けない。音楽に合わせて踊れない。女性をリード出来ない。両腕の中に立って指導してくれる先生(そのスクールでは一番トップの先生でした)の顔が若干イライラしている。いや苦笑いしている。ぼくの顔もきっとタジタジしている・・・(笑)
その時にぼくのアタマの中に浮かんだ言葉。その言葉を先生に伝えた。それは「ぼくが動かなくてもこのフロアーの方が動いて踊らせてくれればいいのにね」でした。
自分は動かなくても、もし、フロアーが動きて回転してくれて、足の運びもやってくれる。そんなタンゴダンスだったら、ぼくはただ相手の女性を両腕の中に抱いているだけでいいのに・・・。
いいな・・・ そういうのっ・・・(笑)
素晴らしいアルゼンチンタンゴダンスを踊っている人って、観ていると本当に、フロアーの方が動いていつつも、ふたりのダンサーはただ両腕の中で抱き合っているだけのような静けさがあるように見えるものです。
フロアーの方からエネルギーのようなものが出ていて、イキモノのようなフロアーとしてふたりを踊らせる。
そんな動きが出来る魔法の動きってないものだろうか?・・・
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このブログのテーマであります『魔法のドローイング歩き』の「ドローイング」というのは「線で描く」という意味で、よく「線画」などと言われている、絵画の世界で使う用語です。
このブログをお読みになっている方は、絵画で使われるドローイングと「歩く」というのはどういう関係があって、いったい何を言いたいんだろう?と思うはずです。
ここではそのご説明です。
アルゼンチンタンゴダンスを始めた2006年からは、かなりトレーニング(これはアルゼンチンタンゴダンスの練習ではなくて独自の呼吸法の練習です)を重ねて来まして、自分の想いの動きを、動きたい方向にフロアーに『線を描く』ことで、身体は、その線の描いた通りに動くようになれたのです。
まるで線路の上を電車が動くように、『描いた線(ドローイング線)』の上に沿って身体が動くようになりました。
この『描いた線』とは、そのまま「気が出ているエネルギー線」とも言えます。
今はもう、ぼくはアルゼンチンタンゴダンスはやってはいません。女性をリードして動くことそのものがぼくにはあまり適してはいないようでした(笑)。そのあたりをあきらめても、まったく後悔はしていません。
自分の想像力の意念で、自分から「ドローイング線」を出して地面に描いてから、その後に身体が動かされるという「魔法のような法則」を見つけたのです。
それは「気の法則」そのものなのです。
歩く前に、地面の上に、先にドローイング線を出して引いておいて、その後から、まるで線に導かれるように歩く(歩ける・線に引っぱっていってもらう)という不思議な感覚をマスターしました。
これは、合気道のような「気を出す系の武道」がおこなっている「気を出す」というのと同じ原理です。
合気道では指先から「気を出す」をしますが、ぼくの場合は武道ではありませんので、同じ原理を「地面に気の線を出して描く」ということになります。
この歩き方が『魔法のドローイング歩き』というネーミングとなったのです。
これによって、(女性をリードして踊るスタイルではなくて)「ひとりで踊るソロタンゴ」というスタイルで踊れるようにはなりましたっ(笑)
今のぼくのとってはそれで充分なのですね。
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ところで、この『魔法のドローイング歩き』は、歩く、踊るにも使えますが、武道や格闘技、サッカーなどの地面を重視した球技、相手のあるスポーツ、などに必要な身体を動かす感性も養われるものです。
それは、『魔法のドローイング線』を、アルゼンチンタンゴダンスでいえば、いっしょに踊るパートナーに、あるいはスポーツでの対戦者に、この『線』でつなげてしまうことで、相手や仲間や対戦者の動きを読み取れるという、「気の感覚を使う能力」が含まれているのです。
想像力で引いたこの線は『(自分からの)気の出ている線』なのです。
また、お身体の方に、なにか病を持っていらっしゃる方にも、動きづらい身体を絶望しながら動かすよりも、自分で引いた『魔法のドローイング歩き』を使えば、きっと動きやすい身体になってゆくのだと感じたりしております(それはぼく自身の身体でも実証済みなのです)。
いろいろなところで、この『魔法のドローイング歩き』を応用してゆきたくて、このブログを書き始めました。どうぞよろしくです~*
noteにも書いてます
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