こんにちは～
出雲大社の系列の神社の巫女を経まして。
教派神道の神職の資格を習得した占い師、白川葵です
本日も、お忙しいところ、ご訪問ありがとうございます。
初めての方も、よろしくお願い致します。
先日、七、八年振りにお岩さんを祀るスポットをお参りしたので
ここ数日、そのときのことを記事にしています。
今日の記事は、お岩さんの生家である田宮神社を参拝した後。
陽運寺に行ったときのことですが。
よろしければ、田宮神社を参拝したときの記事もどうぞ
実は、四谷左門町には。
お岩さんを祀っているところが二ヵ所あり
田宮神社と陽運寺なのですが。
両社は、道路をはさんで向かい合う形で建っていて。
お岩さんの「本家争い」をしていることで有名（
）です
私は、田宮神社を参拝した後は、いつも陽運寺にも行っているので。
今回も、お参りさせていただきました
門をくぐると。
狐さんが、迎えて下さいます
そして、手水。
龍神様の手水とあるけど・・
境内に、私は「龍神波動」を感じないです
お稲荷さんの祠があり
お岩さま縁の井戸も
そして、水かけ福寿菩薩さま。
百度石。
お岩稲荷霊堂再建記念碑
心願成就の石。
そうして、拝殿です
とっころで。
田宮神社と、陽運寺はどちらが「お岩さまのご本家」かというと
私は、もう二十年近く前にお岩さんを祀るスポットを初めて訪れたのですが。
そのときから、
「田宮神社がご本家に、決まっている
」と、一貫して確信しています
お岩さんの霊は。
もう今は、昇天していて田宮神社の境内に直接居るわけではなく。
高いところから、参拝者を見守っている感じなのですが
私は、今までに陽運寺でお岩さん本体の霊を感受したことは、一度もありません
それに、私がお岩さまの霊体云々という以前に。
陽運寺が、今の地に出来たのが戦後です
ただ。
お岩さんを祀る神社の混乱は古くからあったようで。
それは、お岩稲荷は芸者さんや役者さんに人気があって 
参拝者が多く、お賽銭も集まったので
江戸時代から、お岩さんを祀るところは二ヵ所あったようです。
混乱が表面化したのは。
明治新政府による淫祠（いんし）邪教の弾圧がきっかけだったようです。
明治初年。
維新政府は、神道を国教とし
江戸幕府が寺院を統括して、全ての人をいずれかの寺に帰属させた寺請制を。
神社にあてはめようとしました
それで、全国の神社に階級を付け。
神社を宮中祭祀に対応する儀礼の場とし。
それにはずれる神社は、淫祠邪教としたのです 
お岩さんを祀る二ヵ所の神社も。
「邪教」とされて
伊右衛門の末裔の田宮家の人が懲役を申し付けられたり。
もう一方のお岩稲荷を祀る家の者が警察の取り調べを受けたりしています
（このことは、明治十年、十一年の新聞にも載っています）
お岩さんを祀る二ヵ所は。
一方が他方をおとしめようと警察や新聞社へ怪文書を送っていたそうで。
ずいぶん、激しい争いがくりひろげられていたのですが
この状況にヘキエキしたのか。
明治１２年に、町内で火事があったことをきっかけに。
田宮神社は、中央区越前堀に引っ越しているのです
ところが。
戦後、四谷左門町で陽運寺がお岩稲荷として名乗り出たために
田宮神社は、あわてて元の地に引っ越してきて。
それが現在の田宮神社なのです。
陽運寺の境内で。
お岩さんは、つくづく商売に利用されてきたのだ・・と、思いました
今日の記事は、ここまでです。
次回に、続きます。
それでは、本日もお読みいただきありがとうございました
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