2ヶ月ぶりのご無沙汰でした。

8月中旬以降仕事が忙しかったり、コロナに感染したりで山に登れない日が続いてしまいました。

今週末は完全フリー&天気も良いということで、久々の登山再開です。

 

仕事中でも甲府盆地から毎日冠雪した富士山を見ているので、山の上からより近くに見たいと思い、大月市と都留市の境にある高川山に登ってきました。

今年の1月に登った「九鬼山」と同じ、大月市の「秀麗富嶽十二景」の一つです。

 

GPSログです。「道の駅つる」に車を停めて、松葉コースで高川山へ、山頂からは初狩駅に下るルートです。

 

歩行距離:6.7km
累積標高差:+641m -589m
コースタイム:道の駅つる(7:15)→登山口(7:35)→高川山(9:05)→登山口(10:15)→初狩駅(10:40)

 

「道の駅つる」から見た高川山です。見えている建物はリニア中央新幹線の実験線です。

 

車道を20分歩いて登山道に入ります。

 

松葉コースの登山道はとても緩やか。急斜面でもつづら折れで登っていくのでペースも上がります。2ヶ月のブランクはそれほどなかったようで安心しました。

 

途中にある「弁慶岩」 弁慶伝説はどこでもありますね^^;

ここでルートの1/3ぐらいです。

 

むすび山(大月駅方面)からの登山道と合流すると、そこから先はそこそこの急登になります。

 

登山道は岩尾根がちになっていきます。

 

岩尾根と緩やかな登山道を交互に登っていきます。

 

森はほのかに色づいていました。2ヶ月登らなかった間に山は夏から秋になりました。

 

山頂手前のアップダウンを過ぎると突然景色が開けて高川山の山頂です。

 

 

お楽しみの富士山は・・・裾野は見えているものの山頂は雲の中でした(泣

 

しかし今の時間は9時ちょっと過ぎ。時間はたっぷり余っているので、山頂でカップラーメンを食べながら30分ほど粘ってみたところ、山頂が見えてきました!

 

山頂を最大望遠で。快晴の富士山も美しいですが、こういう雲を纏った富士山も美しいです。

 

その後暫く富士山の展望を楽しみました。

 

これだけ見えれば十分です(*^^*)

 

山頂での展望を楽しんだあと、初狩駅に下山します。途中男坂と女坂に分かれますが、ここは女坂に進路を取りました。

 

その名の通り緩やかな登山道を快調に下ります。

 

山頂から1時間ちょっとで登山者カウンターのある登山口に下山しました。

 

そこから林道と車道を25分歩いて今日のゴール、初狩駅に下山しました。

 

初狩駅から見た高川山です。いい山でした。

 

さて、登山口と下山口が違いますが、ここは鉄道を使って「道の駅つる」に戻ります。

まずは中央本線で大月駅へ。

 

大月駅から富士急行に乗って禾生(かせい)駅へ。この駅名、初見じゃ読めないですね。

 

禾生駅から歩いて「道の駅つる」に戻りました。

登山と鉄道を組み合わせるのもなかなか楽しいですね。

 

山頂から富士山の展望を楽しんだ高川山でした。

2023年8月18日(金)は燧ケ岳の山麓に広がる尾瀬沼を散策してきました。

本当は「田代山・帝釈山」を登りたかったのですが、昨日の燧ケ岳で精も根も尽き果ててしまったので、今日はお手軽ハイキングです。

 

GPSログです。

 

御池から沼山峠まではシャトルバス、そこから尾瀬沼ビジターセンターまで歩いて、尾瀬沼を時計回りに一周するルートです。

 

歩行距離:12.7km
累積標高差:±420m
コースタイム:沼山峠(6:50)→尾瀬沼ビジターセンター(7:55)→沼尻(9:15)→沼山峠(11:20)

 

御池から沼山峠までの始発のシャトルバスに乗り込みます。新しく電気バスが導入されていました。

 

バスを降りて6時50分に散策開始。

 

沼山峠から尾瀬沼へは70m登って、100m下ります。登山道はご覧の通り緩やかな木道なので快適に歩くことが出来ます。

 

大江湿原まで歩きました。時期になるとニッコウキスゲが一面に咲く湿原ですが、今は端境期なので青空のもと静かな湿原歩きが続きます。

 

そして昨日登った燧ケ岳が姿を現してくれました。昨日あの山頂に立っていたのかと思うと不思議な感覚ですね。

 

尾瀬沼ビジターセンターに到着。燧ケ岳はちょっと雲が掛かってきましたが、これはこれで絵になります。

 

ビジターセンターを後にして、湖畔を周回します。このあたりから登山者がぐっと減って静かなルートになります。

 

基本的には木道が整備されていますが、ところどころ朽ちているので、ちょっと注意が必要です。

 

そして湖畔の展望地で燧ケ岳の全景が姿を現してくれました。逆さ燧もなんとか写真に収まったかな。

 

山頂部分をアップで、左奥が最高峰の柴安嵓、右奥の少し雲が掛かっているのが爼嵓です。

 

湿原と燧ケ岳、ほんのり黄色く色づいた湿原、山の緑、雲の白、快晴の青空、気持ちのいい最高の景色です。

 

沼山峠から2時間30分で沼尻の休憩所に到着。

 

雄大な尾瀬沼を眺めながら昼食としました。

 

青空を写した湖面が美しいです。湖面から流れてくる風も冷たくて気持ちがいいです。

 

最後に燧ケ岳の姿を目に焼き付けて。

 

大江湿原を歩いて沼山峠に戻りました。

 

ジャスト4時間30分の尾瀬沼散策でした。

 

自分が登った山を山麓から眺めるのもいいものですね。

よくあの山頂に立ったなあと思います。人間の脚力って凄い。

 

これにて2泊3日の東北福島の山旅は終了。燧ケ岳の急登には閉口しましたが、充実した山旅になりました。

2023年8月17日(木)は尾瀬の燧ヶ岳に登ってきました。

燧ヶ岳は尾瀬ヶ原側から見晴新道経由で一度登っていますが、その時はガスガスで何も見えなかったので、今回は台風一過の晴れ間を狙って登りました。

 

GPSログです。

 

今回は尾瀬ヶ原とは反対側の福島県檜枝岐村の御池から往復しました。

 

歩行距離:9.1km
累積標高差:±1,040m
コースタイム:御池(6:00)→広沢田代(6:50)→熊沢田代(7:30)→燧ヶ岳・柴安嵓(9:20)→御池(12:35)

 

御池の駐車場に車を停めて(尾瀬の登山口に直接車で来れるのはここだけです)登山スタート。まずは標高200m稼いで広沢田代に向かいます。

 

しかし出だしから心が折れるような急登が続きます。地形図を見るとそんなに斜度はなさそうなのですが、大きな岩がごろごろする谷の中を登っていきます。

 

標高差200mを登るのに50分掛かって、広沢田代に到着。地獄から天国に来たようです。

 

青空に池塘が映えます。

 

広沢田代からは正面にある斜面を標高差200m登って熊沢田代に向かいます。

 

そしてまた急登です^^;

 

展望地から振り向くと、眼下に先程まで居た広沢田代、その向こうに会津駒ケ岳が聳えています。

 

熊沢田代に到着するとようやく燧ヶ岳が姿を現します。

 

熊沢田代の湿原と燧ヶ岳。

 

木道が続く湿原と燧ヶ岳が絵になります。

 

真っ青な空と、ほんのり黄色に色づいた光景は秋の訪れを思わせます。

 

キンコウカが黄色く色づいています。

 

湿原の向こうには平ヶ岳。

 

熊沢田代から山頂までは再び急登となります。

 

ゴロゴロの沢を詰めていきます。

 

ようやく9合目の標識、ここまでくれば山頂はもうすぐです。

 

登山開始から3時間でようやく爼嵓に到着。

 

6月に登ったアヤメ平がよく見えます。

 

眼下には尾瀬沼が広がります。

 

ここからの展望も素晴らしいのですが、燧ヶ岳の最高地点はあちらの柴安嵓になります。

 

ということで一旦60m下って鞍部から柴安嵓を見上げます。最後の急登がしんどかった。

 

最後の力を振り絞ってようやく燧ヶ岳の山頂に到着。

 

眼下に尾瀬ヶ原の絶景が広がります。今回はこの景色を見たかった!

 

平ヶ岳の先に越後三山。山深い場所です。

 

尾瀬ヶ原の全景、正面に見えているのが至仏山で、左手にアヤメ平、右手に景鶴山です。この景色を目に焼き付けて下山します。

 

眼下に熊沢田代を見ながら急登を下ります。

 

急登と湿原が交互に現れる、アメとムチのようなルートです(笑

 

この辺は天国ですね。

 

最後に振り返って燧ヶ岳です。

 

もう勘弁してという岩場の急登をなんとか下り切って。

 

往復6時間30分で下山しました。

 

ごろごろの岩場が続く、時間と標高差以上にハードなルートでした。

前回登った見晴新道ルートもキツかったですが、こちらの御池コースもかなり手強かったです。

ただ途中の広沢田代と熊沢田代のおだやかな湿原、そして山頂からの展望は何者にも代えがたい絶景でした。

2023年8月6日(日)は霧ヶ峰をハイキングしてきました。

霧ヶ峰はぽつっと1日だけ空いた休日に歩くには、手軽でぴったりの山なんですよね。

 

GPSログです。行きは八島湿原からゼブラ山を経由して車山へ、帰りは車山から蝶々深山を経由して八島湿原に戻る、時計回りのちょっと変則的なルートです。

 

歩行距離:15.0km

累積標高差:±635m

コースタイム:八島湿原(5:40)→車山(8:05)→八島湿原(11:15)

 

八島湿原に朝日がさしこんできます。清々しい朝です。

 

朝日に染まる高山植物たちです。マツムシソウ。

 

コオニユリ。

 

ヤナギラン。

 

ツリガネニンジン。

 

シモツケソウ。

 

車山方面は霧の中です。

 

八島湿原から車山に向かうメインルートから外れてゼブラ山へ向かいます。

 

ゼブラ山の山頂。

 

眼下には広大な八島湿原です。

 

ゼブラ山からその先に見える緑のスカイラインをずっと歩いていきます。

 

次のピーク北の耳に到着。背後には雲の上に蓼科山が見えています。

 

北の耳から南の耳に向かいます。

 

南の耳に到着。気持ちの良い稜線歩きが続きます。

 

適度に霧が流れるのが絵になりますねー。

 

 

足元にはハクサンフウロ。道中にたくさん咲いていました。

 

折り返し地点の車山が見えてきました。ガスの中に気象庁のレーダードームが見えます。

 

しかし山頂についた時には残念ながら霧の中でした。まあ霧ヶ峰ではよくあるので気にしません。

 

これで車山の山頂に立つのはおそらく6回目、一番多く登っている百名山になります。

 

車山の肩まで下るとまた晴れてきました。本当に気持ちのいい景色ですね。

 

木道を蝶々深山に向かいます。

 

青い空、白い雲、緑の高原。自宅から1時間ちょっとのところにこんな景色があるなんて、幸せですね。

 

振り返ると車山の霧は晴れていました。

 

蝶々深山から物見岩に向かいます。

 

どこを切り取っても絵になります。

 

物見岩から八島湿原が見えてくるとゴールはもうすぐ。

 

ですがここはちょっと寄り道をして、いつもの「ヒュッテみさやま」でパウンドケーキセットを頂きました。

 

のんびり休憩して、八島湿原の駐車場に戻ります。

ちょうど運よくアサギマダラを見ることが出来ました。羽根の模様が美しいです。

 

最後はヤナギランのお花畑を過ぎて。

 

ぐるっと1周5時間40分の霧ヶ峰ハイキングでした。

 

今回は変則コースを歩いたので、お手軽と言いつつなかなかガッツリ歩くことが出来ました。

咲き誇る花々、たおやかな稜線、空の青と雲の白と高原の緑のコントラスト、霧ヶ峰の魅力をたっぷり味わった一日でした。

一日目からの続きです。

 

今日は大弛峠から金峰山を経由して瑞牆山荘へ下ります。

 

大弛小屋の朝食です。野菜たっぷりの味噌汁が美味しかった。

 

一晩お世話になった大弛小屋をあとにして出発します。

 

出発時の気温は13度でした。流石に涼しいですね。

そしてとっても雰囲気のいい山小屋でした。

ランチ営業のハンバーグがとっても美味だったので、今度は避暑ドライブに来てみますかね。

 

それでは金峰山に向かって出発。

 

朝一の急登で息が上がります。これ本当に瑞牆山荘まで帰れるのかな。

 

しかし雲海の甲府盆地の先にぽっかりと浮かぶ富士山が絵画のようです。これで元気が貰えます。

 

大弛峠から1時間ちょっとで朝日岳に到着。

 

これから歩く稜線が見渡せます。美しい光景ですが、長いな~^^;

 

五丈岩のバックに仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳。

 

森の中を黙々と歩いて森林限界を超えました。気持ちの良い縦走路。

 

山頂の岩場までおっかなびっくり登って撮影した一枚。富士山と五丈岩が絵になります。

 

帰りは稜線を戻らず、一旦金峰山小屋に下って、トラバース道を歩きました。

 

トラバース道ではまだシャクナゲの花を見ることが出来ました。小屋の主人によると今年は当たり年らしいです。

 

トラバース道から主稜線に合流しました。もう五丈岩があんなに高く。

 

そして砂払ノ頭から大日岩まで一気に降りてきました。(岩場の下りがしんどくて写真を撮る余裕がなかった)

 

ここで大弛小屋で作って貰ったお弁当で休憩。小屋で作って貰ったお弁当の中で今までで一番美味しかったです(*^^*)

 

大日岩の基部から見上げる。相当大きな岩峰です。

 

大日岩からはゆるゆるとした登山道を歩いて。

 

富士見山荘は下りもパス。

 

最後に瑞牆山ともお別れして。

 

最後は明るい開けた森を歩き。

 

登山開始から約6時間で瑞牆山荘に無事下山しました。

 

瑞牆山荘で食べたアイスクリームが体に染み渡りました。

 

これで「奥秩父主脈縦走路」の西の端を踏破することが出来ました。

次は大弛峠から甲武信ヶ岳までを歩きたいですね。

そしていつかは瑞牆山荘から奥多摩駅までを繋げたいものです。