2023年8月17日(木)は尾瀬の燧ヶ岳に登ってきました。
燧ヶ岳は尾瀬ヶ原側から見晴新道経由で一度登っていますが、その時はガスガスで何も見えなかったので、今回は台風一過の晴れ間を狙って登りました。
GPSログです。
今回は尾瀬ヶ原とは反対側の福島県檜枝岐村の御池から往復しました。
歩行距離:9.1km
累積標高差:±1,040m
コースタイム:御池(6:00)→広沢田代(6:50)→熊沢田代(7:30)→燧ヶ岳・柴安嵓(9:20)→御池(12:35)
御池の駐車場に車を停めて(尾瀬の登山口に直接車で来れるのはここだけです)登山スタート。まずは標高200m稼いで広沢田代に向かいます。
しかし出だしから心が折れるような急登が続きます。地形図を見るとそんなに斜度はなさそうなのですが、大きな岩がごろごろする谷の中を登っていきます。
標高差200mを登るのに50分掛かって、広沢田代に到着。地獄から天国に来たようです。
青空に池塘が映えます。
広沢田代からは正面にある斜面を標高差200m登って熊沢田代に向かいます。
そしてまた急登です^^;
展望地から振り向くと、眼下に先程まで居た広沢田代、その向こうに会津駒ケ岳が聳えています。
熊沢田代に到着するとようやく燧ヶ岳が姿を現します。
熊沢田代の湿原と燧ヶ岳。
木道が続く湿原と燧ヶ岳が絵になります。
真っ青な空と、ほんのり黄色に色づいた光景は秋の訪れを思わせます。
キンコウカが黄色く色づいています。
湿原の向こうには平ヶ岳。
熊沢田代から山頂までは再び急登となります。
ゴロゴロの沢を詰めていきます。
ようやく9合目の標識、ここまでくれば山頂はもうすぐです。
登山開始から3時間でようやく爼嵓に到着。
6月に登ったアヤメ平がよく見えます。
眼下には尾瀬沼が広がります。
ここからの展望も素晴らしいのですが、燧ヶ岳の最高地点はあちらの柴安嵓になります。
ということで一旦60m下って鞍部から柴安嵓を見上げます。最後の急登がしんどかった。
最後の力を振り絞ってようやく燧ヶ岳の山頂に到着。
眼下に尾瀬ヶ原の絶景が広がります。今回はこの景色を見たかった!
平ヶ岳の先に越後三山。山深い場所です。
尾瀬ヶ原の全景、正面に見えているのが至仏山で、左手にアヤメ平、右手に景鶴山です。この景色を目に焼き付けて下山します。
眼下に熊沢田代を見ながら急登を下ります。
急登と湿原が交互に現れる、アメとムチのようなルートです(笑
この辺は天国ですね。
最後に振り返って燧ヶ岳です。
もう勘弁してという岩場の急登をなんとか下り切って。
往復6時間30分で下山しました。
ごろごろの岩場が続く、時間と標高差以上にハードなルートでした。
前回登った見晴新道ルートもキツかったですが、こちらの御池コースもかなり手強かったです。
ただ途中の広沢田代と熊沢田代のおだやかな湿原、そして山頂からの展望は何者にも代えがたい絶景でした。