2023年7月29日(土)、30日(日)は奥秩父の盟主、金峰山に登ってきました。
今回登ってきたルートは瑞牆山荘をスタートして、金峰山、大弛峠へと縦走し1泊、2日目はもと来たルートを帰ります。
前回金峰山に登ったのは2013年1月なので、10年と半年ぶりですね。
なんで同じルートを往復したのかというと、瑞牆山荘から奥多摩駅までの「奥秩父主脈縦走路」を一部でも歩いておきたかったためです。
それなら大弛峠から金峰山へ往復するだけでいいのではという話なのですが、大弛峠の駐車場は常に満車で路駐したくなかったのと、大弛峠へのバスが予約でいっぱいで取れなかったからです。
それと「奥秩父主脈縦走路」を西側から順番に歩きたいという、なんだろう変なこだわりですかね(*^^*)
GPSログです。
西側が瑞牆山荘、東側が大弛峠です。
2日間通してのコースタイムです。
歩行距離:19.3km
累積標高差:±1,900m
コースタイム:瑞牆山荘(5:15)→大日岩(7:20)→金峰山(9:24)→大弛小屋泊(12:10)
大弛小屋(5:45)→金峰山(8:00)→大日岩(9:55)→瑞牆山荘(11:55)
瑞牆山荘を5時15分にスタート、日本百名山の金峰山と瑞牆山への登山口です。
瑞牆山荘から富士見平小屋までは緩やかな登りです。
不意に瑞牆山が姿を表します。どこから登るんだろという山容ですが、登山道は意外に安全です。
富士見平小屋に到着。ペースよく登っているのでここはパスします。
富士見平小屋から大日岩へのルート。こちらも緩く登っていきます。
大日岩の手前で朝日が差してきました。森が神々しく感じますね。
大日岩の基部まで登ると目の前に南アルプスオールスターズ!これはテンションが上ります。
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳。
農鳥岳、間ノ岳、北岳の白峰三山です。
大日岩まで登り切って1回目の休憩、おにぎりで栄養補給です。そして今日も水分、塩分補給を忘れずに。
大日岩から砂払ノ頭までが今日の一番の急登ポイントです。砂払ノ頭まで登れば森林限界を超えて視界が広がるのですが、岩場の急登が続きます。
大日岩から1時間の急登で砂払ノ頭まで登りきりました。そこからは素晴らしい展望。
またまた南アルプスオールスターズが迎えてくれます。
北西には瑞牆山とその先に八ヶ岳連峰。
主峰の赤岳をアップで。赤岳頂上山荘の形がわかります。
そして金峰山のシンボル、山頂の五丈岩が見えてきました。すぐそこに見えますが、手前に見えるギザギザの稜線を上り下りするのでここからまだ1時間弱かかります。
しかし南に目をやればこの通り絶景の富士山が。疲れも吹き飛びますね。
しかしなかなか近づきませんね^^;
あの手前のピークを乗り越せば山頂です。
最後の岩場を登り切って。
ようやく目の前に!
瑞牆山荘から4時間10分で金峰山の山頂に到着しました。
五丈岩近くで見るとかなり大きいです。5階建てのビルぐらいあります。神聖な場所なのでいい子は登ってはダメですよ^^;
霊山といえば、中央アルプスのその先に御嶽山も望めました。ゴミみたいに見えるのはトンボの群れです。
ちょっと雲が出てきましたが、快晴の絶好の天気です。甲府盆地では最高気温38度超えが連発していますが、流石に標高2,595mの山頂は涼しいです。
山頂を後にして大弛峠へ向かいましょう。気持ちのいい稜線歩きです。これぞ夏山!ですね。
大弛峠へ向かう稜線。手前の三角形の2つのピークを超えて、奥に見えている稜線の下が大弛峠へ。
森林限界から下って再び森の道に戻ります。
金峰山山頂から1時間30分歩いて今日最後のピーク朝日岳に到着。意外とアップダウンがあって体に堪えました。
振り返って金峰山からこの稜線を歩いてきました。
朝日岳からも微妙なアップダウンを繰り返して、瑞牆山荘から約7時間で大弛峠へ到着しました。いやあ長かった。
大弛峠は車で来れる標高の最も高い峠(標高2,360m)です。
自転車でヒルクライムしている人が大勢いました。
乗鞍岳、志賀高原の渋峠と合わせてヒルクライムの3大聖地らしいです。標高差2000mを登り切るのは凄いですね。
そしてこちらが今日お世話になる大弛小屋です。
受付を済ませて、玄関の前の水桶を見るとキンキンに冷えたビールが!
これはもう呑むしかないですね(笑
ナルゲンのボトルがおつまみを入れるのに丁度いいとの情報を聞いて、今回持ってきました。
ザックの中で潰れることもなく、ゴミもそのまま持って帰れるのでこれは便利ですね。次からも使いたいと思います。
そして早々に2本目へ。
山小屋の前のベンチでそよ風に吹かれながら。
山小屋についてからこの何もしないぼーっとした時間を過ごすのが好きです。
そして3本目へ。流石にここで自重しました(笑
寝室は一人づつカーテンで仕切られていて広々。布団もふかふかで最高の寝心地でした。
お楽しみの夕食はおでんと。
なんとすき焼きでした。山の上でこんな豪華な料理を食べれるなんて!
夕食を食べた後は消灯時間になる前に、ふかふかの布団で即寝落ちしました。
普通だと夜中に起きて夜空を撮影しに出かけるのですが、今日は朝まで爆睡でした。
復路の2日目に続きます。