2024年6月1日(土)は、長野県諏訪市と伊那市の境にある守屋山に登ってきました。

守屋山は2015年2月と2019年4月に登っていますが、この時期に登るのは初めてです。

山頂からの展望を楽しみに登りました。

 

GPSログです。

杖突峠からキャンプ場を経由して守屋山へ。下りは立石コースをたどる反時計周りのルートです。

 

歩行距離:7.8km
累積標高差:±630m
コースタイム:杖突峠(8:20)→守屋山東峰(9:40)→守屋山西峰(10:00)→守屋山東峰(11:05)→杖突峠(12:15)

 

8時に杖突峠の駐車場に着いた時は駐車場の半分ぐらいが埋まっていました。雨上がりのガスを避けるためにちょっと遅めに来たのですが、思ったほど埋まっていない印象です。

 

それでは緑が眩しい登山口から出発。以前はソーラーパネルのすぐ脇から登っていたのが少し登山口の位置が変わってますね。

 

雨上がりの瑞々しい登山道です。

 

登山道脇にはレンゲツツジがたくさん咲いていました。

 

ちょっと終わりかけですが綺麗ですね。

 

キャンプ場へ向かう木道を進みます。

 

キャンプ場から改めて守屋山の登山道へ。ここまでは比較的平坦な道、ここから本格的な登りが始まります。

 

熊に注意の木像。こんな熊なら出会っても可愛らしいですね(笑

 

山頂直下の胸突坂。守屋山東峰まであと10分です。守屋山の山頂は東峰と西峰に分かれています。

 

鎖が出てきましたが、使うほどではない登山道です。

 

樹林帯を出て空が広がると守屋山の東峰はすぐそこ。

 

杖突峠から1時間20分で守屋山東峰に到着。今日は物凄くペースよく登ることが出来ました。

 

山頂からは眼下に諏訪湖の展望。

 

東には八ヶ岳連峰が広がりますが、山頂付近は雲がかかってます。

 

南に目をやると南アルプス。雲の隙間からかろうじて甲斐駒ヶ岳、北岳、仙丈ヶ岳が見えています。

 

東峰から先に進んで西峰に向かいます。

 

樹林帯ですが気持ちの良い稜線歩き。

 

東峰から20分で守屋山西峰に到着。こちらの方が広い山頂で、ベンチやテーブルがたくさん設置されています。

整備されている地元の方々に感謝です。

 

雲の形と空の青さが「夏山が来た!」と思わせてくれます。

 

守屋山は晴れているのですが、周りの高山の雲はなかなか取れません。

 

こんな時は焦らずコーヒーでも飲んで待ちましょう(*^^*)

 

すると遥か西側に御嶽山が望めました。

 

さらには中央アルプス。木曽駒ヶ岳あたりだと思います。

 

雲の間から天を突く北岳も見えました。カッコいいですね。

 

八ヶ岳は赤岳方面は雲が取れませんでしたが、蓼科山はよく見えました。

 

これだけ展望があれば十分ですね。気持ちの良い山頂で景色を楽しみながらまったり過ごしました。

 

後ろ髪を引かれますが下山に取り掛かります。西峰から東峰に戻ると霧ヶ峰高原がよく見えました。

 

最後に北八ヶ岳、蓼科山と北横岳の展望です。

 

下りは立石コースに進路を取りました。こちらも木漏れ日が眩しい森の中を進みます。

 

あっという間に下山して、国道152号に出ます。

 

 

最後は炎天下の国道を歩いて杖突峠に戻りました。

 

出発時は半分ぐらいの埋まり具合の駐車場が帰った時は満車でした。さすが人気の山です。

 

まだ梅雨にも入っていませんが、空気感は間違いなく夏山の雰囲気でした。

山頂からの展望と、久しぶりのドリップコーヒーで癒やしの時間を過ごすことが出来た守屋山でした。

一日目からの続きです。

 

今日は東電小屋から見晴、竜宮、山の鼻を経由して鳩待峠に戻ります。

 

天気予報では曇り時々雨でしたが、朝起きてみると昨日見えなかった至仏山も見えるまずまずの天気。

 

東電小屋で朝ご飯をしっかり食べて出発します。

普段朝食はあまり食べないのですが、山小屋の食事は別で必ずご飯おかわりします。特別な空間がなせる技ですかね?

 

まずは東電小屋から見晴に向かいます。そこかしこの湿原に水芭蕉が咲いています。

 

いやあ本当に癒やされる姿です。

 

尾瀬ヶ原の北に聳える景鶴山、登山道がない日本三百名山です。

 

見晴に到着。6軒の山小屋が営業しています。いつかはここにも泊まってみたいですね。

 

見晴からはひろーい尾瀬ヶ原を山の鼻まで歩きます。

 

木道脇にも水芭蕉。

 

リュウキンカが咲き誇っています。

 

ちょっとずつ近づいて来る至仏山。歩けば歩くほどゴールが近くなるのですが、まだゴールしたくない気分です。

 

ここは至仏山の写真でよく見る構図ですね。確かに水芭蕉と小川、至仏山が映えます。

 

最後に尾瀬ヶ原を振り返って、燧ヶ岳の姿を目に焼き付けます。

 

このあたりからパラパラと雨が降ってきたので雨具を羽織りましたが、幸い本降りにはならなくてラッキーでした。

 

最後に山の鼻から標高差200mを登るとゴールの鳩待峠です。いつもこの坂道を登る時はバテバテなのですが、今日は物凄くペースよく登れました。

 

無事鳩待峠に到着して一泊二日の尾瀬ヶ原散策は終了。

 

二日間で咲き誇る水芭蕉とリュウキンカ、どこまでも続く湿原と最高の景色を楽しめた尾瀬ヶ原でした。

尾瀬ヶ原の本気を見せてもらえました。

 

次尾瀬に来る時は、まだ歩けていない尾瀬ヶ原と尾瀬沼を繋げて歩きたいと思います。

御池から裏燧林道を歩いて三条ノ滝を見物。見晴に泊まって尾瀬沼に抜けるルートなど夢が広がります。

2024年5月26日(日)・27日(月)は一泊二日で尾瀬ヶ原を巡ってきました。

目的は今が最盛期の水芭蕉を見るためです。

去年は6月中旬に「アヤメ平」に行きましたが、水芭蕉の時期を少し逃していたので、今回は開花状況を見て尾瀬ヶ原に向かいました。

 

GPSログです。

 

尾瀬の玄関である鳩待峠から山の鼻を経由して、東電小屋に一泊。

二日目は見晴、竜宮、山の鼻を経由して鳩待峠に戻るルートです。

 

歩行距離:20.7km
累積標高差:±400m
コースタイム

 一日目:鳩待峠(8:35)→山の鼻(9:35)→東電小屋(12:10)

 二日目:東電小屋(6:20)→見晴(6:55)→竜宮(7:15)→山の鼻(8:15)→鳩待峠(9:15)

 

片品村の戸倉の駐車場に車を止めて、シャトルバスに乗ること30分、鳩待峠からスタートです。

 

まずは山の鼻に向かって標高差200mをゆるゆると下ってきます。

 

一通り下りきって、湿原に入るとさっそく水芭蕉の群生が。

 

今回は水芭蕉の開花とぴったり合わせて来ることが出来ました。

 

真っ白い苞(ほう)に優雅さと気品があります。

 

あちこちに群生していて足が前に進みません^^; が尾瀬ヶ原の本気はこんなものではありませんでした。

 

鳩待峠から写真を取りながらのんびり1時間歩いて山の鼻に到着。研究見本園に向かいます。

 

流れる小川には一面の水芭蕉。

 

木道の周りの白い点はすべて水芭蕉です。

 

水芭蕉とリュウキンカの共演。

 

水芭蕉が咲き誇る大湿原と背後に雲のかかる至仏山。ここが楽園ですか?

 

 

 

 

湿原の向こうに燧ヶ岳。こちらは山頂までよく見えます。

 

素晴らしい景色なので時間を忘れてこの風景を堪能しました。

 

 

山の鼻で1時間ほど水芭蕉を楽しんで先に進みます。燧ヶ岳を正面に見ながらの尾瀬ヶ原歩きです。

 

どこまでも続く木道とその先に燧ヶ岳。いつ来ても絵になります。

 

途中で木道を左に分かれて東電小屋に向かいます。ここから先はまだ歩いたことのないルートです。

 

天気予報では曇りの予報でしたが、嬉しいことに晴れ間も見えてきました。

 

水芭蕉だけでなく木道脇にはショウジョウバカマや。

 

タテヤマリンドウも咲いていました。

 

尾瀬で唯一の吊り橋「ヨッピ橋」を渡ります。

 

小さな水の流れに沿うように水芭蕉が咲いていました。

 

小川に佇む水芭蕉を動画で撮影しました。

 

鳩待峠から3時間30分。今日の宿泊地「東電小屋」が見えてきました。湿原の中の小高い丘の上にあります。

 

その名前の通り昭和初期の電源開発の時に立てられた山小屋です。

 

山小屋は登山道を挟んで本館と別館に分かれています。案内されたのは別館の方でした。

 

部屋の様子がこちら。二段ベッドに一人一組の布団、十分すぎる快適な環境です(*^^*)

 

受付と荷物の整理を済ませたらやはりコレですよね!

 

小屋の眼の前に見える景色がこの絶景なので、景色をつまみにビールが進みます。

 

ついつい2本目に突入(笑

 

夕食までの時間をまったり過ごしました。山小屋で何をするわけでもなくのんびり過ごすのが最高の時間ですね。

 

そして、夕食はハンバーグをメインに春巻きはサラダなど。どのおかずもご飯に合いました。

 

さらにうどんが入った鍋もありました。

 

夕食後はすぐ就寝。

今回尾瀬に来たのは水芭蕉が目的ですが、もう一つ星空の写真を撮りたいと思っていました。

午前2時ぐらいに目が覚めて外に出てみると残念ながら曇り空。星空の写真はまた今度となりました。まあ一度に全部というのは贅沢ですよね。

その後は朝食時間直前までぐっすり就寝。

 

写真の枚数が多くなったので、二日目は次のブログに続きます。

2024年5月18日(土)は山梨県山梨市にある西沢渓谷を歩いてきました。

 

西沢渓谷を歩くトレッキングコースは令和3年の大雨の影響で、最深部の「七ツ釜五段の滝」に繋がる道が通行止めとなっていました。

前々から訪れたいと思っていたのですが「七ツ釜五段の滝」が見れないんじゃあなあと躊躇していたところ、新しい橋が開通し、このゴールデンウィークに3年ぶりに通行止めが解除されたので早速歩いてきました。

 

GPSログです。

西沢渓谷入口の近くにある「道の駅みとみ」に車を止めて、西沢渓谷を「七ツ釜五段の滝」を目指して歩きます。

帰りは渓谷の上部にある廃トロッコ道を歩いて道の駅に戻るルートです。

 

歩行距離:9.8km
累積標高差:±536m
コースタイム:道の駅みとみ(8:00)→七ツ釜五段の滝(9:40)→道の駅みとみ(11:30)

 

朝8時前に西沢渓谷入口に着いたときには一番近い市営駐車場はすでに満車。

西沢渓谷だけでなく甲武信ヶ岳への登山道の入口にもなっているので人気のようです。

自分は渓谷に日差しが入るのを待って訪れたので遅めのスタートだったので出遅れました。

 

市営駐車場から400mくらい手前にある「道の駅みとみ」に車を止めてスタート。こちらは広い駐車場なので満車になることはないと思います。

奥には甲武信ヶ岳に続く山並みが見えていました。

 

しばらく林道を歩いた後に西沢渓谷に入っていきます。

 

その先も渓谷とは少し離れた登山道を進みます。

 

二俣吊橋を渡ったところから渓谷に入ります。

 

吊橋からは砂防ダムの向こうに鶏冠山がよく見えました。

 

そしてここから滝が次々と現れます。「三重の滝」

 

登山道は川の流れの直ぐ側にあるので、川からの涼しい風が吹き抜けます。

 

鎖がついて渓谷をへつる道もありますが、特に問題はありません。

 

「竜神の滝」

 

「貞泉の滝」

 

登山道は滝のすぐ際を歩くので大迫力です。濡れた岩場なので滑らないように注意は必要です。

 

増水したとき用に橋が掛けられていました。ちょっと頼りないですが^^;

 

西沢渓谷は様々な表情を見せてくれるので、遡っていて楽しいです。

 

 

先行者の方にモデルになってもらいました。これくらいの幅の渓谷が続きます。

 

「母胎渕」です。鮮やかなブルーですね。特別な意味を込めて「西沢ブルー」と呼ばれています。

 

何気ない場所でもすべて絵になります。

 

滝は渓谷だけではなく、山の斜面から直接登山道にも流れてきます。自然のミストが気持ちいい。

 

そして「方杖橋」を渡るとついに「七ツ釜五段の滝」が見えてきます。

 

五段の滝の下段です。

 

2段の滝が勢いよく流れ落ちます。

 

暗い滝壺に鮮やかな白滝が落ちるのが印象的でした。

 

上の写真を撮っていたのがこの橋です。おそらくこの橋が大雨で崩落して通行止めになっていたんですね。架けかえてくれたことに感謝です。

 

五段の滝の上部3段です。

 

緩やかに流れ落ちる滝と丸いお釜、西沢ブルーの青さが印象的です。

 

流れる滝を動画で撮影しました。清々しさが伝わると嬉しいです(*^^*)

 

ちょうどいい具合に渓谷に日差しが入ってくれて、タイミングを狙って来た甲斐がありました。

 

「七ツ釜五段の滝」を過ぎると登山道は一気に標高を上げて、廃トロッコ道に向かいます。

 

渓谷終了地点まであと100m!

 

廃トロッコ道まで登り切りました。

 

あとはところどころレールの残る緩やかなトロッコ道を下るだけです。しかしこんな山奥でも林業を営んでいたというのが驚きです。

 

「七ツ釜五段の滝」を80mぐらい上部から見下ろします。新緑越しに見るものまた綺麗ですね。

 

昔使っていたのであろうトロッコも設置してありました。下りはブレーキだけで塩山駅まで走らせて、上りは馬に引かせていたそうです。

 

トロッコ道から林道に降りてネトリ大橋を渡ると、もと来た林道に戻ります。

 

今日の山梨は30度近い猛暑でしたが、西沢渓谷は吹き抜ける風が気持ち良い、そして何と言っても渓谷の美しさが際立つ場所でした。

2024年4月28日(日)・29日(日)は山梨県北杜市の瑞牆山のふもとにある「みずがき山森の農園キャンプ場」でソロキャンプを楽しんできました。春になったのでソロキャン再開です。

 

「みずがき山森の農園キャンプ場」は新芽が芽吹いたばかりの森の中のキャンプ場です。

 

テントサイトはキャンプ場の一番奥にあるFサイトを選択。静かなパーソナルスペースです。

 

今回新しいテントを投入しました。購入したのは「モンベルクロノスドーム2

 

前に使っていた20年物の「ステラリッジ」に比べて設営が格段に楽になっています。ポールをスリーブに通す方式から、ポールに吊るす形になっていて、フックをパチン・パチンと止めるだけ。

 

フライシートを被せて設営完了。初めて設営したので、15分ぐらい掛かりましたが、慣れれば10分掛からずに設営可能です。

 

「クロノスドーム2」にしたのは、テント内にコットを入れるため。前回は入りませんでしたらかね^^;

 

今回はモンベルの店先で実際にテントを設営してもらい、コットが入ることを確認してテントを購入しました。

こう言うところはモンベルは親切で助かります。

 

40分ぐらいでキャンプ道具一式設営完了です。

 

更に今回新しく投入したのがこちらのイス。Helinox(ヘリノックス)の「チェアツー」です。

 

座ってみると絶妙な高さと包まれ感。非常に座りやすいイスです。皆んなヘリノックスを推している意味がわかりました。

 

設営が一段落したら早速ビールで乾杯! ここは標高1,500mありますが今日は汗ばむ陽気だったのでビールが進みます。

 

おつまみはいつものちょっと高いソーセージ「ジョンソンヴィル」

屋外でただ焼くだけなのですが、これが最高に美味しいんです(*^^*)

 

空は高いし新緑は綺麗だし最高のキャンプ日和です。

 

その後キャンプ場内を歩いてみました。小川が流れている場所もあります。

 

遅咲きの桜がまだ咲いていました。

 

スミレ(何スミレ?)もキャンプ場のあちこちで可愛く咲いていました。

 

18時少し前に日が暮れました。

 

そしてキャンプと言えば焚き火ですね。

 

ホルモン鍋を作ってさらにビールが進みます。

 

焚き火の炎がゆらゆらと揺れる所を「ぼっーと」眺めている時間がいいんですよね。

 

焚き火の様子を動画に収めてみました。

 

今回はスキットルに「イチローズモルト」を入れて持ってきました。焚き火を見ながらチビチビと最高の時間でした。

 

焚き火の火の始末を終わらせて就寝します。今回からコットを投入したので、テント内での寝心地が物凄く快適で爆睡しましたzzzz...

 

翌朝、太陽は瑞牆山の山頂から昇ってきました。

 

清々しい朝の森です。

 

 

朝日を浴びながらスープとパンでのんびりと簡単な朝食を。

 

食後はコーヒを淹れてまったり。

 

それでも9時には撤収しました。

 

「みずがき山森の農園キャンプ場」いいキャンプ場でした。

 

天気のいい週末は山に行くかキャンプに行くか、悩む日々が秋まで続きそうです(*^^*)