2024年5月18日(土)は山梨県山梨市にある西沢渓谷を歩いてきました。

 

西沢渓谷を歩くトレッキングコースは令和3年の大雨の影響で、最深部の「七ツ釜五段の滝」に繋がる道が通行止めとなっていました。

前々から訪れたいと思っていたのですが「七ツ釜五段の滝」が見れないんじゃあなあと躊躇していたところ、新しい橋が開通し、このゴールデンウィークに3年ぶりに通行止めが解除されたので早速歩いてきました。

 

GPSログです。

西沢渓谷入口の近くにある「道の駅みとみ」に車を止めて、西沢渓谷を「七ツ釜五段の滝」を目指して歩きます。

帰りは渓谷の上部にある廃トロッコ道を歩いて道の駅に戻るルートです。

 

歩行距離:9.8km
累積標高差:±536m
コースタイム:道の駅みとみ(8:00)→七ツ釜五段の滝(9:40)→道の駅みとみ(11:30)

 

朝8時前に西沢渓谷入口に着いたときには一番近い市営駐車場はすでに満車。

西沢渓谷だけでなく甲武信ヶ岳への登山道の入口にもなっているので人気のようです。

自分は渓谷に日差しが入るのを待って訪れたので遅めのスタートだったので出遅れました。

 

市営駐車場から400mくらい手前にある「道の駅みとみ」に車を止めてスタート。こちらは広い駐車場なので満車になることはないと思います。

奥には甲武信ヶ岳に続く山並みが見えていました。

 

しばらく林道を歩いた後に西沢渓谷に入っていきます。

 

その先も渓谷とは少し離れた登山道を進みます。

 

二俣吊橋を渡ったところから渓谷に入ります。

 

吊橋からは砂防ダムの向こうに鶏冠山がよく見えました。

 

そしてここから滝が次々と現れます。「三重の滝」

 

登山道は川の流れの直ぐ側にあるので、川からの涼しい風が吹き抜けます。

 

鎖がついて渓谷をへつる道もありますが、特に問題はありません。

 

「竜神の滝」

 

「貞泉の滝」

 

登山道は滝のすぐ際を歩くので大迫力です。濡れた岩場なので滑らないように注意は必要です。

 

増水したとき用に橋が掛けられていました。ちょっと頼りないですが^^;

 

西沢渓谷は様々な表情を見せてくれるので、遡っていて楽しいです。

 

 

先行者の方にモデルになってもらいました。これくらいの幅の渓谷が続きます。

 

「母胎渕」です。鮮やかなブルーですね。特別な意味を込めて「西沢ブルー」と呼ばれています。

 

何気ない場所でもすべて絵になります。

 

滝は渓谷だけではなく、山の斜面から直接登山道にも流れてきます。自然のミストが気持ちいい。

 

そして「方杖橋」を渡るとついに「七ツ釜五段の滝」が見えてきます。

 

五段の滝の下段です。

 

2段の滝が勢いよく流れ落ちます。

 

暗い滝壺に鮮やかな白滝が落ちるのが印象的でした。

 

上の写真を撮っていたのがこの橋です。おそらくこの橋が大雨で崩落して通行止めになっていたんですね。架けかえてくれたことに感謝です。

 

五段の滝の上部3段です。

 

緩やかに流れ落ちる滝と丸いお釜、西沢ブルーの青さが印象的です。

 

流れる滝を動画で撮影しました。清々しさが伝わると嬉しいです(*^^*)

 

ちょうどいい具合に渓谷に日差しが入ってくれて、タイミングを狙って来た甲斐がありました。

 

「七ツ釜五段の滝」を過ぎると登山道は一気に標高を上げて、廃トロッコ道に向かいます。

 

渓谷終了地点まであと100m!

 

廃トロッコ道まで登り切りました。

 

あとはところどころレールの残る緩やかなトロッコ道を下るだけです。しかしこんな山奥でも林業を営んでいたというのが驚きです。

 

「七ツ釜五段の滝」を80mぐらい上部から見下ろします。新緑越しに見るものまた綺麗ですね。

 

昔使っていたのであろうトロッコも設置してありました。下りはブレーキだけで塩山駅まで走らせて、上りは馬に引かせていたそうです。

 

トロッコ道から林道に降りてネトリ大橋を渡ると、もと来た林道に戻ります。

 

今日の山梨は30度近い猛暑でしたが、西沢渓谷は吹き抜ける風が気持ち良い、そして何と言っても渓谷の美しさが際立つ場所でした。