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※管理人Shinは知財保護において個人による「特許」のようなものを好まず、「全公開」を旨とします。
Mems用XLRファンタムアダプターがまた進化しました。
バランスIN型、アンバランスIN型、(300m迄の延伸が可能)
バランスIN型=04T アンバランスIN型=03Tと命名します。
(FETタイプは「04fet」「03fet」とします)
とはいえ、この小さい中にトランスなんか入るのか、という心配には及びません。
※ECM(ソースフォロワ)用には03TでInputを指定抵抗でターミネートするだけです。
※「トランス嫌い」の諸兄に
ST-75(サンスイ・橋本電気)などでつい、チャチな音を連想してしまうのは無理ありません。
そんなトラウマはもう捨ててください、優秀なトランスは音を磨く魔力を持っています。
マイクロトランス(SMD ED8)がこれを可能にした
SMD-ED8は「怪しい100円トランス」として登場したが、現物を手にして使ってみたところ、タダモノでないことが分かった。
本当はパーマロイコアの高級トランスなのですが、それをうまく日本語で表現できないまま「ニッケル鉄变压器」などとして二束三文で販売されていることに筆者は注目、実際に使ってみてその優秀さに驚き詳細紹介したのが始まりです。
それは7年前、世界的大ブームとなった「1603 :Amazonの超激安コンデンサマイクが高級機に変身する改造」発案のときのマイク、「BM-800」と同じパターンです。
マイクロトランス(SMD ED8)について
3年前の記事
これまでの数々
(SWITCH CRAFT TA-04サイズ)業界最小 超小型XLRファンタムアダプター各種
3年前の2026:記事以来、その名称を変えたり組み合わせパートナーを変えながらも形状・サイズは「テッパン」となりました。
業界最小クラスのこのXLRファンタムアダプターにも泣き所がありました、外筐があまりにも小さいので「LZタイプ」の製作がこれまで不可能でした。
年初からの「SMD-ED8トランス」の評価がゆるぎないものとなった今、LZ型の範疇も包括する「マイクロトランス式 XLRファンタムアダプター」はあらゆる距離に対応させたハイ・アイソレーション方式として「テッパン」となりました。
筐体材料
筐体デザインとなるSWITCH CRAFTの「TA-04」そのものですがその現物にはさまざまな理由により回路を組み込むことはできません。
そこで同一形状にするために・・・
1.SWITCH CRAFT 「A3M」「A3MB」の筐体にミニXLRブラケット埋め込み。
2.SWITCH CRAFT互換品を探し、ミニXLRブラケット埋め込み。
ここでは当初、1を、のちに2を採用。ネジの違い以外両者の使い勝手に差はない。
回路図
アクティブデバイス不使用
*不平衡型は抵抗ターミネイトさえすればECM(ソースフォロワ)が使用できます。
製作の実際
「小さく・小さく」作ることがキモです。何もかも小さく、細く、普通の電子工作感覚とは次元が異なります。
(手順)
まずは最長部でXLRコネクタ基部から13mm台を死守。
これ以上だとミニXLRの電極およびAWG-32とはいえリード線との干渉で安全に入るスキマがなくなり「T-03、04形状」は不可能となる。
「そこまでやらなくても」をやらない限り、絶対に収納はできません。
(T-04の例)
配線は基板を使わない「立体配線」、基板使用では絶対収納できないでしょう。
配線材はAWG-32が推奨です、抵抗は1/8W~1/6サイズの1/4W型金属皮膜型(秋月、千石にあり)、普通サイズでは入りません。
写真のケミコンはnichicon MW(4Φ、高さ5mm)、普通サイズのケミコンでは無理。
線材もAWG32か28が限界、あり合わせの線では絶対無理です。
おそらくどれが欠けても収納は難しいでしょう。
筐体材料
★どれでも1長1短あり
TA-04:XLR/ミニXLR変換ADP @1980円(SOUND HOUSE)
ミニXLR側の構造が叩き込み1体型で、外せない構造、そしてリード線は太いAWG24クラスであり、回路部をどんなに小さく作っても収納は不可能。
(A3M/A3MB)
A3M:@660円(TOMOCA) A3MB:@780円(SOUND HOUSE)
左右に突き出て見えるイモネジが長すぎのため短縮加工が必要。ただし加工時に、高確率で飛ばして紛失しますので何か良い方法はないかと検討していました。
このイモネジには「Fender USA純正ノブ」用のインチねじ、サウンドハウスの「MONTRUX 8720」なら無加工で使用可と判明。
(このネジはXLR周りでは広く使われており5個530円)
(China製XLR-Phone♂変換ADP)・・・@265円(Aliexpress)
これはイモネジの加工も必要なく使用できるが、XLR♀との嵌合が堅い場合があり、そのときは普通に嵌合するまでXLR部の内ぐりをサンドペーパーなどでヤスると良い。
嵌合ミゾが堅い場合はリューターで塗料を剥がす程度に加工要。
バラせば皆同じ、これ以上の詳細はご自身で考えてください。
以上
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