毎日暑いですね。
セミの声が騒音になってきました。
みなさんいかがお過ごしですか?

うちは、ついにエアコン一晩中点けっぱなしになりました。もう限界。

夏休みに入ると子供たちが元気です。
寺子屋も早い時間に子供たちが集中してやって来るので、採点に大忙しです。
「センセー、まだ―?」と言われることも、ままあります。
ごめんね、もうちょっとまってねー

幼児の「かず」のプリントを見ていたら
『なんびきいるでしょう?』
てんとうむしてんとうむしてんとうむし
これが10匹以上並んでいました。
次はトンボ。
その次はカブトムシ。
その次はカマキリ。

えんぴつ書きの練習のプリントでは
カエルからカエルまでなぞりましょう』
でっかいカエルの絵を完成させなくてはいけません。

うんうん、小さいうちから慣れるのがいいわ。


郵便局へ行こうと車を走らせていたら、バス停にいた太郎くん次郎くん兄弟が私を見つけて、思いっきり手をふってくれました。手を振り返したけど、私、制限速度越えてなかったわよね?
次に図書館へ着くと、ももたろうくんとおばあさんが絵本を借りているところへ遭遇。
えーと、私の本は、ミステリーと料理とガイドブック…これならだいじょうぶ、見られても。
最後に、ショッピングセンターへ行くと、母上とお買い物中の龍馬くんが「こんにちは!」
よかった…タイムセールのときじゃなくて。

どこで見られるかわかんないねーって、
同僚に言ったら、「自分の子供の参観日なんかで学校に行くとね、『先生、何で学校に来てるの?』って声かけてくるの。わかってるくせに、一応訊いてくれるのよねー」とのこと。
かわいいものです。

その同僚、指輪を二つはめていたら
「先生、二人と結婚したら大変じゃない?」と1年生男子に心配されてました。
かわいいけど、ちょっとはてなマーク

ではみなさま、くれぐれも熱中症にはお気を付け下さいませ。
ノースリーブの上に革のジャケットと、寒いんだか暑いんだかわからない格好で東京に出没したために混乱させた きんぎょです。そうですあれは10月のことでした。

リクエストにお答えして、ビール6本のお話を。

そもそもビールの話になったのは元宝塚の女優さんがやっている発泡酒のCMの話から。
きれいな奥さんがおっとりとビール冷やして待っていてくれるような余裕のある生活をしている人なら
発泡酒飲まんやろ。ビール飲むよな。
発泡酒生活の人にとってはビール冷やして待っていてくれる美人の奥さんなんて、
想像上の生き物だよね。ファンタジーだよファンタジー。指輪物語と一緒!ホビットホビット!

そんなことから、我が家の晩酌事情の話になったのでした。

私はお酒がまったく飲めないので、お酒の値段がイマイチわかっていません。
実家の親は晩酌する習慣もなく、来客時に近所の酒屋さんに頼んで持ってきてもらう程度。
会社で営業の事務をしていたバブル時、いろんな飲み屋さんの請求書を処理しましたが、ゴビアゲじゃない「クラブ」ってところはお酒の代金じゃなくオネェサンたちの美容院代だなと思いました。
ポッキー5本くらいで1000円ついてるし。

対するナミヘーは1年365日中、363日は飲みたい派。
収入のほとんどを酒に費やしてきた男です。食事はほぼ外食。
ビール生中ジョッキ3杯ののち、バーでスコッチウィスキーのシングルカスクをダブルで3杯なんてのが、生活のパターン。
世の中におちょこの親戚みたいな大きさのグラスにちょこっと入って3000円を超えるお酒があるなんて知らなかったっちゅーの。

結婚するに当たり、私の範疇ではないお酒とたばこはナミヘーが自分の小遣いから負担するということにしました。
(その割にナミヘーが使うはずもない化粧品代はさりげなく共通家計費財布から出ていくのでございますが。おほほ)

ナミヘー、毎日ビールの6本パックを下げて帰ってきました。それもロング缶の6本パック。
お気に入りはエビスビール。エビスってビールの中では高いんですってね。知らなかったんですけど。
毎日毎晩ロング缶の6本が消費されるわけですよ。潰しても潰しても空き缶。
月に2回のリサイクルごみ収集日に出す際に黄金に輝くロング缶がぎっしり詰まったビニール袋を出すのは私の仕事。重いっちゅーねん。

ある日。いつもと違う6本パックを下げて帰ってきたナミヘー。
あれ、いつもの金色じゃないじゃん。なにこれ、発泡酒?
「いやー、毎日だとけっこー懐に響くね」
懐がさびしくなったナミヘー発泡酒のロング缶6本パックに替えてきました。
どの味が許せる範囲か。確かめるために毎回違う銘柄の発泡酒ロング缶6本パックを買い続けるナミヘー。

その数日後。あら、エビス復活?ふつーのサイズじゃん。
「やっぱ発泡酒はもひとつやね。350mlのエビスにするわ」とサイズを小さくしてエビスを飲むことに決めたらしいです。
空き缶をつぶして捨てるまでナミヘー管轄にすればよかったと金色の缶をせっせと潰すヨメ。
それでもロング缶よりはボリュームが減りましたね。よかった。

ナミヘーにも付き合いっちゅーもんもあります。なんやかんやで出費があったのでしょう。
ふつーサイズではありますが、金色じゃない缶を下げて帰ってまいりました。
「今月はちょっと苦しーから発泡酒」そう、発泡酒普通サイズの6本パックですよ。
これでひと月乗り切るのですね。ま、お好きにどーぞ。

発泡酒350ml6本パックが続いたある日、健康診断の結果が返ってきました。
ガンマGTP右肩あがり。尿酸値、危険水域達成。おめでとう!ビール卒業だね☆

ええ、これが我が家のビール6本伝説でございます。

その後、私が調べると尿酸値が高い人はアルコールを控えるようにとしか出てこないのに、
ナミヘーが調べると「焼酎ならいいんだって(はぁと)」という結果を導き出してきました。

ということで、ただ今のところ芋焼酎原酒の一升瓶を週に一本空けております。
ビールの空き缶よりはスペースを取らなくってよかったです。

尿酸値は平常値に戻ったらしいです。
イングランドに続いて、日本も負けてしまったので、私のワールドカップは終わってしまった気分で、思わず叫んでしまいました。
まだ終わってませんね。
では、気を取り直して、それぞれを破ったドイツとパラグアイを応援することにしましょう。

サバンナ・エジル、頑張れよ、チーターのように走りまくれ。

パラグアイのアエドバルデスが、勝利後すぐに駒野に駆け寄って言ったセリフが気になるんだけど、どこの新聞もテレビも内容を調べていない。もおー、ちゃんと働けよ、サッカー担当記者!気になるじゃない!
それによっちゃ、イケメン:サンタクルスよりもこの選手をひいきしたいのに。

イギリスの様子を聞いたら、
イングランドのファンはふがいないライオンたち(選手たちのことよ)に怒っているし、
監督解任しろって言ってるんだけど、違約金が£12,000,000かかるとか…

そうそう、ワールドカップの箱から、こんなもの見つけました。

$妖月に正気のきんぎょは花道でマダムぴぐみーヒヒヒヒヒ!!Σ( ̄□ ̄;)!!の歯ぎしり-ベッカム23
 
1998年ワールドカップ・フランス大会前のベッカムです。
初々しいでしょ?
アルゼンチンの選手にファウルで倒された後、寝そべったままひざ裏を報復キックして退場になった年よ。

大人になったなぁ。
家の中の物が壊れるときって、どうして続けて起こるのでしょう。
先週は散々な週でした。

まず、朝起きたらトイレが水浸し、
浴室のブラインドのひもがちぎれる、
最後に台所の蛇口が壊れる…

入居時から使っているものに次々と寿命が来ています。

で、蛇口はねじを変えたら、まだ使えそう…
ブラインドはどうにもなりません。新しくしましょう。


トイレは――
とりあえず、漏水個所に容器を置いて、相談窓口に電話しました。
「シャワートイレのタンクと細い給水管の継ぎ目から水が漏れていますの」
相談窓口の方はとても親切で、考えられる限り対処法を教えてくれたのですが、水は止まりません。
結局、部品の製造は中止されているので買い換えるしかないという結論になりました。

夫に、
「ねえねえ、どれにする?」
「お尻が洗えればどれでもいいよ」
やっぱり、こういう家電品には興味ないのよね。
「じゃあ、私が好きなの選ぶから」

いろいろ調べた結果、みどりちゃんのところがいちばんお安いようです。
つなぎ方を教えてもらい、もしダメだったら、後で追加で取り付け工事頼んでもいいことを確かめて購入。家電買うのってわくわくしますね。
 
では、さっそく取り付けましょう。

まず、古い便座のとりはずし。
おっと、止水栓を閉じないと、洪水になります。
便器だけになったので、掃除もしましょう。
洗剤で念入りに洗い、すすぎましょう。すすぎましょう…あ、水止めてたっけ、
しょうがないバケツの水で流しました。

では、箱を開けて、
フレキシブルパイプ、パッキン、ボルト…
まずは水回りから。
パイプの継ぎ目にパッキンを挟んでボルトをきっちり締めるのが難しい。
少し歪んでいてもボルトは締められるので、このままつなぐと水漏れします。2回失敗しました。けっこう時間がかかりました。
それに比べたら、便座のっけて、給水ホースの繋ぐのは、キュッキュッ、パチンパチンて感じで、あっという間でした。

リモコンと、センサーも取り付け、漏電検査完了。
シャワーは出るでしょうか?試運転してみましょう。
なになに?
「本体が入っていたビニール袋を便座の間に挟んで、腕を便座にのせてスイッチを入れてください」
なんて、無理な体勢…
お!出る出る温水!
成功です。

この便座、使ってみると快適なのですが、今までにないことをされるので、落ち着かないこともあります。
トイレのタオルを取り換えようとドアを開けると、人センサーにとチェックされます。
「あ、いえ、使うわけじゃないんだけど」と言い訳したくなりました。
座ると、まず便器に水を撒かれます。
「え、壊れた?」と勘違いしました。


それから、
今日掃除をしようと、便座を上げたら、
「えービックリマークなにこれー?」
水貯まり部分に緑の明かりが映っているんです。
男性の小用時のターゲットポイントです。
そう言えばエチケットポイントとか言う機能がついていたような気がします。
使い始めて1週間で、初めて知りました。何で、夫はおしえてくれなかったのでしょう、こんな面白い機能。
効果があるのかどうかは夫に聞かないとわからないけど、見かけはゴージャスです。夜、電気をつけないで見たら綺麗そうです。

あ、そうそう、
浮いた取り付け工事代でブラインドが買えました。ささやかなしあわせ。
何度か申し上げているように、私は虫がそれほど苦手ではありません。
一家に一人いると便利という程度で、それほど役に立つわけではありません。
それでも長く生きていると、たまには人助けになることもあります。

それはとあるスポーツ・クラブの女子更衣室での出来事です。
その日は、私がお気に入りのヨガのレッスンの日でした。
歪んだ身体をかなりサディスティックに締めあげてくれるので、シャワーを浴びた後はとても気持ちがよいのです。

ある日、シャワールームから出てくると、何やら騒がしい気配が。
どこからかアシナガバチが迷い込んで来て、苦手な人がパニックになっているのです。
もしかしたら、アナフィラキシー・ショックの恐れがあったのかもしれませんし、単なる虫嫌いだったのかもしれません。

スタッフのお姉さんが三人、モップと新聞紙を持ってやってきました。

「そっち」
「はいっ」
「押さえて」
「はいっ」
「放して、叩いて」
「はいっ」「はいっ」ぱしっ
「あっ、逃げた」

最初に戻って、後2回ほど繰り返してください。

見ていたら、三人とも腰が引けているのですよね。いつも元気よくてきぱきしているし、エクササイズのレッスンの担当もしている体育会系のお姉さんたちなのですが。
他の人は、早く何とかしてと、すがるように見ています。
まさか男性スタッフを呼んでくるわけにはいきません。それに男性スタッフだからと言って得意とも限りません。

しゃあない、行くか。

「その新聞紙貸してください」
「あ、はい」
ハチの動きをよく見て・・・
ハチが鏡に止まりました。
「はい、あなた、今よ、しっかりモップで押さえて」
「はいっ」
「もっと、グイグイ」
「はいっ」グイグイグイ
「放して」
「はいっ」
バシッドンッ

よろよろとなったハチさん、ごめんね、とどめです。
バシッドンッ
お亡くなりになりました。なむー

はい、もうだいじょうぶ。

「あ、あ、ありがとうございまーす」

いえいえ、お役に立てて光栄でございます。
でも、お願いだから、そんなに私を怖がらないで…



2、3日後、その中の一人とフロントで会ったら、
「先日は、ありがとうございました。あのあと私たちも虫を怖がってちゃいけないって、話し合いましたっ!」元気よく声をかけられました。
うん、頑張ってね。女の子は強くならなくちゃ。





いつまでもヒンヤリした日があって、こたつ布団がしまえません。
いつになったら部屋が片付くのか見当もつかない きんぎょです。

今回のGWはシチリア島に行ってまいりました。

妖月に正気のきんぎょは花道でマダムぴぐみーヒヒヒヒヒ!!Σ( ̄□ ̄;)!!の歯ぎしり-遺跡で現代アート



シチリアといえば古代ギリシャの時代から「えートコでっせ」といわれてきたところ。
確かにエレガントなバロック建築なのに排ガスで煤けていたりして残念な町並みもあるのですが、真っ青な空やエメラルドグリーンの海、見渡す限りのオリーブ畑やブドウ畑なんかを見ると、噛みしめるといい味でそうなところでしたよ。


妖月に正気のきんぎょは花道でマダムぴぐみーヒヒヒヒヒ!!Σ( ̄□ ̄;)!!の歯ぎしり-カネ持ってンど!



四国よりもちょいと大きいという割に公共交通機関が頼りないということで、初めて海外でレンタカーを借りて走ってきました。って私は運転しませんけどね。
まぁ、みんな飛ばす飛ばす。高速道路はまだいいんですけど、田舎道でもガンガン飛ばして抜いていくので、景色がいいところで車を止めて撮影タイムなんてとれないんですよ。「あ、素敵」と思った時にははるか後ろ。それどころか、突然牛出てくるし道陥没してるし。いやぁスリルとサスペンスですよ。


妖月に正気のきんぎょは花道でマダムぴぐみーヒヒヒヒヒ!!Σ( ̄□ ̄;)!!の歯ぎしり-牛注意


最初のうちは緊張していたナミヘーも、途中から前を走るブイブイ抜いていく軽トラの薫陶を受けて
「車は馬力じゃない、気合いだ」と走る走る。途中なんかフェラーリ抜きましたからね。ってフェラーリたまたま安全運転で110キロくらいで走ってたんですけど。

今回はずっと魚介ばっかり食べていたんですけどダシが効いた味付けでとってもおいしかったです。
アマルフィもチンクエテッレも魚介だったんですけど、ダシのきき加減はシチリアが一番。うまみのあるご飯でした。でもなぜか今回料理写真まったく撮っていないんですよね。なんででしょ?

妖月に正気のきんぎょは花道でマダムぴぐみーヒヒヒヒヒ!!Σ( ̄□ ̄;)!!の歯ぎしり-ギブミーわさび醤油

♪鯉のーぼりー♪

やっと暑くなりましたね。
5月の空に泳ぐほんものの鯉のぼりを見たイナモトがいたく感動しておりました。
10年以上見たことがなかったのですよ。
思えば、彼がこの季節に日本にいるのは9歳のとき以来なのです。

GWに実家に帰りました。
うちの実家の周りはまだまだ、畑や田んぼが多く、家と家の間隔も空いているので鯉のぼりも大きなものが好まれます。それに武者幟もあげるので、それはそれは壮観です。
初節句ともなれば、親戚から頂いたものも全部あげるので3,4本並ぶことがあります。これの上げ下げ、けっこう大変なのです。
そう言えば学校で校旗を上げる当番って今もいるのでしょうか?


私の父が最後の親孝行にと、祖父の法事をやりました。50回忌です。私も覚えていない祖父のです。
父は末っ子だったので、こういう行事を自分で主催することはいままでなかったのですが、父の兄姉はすでになく、いろいろな事情から父が両親の位牌を管理することになりました。

50回忌なんて、子や孫、ひ孫のお祭りです。
お寺さんの法要はさっさと済ませてお食事。
夜はみんなで温泉に行きます。実家はみんなが泊まれるスペースはあるのですが、お風呂が足りません。
それに一番の問題は、実家のトイレがまだドッポンなのですよ。
姪が遊びに来てくれないのはこのせいだと思います。

この姪ッ子二人に会うのは、4,5年ぶりだと思うのですが、すっかりきれいになっていてびっくりしました。
まあ目、女の子は変わるもの。
私と弟のところは男の子しかいないので、この子たちに会うのは楽しみなのです。
法事だったので制服姿も見せてくれました。関西と九州ではスカート丈が違いますね。

イナモトは卒業式に来たスーツにムシューダするのを忘れてましたね。
穴が…ガーン
おまけに、靴下を履かない!これって、ありなの?

翌朝の集合時間を8時半なんて父が言い出しました。80過ぎの父は早起きでせっかちです。チェックアウト10時だから9時50分でいいんでないと言っても聞きません。ここでは父が大将ですから。歩み寄ってようやく9時半にしました。

翌朝、大人たちは父の性格を知っているので、9時20分には部屋を出ました。
イナモトと高校生の甥っ子は、9時半ぴたりに集合場所にやってきました。
父が一言「若いもんが一番遅い」

帰りの車の中で、私の弟がイナモトに言いました。
「世の中に出たら、ああいう人はいくらでもいるもんだよ」
イナモト「お父さん(朔のこと)も似たようなことするからから慣れてるよ」
春なのにいつまでも寒いですね。

4月は新しいことが始まる月です。
うちの息子も今年は4月に新しいことを始めました。
短期間東京で勉強するだけですが。
初めての「tokyo」生活にわくわくして旅立ってゆきましたよ。

先日電話したとき、
「今、ウエノにいるんだ?」
「え?」
「桜がきれいだよ。すごい人だ。わー、あれなんだろ、すごい騒ぎだ」
「上野ね」
「だから、ウエノっていってるじゃん」
「いいえ、上野、あなたの言い方だと人の名前になってしまうの」
「なんでさむっ

アクセントは難しいですね。
きっと今日もどこかで失敗しているでしょう。
めげずにやって欲しいです。
あ、なま花見を見たのは初めてらしいです。


やはり、東京にお子さんを送り出した友人。
お子さんからの電話です。
「すごいねんでー。電車乗るとき、きちっと並ぶのは聞いてたけどなー、始発駅でなー、扉じゃないとこに3列に並んでなー、前の電車が出たらなー、その列がツツツッてきちんと横に移動するねん。あれは感動的やったー」

カルチャー・ショックです。
知識としては知っていても、目の当たりにすると驚くものです。
この子も戸惑いながら成長していくのでしょう。

就職して1年たち、自宅から通っていたけど家を出たいという娘さんをもつ友人。
「ええやん、自立したいんやったら」
「…それがな、彼氏と暮らしたいねんて」
「結婚前提?」
「事実婚?」
「…それがな、結婚はまだ考えていないって。同居してみて、いっしょにやっていけるか試したいねんて」
「試す? なにそれ?」
「結婚した後で、失敗だったってわかったら困るからって。失敗したくないねんて」
「やめさせたほうがええで」
「せやせや、女の子にメリットはあらへん」
「でも、もう大人やしなー、止めてもやるやろうし。意地になっても困るし」
「そやなー」

今は、これが普通なのかな。
たぶん、私たちが引っ掛かったのは、同棲するということよりも、失敗したくないから試してみるっていう考え方だったのだと思います。
かなりジェネレーション・ギャップを感じました。
幸せになってほしいです。







いいお天気が続いています。うららかな春。明日っからまた寒くなるらしいんですけど。
部署の花見はあさっての予定。って寒いじゃん!! きんぎょです。

今回はリクエストのあったお話を引っ張り出してみました。

今を去ること20年前くらいのことでした。
実家住まいの多い関西では特にお嬢様ってわけじゃなくっても花嫁修業の一環としてお花やお茶のお稽古をすることはまぁ、一般的な風習として残っていたわけですよ。大人としての一般常識?みたいな?

でまぁご多分にもれずわたすもお稽古してたわけです。
うちの母もずっとお稽古を続けているんですがコスト意識の厳しい関西人ですからね。
「身内になろたら、身ぃにつかんからね。自分でお月謝払ってお稽古し」てなもんですよ。

最初のお免状をとったところで、家元での若手短期講習会というやつに参加できる資格ができました。
その講習会が行われるようになったわりと最初の方だったんですよね。

ふーん、京都に一週間か。旅行に行くと思ったら安いもんだよね。
普段見られない家元の茶室とかも入れるし。

「先生、これ申し込んでみてもいいですか?」軽―い気持ちで先生に聞いてみると
「いってきなはれ。やってみなはれ。」とかーるいお返事。

募集要項を熟読すると先生に推薦状を書いてもらわないといけないし、志望動機の作文は書かなきゃいけないし、正座に長時間耐えられるかどうかの診断書を提出しなきゃいけないし。
結構めんどくさいもんでした。
何より1週間の間ずっと着物で過ごさないといけないので、ちゃっと着てちゃちゃちゃっと動けるようにしとかないといけないわけですよ。練習練習。

で、私が参加することになったのは会社が夏休みの間の1週間。
時はまだバブルを引きずっていた頃。
同期の子はハワイやらパリやらにバカンスのなか、着物を詰めたスーツケースをひっこずってマルーン色の電車で京都に向かいます。って家から40分でついちゃったんですけど。

全国からの希望者が集められたのは家元近くの大きなお寺。ここが宿泊場所です。
10人ずつ数部屋に分けられました。各地からやってきた皆さん。
関西は私ともう一人奈良から来た子と地元も地元、京都の子の3人。
(偶然にもこの京都の子の先生は、私のお花の先生のお母さんでした。)

遠くから来た子達は教室の威信を背負ってきたようなものすごいチカラコブ具合。
軽い観光気分で来ちゃった私、浮きまくりですよ。

京都の夏のお寺です。天井は高いけど、暑いったらありません。
そのなかで着物です。ウエストに汗疹できるっちゅーねん!!
朝起きたらまず顔洗って着物に着替えて読経、掃除、それから朝食。
お稽古に行って夕方はお寺に帰って一人10分の入浴時間。冷房なしテレビなし。昭和50年代に購入したころのままの扇風機が各部屋に1台。蚊帳に匍匐前進して入って21時消灯ですよ。
ええ、甘かった。観光気分のわたしゃ甘かった。

楽しみは蚊帳の中でするおしゃべり。当時はまだ携帯もゲームもみんな持ってなかったもんねぇ。

助手でついてる内弟子のHさんはH宗匠の次男さんやでお父さんによぅ似たはる。次男坊なら買いやな。某宗匠がお稽古にいってはるどこやら支部の支部長さんは某宗匠のお手つきやで。ヨメやったらめんどくさそうやから支部長狙いでどう?
・・・ザッツ GE・SE・WA!どこが花嫁修業やねん!

唯一冷房に当たれるのは家元の茶室。
新席と呼ばれる大きな茶室は冷房完備です。ああ、文明の利器ってすばらしい。でもでもでもー!
担当の宗匠は、冷房の噴出し口の前にどっしり座ります。よぅ肥えてはりましたからね。

せんせぇどいてくれへんと風がこっちにけぇへんやないのー!!どいてんかー!

宗匠が立ち上がると涼しい風が。ああ極楽~。
宗匠の助手についている内弟子のお兄さんたちもしっかり風をキープ。ずっこいわぁ。

夏休みが終わり、こんがり焼けた同僚たちの中、美白を保った私のお腹周りは汗疹で真っ赤でした・・・
2月の逃げ足の早いことったら。も3月に去られてしまいそうです。
今年に入ってからまだ1本も映画を見ていません。
近所にあったシネコンが閉鎖してしまったのが一番の原因。溶かしバターをかけたポップコーンで手をベタベタにしながら見ていたのになぁ。
きんぎょです。

そんな3月はこんなことしてました。

年に2回ジャズライブをプロデュースする友人がいます。
「今度は外国からミュージシャンを招聘するから、チケットよろしく!」と張り切っていたのは去年の夏。
そうして今回アメリカ西海岸から来てもらったのはタミール・ヘンデルマンというピアニスト。
どんなミュージシャンが出てこようが、よくわかっていないのは毎度のこと。
おとなしそうなまじめそうなピアニストですよ。
ベースとドラムは関西でナンバーワンではなかろうかという人をスタンバイさせていたのですがやっぱり、世界レベルは違うのぅというのが素人耳にもわかります。
軽やかでカラフルな音色が楽しいライブでした。☆三つ半。

タミールさんが帰国した後でいろいろこぼれ話を聞いたのですが、いつもは大物ミュージシャンのバックで演奏するために日本に来ていたので、今回超格安ギャラにもかかわらず来てくれたのは「タミール・ヘンデルマンというピアニストを呼びたいと思ってくれたから。それに1ヶ所に泊まって神戸で3公演、大阪で1公演だからで空いた時間に観光できるし。」ということだったようで。京都や有馬温泉に一人で行って楽しんでいたようです。


前回の公演の案内が来たときには「ま、いいか」と見なかったのだけれど、再演する。しかもニューバージョンということだったので行ってきました戸田恵子一人芝居「なにわバタフライNV」。
もう、2時間近く出ずっぱり。客席の電気がまだついているときから舞台に登場。お客さんをいじりつつ始まる舞台。2幕、3幕と場面は区切られていますがその間もずっと舞台の上で水分補給をしつつ、客席に話しかけています。もうほんとに出ずっぱり!ミヤコ蝶々さんをモデルにしたお話ですが、関西弁もそれほど不自然ではなくがっちり大阪の観客の心をつかんでいました。☆よっつ。


「赤毛のアン」シリーズで有名なルーシー・モード・モンゴメリーですが、近頃次々と角川文庫から出てきています。
「蜘蛛の糸」は一族の名物年寄りの遺言から始まる親族一同のあれこれ。
法事やなんかで親戚が集まる機会の多かった私にはけっこうツボにはまることも。
洋の東西を問わずにああ、こんな親戚おるおる。と思えるところがナイスです。

「ストーリーガール」は「作品には描かれていない将来」に女優になったらしいお話の上手な女の子と従兄弟たちの話。
ちょっとした、やきもち。どうにもならない才能の問題。意外と身近にきた死への恐怖。
自分の子供時代を思い出させるようなことがあれこれと。

「青い城」は世間との折り合いもいまいちなオールドミスが巻き起こした小さな革命。

どの作品もそれほど深刻ではないし、都合がよすぎたり、甘かったりと「芸術作品」でもなければ「大作」といわれる作品でもないのですが、いつかどこかですれちがったような瞬間があらわれます。
☆三つ半。


そうして3月が終わろうとしているところにメールが届きました。「京都に行くよ!」
なんと春休み中の梅子ちゃんを連れてひそままん、上洛ですよ。
仕事を早めに抜け出して、仲良し親子のお邪魔虫として小一時間お茶してきました。

母親の友達であって自分の友達じゃないから、話しかけられても困るよねぇ。ゴメンネ梅子ちゃん。
身近に子供がいる生活を送っていない私。全力で自分に注目を集めようとするほど子供でもなく、社交辞令をかませるほど大人でもなく。中学生の頃って、こんなだったかなと帰りの電車の中でしみじみしてました。

あいにくの天気が続く中、今日も精力的にうろうろしているでしょうか。