6月9日。夕方。


「今、スキポールに着いたよ!アムス中央駅に向かいマース」

元気な声のminiraちゃんから電話が来ました。

去年のゲイパレード&風車&コー叔父さんカフェの旅以来の再会にわくわくしながら私もアムス中央駅へ。


あー、いたいた!miniraちゃん!

ひし!ほっぺに3回チュッ・チュッ・チュッ(オランダ風)。


本家ブログでご存知の通り、この頃のminiraは殺人的忙しさでハイになっている様子。

声がワントーン高く、スピードも増しています。

マシンガン・トーク炸裂。


どこに行きたい?

カバンが壊れたから、まずはカバンが買いたい


ではでは…アムス駅前から続く商店街(ショッピング・ストリート)へ向かい、早速カバン屋さん発見。手頃な大きさのピンクのスーツケースを発見。機内持ち込みも出来そうだし、これならば。

ちょっとお値段がね。。。えい、店員さんはインド系。こういう人相手だと値切りに応じてくれそうね。

minira、ここはちょっと関西人にまかせてて。


このカバン素敵なんだけど。この値段から値引きしてもらえませんか?

いえ、これは新作で値引きは出来ません。

ふぅぅん。。。。(不服を示す。あかんかったら隣の店行くで。)

値引きは出来ませんが、そこにあるアクセサリーからお好きなものを選んでいただいて結構です。

えっ♪あう。(mini+花合唱)


壁にあったのは耳栓、アイマスク、鍵、などの旅行用小物。一番高い折りたたみ式バッグをダメもとで差し出したら、そのままオッケー。ラッキー。15ユーロもするんですよ、このバッグ。


そして色んなお店を覘きながら商店街を進む間もminiraのマシンガン・トークは続きます。近況報告、引越しの苦労、などなど。。。

彼女のすごいのは、何と言ってもパワフルなところ。仕事して勉強してアートに親しんで楽しい人に出会って欧州中を飛び回って。。。身体がいくつあるの?と不思議になるくらい。好奇心全開で人生フルで楽しんでいる、そのエネルギーが小さい身体から眩しいオーラのように発散されています。


今夜はアスパラが食べたいというリクエストに応じて、アムス中央駅から徒歩15分くらいのところにある老舗オランダレストランへ向かいます。


その途中で、日本のガイドブックにもよく紹介されているインテリアと小物のお店に行きました。


display

ピンときた人、正解です。このお店はゲイ関連グッズも充実しており、店員さんもそのスジの方々。花子の守備範囲です。ディスプレイもゲイ術しています。


そっと頬寄せてみました。


chu!

もっこりが可愛いですね。中にストッキングが詰めてありました。

こういう遊び心って大好きです。


気を取り直して、お目当てのお店へ。


Haesje Claes

このお店も日本語ガイドブックによく紹介されています。オランダ人が一番大切にする「ヘゼラッハ」な雰囲気。

ヘゼラッハとは、他の言語に訳するのが難しいのですが、「家族や友達と一緒で穏やかで心地の良い」とでも言いましょうか。オランダ人の生活はこの「ヘゼラッハ」であることの追及が基本です。


わくわくしながら注文した料理が来ました。
holland eten

左から、6月6日に解禁になったばかりのニシン、白アスパラ、オイスターです。冷たいものと温かいものが同時到着したのはちょっと驚きました。早速ぱくつきたい逸る気持ちを抑えて記念撮影を。


minirananora
hanako


まずは牡蠣を。レモンをしぼって、お醤油ベースのソースをかけて、殻からずずずっと口に落とすと。。。嗚呼。身悶えしちゃう美味しさ。

ニシンも柔らかくて美味。

お目当ての白アスパラは、とてもオランダ的。「ゆですぎ」だったんです。しゃきっとした食感が失われています。味はとても美味しいのに、残念。

それでも二人は1リットル入りの白ワインを開けてしまう勢いで、食べて、話して、笑って、最高に楽しい時間を過ごしました。私達があまりに美味しそうに食べていたせいか、隣の席についた日本から出張で来たという3人連れにメニューを聞かれるほど。アスパラをゆですぎないように注文するようにとアドバイス。彼らの席に来たアスパラをお味見させていただきましたが、ちょうどいい茹で上がり。ちょっと羨ましい。


miniraちゃんがプレゼントをしてくれました。

何と、商店街で一緒に入ったアクセサリーのお店で、私が見ていない隙に私用にペンダントを買ってくれていたのです。miniraちゃんってこういう気遣いをしてくださる女性なんですよ。本当に嬉しい。

minira、この場をお借りしてもう一度、ありがとう!


miniraちゃんのエネルギーに圧倒されそうになりながら、食事を終えてエスプレッソを味わい、帰路につきました。小さな我が家にお泊りいただきます。明日はキーシン様にお会いするのだから、ゆっくり休もうね。


なのに、どうやらminiraちゃんは私が貸してあげた「チューリップ熱」を読んでてあまり眠れなかったとか?

さて、どうなる、キーシン様との再会!


→miniraブログに続く。。。。



とあるブログで読んだ意見。

「同じ曲でもバージョンが違えば欲しくなる」これは納得です。やってますから。

「ほれこんだ作家の作品なら、内容が一部かぶっても買っちゃう」一部なら買うかな。これも納得。

「全く同一内容でも、ジャケットが違うだけで買っちゃうことがある」これは・・・やりたいけどまだやってません。


本はどうかな?同じ内容の本で、ハードカバーとペーパーバック。

「さすがに私は買わないなー」とつぶやいた後で気づきました。

「買ったよ・・・私」


それがこれ。Harry Potterです。
book1

画面の上がペーパーバック、下がハードカバーです。

最初イナモトがthe philosopher's stoneのペーパーバックを買って読んでいました。子供たちの間で流行っていることは、本屋やテレビで気づいていました。

面白かったので、次のthe chamber of secrets も読みたいと言います。

渡英3年ぐらいの時期で、やっと学校の授業が問題なくなってきたところです。本人も読めるのがうれしかったのでしょう。今までになく、夢中で読んでいます。

そんなに面白いならと私も読み始めたら、、イナモトが言いました。


「お母さん、最初つまらないと思っても、読み続けるとおもしろくなるから!あきらめないで」


〈あんたに言われたくない〉、なんてことは口には出しません。

「そうね、途中で投げ出したらダメよね、イナモトちゃん」


電子辞書片手だし、慣れていないから、なかなか話に入り込めません。でも話がわかってくると、おもしろくて、おもしろくて。途中で知らない単語はひとまず無視することにしてどうにか読みました。おもしろい!

1巻目は苦労したけど、とにかく二人とも3巻目まで読み終わりました。


4巻目の the goblet of fire が出版される時期になりましたが、ここではたと困りました。1冊じゃ、(私とイナモトが)取り合いになる。しかたない、2冊買いました。ハードカバーです。お互い、ネタバレをしない約束で読みました。

この時点で、この本は私にとっては特別なものになりました。イナモトが英語の本をこんなに夢中で読んだのは初めてだったし、私はイギリスで流行っている本をリアルタイムで読み通したのは初めてでしたから。

そこで、帰国するときのために1,2,3巻もハードカバーを買ったのでした。結局両方持って帰りましたが。

当然、5巻も2冊。

発売日の夜中0時過ぎ。近所のスーパーで買いました。

でも、そういう人たちは私だけじゃなかったんです。

私の前に並んでいたお父さんは3冊買って、子供たちのだって言ってたんですから。

6巻が発売されたときは、すでに日本にいました。
book2

○○ゾンで2冊注文しました。ただね、イナモトともう取り合いにならなかったんですよ。
本の発売に時間がかかりすぎて・・・イナモトは最初、Harryの同じ年だったんです。だから、共感しながら読めたんですね。今は年下になってしまい、昔みたいに夢中になれないんですね。まあ、しかたないです。

でも、最後の7巻も2冊注文してしまった私です。



ところで、

私、コレクターではないんですが、

こんなのも買いました。リスニングの勉強に。

cdtape

カセットテープとCDです。

コレクターじゃありませんが、ついでにこんなのも。

mug

お茶を飲むなら、ビスケットも。



トランプもしましょうね。

トランプ

 

ええ、コレクターじゃありませんてば。



6月20日朝追記:

見せびらかしたいものが増えました。


おみやげ


いいでしょ?
小さなお友だちとそのおかあさんにいただいたの。

くふふ。しあわせ。



6月20日晩追記:

この1番下にある本のおかげでわかったことがあります。


作者のJ. K.ローリングは、ロンのお母さんのウィーズリー夫人がアメリカ版でMumからMomに変えられたのが、どうしても気に入らず、元に戻してもらい、後の巻(2巻目からという意味かどうかは、はっきりしませんが)では、Mumだそうです。


英語と米語で明らかに意味の違うもの、例えば jumper(英語で、セーターのことです)は sweaterに変えたそうです。米語の jumperは、どうも女性の服みたいですね。どんなものかよくわかりませんが。




先日文庫化されたばかりのカズオ・イシグロの作品。彼の作品で一番有名なのは映画化もされた「日の名残り」でしょうか。


今回の作品、悪い夢を見ているようでした。

例文 「毎朝新聞で珍妙な話を読まされるなんて、まるで悪い夢を見ているようだ」

という意味ではありません。そのものずばり、「悪夢」を書き綴ったようなのです。


ここで、自分は何かをしなければいけないのだけれど、それがなにかはわからないまま、いろんな人に振り回される。

登場人物は知っているような、知らないような人たち。たとえば中学校のとき時々見かけた人とか、ガソリンスタンドのお兄さんとか。外観はまったく知らない家だったのに、家具は幼稚園のときに住んでいた家のものだったり。時間も空間もぐにゃぐにゃになったなか、やらなければならないことが出来なくてあせる自分。

そんな夢を見たことはありませんか?


この小説、そんな夢をそのまま描写にしたようなのです。読んでいて気持ちが悪くなりそうな感じ。なのに、900ページ超えで厚みが4センチあるのです。何度途中でやめようかと思ったことか。でも、不思議と「不愉快」ではないのです。端正というか、平易で抑制された文章で描かれる「不条理」


人に強く勧められないのですが、最後まで読んだ自分に☆2つ。


作者は5歳で家族とともに渡英して、そのまま英国で教育を受けた人。インタビュー記事によると両親とは日本語で会話をするのだけれど、英単語を沢山交えた5歳児の日本語になってしまうのだとか。彼が渡英した頃には、英国で日本語環境に触れることが非常に難しくて、両親も日本語については諦めていたのだとか。


このエピソードを読んでイナモト君を思い出しました。バイリンガルになるって大変なんですね。


-6月1日追記-

これを書いたのはもちろん、”たまに賢そうな本を読むと自慢したくなる”きんぎょです。

免許を取得して17年。当然ゴールド免許ですが実際に運転したのは365日未満のきんぎょです。

ナミヘーは学生時代自動車部でラリーなぞ嗜んだこともありますが、「車すきやけど、運転嫌い。酒飲まれへんし」ということで、我が家には車がございません。たまに車が必要になるとレンタカーで済ませてます。


でも、年に数回「ドライブでもしてぇなぁ」と思うこともあり、たまたまこの週末、そのドライブ熱がやってきました。

「天気いいからオープンカーで走るといいんじゃね?」ということで、いつものTレンタカーではなくMレンタカーに電話を。


残念ながら予約で一杯ということで、諦めようかとしたところ、「心当たりを探して連絡させますので」とM社。20分後、ナミヘーの電話が鳴りました。「古い?どれくらい?」「硬い?それはいいけど」なんだかよくわからない会話を終わらせて、我が家に届けられたのは


平成2年製の真っ赤なユーノス・ロードスターMT。パワステなし、窓はぐるぐる回して開ける、車高は低く、ハンドルMOMO製、ブレーキはアケボノ、サスペンションはテイン、15インチのタイヤでロールバーがっちり。

車好きじゃないとわけのわからない用語が並んでますね。私にもわかりません。ようするに古いくせに走る気マンマンなオープンカーだったのです。


なんとM社が探してくれたレンタカー屋さんは「サーキットも走ることが出来るイカした車を貸します」というコンセプトのもと、このロードスターと、シルビア(マフラーはフジツボですよ)の2台のみでこの4月に開業したばかりという会社だったのです。


とりあえず、地元六甲山を目指します。この前MTに載ったのは5年前。まずはカンを取り戻してもらわないとって、うちから山までって近いけど信号全部坂道発進じゃん!


山の緑がきれいだねぇ。鶯鳴いてるねぇ。風が気持ちいいねぇ。

 え?スピンできる?しなくていいから。

 え?ケツ振ってまがる?ケツ振るのはタモリ倶楽部だけで十分ですから。

 え?インのインを攻めるって?そんな走りいりませんから!

 なんでもいいから安全運転でお願いしますよ。


ぐねぐね山道を走ってカンを取り戻したのか、もう少し遠くまで行くことにしました。

地図の読めない私と、地図を持たないナミヘー。当然、カーナビなんて軟弱なもの、この車にはついていません。

定番ドライブコースを知らないのでなんにも考えず西にむかって走ります。


高速を走ると風の音がすごいです。ユーミンなら「愛してるといっても聞こえない」のでしょうが、「お腹すいた」といっても聞こえません。私、いつご飯食べさせてもらえるのですか。


適当に高速を降りて、「森林公園」という表示にしたがって走ってみたものの、「私ら二人ともアウトドア志向ないじゃん!森林公園でなにするよ?」と我に返りとりあえずコンビニへ。雑誌を立ち読みして食事スポットを調査。無事、お昼ご飯にありつけました。

ドライブって行ったら、やっぱ海か?ということで、淡路島に向かいます。だからといって、海で何をするというアイディアもないんですけど。


結局、偶然見つけた市営温泉施設で温泉に入ってマッサージしてもらって帰ってきました。

ずっとオープンにしたまま270キロ走って腕が真っ赤です。顔はSPF50の日焼け止めでカバーしてましたが、腕のことをすっかり忘れてました。

ずっと無防備なナミヘー。どこの南の島にいったんだかという顔色です。


帰ってからローションパックでお肌のお手入れ。「わしもわしも」と要求するのでナミヘーにもローションパック。

ああ!ローションパック用のマスクではナミヘーのどこまでも続くおでこがカバーできない!

急遽大判コットンも追加して頭頂部までローションでお手当て。

ナミヘーにローションパックをしようとすると、スケキヨ様マスクが必要なようです。

















大好きな人のツァーの最終日を観るためと、直接会ったことのない友だちに会うために東京に向かいました。

私にとって、東京はロンドンより緊張する街です。地方から外国へ出た方には、この感覚、理解していただけると思います。東京は大都会です。まあ、住んでみれば、違うんでしょうが。新幹線を降りる前に、深呼吸しました。


道義的責任感から、ライヴに付き合ってくれる方は、遅れるので会社から直行するそうです。

スーツ姿のその方を拝めるのは貴重なことだそうです。まあ、そうですか。

私は、赤T姿を拝見したかったのに。


会場の入り口へ着くなり、西から東からメールが入ります。面白がっていますね?みなさん。

はい、準備はよろしいですよ。連れは遅くなるので、先に入ります。

ふむふむ、大阪の会場より広いのね。お、天井にミラーボール。まさか、今日は使わないわよね。往年のファンは30年近く前のライヴに思いを馳せます。


もうすぐ開演というときに、ビジネスマンが訝しげにこっちを見ています。あ!あの顔は!こっちこっち。取って食ったりしませんてば。

え?何?ドリンクコインを持ったまま?「ボトルのにしたら、このホルダーがもらえるから」と、ビールを飲みたかったかもしれないことなど一切無視。ボトルのを薦めます。


これだけ広いのに、一階席は平なので後ろの席は見にくい。おまけに前は男性二人。ちょっとつらいかも。

始まりました。最初から総立ちです。もちろん私たちも。そのために来たんですもの。

しばらく、隣の方を無視します。話しかけられたら、うるさい、って言っちゃうかもしれません。

ルナの曲からよ。きゃー。


アルバムから5曲続き、6曲目。これよ。今回だけやってくれるの。

あれ?私、このときに説明したのかな?後で教えてあげたのかな?どっちだっけ、まあ、いいや。

このサックスの人がアルバム制作にも参加していました。ちなみに、私はソプラノサックスもアルトサックスも区別がつきませんでした。後で教えてもらっただけでも、いっしょに行った価値はあったわね。

この曲、アルバムの中では一番好きです。これは夜聴く曲です。


あー、やっぱり見えにくいな。前の二人の男性、邪魔や~、と心の中で叫びます。

と、隣からも少しこっちの方がよく見えるとの声。あら、優しい。お!よく見えます、ありがと。でも、前の男性が動いて、また見えにくくなった。思いっきり背伸びします。


ちょっと暑くなってきましたが、上着脱いでる間、ステージから目が離れるのがいやで我慢してました。でも、Kさんが脱いだから、じゃあ私も。そうよ、真似したわよ、悪い?


アンコールをじらすのはね、ほら、ステージの上の人(二人を除いて)も観客ももう若くはないから、ちょっとトイレタイムを作ってあげないと。脚が痛くなければ私も立ちっぱなしで拍手するんだけど、今日は痛いから、座ります。


やっぱり、あの時計の曲が最大のヒット曲だと思いますか?売れたって意味ではね。乗れるしね、いいんだけどね。でもねえ、私にとって一番の曲ではありません。もっと、もっといい曲あるんだから。


それから、あのピンクのTシャツはパジャマ代わりにしてます。だから、もう外では着れないのです。

着ている女性を二人見かけました。トイレで着替えたのでしょうね。


21曲目。

あ~あ、終わっちゃった。でも楽しかったね~。ね~。そうでしょ?でしょ?

会場出たら、また西からメールが入リました。

私はトラックじゃねえぞ~「10台」はあんまりだ~(笑)


お腹すいたし、のど渇いたので、二人で夜の街へ繰り出しました(笑)




今年初めて、蚊にやられました。4ヶ所も。おっちょこちょいの蚊はお皿に出した40年物のバルサミコ酢を吸いに行っておぼれていました。その場にいた6人のうち、蚊の被害にあったのは私とバルサミコだけ。甘くて美味しいバルサミコと同等だったのですか私。 どうも、スウィーティーきんぎょです。


先行予約の電話を掛けようとしたら、「この電話ではおつなぎ出来ません」と言われびっくり。

光電話って、チケットサービスに繋がらないことがあるって知りませんでした。

携帯電話でチャレンジしたところ、なかなか繋がらず電池はどんどん減っていくし、電話は熱くなってくるしでひやひや。


無事取れたので行ってきました。三谷幸喜さんの最新作。

出演は中井貴一さん・生瀬勝久さん・寺脇康文さん・相島一之さん・堀内敬子さん。


自分の才能を信じられない男、相手の才能に気が付いてしまう男、そこそこ出来るけれどそれまでの男、そして自分に才能がないことに気が付かない男。どれもこれも切ないものですね。紅一点の優しく男を包む歌声にうっとり。ずっと生演奏のピアノが贅沢です。映画もいいけど、舞台もいいよねぇ。


舞台のあと、元ピアニストがやっているお店にご飯を食べに行きました。

で、「ピアニスト」と、「ピアノが弾ける人」の違いという話になりました。


で、結論としては「日本語で考えて英語に直して英語を口に出す人」タイプが「ピアノが弾ける人」で、

「英語で考えて英語で話をすることが出来る人」タイプが「ピアニスト」ということになりました。


どんなに、テクニック(発音)がよくっても、話す内容がなかったら誰も聞いてくれないところも外国語に似ているといいます。

カタカナ英語でも必要なことであれば相手も聞いてくれますからねぇ。(旅行中に実感)

なるほどねぇ。


元ピアニストの感覚としては「僕は日本語とピアノが話せます」という感じなのだそうで。

ということはきっと、「私は日本語とバレエが話せます」とか、「私は日本語と彫刻が話せます」という人もいるのでしょうね。


パフォーミングアーツについて考える一日でした


ども。すっかり日焼けしてしまったきんぎょです。

パルマの生ハム、パルマとレッジョ・エミリアの間でできるパルミジャーノ・レッジャーノ、モデナのバルサミコ酢。そして、スパゲッティー・ボロネーゼのボローニャ。どうも、おいしいものが多いらしいということを聞きつけて、今年のゴールデンウィークはイタリアのエミリオ・ロマーニャ州をぐるぐる歩き回ってきました。

朝6時起床、7時朝食、7時半出発。13時昼食、20時夕食、22時就寝の間、座るのは列車の中で1時間ほどとバールで1回程度。今年はちゃんと日本からスニーカーを持参しましたからね。ワニに変わることもなく歩き続けましたよ。

帰ってからマッサージに行ったら、「いつもは肩と背中ががちがちなのに、今日は足がパンパンですね」と言われました。

ええ、ずーっと歩いていましたから!


イタリアの列車って、面白いですね。新幹線クラスのエウロスターには乗るチャンスがなかったのですが、急行、普通電車と乗ってきました。まぁ、きれいな車両ときちゃない車両の差が大きすぎ!おんなじ料金かよと思うことしばしば。

でもって、遅れる!これは話には聞いていましたが10分20分は当然、なぜ始発駅で20分遅れるのか?とか、20分遅れと表示されていたのに気がつくと15分遅れ10分遅れと早くなっていたり。どっか駅をすっ飛ばして調整したのかよ(笑)と突っ込みたくなります。ドアが開かない車両もありましたね。


今回の戦利品はパルミジャーノ・レッジャーノを2年もの、3年もの、5年ものをそれぞれひとかけらずつと、バルサミコを20年もの、30年もの、40年ものとそれぞれ小瓶で。全部街の普通のお店で買ったので、日本の値段から言うと激安。

ハムもサラミも安くておいしい。真剣に豚の足一本買って帰りたくなりましたが、あきらめました。


それにしてもいまだフィルムカメラ派の我が家。現像代3万円は痛かった(涙)

知り合いから「料理をとってね」と頼まれたデジカメでの写真を。


ボローニャでボロネーゼ   

ボローニャといえばスパゲッティボロネーゼと思っていたら、現地はタリアテッレが主流。

これもまたボロネーゼ   

カロリー爆弾と噂される一品。

これもボローニャ名物   

西洋水餃子。当然、パルミジャーノチーズをふりかけてカロリーアップ。

確率と統計   

手書きメニューが読めずに適当に指差したらズッキーニの肉詰めでした。
食べ過ぎたらこれ   

ランチにサラダだけを頼んだらこのボリューム。


 何人かの方がロダンを見に行かれたようですね。秘密指令が届いたので私も行って来ました。


 会場の兵庫県立美術館は安藤忠雄さんの設計でした。


 北側(山側)から見ると倉庫みたいなんですが、南側(海側)はガラス張りで、外には観客席のような階段がありました。船から見たらきれいでしょうね。建物外部には、他にもいろんなところに階段があり、迷ってばかり・・・

人目を避けられる場所もあり、デートにはいいかもしれません。子供たちも探検していますが。

 ロダンは、触りたくなります。手を後に組んでおかないと、つい誘惑に負けそうになります。


 神戸にやってきた目的はもうひとつあります。中華街。実は神戸の中華街は初めてです。

「うわっ!人が多い。みんな立ち食いだよ。中華のファストフードばかりなの?」って言うくらい外で食べている人が多かった。お天気もよかったから。人ごみ歩きながら、幼児に串に刺さったエビ団子食べさせてる若いお父さん、お母さん・・・危ないです、ハラハラ。

 四川料理にしましょう、今日は辛い気分。赤い店内には、ベタベタの中国歌謡曲が流れています。こういうのが好きなんです。ご飯ものは、白いご飯が食べたいのに、夫は炒飯と言って譲りません。う~今日も、負けた。

 食後は買い物:豆板醤。

 タピオカ(黒糖シロップと黄な粉かけたらいいかも)

 グリーンビーンズ(もやしの豆です。小豆みたいに甘く煮ます。ちょっと青臭い)

 袋茸の缶詰(中華の炒め物に使います。・・・この形ってエッチだと思います)

 プーアール茶(缶が気に入っただけです。缶が欲しくて、食べたくないものを買ってしまうことがよくあります)

 荷物を持つのは私の役目ではありません。


 次は北野へ。異人館巡りです。巡るだけです、中には入りません。入場料高いんですもの。古い家具は、いやって程見たことがあるからいいんです。ここもすごい人ごみでした.暑いし、疲れるし、口数の少なくなってきた二人。

「帰ろうか?」「うん」


 日が落ちる前に帰宅。で、「ご飯までまだ時間あるけど、どうする?」

二人でジムに出掛け、摂りすぎたカロリーを消費したのでした。


缶詰を開けたので画像をアップします。

まず開ける前、
袋茸缶詰

では、お皿に載せます。

半分に切ったものも。



袋茸2
     














最後に、



袋茸1













質問はなしです。苦情も受け付けません。


ではまた。

こなーゆーきーがまーうー♪♪
うううーうー♪♪

そうか、これか。

白く舞う粉。
麒麟さんが歌ってた歌、知らないから歌えないけど、きっとこんな歌。


きみどりが水疱瘡になってしまいました。

私は今、実家にいます。

実はGW中も仕事てんこもり状態だったので、実家にきみどりを預かってもらってました。
(ひそ梅ムッシュ、大変お世話になりました~)
2日夜に預けて翌朝私は一旦東京に戻り、5日に迎えに行って、そのまま連れて帰る予定でした。

5日の夜、さて、帰る準備、と思ってきみどりのおむつを替えてみると、
体がこんな状態になってたんです。

ぶつ   ぶつ

 ぶつ ぶつ  ぶつ

ぶつ  ぶつ ぶつ  

  ぶつ   ぶつ


しばらく自宅へ帰れません。
保育園もしばらくお休み。GW中の2、3日どうこうの話どころじゃなくなってしまいました。

仕事関係者には緊急事態のメール。
仕方ないですね。しばらく実家で仕事することにしました。出来ることだけを。
とにかく、この一ヶ月続いた生活ペースががらっと変わりそうです。昼夜を問わない人の出入り&電話FAX攻撃が、もうないんです。この際、ゆっくりしようっと。

仕事が忙しいとはいえ、月曜から土曜日まで一日11時間も保育園に預け、保育園から帰っても、ご飯食べてお風呂入って寝るだけだったきみどり。日曜日は隣で寝てる私を「おーきーて、おーきーて!」と叩いて、そのうちあきらめて一人遊びしてたきみどり。

あまりに放ったらかしてたから、怒ってぶつぶつ出したのでしょーか。
それともきみどりが体を張って、働きすぎの私に休みをくれたのでしょーか。

体中かゆくてのたうちまわってます。熱もあってつらそうです。
一日中グズグズ言って「カーチャンだっこー」と泣いてます。
かわいそう! ぎゅーぎゅーぎゅー。(抱きしめる音)

ごめんね、ごめんね。
この一ヶ月、一日どのくらい抱っこしてあげられてたっけ。
今までの分、取り返すからねー。ぎゅーぎゅーぎゅーっ。

しかし思えば、今発症してよかったー。
数日早ければ、きみどりはひそ一家と楽しく遊べなかったし、私も仕事放って飛んで来なければならなかった。数時間前には牧場で楽しく遊んでいたんです。その時に出なくてよかった。
数時間遅ければ新幹線に乗っていただろうから、バタバタ状態の自宅で闘病しなければならなかった。
実家にあまえることになるけれども、これはベストなタイミング!
あー、よかったよかった♪ なーんて親孝行なのでしょう。
きみどり、ありがとーう! ぎゅーぎゅーぎゅーっ。(ぼきっ)


取りあえず近所のハード○FFでテキトーなFAX購入。
マックやプリンタ、仕事の資料、パンツに靴下諸々を送ってもらうようトリに頼みました。
なんせ、トンボ帰りするつもりでなーんも持ってなかったのです。

で、荷物が届きました。伝票を見ると宛先が「本田野カブ子」と旧姓になっておりました。
ははは~、そりゃ「蕪下部カブ子」じゃ届かないわな。
いや、気持ちはわかるんだけど、何だか可笑しい(笑)
さらにわざと深読みしていくと、荷物の中に入ってた数万円が手切れ金に見えてきます。
こんな調子でどんどん荷物を送ってもらってると、そのうち帰るのヤになるかも。

なーんてね。18日までには帰りますよー(笑)

金曜日の夜、いつもより遅くまで開いていた美術館で彫刻を見てきました。

ロダンの彫刻は劇画タッチだと思ったきんぎょです。


「芸術が愛らしいものであってなぜいけないんだ?世の中は不愉快なことだらけじゃないか」と言ったのはルノワール。

つまらないこと、イライラすることが続いたときは、ルノワール的な映画でほっこりしたくなります。

私の目安は「ヒュー・グラントが出ていそうな作品」ちょっぴり苦い現実を踏まえつつも、ラストは大体幸せ。

我が家では「おヒュー様的映画」と呼んでいるジャンルです。


公開初日のお昼過ぎという一番人が入っていそうな時間に行ったのに、半分も客席が埋まっていなかったこの映画。

きっとすぐに終わってしまうと思いますけど、やさしい、かわいい小品を見たくなったときにぜひ。☆三つ半


この映画、80年代ポップスを聴いていた人にはニヤニヤしてしまう台詞が満載。


最近、いただいたCDを1枚につき40回近く聞き込んでいますので、「ああ、私こんな曲好きなんだわ」ということを再確認しておりました。この映画に出てくる曲はまさに、ツボ!好きなタイプの曲ばかり。

サントラ盤を買って帰ろうと思ったら、売り場は同時期に公開している「少年探偵コナン」関連グッズで埋め尽くされてました。トホホ。


~8月31日追記~

さて、yas兄に買ってきてもらったCDの中にこの映画のサントラがあります。

これが、もうツボツボ!!ヒュー・グラントちゃんと歌ってます。そりゃ歌手としては素人ですから、「案外上手ね」くらいの評価になってしまいますけどね。

映画で観たときにも思ったのですが、ちゃんと「その時代っぽい曲」なのがすごい。特にバラードなんかどう聞いても「ワムっぽい!!」この映画がほとんどデビューくらいの新人女優ヘイリー・ベネットの歌も今ドキっぽくっていい。かわいかったなぁ、この子。

CDの構成としては「この曲を最後に持ってくるのはいかがなものか?」と問い詰めたいところもありますが、映画を見たヒトにはオススメです。☆四つ。


今朝、朝のTV番組を見ていたときに流れていたCMにびっくり。

「ビューティフル・ソングス ココロデキクウタ VOL.2」というやつ。

これ、一作目が評判よかったコンピレーション(っていうの?オムニバスっていうの?)の2匹目のドジョウCDなのですが、ラインナップはこんなかんじ。

「ダニエル・パウター」「ジェイムス・ブラント」(あー、ダミアン・ライスのハナシのところで出てきたよね)

「カーラ・ブルーニ」(知ってるよ美人お嬢様歌手だ)

「エルヴィス・コステロ」(知ってる知ってるノッティングヒルの人ね)

その中に混じって「ヒュー・グラント&ヘイリー・ベネット」この映画の曲が入っているではないですかΣ( ̄□ ̄;)!!