試写会HOLiCな日々。

観た映画の蘊蓄を語ります。

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「ブラック・スワン」ちょっとネタバレ感想。

えっと、ウィノラ・ライダーは何処に出演していたのでしょうか?<呆け

エンドクレジットで彼女の出演を初めて知った、リサーチ不足で臨んだ今回の映画鑑賞

まぁ、この映画を端的に言えば、「バレエの主役の座を獲ったけど、段々、気が狂い始めて、最後は*****」な、内容でした。

どっかで、今敏の「パーフェクトブルー」と比較している方がいましたが、あー確かに、どっか似ているところがあるかも、と、感じました。 ナタリー・ポートマンの狂気の観点とか。 その辺は、凄い既視感な感じで。

R-15と言う事で、どの辺が、R-15なのか? 其処に注視して<なんか違う 最後まで観ましたが、観た人なら分かる「あーこれはR-15だわ」なシーンが、随所に、エロ、グロ、入り交じって、ナタリー・ポートマンのバレエダンス姿が、やたら気合いが入っていて、「アンタ、バレエ相当練習しただろ」的姿がくっきりとした明と闇の対比というか。

結局、信じられるものは自分自身しかいない、でも、当人の気が狂って、ワケワカメ、な状況下に陥る、ナタリー。 この映画、思いっきり、サイコスリラーでした。 ホラーとも言えるか?

ナタリー・ポートマンの熱演、もとい、怪演で、最後まで飽きさせない出来でした。

彼女の怪演で成り立っている映画とも言えますか。

で、ウィノラ・ライダーは何処に出演していたの?

あと、余談ですが、今回、初めて行った池袋のサンシャイン60通りにあるヒューマックス映画館、暗転して、さぁ、始まるぞ、と、思っていたら、いきなり、「岳 ガク」が始まって、慌てて、間違っていたスクリーンを離れ、正しい、スクリーンに行って、無事鑑賞できました。 やっぱ、呆けだわ。

「P.S.アイラヴユー」試写会、感想。

えーっと、冒頭からアレなので、ネタバレしないと感想が書けない故、未見の人、これからこの映画を観るぞって人はスルーして下さい。 観ない、って人だけ…

いきなり、冒頭から、いちゃついていた主人公、ヒラリー・スワンクの旦那が脳腫瘍で葬儀のシーンが。

その後、悲しみに暮れる彼女の30歳の誕生日に、旦那から手紙が届く、どうやら生前に旦那が一定期間、手紙を送り続けられる様、仕込んでいたらしい。 「計画通り」ってキラじゃないですけど、そんな感じ。

その手紙に書かれてあると通りに行動する様、指示され、旦那の故郷、アイルランドに行ったり、彼女なりの旦那の死に対して悲嘆に暮れる日々への決別を促すかの様に手紙は彼女の元に運ばれていく。

その運び主は、ラスト近辺で分かるのですが…

この手の恋愛物では、愛する人が不治の病に罹り余命僅か、な予定調和的展開ですけど、いきなり、愛する人は死んでいる。 そして、彼からの手紙を元に行動する、って設定は斬新だと思います。

うーん、可もなく不可もなし、って感じでしょうか? 軽いユーモアも織り交ぜつつ、2時間オーバーの長尺ですが、最後まで飽きさせずに観させてくれます。

尚、間違っても、この手の映画を男性二人で観に行くのは止めましょう。終映後、軽く陰惨な気分になりますから。

「シックハウス」トークショー付き、試写会、感想。

会場の東京FMホールには相変わらず一番乗りで到着、開場迄、ケータイで日記更新、30分前になり、建物内に入れてくれて、開場、最前列のど真ん中をキープ。

しかし、東京FMホールは試写会場としてどうかと思われ、フラットな床、まぁ、スクリーンは上気味につり下げられているから、前の人の頭が邪魔で字幕が観にくいって事はないですけど、椅子が、板張り。 小学校の椅子っぽくあり、これは、九段会館の椅子の勝ち。僅かですけど、あっちはクッションありますから。

で、ライターと評論家の二名、20代後半っぽい人が出てきて、トークショー開始、今日の映画ってイギリスのホラー映画っぽいね、って所から始まり、ライターの人が書いた著書とDVDを見せつつ、その方が仰るに、単に怖い所言って怖いだけじゃ、何も書けない、映像化できない、スポンサーも見えているのを希望する、だから、魔除け系の数珠とか一切身に付けず、心霊スポットに来たら、「出てこーい!」と叫ぶらしいです。 そしたら、本当に出てくるみたいです、霊が。 撮影後、同僚が何名か入院したとか、変にリアリティがありましたね。

で、終了。 本編上映。尺は90分。

うっ、お尻が痛い。 板張り故、痛くて痛くて、それでも一応映画は最後まで見続けました。

うーん、ホラー系の映画ってお約束があるじゃないですか、偏差値低そうな若者達が何故か危険地帯に行くとか、女優が徐々に薄い着物系になるとか。

この映画のカメラマンは、結構、出世しているらしく、今度ハリウッドで大作映画を撮影したとか、だから、映像的にはなかなか凝っていましたね。

なので、カメラマンにおんぶにだっこな映画でした。 上映前にチラシを見て裏返したら、後ろの映画、「ハイランダーNEXT」でした。 のぉ。 今回の映画も、やっぱりC級映画でした。

しかし、敢えて、こう言うジャンルの映画が好きだ、って人もいるかも知れません、けど、自分は、予定調和なホラー映画、しかもC級。 うーん、好き好んで積極的に観たいとは思いませんね… ま、話のネタ作りには宜しいかと。

「トウキョウソナタ」試写会、感想。

上映前に、舞台にあったグランドピアノ、何かな? と思いつつ、司会進行役の映画評論家(名前失念)が最初に登壇、次に劇中の家族の一人、今は中一、撮影当時は小学六年生だった少年と、高尾奏之介という、1995年生まれ、ピアノコンクールで全国一位になった少年、ラストシーンで、「月の光」を演奏する役柄の少年、三名が登壇。 僅かな会話の後、高尾奏之介が、二曲ピアノ演奏。 流石、全国コンクールで一位を獲っただけの腕前、少年ながら、見事な演奏でした。

演奏終了後は15分の休憩時間の後、本編上映開始。

監督は、ホラー映画の黒沢清、彼は勿論日本人ですけど、彼の制作したこの映画に関しては、外国人が描いた日本の世界観と言うべき、香りを感じました。 それが、カンヌ国際映画祭 「ある視点」部門 審査員賞を受賞した、理由の一つかも知れません。 観ていて、「これは外国人、特にヨーロッパ圏では受けるだろう」と感じたり。 日本を舞台にしていながら、何か、違和感を感じるのです。 

ある平凡な家庭の崩壊を小さな笑いあり、で、その崩壊過程を淡々と見せていきます。

主人が会社をリストラされ、それがトリガーとなり、転落の一途を辿る家族。

会社を首になった事実をひた隠しにする、香川照之が演じる主人。その実態を時にシニカルに、時に笑いありで描いています。

外国人がこの映画を観たら、ある意味、現代日本の底辺を描いた一つのサンプルとして捉えられるかも知れません。 そんな印象を受けました。 海外受けはするかも知れませんが、日本ではどうでしょ? うーん、、、

「パコと魔法の絵本」試写会、感想。

以下、ネタバレ感想。

いあ、泣いた。 ガチで泣いた。


あの、役所広司が、パコに暴力をふるって、次の日、何も覚えていない、パコに、しかし、役所広司がパコの頬に触れた、その感覚だけ「一日だけしか記憶が残らない」彼女の記憶に何故か残っており、其処で、涙腺決壊、だーっ゜゜(´□`。)°゜。

あと、監督のCGと実写の融合させる才能が見事! 一体どんな、絵コンテを描いているのか? 凄く、はちゃめちゃだけど、この実写との見事な統一感。 正に、これこそ監督のオンリーワンな「才能」の為せる技か...

後半はマジで凄かった、、、もう見事としか。

多分、試写会じゃなかったら、この作品に触れることはなかっただろう。 試写会には当たり外れがあるけど、これは見事に当たり! これだから試写会ライフは止められない、、、

子供も泣くし、大人も泣く感覚 そんな普遍的な感動でした。

文句なしに面白い、王道エンターティメント、今年のベスト5内確定。 な、出来の良さに、終映後、会場から、自然と拍手が起きました。 別に舞台挨拶があった訳でもない、普通の試写会なのに、、、

「ハンサム★スーツ」試写会、感想。

午前11時半に現地に到着、が、列が既にかなり形成されていて、ビックリ&ゲンナリする。

こう言う作品は「まぁ美人だけど性格はちょっと」な人に是非観て欲しいと思ったり、そんな出来でした。

上映終了後、あの辺のネタバレは、しないでね、を箇条書きした、用紙を渡されたり、確かに「アレ」は意表を突いた出演でしたね、っと、ネタバレ禁止。

んじゃ、性格が悪くてキモイ男性はどうしろと、自分みたいなのとか(;´Д`) と、劇中の、ドランクドラゴンの塚地武雅のあまりの、人情に篤い人柄に、例えば、食い逃げしようとした人を、助けたり、おいおいおいおい、ちょっと性格が良過ぎじゃねぇか? と、突っ込みを入れたくなる箇所もありますが、まぁ、映画ですし、無粋な突っ込みは無しで。

「ハンサム★スーツ」だから、「洋服の青山」が全面協力、ミシュランタイヤのマスコットキャラみたいなのを着て、掃除機で、吸引。すると、あれ? 塚地武雄が谷原章介に、CMでも流れていた「オレ、めっちゃ、ハンサム!」って、自分が言うなー な、感じでしたけど、良い演技していました、後半のダサっぷりとか、おっとネタバレ禁止。

まぁ、丁度良い尺で、全編終始、飽きさせない作りに、作り手のプロフェッショナル 仕事の流儀 的な 巧さを感じました。

よく出来た、コメディ映画ですよ。

「パンダフルライフ」試写会、感想。

うーん、パンダは可愛いのですが、それに「おんぶにだっこ」した映画でした… 途中眠くて眠くて、、、重くなる瞼を必死に耐えて、画面を見続けましたが、なーんか、「テレビ的ドキュメンタリー」の域を出ていない、この作品を「映画」とカテゴライズするのは躊躇われる、そんな出来と言えない感は否定できないですね。

菅野美穂のナレーションは普通、可もなく不可もなし。

もう少し、演出面での工夫があっても良かったのではないかなと、思ったり。 ぶっちゃけ、「パンダの可愛さ」以外は退屈極まりない映画です。。。 平坦な、ストーリーテリングに睡魔が襲ってきました。

まぁ、パンダは、結構残酷な生き物だと、生まれてきた子供を一人しか育てないとか、だから個体数が減少する、そんな生き物、絶滅するのは自然の摂理かと。

うーんうーん、なーんか、不完全燃焼な映画と言えないドキュメンタリー番組と言ってしまいたい出来でした。

「ハイランダー ネクスト」DVD発売記念試写会、感想。

えーっと、かなり、つまんない映画でした。 だって、劇場公開しない、DVD発売のみの映画だもん。 あのシネパトスですらスルーした映画、出来は如何に?と観る前は違った意味で期待していましたけど、、、取り敢えず、時間を返せ、系な映画でした。

すんげぇ、全体的な雰囲気がチープです。 制作予算が少なかったんだろうなぁ、 な、再び違う意味で涙を誘います。

これ、ぶっちゃけ、売れないでしょ、な、内容がないよー ぶるっ!な寒い仕上がりに、鑑賞後、「これは流石のシネパトスもスルーするわ」と感じました。

兎に角、ストーリーテリングが凄まじく薄っぺらいです、0.000∞1mmみたいな。 そんな極薄ストーリーに、退屈極まりない演出、「ふーん、だから何?」と、画面に突っ込みを入れたくなる出来具合に、只ひたすら、うんざり、うんざり…

後この映画(と言って良いのか?)の一番の聴き所は、「音」それも「かなり耳障りな音」です。 剣と剣がぶつかり合う「かちーん!」と言う音が、半端無く「うるせぇぇぇー!何!この耳障りな効果音は!音響監督出てこい!ぶん殴る!」ですので、、、

映画で、あれほど酷い音は聞いた事がありません、そこを聴く、貴重な体験が出来ただけでも、貴重な体験が出来たのかも知れません。 もう、二度と聴きたくないですけどね!

「イントゥ・ザ・ワイルド」試写会、感想。

上映時間は、148分。 かなり長め。

日本的、生半可な、東南アジア方面への「自分探し」卒業旅行感覚とか、そんな生ぬるさはこの映画には皆無です。

尺の長さ故、「中だるみするかな?」と鑑賞前は感じていましたが、一つ一つのエピソードの出来がとても良い感じに仕上がっています。

ある意味、ジャニス・ジョップリン的な「太く短く人生を生きた」彼の最期に呟く一つ一つ台詞の重みが、鑑賞者に安易な感情移入を許さない、けど、その言葉に共感する、反目した感覚をもたらすかと。

若さ故、ナイーブで、そこで、家族の内実を知った彼には、それがショックで、「はじけた」感覚で、大学卒業後、全てを捨てて、ヒッチハイクに出掛ける。 その覚悟、ある意味そこまでやることで、「これで人生を全うするぞ!」な感覚が既にあったのかも知れません。

それと、「編集の巧さ」がこの映画のもう一つの売りかと思われ。 これだけ尺が長いのも関わらず観客を「退屈させない」一本調子じゃないシーンの入れ替えが、素人目からしても、巧いなぁ、と感じさせる出来に仕上がっています。

これは、例えば「よっしゃー!今日は気合い入れて映画を観るぞ!」そんな気分な時に観る映画に仕上がっています。

正に「骨太な映画」とはこう言う映画を指すのだと実感する筈。

動画

ちょっと重い公式サイト

最後に、これは「実話」です。

「死にぞこないの青」シネトレブロガー試写会、感想。

試写会場に行く直前に、シネトレから添付メールが届きました。 以下、添付されてきた画像。

死にぞこないの青2

2008年8月30日(土)より、シアターN渋谷ほか、全国順次ロードショー
(C) 2008『死にぞこないの青』製作委員会
配給:ザナドゥー

死にぞこないの青1

2008年8月30日(土)より、シアターN渋谷ほか、全国順次ロードショー
(C) 2008『死にぞこないの青』製作委員会
配給:ザナドゥー

どう見ても、ホラー映画です。

本当にそれでいいんでしょうか?(by ATOK省入力)

レーティングはPG-12 内容は「小学生」の、いじめ問題的お話ですが、PG-12

うーん、乙一の原作は未読ですけど、個人的には、こう言うお話は好きですけどね。 あ、全然ホラーじゃないですよ、この映画。 いじめられる側の心理描写に重きを置いている感じです。

クライマックス、彼処はアメリカ映画だったら、ぐちゃ!でしょうが、これは邦画、ま、無難にこうなるよな、的展開でした。 

何だろ?「いじめられている側」は「オレをいじめている奴はこうなれば良いんだ!そうだ!シネ!」みたいな感じでしょうけど、この映画の主人公は優し過ぎ、もっと、バイオレンスを!本能の赴くままに、あんな酷い事をやられたら倍返しでやり返せ!と観ていて、ちょっと、フラストレーションが蓄積される感もなきにしもあらずで。

でも、そうなると、ありきたりな「マッドマックス」的映画に陥りますからね、その辺は巧く処理されていました。

で、上映前に、舞台挨拶が、テレビドラマ「ROCKIES」って、個人的には映画「ヒート アイランド」の城田 優、他、監督、蒼い子、もとい、青い幽霊役の背の小さな女の子、と、城田 優は劇中では教師役でしたが、その彼の彼女役、の4名が登壇。

監督って、シャイな人が多いですよね、この映画の監督、安達さんも終始下を向いていました。

舞台挨拶のぷち詳細は後程。

◆特殊メイクに3時間! 谷村美月が体当たりで演じた『死にぞこないの青』


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