せっけんの毒性 | 千殊むすび院長日記

千殊むすび院長日記

東京・大塚にある『千殊むすび鍼灸院』院長の宮本啓佑です。
健康のことだけでなく、日々起こった面白いこと、趣味の山登りや社寺巡りのことなども書いていければなあ、と思います。

天然素材で、環境にもやさしいとされる


せっけんですが、んじゃ毒性はないのか?


といえば、全くないというわけではないようです。


よくやられているのが、水に溶いて、「ひめだか」


が何分生きていられるか?の実験。


ひめだかという、めだかは、環境が変わると、


すぐ死んじゃうんです。


同量の水に同量の洗剤とかシャンプーとかせっけん


とかを溶いて、ひめだかを放す。


このやり方だと、せっけんがいちばん「長生き」します。


(でも、死んじゃいます)


これをモトに、「せっけんが環境にいちばんやさしい」


と語られている、ようです。


(もうひとつは、24Hで分解しちゃう、とか。


 これも、「実は、しない」らしいです。)



さて、せっけんは合成のモノより、大量に使わないと、


同じ「仕事」ができない、ってことはご存知の通り。


(昔の粉せっけんって、洗濯にコップ1杯でしたから!)


これで、同量の水に使用量分を溶かす、に実験を


変更すると、なんといちばん最初にせっけん水の


ひめだかが死んでしまいます。




この実験じゃあ、毒性は測れないってことです。


「科学的な実験」という言葉で、どんだけ目を塞がれて


いるんでしょうね、われわれ・・・。


こだわりをもつ人には、つらい時代です。


しっかり考えられる能力をもって、


「これでいいや」って思って、やっていける人に


なりたいものです。