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Re START from 仙台

仙台在住、通信インフラ整備を生業としている人間の、東北人の生活、東日本震災に関するレポートです。


「ちょっとビッグニュースだよ!!!」


妻から電話がありました。

ついに、仙台市も、市民全員に、

被災証明書を、配布することにしたようなのです。


被災証明書?


り災証明書は国の基準があって、簡単には発行できないようですが、

被災証明書は、自治体の判断で簡単に発行できるようなのです。


東北地方の高速、有料道の無料化については、

り災証明でも、被災証明でもOKなんだそうです。


ただ、無料にしてもらうには、入口で通行券を取って、

ETCレーンではなく、一般レーンに入って、

証明書を出して本人確認をしてもらわないとダメなんですよね。


これは、緊急車両の通行の場合も同じだったんですが、

なにせ今回は、車両の量が半端無いので、出口が混むのです。


そして、出口渋滞が本道まで続くと、、

特に、片側一車線が延々と続く、三陸道~仙台東部道というのは、

あっというまに大渋滞です。


かなり深刻な問題です。


それと、ですね、

が、ものスゴイことになってます、、。


これから、もっと暑くなるってのに、ホントに大変だ、、(-"-;A


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彼らの餌は豊富にありますから、、。


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瓦礫、車は、かなり片付いたんですけど、

船だけは、3ヵ月以上経っても、ずっーと、同じところにあります。


いろいろと問題があるようですが、、。








仙台市も、先日ようやく梅雨入り。

しかし、それに反して、暑い日が続きます。


7月頃には、正式にリリースされるでしょうが、

かなり大がかりなプロジェクトが動きます。


え、と、震災に関してではなく、仕事の話です(;^_^A


一年以上前から、噂には上がっていた話なんですが、

GW前後から、少しずつ、、

6月に入ってからは、かなり具体的な話になってきました。

連日、色々な客先から、問い合わせの電話が鳴ります。

「どれぐらいの数を協力してもらえますか?」と、そういう話です。


おいおい、正式公表はまだなのに、

お上では、もう、とっくに決定事項なんかい、と、

少し、庶民的には、憤りも感じますが、、。


ニュースと言えば、、(笑)


昨晩、ゴキブリが我が家に出没しましたッッ!!!


チャバネじゃないです。


黒くてデカい奴です。


クロゴキブリ?


後日、ネットで調べたところ、

どうも、ヤマトゴキブリという在来種のようです。


東北には、デカい奴はいないものだとばかり、安心しきっていました。


妻は、生まれて初めて見た(らしいです)デカいゴキブリに、

夜にも関わらず、絶叫しまくりで、、(笑)


私も、京都を離れて以来、東北で見かけたことはなかったので、およそ10年ぶり。


(これも震災の影響なのか???)


最期は、台所用洗剤で、あえなく成仏していただきました・°・(ノД`)・°・


津波被災地は、ここ数日の暑さのせいで、

異臭がさらに増し、併せて、害虫が大量発生して、

以前よりも、さらに劣悪な環境になりつつあります。


地面に石灰を撒くと、害虫発生を抑えられるとのことで、

知人の地域では、自衛隊から石灰の配給があったらしいです。


ところで、最近、テレビでも紹介されてましたので、

ご存じの方も多いとは思いますが、


ふんばろう東日本支援プロジェクト

http://fumbaro.org/


先日、知人がこれのおかげで、支援してもらったようです。

インターネットを発明した人間の叡智が、いかんなく発揮されてますねえ。


・・・・・


前にも紹介した、仙台Date FM 15:00からのアニソン特集ですが、

過日は、ウルトラマン80のオープニングソングが、、。




懐かしくもあり、

けれど、こういう時節がら、

意外と、勇気が出ます (´∀`)







今日は、予想以上に仕事が早く終わってしまい、


これから、どうすっかなー。


事務所戻って残務をするかなー。


うーん、、。


そうだ!!松島行こう!!


今日は、松島町の近くで仕事をしていたんですよ。


と、いうことで、

車を駐車場に止めて、

1人でテクテクと、、。


リフレッシュ(笑)


ここのところ、人並みに睡眠もとれていませんでしたから。


今日は、調査業務のお仕事だったので、

作業服を着ていたのですが、

お店の人やら、地元の人やら、

会うたびに、「ご苦労様です」と声をかけられてしまい、

かなり気まずかったです(笑)


ここでも、復興に向けて、頑張っている作業員が沢山いるのでしょうね。

実際、そういう人たちが、たくさんいました。


今日は、平日ということもあって、

観光という風体の人も、まばらでしたが、

おかげで、作業服を着て観光してても、違和感ナシ。


写真を一杯とりましたが、なかなか難しいものですね。

我ながら、センス無いなぁ、、。


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こうしてみると、震災など何事もなかったように穏やかな海です。


けれど、、


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桟橋が落ちたまま。


地盤が沈下した接岸部から海水が、ひたひたと、、。


でも、その向こうに観光船が見えますね?


そうです!!!

4/29から復活してるんですよー。


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テクテクと歩いていくと、、


伊達藩主の何かの建物だったかな?緑がキレイに映えてました。


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でも、ところどころ、松葉が枯れてたり、、


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木肌が剥き出しになって、赤っぽくなっていたり、


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ちょっと人っぽくて、少し、怖かったです。


それでも、老兵は健在ナリ!!!



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駐車場もこんなにキレイになりました!!


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いろいろ修復中の建物が点在しますが、それでも、道はこんなにキレイに。


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五大堂へ向かう桟橋も健在です。


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が、桟橋の下には、瓦礫が、、。


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でも、木組みって美しいですよね。

こういうの、一日中見ていられる人です。僕は(笑)



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前の記事で紹介した「ONE LOVE/上を向いて歩こう」ですが、

この橋をバックにして、お婆ちゃんが歌ってましたね、、。


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で?


何だコレは!!!(ノ゚ο゚)ノ

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牡蠣カレーパン!?


ちょっとすごいですね(笑)


次回、是非、チャレンジしてみましょう。


地元(仙台)の人は、

松島なんて行ったって何もないよ?と言う人もたくさんいますが、

灯台下暗し。


・・・・・


松島の人たちの顔は、心なしか明るく見えます。


そうですよね。いつまでも落ち込んではいられませんよね。


松島の人たちは、皆様、たくさんのご来客を待ってるはずですよー (^O^)/






今日、コンビニで、こんなものを発見しました。


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わぁ!こりゃ便利 \(゜□゜)/


と、いうことで、即買いしました。

いろいろと仕事に役立ちそうです。


B4版でかなり大きめですが、価格は\952(税込)とのことで、

この手のものとしては、かなり安い。

製作会社の善意を感じる価格設定です。


中身はですね、こんなかんじで、


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通行止めなどの情報、災害対策本部の設置場所、などなど。

そして、津波浸水地域が一目でわかるようになってるんですね。

海沿い、色のついているところが津波浸水エリアです。


ちなみに、僕の住んでいるところを赤点で入れてみました。


「もし、東部自動車道がなかったら?」と考えると、今更ながら背筋が凍ります。


・・・・・


先日、夜中にパソコンで仕事をしながら、FMラジオでこの番組に遭遇しました。


東日本大震災復興支援番組 RUN FOR TOMORROW


仙台Date FMでは、日曜の夜2:00~3:00と、

普通なら、ぐっすり寝ているはずの時間にやってますので、

リアルタイムで聞いたのは、今回が「初」です。


当初は、被災地関係限定の番組だったはずですが、

今や、全国で聞けるようになったんですねー。


日中に、この番組宣伝をしているので、番組自体の存在は知っていたんですが、

僕、長渕サンは、あまり好きじゃなくて(笑)


が、、、


ただ、ただ、圧倒されて、、、


パソコンのキーボードを叩きながら、号泣してしまいました。


被災者の怒りや悲しみ、長渕サンの怒りや悲しみ、、そして希望、、

そういうものが重厚に重なり合った、素晴らしい番組です。


圧倒的な、偏った感情は、時に人を惑わせることがある。

けれど、今は、これでいいか、、

そこから始まるストーリーもアリだな、と思いました。


オフィシャルHPでも、過去放送内容をすべて聞くことができますが、

You TubeでもUPされてるようですので、紹介しておきます。





大学時代、バイト先の友人の影響で、

今でも、カラオケに行くと、この曲だけは、たまに歌います(笑)




泣きながらも、必死に立とうとするヒトの苦しみ、悲しみ、、。

本人が体感していなければ、決して書けない歌詞。

私も、いろいろと年を重ねて、今ならそのことが良くわかります。


・・・・・


くよくよするなよ

諦めないで Just Like a Boy


その痩せこけた頬のままで

果てしない迷路の中を

人はみんな手探りしてでも STAY STAY DREAM


(長渕剛 STAY DREAMより)










相変わらず忙殺の日々が続いています、、。

ところで、
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何と、り災証明書で高速道路が無料になるみたいですね。


という話を、ある年輩の方(Aさん)と話していると、


Aさん「高速無料?そうなんですかー。ん?アレ?私、り災証明書持ってますよ?」


「え? Aさんて、津波とか関係ないですよね?」


Aさん「いや、家財とか、あと少しカベに亀裂が入ったりしてて・・・」
   「周りの人に、取っておいたほうがいいよって言われて、申請したんですよ」


「え!!じゃあ、Aさん、高速乗り放題じゃないですかっ!!(絶句)」


・・・・・


Aさんによると、運転免許証と写真を2枚持っていったら、

すぐに証明書をくれたとのことで、


(そんな簡単にもらえるんだったら、俺ももらってこようかな)


何せ、僕の高速道路使用料ときたら、
月に10万とまではいかないけれど、それに近い水準なのです。


(イカン、イカン、何を考えてるのだ、俺は、、)


などなど、心の中でさもしい葛藤をしていると、


Aさんが、 良かったら参考に自分のをFAXしておきますよ、と言われ、

後日もらったのがコチラ。

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もらってから、いろいろ調べてみてわかったのですが、


仙台市では、


「り災証明書」

「り災届出証明書」(暫定?)と、


2種類あるようなんです。


仙台市は、被災者が多い(津波の影響だけでなく建物の影響を併せると)ので、

そういう処置になったのかな?


ちなみに、このり災届出証明書については、7月末までは、
り災証明書と同じ扱いで、高速道路が無料になるようです。


でも、よくよく考えてみると、


罹災した人たち(特に津波の場合)は、車を持ってない人が多数だし、

まずは、住むところの確保で躍起になってる状態ですよ?

高速道路を無料にするくらいだったら、燃料費まで負担してもらう位でなければ、

わざわざ遠出する罹災者なんているのでしょうか???


それこそ、一般の方も無料にしてあげて、

観光に来てもらうとか、ボランティアに来てもらうとか、

そういうことのほうが、よっぽど復興に繋がると思うのですが、

間違ってるかなぁ?


相変わらず、裏があるのかな、この話も、、。









仙台市の今朝は、雨です。


雨が降ると、、、

水はけの悪くなった被災地は、どんどんと水がたまって、池のようになります。

まるで砂浜のように、白っぽくなっていた被災地も、

瓦礫や土が、水を含んで真っ黒くなり、まるで被災直後のような姿になります。


少し、、悲しくなります。


最近、市内で、物陰に待ち伏せしている白バイを見かけました。

東北自動車道では、覆面パトカーが、速度違反取り締まりを再開しています。


少しずつ日常に戻りつつあるということなのでしょう。


ずいぶん前に紹介した、長町の仮設住宅、

かなり前に、竣工していたように見えていたのですが、


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ほとんどの部屋の明かりが灯っていません。

時刻はまだ19:00頃です。


家や車や、財産が流されてしまった人たちの気持ちは、僕らにはわかりません。


わかりたくても、、。


近づけません、、。


イメージとリアルのギャップは、

これまでの自分の人生の中で、嫌というほど学ばされてきましたから。


先日、ある大手ビジネスホテルの女性支配人と話す機会があって、


この前、あるお客様がチェックインされた時に、

お名前と、ご住所をこちらにご記入ください、と言ったら、

家が流されちゃって、今は住んでないんですけど、その住所でも構いませんか?

と言われましてねぇ。慌てて、それで結構ですよ、と言ったんですけれど。
やっぱり、被災した人たちの、本当の気持ちは、私共にはわかりませんものねぇ。

私たちも、配慮して接客しなければならないとは思ってるんですけど、

あまり気遣いしすぎても、失礼になりますしねぇ。

どう接客すれば良いのか、いろいろ悩んでいるところなんですよ・・・。


・・・同感です。


僕もそういった罹災した人たちと接する機会が多く、

なんて言葉をかければいいのか、わからなくなるときが、たくさんあります。


ただ、ひょっとすると、言葉の問題では無いのかもしれません。



今日は雨、だからではなくて、

この歌がとても大好きで、カラオケに行くたびに、

男のくせに(笑)熱唱していた、ある人の為に。

鎮魂の願いを込めて。




心の中の思い出はいつまでも永遠に、、。





最近、とても、とても、忙しいです。

震災復旧の仕事と、新しいプロジェクトとが交錯して、

同業の人たちも、かなり大変そうです。


人手不足はかなり深刻で、

僕もかなりハードに仕事をしています。


おかげで、今日は、かなりレアな画像(笑)が撮れました。



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ケータイ基地局鉄塔のそろい踏みです!!!


これは、某キャリアの鉄塔上から撮ってます。

と、いうことは、、、

鉄塔を自前で持っているキャリアは、国内には、4キャリアしかありませんので、

なんと、ここには、すべてのキャリアの鉄塔が並んで建っているのですねっ!


地上からでは、なかなか、こんなにきれいには撮れません。

近くに見えて、それぞれ100m近くは離れてますし。

かなりレアな画像(のはず)です。


まぁ、鉄塔に登る設計者というのも、かなりレアな存在ですが(笑)


頼める人がいないので、仕方がない。


そのうち、どうやって鉄塔に登るか、という記事も?

うーん、そんなマニアックな話、誰も興味ないですか、、。


ところで、福島県いわき市にある、

スパリゾートハワイアンズ ですが、

10月の再開を目指して、頑張っているそうです。


映画「フラガール」のアレです。


ここは、妻が大好きな場所で、

震災後、復活したら、どうしても家族みんなで行きたいと言っていました。


僕も、うーん、そうだねぇ、と軽く流していたのですが、

妻が義父に話したところ、

ウチの息子に、放射能の害が及ぶかもしれないので、

絶対に行くなと言われたそうです。


妻は、やっぱり行ったらダメかなぁ?と、何度も僕に聞いてきます。


・・・・


そうだねえ、、。

どうしたらいいか、俺にもわかんないよ。

もう少し、落ち着いてから考えようよ、、。


これから、かなり長丁場になりそうな、放射能問題ですが、

周りの意見に流されず、

確かな知識と見識を持って、放射能とどう共存していくか。

お互いに話し合い、考えながら、近々家族のルールを制定しようと思います。

決して、後ろ向きに考えず、無用に恐れず、のスタンスだけは崩さずに、、。


おしまいに。

被災地、関係者の間で、今、イチ押しのYouTubeです。



(3:01 こないだ記事にした、閖上の日和山ですね)


最近、異様に涙腺が弱くなってきたこの頃。


泣きたいときは泣けばいいや。


そんなかんじで行きまっしょい!!!








さて、この「置局」の業務は、オーナーさんとの話し合いだけではありません。


場所選定にあたっては、各種法律を知らないと、

場合によっては、工事そのものが出来ないこともありますので、

法規制のチェックや、請負形態によっては、規制解除手続きまでが、

この「置局」のお仕事です。


土地局になると、とにかく一杯あるんです(笑)


建築基準法、都市計画法、都市緑地保全法、

土地区画整理法、地すべり等禁止法、農地法、

農業振興地域の整備に関する法律、電波法、自然公園法、

文化財保護法、砂防法、航空法、

河川法、森林法、国有財産法、

消防法、道路法、各自治体の景観条例、、、


・・・・ちょっともう頭が痛くなってきますね(笑)


あとは、登記簿謄本や公図を取得したりして、調査をしますし、

不動産関係の法律なんかも、ある程度知ってないと、ダメですね。


民法、不動産登記法、借地借家法、区分所有法、、、などなど。


・・・・もうパンクしますね(笑)


これら法規制のチェックと、規制解除手続きを踏んで、ようやく設計に入ります。


それからは、一般的な建築、土木工事の工程とほぼ同じです。


ここまで、皆さんにとってはどうでもいい話だったかもしれませんが、

後々の話をするためには、大事な部分でしたので。








今までは、単にケータイの基地局といってましたが、

正式には、「移動体通信用無線基地局」と言います。


この基地局は、アンテナ設置箇所によって、3種類に分類されます。


①建物(ビル)局建物の屋上に設置

②土地局鉄塔、柱などに設置

③屋内局→大型店舗内、地下鉄構内、トンネル内などに設置


①③については、キャリアによって呼び方が変わる場合がありますが、

これでどのキャリアでも通じます。


このアンテナを設置する建物や土地については、

それぞれ所有している方から、場所を提供していただき、

各キャリアが、賃借料を、土地、建物所有者に支払います。

僕らが仕事上で、「オーナーさん」と言えば、

これらの設置場所を、

提供していただいている人(法人)たちのことを指します。


今までの記事でも、「オーナーさん」と言っていたのは、この人たちのことです。


この、各オーナーさんのおかげで、

携帯電話は繋がるのです。


携帯の繋がらない、もしくは繋がりにくいエリアを、

業界用語では、「不感地域」と呼びますが、

この不感対策として、各キャリアが、カバーしたい場所を大まかに指定してきます。


僕らは、そのエリアをカバーできるような土地や建物を探して、所有者と交渉します。


そして、設置位置、賃借料の取り決め、契約内容の取り決め、などなど

各キャリアのそれぞれのガイドラインに従って、オーナーさんとお話をします。

通常は、契約締結(署名、押印)まで、各キャリアの代行として、僕らが行います。


この業務のことを、


「置局(ちきょく)」呼びます。


これも違う呼び方がありますが、ここでは、これで統一しておきます。







昨日、リス(鉄塔昇降用器具)を忘れたことに、

現場に着いてから気づいてしまって、

あわててあちこち連絡したところ、

協力会社が作業している現場が近くにあって、そこに余ってるリスがあるということで、

お借りするために、少し現場に立ち寄りました。


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仙台市宮城野区蒲生(がもう)付近です。


写真、相変わらず、何が何やら、わかんないかも。すみませんm(_ _ )m


前投稿にもある通り、今は仮復旧のフェーズでなくて、本復旧のフェーズです。

この現場も、被災した機器に替えて、新しい機器を設置している最中です。


付近、とにかく、異臭がすごいです。


現場に入ると、作業していた若い作業員が、


「oonoさんっ!マスクしないとダメっスよ!!」


え、何で??臭いから?? と聞くと、


「ここらへん、アスベストがヤバいらしいっスよ」

「なんか、調査で回ってる人いるみたいっス」


※アスベストについて

アスベスト問題 - Wikipedia


そういえば、ここらあたりは仙台港のすぐ近く、工業地帯のすぐ近くにあります。

津波で流された事務所やら工場には、

アスベストが使われてる古い建物が、たくさんあったかもしれません。


こうなってくると、瓦礫とかの処分も一筋縄ではいかないなー、と考えながら、

そういや、こないだテレビのニュースでもやってたな、と思い出しました。


ニュースとか見てても、ふーん、みたいに思ってたことが、

こうして現場に肌を曝してみると、何とも言えない気持ちになります。


いずれにしても、まだ20代半ばの若い作業員たちも、

こうしたリスキーな環境の中、一生懸命作業してます。


それは、震災復興だからとか、そういう動機や志向からではなく、

今までと同様、自らの生活の為に働いているとしか、本人は思ってないかもしれませんが、

普段よりも恵まれない環境で、リスクを背負って作業していることだけは確かです。


本当に、津波はいろいろと根が深い。


そう感じた、今日この頃でした。