震災より3ヶ月経過して | Re START from 仙台

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仙台在住、通信インフラ整備を生業としている人間の、東北人の生活、東日本震災に関するレポートです。


仙台市の今朝は、雨です。


雨が降ると、、、

水はけの悪くなった被災地は、どんどんと水がたまって、池のようになります。

まるで砂浜のように、白っぽくなっていた被災地も、

瓦礫や土が、水を含んで真っ黒くなり、まるで被災直後のような姿になります。


少し、、悲しくなります。


最近、市内で、物陰に待ち伏せしている白バイを見かけました。

東北自動車道では、覆面パトカーが、速度違反取り締まりを再開しています。


少しずつ日常に戻りつつあるということなのでしょう。


ずいぶん前に紹介した、長町の仮設住宅、

かなり前に、竣工していたように見えていたのですが、


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ほとんどの部屋の明かりが灯っていません。

時刻はまだ19:00頃です。


家や車や、財産が流されてしまった人たちの気持ちは、僕らにはわかりません。


わかりたくても、、。


近づけません、、。


イメージとリアルのギャップは、

これまでの自分の人生の中で、嫌というほど学ばされてきましたから。


先日、ある大手ビジネスホテルの女性支配人と話す機会があって、


この前、あるお客様がチェックインされた時に、

お名前と、ご住所をこちらにご記入ください、と言ったら、

家が流されちゃって、今は住んでないんですけど、その住所でも構いませんか?

と言われましてねぇ。慌てて、それで結構ですよ、と言ったんですけれど。
やっぱり、被災した人たちの、本当の気持ちは、私共にはわかりませんものねぇ。

私たちも、配慮して接客しなければならないとは思ってるんですけど、

あまり気遣いしすぎても、失礼になりますしねぇ。

どう接客すれば良いのか、いろいろ悩んでいるところなんですよ・・・。


・・・同感です。


僕もそういった罹災した人たちと接する機会が多く、

なんて言葉をかければいいのか、わからなくなるときが、たくさんあります。


ただ、ひょっとすると、言葉の問題では無いのかもしれません。



今日は雨、だからではなくて、

この歌がとても大好きで、カラオケに行くたびに、

男のくせに(笑)熱唱していた、ある人の為に。

鎮魂の願いを込めて。




心の中の思い出はいつまでも永遠に、、。