昨日、リス(鉄塔昇降用器具)を忘れたことに、
現場に着いてから気づいてしまって、
あわててあちこち連絡したところ、
協力会社が作業している現場が近くにあって、そこに余ってるリスがあるということで、
お借りするために、少し現場に立ち寄りました。
仙台市宮城野区蒲生(がもう)付近です。
写真、相変わらず、何が何やら、わかんないかも。すみませんm(_ _ )m
前投稿にもある通り、今は仮復旧のフェーズでなくて、本復旧のフェーズです。
この現場も、被災した機器に替えて、新しい機器を設置している最中です。
付近、とにかく、異臭がすごいです。
現場に入ると、作業していた若い作業員が、
「oonoさんっ!マスクしないとダメっスよ!!」
え、何で??臭いから?? と聞くと、
「ここらへん、アスベストがヤバいらしいっスよ」
「なんか、調査で回ってる人いるみたいっス」
※アスベストについて
そういえば、ここらあたりは仙台港のすぐ近く、工業地帯のすぐ近くにあります。
津波で流された事務所やら工場には、
アスベストが使われてる古い建物が、たくさんあったかもしれません。
こうなってくると、瓦礫とかの処分も一筋縄ではいかないなー、と考えながら、
そういや、こないだテレビのニュースでもやってたな、と思い出しました。
ニュースとか見てても、ふーん、みたいに思ってたことが、
こうして現場に肌を曝してみると、何とも言えない気持ちになります。
いずれにしても、まだ20代半ばの若い作業員たちも、
こうしたリスキーな環境の中、一生懸命作業してます。
それは、震災復興だからとか、そういう動機や志向からではなく、
今までと同様、自らの生活の為に働いているとしか、本人は思ってないかもしれませんが、
普段よりも恵まれない環境で、リスクを背負って作業していることだけは確かです。
本当に、津波はいろいろと根が深い。
そう感じた、今日この頃でした。