助ける側、助けられ側という二項対立を乗り越え、いかに相手の力を信じられるか。 | 生きる喜びを伝える伝道師〜くりはら せいこのブログ〜

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生きることは苦しみではなく喜びであるということを伝えています。
著書に、精神科医の齋藤学氏との共著『ヘンでいい。』

対話を使ったセラピー、魂のメッセージを伝えるソウルリーディング 、セルフラブグループ、笑いヨガリーダーなど、対面では東京を中心に活動中。

セラピーをしている人間から言わせてもらうと、
グループセラピーや対話の中で
ある人が感情が出て泣き出すみたいなことがあっても、その人を触って支えたり、励ますような行為をしてはいけない。

どんな話が出ても、どんな感情が出ても、まわりにいる人は世間話を聞いているように普通にしている。
これが鉄則。
(ティッシュペイパーを前に置くくらいは、ありだけどね)

そもそも
何かをしたくなる時は、したくなる側にジャッジがあるんですよ。
これは、大変な話だ、かわいそうだ、サポートしなきゃとか、ジャッジと「ねばならない」から動いていることがほとんどで。

相手はその意識の影響を受けて、これは大変なことかもとか思い
下手すると自己憐憫に入っていく。

また、サポートしている側は自分が役に立っているという陶酔に入っていく。
そもそも、すごく大変な状況にある人のことを、第三者は理解などできないのですよ。
また、下手に触られたりすると、自分の中に入っていけないのですよ。

普通にしているのが一番大事で。
何が起きても。
それが一番当事者を安心させる。

30年前、私がセラピストになるトレーニングを受けていた時、トレーニングのグループセラピーの場で、ある方がご自身のお姉さんが自殺した話をし始めたら、座ってみていた参加者(トレーニングしていた仲間)が走り出していって、その人をギュッとハグして「わかるよー」と叫んだ時の、ハグされた人の当惑した顔を忘れない。
私は心の中で「わかってねぇよ」と、つぶやいていた。

その人には、「自分は助ける側だ」という陶酔と、自分はセラピスト側だという驕りがあった。
その話を聞いて彼女のほうが不安や恐れを感じ、それを消したいという衝動があった。

助ける側、助けられ側という二項対立を乗り越え、ジャッジ(自分の中の物差し)を捨て、いかに相手の力を信じられるか。

まず、自分がジャッジしていることに気づき、中立的でいることに、意識的になろう。

 



本文と関係ないけど、

昨日食べたインド料理。


 

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