ヒガシの最後の舞台 『チョコレートドーナツ』が素晴らしすぎて、涙が止まらない。 | 生きる喜びを伝える伝道師〜くりはら せいこのブログ〜

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生きることは苦しみではなく喜びであるということを伝えています。
著書に、精神科医の齋藤学氏との共著『ヘンでいい。』

対話を使ったセラピー、魂のメッセージを伝えるソウルリーディング 、セルフラブグループ、笑いヨガリーダーなど、対面では東京を中心に活動中。

SMILE-UP.(元ジャニーズ事務所)の

ヒガシの最後の舞台

『チョコレートドーナツ』を見てきた。
 

 

 

私はヒガシのファンでもなんでもない。
それどころか、元ジャニーズのタレントに
興味を持ったことも一度もない。

多くの人がキムタクだとか嵐だとか言って

キャーキャー言っている時も、

一体どこがいいのか

まったくわからなかった人間だ。

だが、今回の元ジャニーズ事務所の会見を見て、

まず、マスコミの態度のひどさに激怒した。

私はセラピーやカウンセリングや性虐待を学んだ人間だが、

誰かに対し、公の場で、あなたは性被害を受けたのかと
聞くこと自体が論外だ。

あまりにひどい。

ひどすぎる。

そもそも、
ヒガシやイノッチは加害者でもないし、

犯罪者でもない。

それなのに、なんであんなに
叩かれなきゃいけないんだ。
 

マスコミは自分達が忖度していた
その自らの責任を反省するわけでもなく、

ヒガシやイノッチを叩くことで、

自らの問題から目をそらしているのではないか。
 

またSNSなどでそれに便乗した形で

一緒に元ジャニーズを叩いている人たち。

辟易したね、、、

 

自分のつながりにも結構いたけど、

そういう人たちはおいおい私のつながりから

外していくつもりだけど。


しかし、しかし、

それに対して

こんなひどいされ方をしても

誠実に誠実に対応していたヒガシとイノッチ。

その誠実な対応すら

揚げ足取りのようになんか言っている人がいて

本当に気分悪かったわけだけど、、、



で、私は決心したんだ。

 

今まで元ジャニーズにまったく興味がなかったけど、
ヒガシとイノッチを応援していくと。

やったぜ!

生まれて初めて

私にも「推し」というものができた。


それでヒガシのこととか調べていたら、

なんと、

最後の舞台があるというではないか!!

しかも、宮本亜門の演出!?

私は芝居をやりたくて、

つかこうへいのいた慶應大学に入り、

早稲田で第三舞台を立ち上げた

鴻上尚史さんとも交流のあった

慶応の中の劇団に一時期所属していた。

 

7年くらい前には

つかこうへいさんの最後の弟子みたいな方の
演出の舞台にも立った。
演劇ワークショップの発表会みたいな

感じではあったけれども

100人以上の人が見てくれた。

宮本亜門演出のミュージカルも何度も見た。

 

というか、

大学時代の先輩が亜門さんの芝居の

プロデュースとかに関わっていた。


今回私は

ヒガシが舞台役者であることすら

知らなかった。

ヒガシがテレビの時代劇とか出ていることは

知っていたが。


最後の舞台?

こりゃあ、見るしかないでしょう。


しかし、チケットは残っているのか。


調べてみると、

わずかだが残っていた。

しかも、ものすごくいい席。

私の勝手な推察だが、

ここまでのいい席ということは

マスコミや業界用に用意していた

席ではないだろうか。
取材して記事にしてほしいからね。

だが、今回、マスコミや業界の人が

キャンセルしてきたため、(くそ)

そっくりその席が空いて急遽、

追加で販売したのでは?
との私の勝手な推測。


まーしかし

とにもかくにも、

なんという幸運か

私はヒガシの最後の舞台を

偶然にも観ることができたわけだ、、、



前置きが長くなりすぎてしまった。

感想を聞きたくて読んだ人、すまない。


観た感想はねーーー

もうね

ヒガシ、最高!!!

の一言に尽きる。



ヒガシが歌も踊りも芝居も上手いなんて、

今まで知らなかった。
(だって興味なかったから。すまぬ)


ヒガシはゲイの役なのね。

ゲイでゲイバーみたいなところで踊っているダンサー。

で、そこでお客さん(男性)と出会ってカップルになる。

この役の人も、元ジャニーズの人みたい。

で、隣の部屋の人が虐待?していた

ダウン症の子供と出会い、

その子を自分達のカップルの子供として

育てようと画策する。

一時期は一緒に暮らして

幸せな時間を過ごすのだが、

裁判でゲイのカップルに子供は育てられないとして、、、

 

そして最後に悲劇が。


今思い出しても泣きそうになる、、、、

 

そして、今回の騒動と

微妙に重なる内容の話で

その主役をヒガシがやることになっていた

その符合にも驚く。




最初幕が開いて、女装したヒガシが

ゲイダンサー役の人たちと

セクシーなドレスを着て、

踊って歌うシーンから

私は魅了されてしまった。

なんて美しい。

なんて鍛え上げられた身体なんだ。

 

そして、歌も踊りも抜群にうまい。

つまり、華がある。

本当のスターとはこういうことか。

 

 

私は小劇場の芝居をたくさん観てきたわけだが、

小劇場の役者とは

やはり華が違う。


そして、精神力ね。


元ジャニーズ事務所の社長になったばかりですよ。

記者会見であんなに叩かれて

SNSでも散々言われて、

それなのにあそこまでの完璧な舞台の主役をやり抜く?

並の精神力じゃないよ。


私も7年前くらいに舞台に立ったと書いたけど、
すげー短い台詞なのに、

それを覚えるのがどれだけ大変だったか。

 

それなのに、あれだけの量の台詞を入れて、

歌と踊りを覚えて、

 

この状況下の中ですよ。


忖度とか色々言われているけど、

やっぱり本人たちが努力して

頑張ってそれで勝ち取った今の地位なんだと思う。

いくら忖度しても

本人達に才能も光るものもなければ

誰も振り向かないよ。


そして誠実さ。

 

私は

よく知らなかったんだけど、

今回調べたら、

ヒガシは森光子さんに可愛がられていたんだって。

 

わかるわー。

誠実で礼儀正しいもん。


そうやって礼を尽くして芸能界で生きてきたから

今があるんだよ。

私はずっと応援するぞ。


記者会見も吐きそうになったから
ちゃんと見なかったけど、

ヒガシは自分は90歳まで舞台に立ちたかった
と言っていたそうだ、

そりゃ、そうでしょ。

 

誰だって、

尻拭いをしてバッシングされる社長なんかより

拍手喝采される舞台役者の方がいいに決まっている。

あれだけの才能と華があるわけだから、

まだまだやっていけたし、

やりたいこともあっただろう。

それをすべて捨てて、、、


どれだけ責任感が強いんだ。


ラスト。
 

ほぼすべての観客が立ち上がって

スタンディングオベーション。

こんなに全員が立ち上がっての

スタンディングオベーションなんて

初めて見た。

 

っていうか、

私も生まれて初めて立ち上がった。

 

 

そして鳴り止まない拍手、拍手、拍手。

拍手が一体何分続いたんだろう。

4回のカーテンコール。


名残惜しかったんだろうな、みんな。

 

これで役者としてのヒガシを見納めになることが!!!

 

私も名残惜しかったよ。

寂しいよ。寂しいよ。ヒガシ。

 

 

誰かがSNSで書いていた。

90歳までまだまだ時間があるから、

落ち着いたらまた舞台に戻ってきてほしいと。

 

本当に私もそう思う。

 

 

 

舞台の内容のこと、あまり書かなかったけど

舞台自体が

すべて素晴らしかった。

何度も泣いた。

 

こういう時期に、

それでも舞台やろうと腹を決めてくれた

亜門さんにも感謝。

かっこいいなー


みんなに観てほしくて

紹介したいのに、

チケットはもう完売みたいだし、

舞台の上のヒガシを観ることは今後叶わない。


ヒガシ、、、

 

社長はタレント以外の誰かが

やれなかったのだろうか。

 

自分が大好きなことを

あきらめなければならない人生って

本当に悲しいよ、、、


そうやって

被害を受けている方々のために、

たいへんなことを引き受けてくれてありがとう。

 

私はあなたを尊敬します。

 

 

 

 


このまま帰るのが忍びなくて、

ひとり、パルコの中の天ぷら屋で飲んだ。

 

パルコに来たのは、何十年ぶり?



*参考記事など

stand.fm(ラジオ)でも、この問題について話しました。

 

 

 
 

 

 

 

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