俺的スロ日記 -2ページ目

俺的スロ日記

行儀良く真面目なんてペナ喰らえと思った

ラース クリスマッ オッ ペッ キュッ マッ ハ♪

Last Christmasって歌あるやん?
あれ何回聞いてもLast Christmas  I gave you my heartって聞こえんやん?
下の句で完全にオッペッキュッマッハって言ってるやん。
今一度確認しようとyoutubeで聞いたら、アィの次でガ行を聞き取れたわ。



おまえらクリスマスにブッダ(もしくはガンジー)を読みながら、板わさ(もしくは炙りスルメ)を食べて、いいちこ(もしくはどぶろく)を飲んでるところ、申し訳ないが家にはサンタさん来たから自慢すっわ。







箱を振ったところ、無音。











LEGOじゃねぇだと?



















G-SHOCKだっ!

18年愛用してたCASIOのデータバンクが壊れ気味だったのサンタさんよく御存知でらっしゃる!
ブルートゥース機能の設定がよくわかってないけど、ありがとう大切にすっよ!












いちごの断面です。
ツブに向かって白いスジが入っている事を初めて知りました。
まぁみんな炙りスルメかじかじしてるから関係ないか。すまん。


ではスルメども!よいお年を。


投了



10/18(ド)就寝前だった。トイレに行かずに寝ればよかった。
寝る直前に行ったトイレで、トレペホルダーにトレペをストックしておこうと手を伸ばしてトレペを取った。その時、微かな痛みが首筋を走ったが、このとき俺はアルコールを摂取していたため、それを特を気にする事もなくベットに戻り眠りについた。



10/19(ニチ)目覚めるには早すぎる日曜日の6時だった。違和感という言葉で片付けられない。断言できる、首をやられた。

俺の首は前後左右1mmも動かなかった。張りつめた針金が破断する寸前。動かしちゃダメだと直感した。しかし首は殆どの動作の初動になるため、どうしても動く。
そして動かそうとすると、動く直前で激痛が走りやがる。これは『ぎっくり首』という症状だそうだ。


本当に1mmも動かない。これはヤバいと覚悟しながらもベッドから降りてトイレへ向う。

そこでトレペホルダーを見て思い出す。俺は昨日トレペに首をやられたんだ。人間の俺は紙のトレペにやられたんだ。くやしいが首は1mmも動かない。そして歩くたびに激痛が走る。




首が痛いとて、朝起きたからにはまずカーテンを開ける。誰だってそうする。俺だってそうした。

左右のカーテンを掴み、左右に開こうとした瞬間だった。無意識に体がピタリと停止した。


俺は気付いた。今のは俺の思考回路内の行動ではなく、本能が直感的にカーテンを開く行動にストップを掛けたんだ。

合わせてその理由にも直ぐに気付いた。左右の両カーテンを止めてある中央上部のマグネット。こいつを開放すると、その衝撃で激痛が走るからやめておけと俺の本能がそうさせたのだ。







しかしそんな馬鹿な?トレペに首をやられはしたが、マグネットにまで追い打ちを喰わらされるであろうか?マグネットだぞ?永久磁石のような保持力は無い。マグネットだぞ?


俺は、俺の本能のストップを無視してカーテンを開けた。マグネットがカーテンレールを左右へ走りはじめるより早く、俺の首へ激痛が走る。もちろん朝日を浴びるより早くだ。光のスピードを越えている。



想像してほしい。早朝にカーテンを開けた男が、顔を谷折りにされたような苦悶の表情で登場し、そこに日曜の朝日が差し込んでいるのだ。











せっかくの日曜日が台無しだな、と思いながらアンメルツヨコヨコを嫁に塗ってもらい熱い首筋とともに安静に過ごした。


アンメルツヨコヨコの熱さも忘れかけてきた昼。首の稼働範囲が広がっていることに気付いた。朝は錆び付いたボルトの様に動かすことすらできなかった首は、錆を落としながら、異音を上げながらも動き始める。


俺は、現状の俺が日常生活にどれほど支障が出ているか確認すべく、いつも通りの日曜日を試す。

お湯を沸かし、珈琲を入れ、コップを洗う。
多少の痛みはあるものの、特筆するほどの痛みはない。自然治癒能力に感謝した。





余裕が出た俺は、ひなたぼっこしながら柿ピーを食っていた。まさにその時だった。

再度、本能のストップ。カーテンの時と同じ、体が直感的に危険と判断し、俺の動きがピタリと停止した。



今度は何だ?カーテンのマグネットなど外部の敵は存在しない。姿勢なのか?いや違う、俺はさっきからこの姿勢だ。


体を動かさず、状況を冷静に整理したとき危険源を特定した。上下の奥歯で噛み砕かれる寸前で、本能によりストップされたピーナッツ。危険源はこいつだ。





柿ピーの柿は普通に食えた。しかしピーは喰えないのであろう。正確に言うとピーは噛めない。体がそう判断してストップを掛けた。

質量の大きいピーナッツは個別包装ビニール内の、柿とピーの混合物の中で沈降する場合が多く、ある程度、柿を食べてからピーが出てくるパターンが主。そのピーの一粒目、今まさに噛み砕こうとする寸前だった。

間違いない、こいつを噛んだら間違いなく激痛が走る。カーテンの時もそうだった。体が直感的に判断したんだ。噛めばまごうことなく激痛が走る。わかってる。わかってる。









しかし噛みたい。噛んで答えあわせをしたい。

体が直感的に危険と判断し、俺をピタリと停止させた理由は、柿ピーの柿がセーフでピーがアウト。

これについて答えあわせをしたい。答えはわかっている。噛めば激痛が走るのだ。

わかっている。そう、わかっているが、柿がセーフでピーがアウトの判定を確実に検証したい。

俺は『答えあわせ』を『検証』にすり替え、やるべきだの使命感を燃料にして、目をつぶり上の歯と下の歯の隙間を噛んで殺した。









噛み潰したピーナッツの芳ばしい香りが口のなかに広がる。続いて、ほどよい塩分が舌の上を駆け抜ける。しかしそれは激痛が走った後にだ。18馬身差はあった。





ぶっちぎりの1着で激痛はゴール。大きく遅れて芳ばしさと塩分がゴールを切る。すでに激痛はウイニングラン。俺は声を失ったさかなクンの表情。噛む前に目をつむったはずだが、瞼は痛烈に開き、本来、声として放出されるべきギョギョー!は、声帯を震わせることへの恐怖により無音化。そのかわり擬音として俺の背後に張り付き背景を飾る  ギョ  ギョ  ギョ  ギョ  ギョ  ギョ



想像してほしい。ひなたぼっこしながら柿ピーを喰っている俺は、ぽっかぽかのお日様の光を浴び、干からびたサイレントさかなクン。この現状、人としてどうなのか?ピーナッツ一粒を中ボスに遭遇した雰囲気で書いている時点で人としてどうなのか?ピーナツではなくピーナッツと表記している事は正しくも、不快感を与えるのではないかどうなのか?










このブログを古くから見ている読者の方は、既にお気づきであろう。

こいつぁ首の痛みを伝えたい訳じゃない。

首を痛めた中で経験した事を伝えたい訳じゃない。

『柿はセーフでピーがアウト』この言葉を気に入っている。この言葉ありきでブログ書いたなと。

御名答、そこまでバレてんのならここまでとさせていただく。


PS 安心しろ首は完治した


投了




手短にブォグゥを書くぜ。書き筋が浅いなんて言いっこ無しだぜ。

私就寝前だし久々の更新だし弘法にも筆の誤りもあるだろけど、どこの弘があやまってくれるのか知らんからな。だいたい私たかしだし。

そう私がたかしである。お久しぶりである。皆様いかがお過ごしであろうか?まぁ興味はない。貴殿方がどういう時を過ごそうと私は興味ない。それより一方的に私の話を聞いてくれ。私のブォグゥ(ぶろぐ)とはそういうもんだろう。







9月29日 回想列車2巻の発売日だ。


一方的に私の話を聞いてくれと上記したが、特に話して聞かせることなど無いわ。読み更ける事に没頭したいから。私のブォグゥって昔からそういうもんだったろ。


投了


俺は普段、会社でスロットの話を一切しない。俺の周りがスロットを全く打たないかというと、そうではなく稀に小役カウント等のワードは耳にする。しかし俺はスロットの話に介入することはない。その理由は以前の会社でスロットの話をしたら、とんでもないオカルト話を週3ペースで聞かされるハメになった過去があるからである。だから極力、手練れスロッターとしかスロ話はしたくない。期待値房とはスロット感が違うため話が合わない。手練れスロッターであれば是非お話を聞かせて頂きたい心境が普段からあった。




3年前、俺が三重県に越してきたとき、会社の先輩がスロットの事をスロット(↑)と言っていたのを聞いた。

普通の発音がスロット(↓)とした場合、先輩はスロット(↑)という発音だった。文字にすると伝わりにくいが、普通の発音がスロット(ケチャップ)とした場合、先輩はスロット(おきゅうと)と発音した。

あくまで俺の個人的主観であり、地域性などが密接に関係しているかも知れないが、スロット(おきゅうと)という発音は手練れスロッターの可能性が高い。俺の経験上この発音は3号機後期ないし4号機初期を知っている事が多い。おそらくは昔、スロットルと呼ばれていた時代の名残。ルが消された発音ではないかと考える。



そして今日、偶然にもその先輩と二人でお話する機会があり、不意打ち気味に4号機技術介入時代の話を振ってみた。すると先輩は『 喰えたよねあの頃 』とおっしゃられた。

やはり先輩は手練れスロッターだった。勝てる勝てないではなく、喰える喰えないという基準が存在したあの頃。当時の記憶を思い出せた事と合わせて『喰えた』というワードがとても懐かしく嬉しくなった。


投了


危険なステップ~その①~
危険なステップ~その②~
危険なステップ~その③~

存在しないはずのイブニングを攻め続ける幽霊達。それを嘲笑い見ていた俺達。
当初は笑える状況だったが事態は少しずつ変化し始めた。


閉店時、幽霊達が出したメダルを貯メダルへ預けるのだが、その残高はモリモリと元気よく増えていたのをチラっと見た。何ぞイブニング詐欺を喰らっておきながら堅実に増やしやがって引きが強い奴等やのう!と少しイラっとしていた。


この時、幽霊達の貯メダルは増えている事に対し、俺達の貯メダルはたいして増えていない現状があった。その要因はバルデビッグが話にならんレベルで出なくなっていた。これは俺達がブッコ抜いていた事を店長が気に入らなかったのだろう。当たり前である。バルデビッグはホーム店最速の設置寿命で翌週の入替で速攻撤去されたワロタ。いや笑い事ではない。立ち回りの主軸が失われたのであるから痛恨の一撃であるワロタ。いやワロタじゃない。


激甘のバルデビッグを失った俺達の立ち回りは、朝一はリセモ狙い、昼前から技術介入機とセコセコやるしかなかった。スロットとはこんなにも真面目に打たねばならんモノとは・・・バルデビッグでぬるま湯に浸かっていた環境が異常だったと再確認し真剣にパチスロを打つようになった。


しかし難しい。朝一のリセモ狙いは運まかせの勝負でここは重要ではない。
設定判別打法・クロスカウンター打法・DDT・リプレイ外しと正攻法を全て駆使し技術介入機を攻めるも、高設定を掴むまでに投資がかさむとノリ打ちの場合、致命的になる。できるだけ高設定を一発ツモする必要があったが、それはもちろん思うようにはいかず、勝つには勝っていたが満足のいくレベルではなかった。


俺達がこんなにスロットを真面目に打っているというのに、幽霊達はイブニング詐欺で騙されているはずのくせして結構勝ってやがる!チンピラのくせして引きが強い奴等やのう!

幽霊達は俺達からバルデビッグネタを聞き出せなかったが、もうそんな事はどうでもいいのだろう。撤去された機種の情報なんぞ参考程度にいつか聞けばいいし、今はダルマで連戦連勝しているのだから。(ペッ!)












貯メダルを増やす幽霊達に対し、俺達ノリ打ちグループは全員が高設定を掴むことは稀で、いつも2~3人は打つ台が無くあぶれる事が常だった。あぶれた仲間は高設定を臭わせるデータが出揃うまで待機するしかない。これが結構しんどい。休憩所と島間を右往左往し続けるがそう簡単には打てる台は見つからない。休憩所でいつも通り『もし1兆円あったら何に使う?』と低脳なやりとりを終え退屈を持て余している時だった『ダルマって実は甘いんかな?』と仲間が言った。




ド低脳な俺達は知っているかぎりのダルマ情報を出し合った。

機械割は低い・技術介入度も低い・クソゲーっぽい・リールがダサい・あとは・・・完全告知?あと裏モノではないな(それは知ってるわ!)イブニングもないな(それも知ってるわ!)

さすが架空の1兆円で幸せ老後計画まで話し合っている愚か者集団である。ろくな情報が出てこない。というかダルマは超マイナー機で雑誌でもほとんど見た事が無いから全てイメージで言っている。

一度打ってみようかと遊び半分のつもりで俺とノリ打ち仲間のO君は二人でダルマを初打ちすることになった。

ダルマは全部で5台。その内の2台は幽霊達が打つから常に3台は空台だった。
人気が出るような見た目じゃなかったし、ツィンピラの幽霊達がいつも打っていたから一般のお客は寄りつかない幽霊専用台になっていたから一応許可を頂くつもりでO君は幽霊達に確認した。





O君『イブニング狙っていいッスか?』

まさかO君がそういうアプローチで行くとは予想外だった。
俺達が仕掛けたイブニング詐欺の渦に俺とO君は飛び込んだワロタ。


『二人か?二人だけか?二人だけやったらいいぞ』と幽霊達から御了承を頂いた。
幽霊達二人、俺達二人、一台空台にする事で占拠という形を回避する幽霊達の昔ながらの常連気質に感銘を受けた。キンピラのくせに(ペッ!)





俺と違い人懐っこい性格のO君は幽霊達の真横に座り『通常時どこ狙ったらいいッスか?』『BIG中はどこ狙ったらいいッスか?』メッチャ聞きよる。

O君そういう人達に聞いちゃ駄目だよ自分で調べるか、せめて俺に聞いてよと思ったが、O君はペットショップで売られている小犬の様にキャンキャン可愛い。全速メトロノームのように尻尾フリフリで嬉ションをジャー状態に押されたのか、幽霊達は打ち方を見せてくれた。聞いてみるもんやな。リール配列見ればすぐにわかるけど聞いてみるもんやな。1兆円で車2千台買う言うてただけあるなO君は。



そんな中、俺はある程度打った時、こいつぁ甘いぜ!と認識した。
通常時、DDTの効果が結構高い。リプレイ外しは効果が高いと言う訳ではないが簡単であり、そこそこ効果がある。そしてなにより設定状況が甘い。これはピカゴロウ形式だ。

ピカゴロウ形式とはマイホで使っていた言葉で、【少数台・人気が無い・ノーマル機・常連が打つ】この四つが重複した時、全6で放置される現象の事である。売り上げの主力は裏モノと技術介入機で、ここを全6にしても痛手ではない。それより幽霊達が店側に常連と認識されている事の裏付けにムカムカした。ティンピーラーのくせに(ペッ!)

しかし撒いた毒芋が種芋になって畑に実ってる状況には感謝します。明日以降も2台は打たせていただきますアリガトウゴザイマス(ペッ!)










16時くらいになり幽霊達が当たると『イブニングッスかぁ?』とO君は言う。
俺が当たっても『それイブニングやな』とO君は言う。
O君自身が当たっても『これイブニングですね!』と言う。
もういいて全力で演じるのもういいて。


おそらくではあるが、幽霊達もこれノーマル機って気付いてるんじゃないかな?と疑った。イブニングだけを狙う程度の稼働であれば絶対にバレないだろうと思っていたが、結構回してるやん。最近は16時よりずっと前から回してるやん。高設定のピカゴロウ形式にも気付いてるやん。その状況下で2台も打っていいとか神対応やん。ケンペーラーのくせに(ペッ!)

でも幽霊達から『これノーマルだぞ』とは絶対に言わない。最初に裏モノと勘違いしたのは幽霊達だから、それを認めてしまうと赤っ恥。だからイブニングがあるテイで攻めてるワロタ。
俺達も俺達でイブニングがあるテイで打つしかない。自分達が放ったイブニング詐欺なのに。俺達カスすぎてワロタ。しかし高設定が打てるとあらば俺達カスでも何でもを演じますとも。O君なんて全力で演じきってるわ。









このダルマ。通常時1/32でリール制御が変更される独特なシステムを持つ。
テーブル制御の場合有効ラインが赤色に。これがコントロール制御に変わると有効ラインが緑色に変わる。千円で一回程度、制御が変わるなかなか面白いシステムだ。

そして俺は気付いた。BIG終了後は必ずテーブル制御(有効ラインは赤)からスタートする。BIG終了後は設定変更後と同じ状態である事から、コントロール制御(有効ラインは緑)で閉店を迎えた台が翌朝テーブル制御に変わっていた場合、設定変更が見破れる。この小さな発見をO君に伝えたら、O君は『今、世紀の大発見がありました!』的な雰囲気で幽霊達に伝えよった。


O君『これ緑が翌朝赤に変わってたら設定変更ッスよ!リセモ狙えますよ!』

もういいて。10教えたら15理解するO君は設定変更からリセモを結びつける賢さ。
もういいて。幽霊達もそれを聞いたら今度はリセモがあるテイで打たねばならんから、あんまり聞く耳もってないやん。絶対ノーマル機って気付いてるやん。もういいてO君。役作り徹底するのもういいて。




O君『バルデッスか?あれ貯金verっちゅー珍しいタイプやったんスよ』

O君がバルデビッグの事を答えだした。幽霊達がリセモの話を聞きたくなくて、話を変えて来たんだろう唐突でワロタ。しかし今後全6で放置されている限り仲良くダルマを打っていくことになるのだから、そんな情報なんぼでも教えたれと思っていた。そしてO君には毎日朝からリセモがあるテイでダルマを打ってもらおうと思っていた。


O君『隠語じゃねぇッスよ隠語じゃねぇッスよ』

え?今度は何を聞かれたんやろうか?アレの事か?それともアッチの事か?
O君も言っていい事と黙ってなきゃいけない事はきっとわかってるはずだが、役に入りきってる今なにを答えるかわからんから心配で聞き耳をたてた。



O君『パヴェルマイヤーってK-1選手知ってますか?よえぇ選手なんスけど』

まさか幽霊達が『危険なステップ』の事を隠語と疑い、コイツなら答えてくれるかもと思ってO君に聞くとは思わなかったし、O君もまさかパヴェルマイヤーのくだりから丁寧に説明しだすとは思わなかった。そしてこのくだり最終的に赤っ恥かくの俺やないけ!と気付いたがO君が可愛いから俺は席を立たずダルマを回し続けた。(ペッ!)


投了

危険なステップ~その①~
危険なステップ~その②~


幽霊達に偽りのイブニング情報を提供し、イブニング詐欺をした俺達。
きっと翌日からイブニングを取りに行く幽霊。しかしダルマにイブニングは存在しない。『これは明日から見物だな』とノリ打ち仲間達と談笑した。



翌日。俺達はいつもの様にバルデビッグ貯金verに張り付き美味しい所だけを打つ事で日中を消化していた。幽霊達はいつもの様に朝一、他の裏モノでリセモ狙いを終え適当に時間を消化しはじめる。16時を待っているようだ。16時になったら存在しないイブニングを狙いに行くはず。俺達は皆わくわくしていた。わくわくが止まらなかった。






16時。予想通りダルマを回し始める幽霊達。ほどなくして訪れた当たり。
その後、適当に連チャンを消化し満足したようで、別の島へ移動された。あの表情は明日も16時からダルマを攻めるであろう立ち回りの軸を手に入れたような表情だった。


夜。換金時。幽霊達は俺達に小声で言った『イブニング確かにあるな』
俺達は、やはりありましたか!という表情で適当に返答した。


翌日以降も毎日16時になるとダルマを回し始める幽霊達。
『幽霊達今日もダルマ打ってるよ』 『危険なステップでwww』と嘲笑っていた。


たまに『今日はイブニングなかったなぁ』とボヤかれる時もあったが、俺達は『設定据え置かれたらイブニング発動しないんじゃないんスか?』と適当に返していた。

俺達はダルマにイブニングが無いという事は絶対にバレない自信があった。







話を整理する。

なぜ俺達は恐いはずの存在である幽霊達に嘘のイブニング情報を言えたのか?

幽霊達が交換条件に出した『ダルマは500越えたらもう深さはわからん。ハマって当たっても連チャンせんけんな。500以上は打つな。仮天井も天井もないけんな』という情報。この話を聞いて俺達は幽霊達を完全に見下し嘘をついた訳だ。それは何故か?


実を言うとダルマは表である。仮天井も天井もない。イブニングもないどころか真っ白なノーマル機である。生粋なメーカの正規基盤で裏モノではないためイブニングなど存在しないのだ。16時から打とうが何時から打とうが普通に抽選され普通に当たる。正規基盤であるから当たり前の事だった。


だとすれば、何故幽霊達はダルマを裏モノと勘違いしたのか?ここに当時の時代を象徴するシーンがある。

俺達も設置当初は裏モノだと思っていた。マイルド仕様の状態verでダラダラと連チャンしていつの間にか抜けるタイプだと予想していた。これは掴みにくい特徴だなとノリ打ち仲間と話したが、これ実はノーマル機なんじゃねぇか?普通に設定入ってるから連チャンしてるんじゃねぇか?という疑問にぶつかり、よくよく考えると島構図的に見て、あの場所に設置された機種で過去に裏モノは前例が無という理由からノーマル機だと断定していた。


しかし裏モノと間違えるのも不思議ではない。あの当時、ホーム店は設置された機種の半分が裏モノだった。そんな中に裏モノ化御用達メーカのパイオニアのマイナー機ダルマサンが設置されたのであれば裏モノと思うが正当な見方で、まさか普通にノーマル機が導入されるなんて事は思わない。スロを知っている人であれば尚更である。裏モノが日常的に存在した時代の1シーンだ。



上記の理由から、ノーマル機と気付いていない幽霊達を俺達は完全に見下した。ダルマがノーマル機と判別できないならイブニング詐欺しても絶対に気付かないだろう。スロット下手なんだろうと思っていた。

さらに言うと俺の地元ではノーマル機を裏モノと勘違いして間違えた情報を流すと、末代まで語られる勢いで笑い話にされる赤っ恥レベルの風習があった。簡単に言うとめっちゃディスられる訳だ。だからめっちゃディスってイブニングありますと言った訳だワロタ。







そんな事とは知らず、存在しないイブニングを追い16時からの稼働を続ける幽霊達。

芋づる式に回収しようとしている情報は、最初の収穫以降は回収に来ない。俺達は気にも止めなかったが、最初に回収された芋が、種芋になって根を張っていく事にこの時まだ気付かなかった。


続く

前記事→危険なステップ~その①~


幽霊『おいコラ!』

幽霊達は乱暴に階段を上り、隠れ家的2階へ侵入。お酒が入っているせいか顔が赤く、普段パリパリに決めたアイパーは崩れ気味だった。


すぐに、この店の大将が飛んできて『お客さん困りますよ』と注意するも、幽霊は『いいて。俺達ツウツウの仲やけん』と押し切り、さらに、この場で酒を注文し、私達は同席を強制された。





幽霊『あの店は俺達が学生の頃から通っとうけんな』
結構お酒が入っている模様。昔話を聞かされる私達。


幽霊『裏に立体駐車場あるやろ?あれ昔は無かったの知っとうとか?』
昔からの常連アピールで、お前達の先輩なんだぞと意識付ける事が目的と安易にわかった。






幽霊達のスロットレベルは高くない事を俺達は知っていた。
目押しは上手いが技術介入機を打たない。打つのはいつも裏モノ限定だった。

当時ホーム店は裏モノが多く、有名verを除いてほぼハウス仕様であったため、明確な打ち時は不明とされている機種が多かった。しかしこれはデータを取れば打つべき部分は見えてくる。


私達は打つべき部分を把握していた。ほとんどの機種に共通して朝一リセットモーニング狙い。このリセモは昔から周知の事実で、もちろん幽霊達も知っているから朝一から通っている。


ただしバルデビッグ貯金verのシステムを理解している奴が皆無だったホーム店。
私達はハマり台狙いで美味しい思いをしていた。バルデビッグで負ける事なんて無いと思えたほど独占状態だった。


当時ホーム店では、天井不搭載の機種が殆どでハマり台狙いという概念が無かった時代。
幽霊たちは私達のバルデビッグでの立ち回りが気になっていたのだろう。


そして先輩風を吹かせて今それを聞き出そうとしている。私達はこのネタだけは喋りたくないが、この閉鎖的密室空間で聞かれた場合は喋るしかないと腹をくくっていた。


最終的にバルデビッグのネタを聞いてくるのは間違いないが、酔っているせいか幽霊の先輩話はウダウダと続いた。私達もお酒が進みほろ酔い状態の時だった


幽霊『ダルマは500越えたらもう深さはわからん。ハマって当たっても連チャンせんけんな。500以上は打つな。仮天井も天井もないけんな』












(ハイ。次はお前等の番みたいな雰囲気で沈黙する幽霊)












私達(えっ!?)


バルデビッグのネタを聞き出す前に、まず幽霊側から差し出された情報。

これは情報交換の応用パターンだ。『バルデビッグのネタ教えろ』と最も聞きたい事を自分の口から問わない幽霊。勝手にダルマ(パイオニアのダルマサンという機種)の情報を開示しておいて、次はお前らが喋る番だという雰囲気を醸し出す。チンピラの様な外見に反して話術が達者でワロタ。


この聞き方に対する答え方で一番やってはいけない返答エラーがある。

バルデビッグネタを答えて一発で完了させるのが当然セオリーであるが、バルデビッグネタを答えたくない一心で他の事をペラペラ喋り、これでどうですかね?なんて事は通用しない。完全にエラーとなり芋づる式に情報を全て持っていかれる。ネットなど無かった非情報化時代の古い打ち手がよく使ってた聞き出し方だ。








しかし俺達は機転を利かせた。
危険なステップで意思疎通し合えるノリ打ち仲間達はアイコンタクト不要で全会一致だった。バルデビッグネタを答えなかった。


俺達はあえてエラーを犯し『ダルマってイブニングありますよね』と芋づるの茎を渡した。

すると幽霊は『はぁ?マジか!何時?何時よ?』と喰いついてきた。

俺達『16時過ぎくらいなんで3500回転~4000回転くらいじゃないッスかね』

幽霊は『そら気付かんわなぁ・・・なぁ?』と照れた表情をした。とても印象的だった。

この芋づるは幽霊達にとって思わぬ収穫だったようで、この日はこれ以上の収穫は行わず多めの酒代を置いて、あっさりと帰宅された。きっと明日から試すに違いない。試した後に、残った芋づるを回収にくるだろう。
















【イブニング】

リセットモーニング機能のイブニング版。

特定の時間または特定の回転数でフラグが立つ裏モノ独自のプログラム。
遠隔と区別がつきにくいため見抜くのは困難とされるが、見抜いた場合、ピンポイントで狙い撃ちが可能。この当時、イブニング機能搭載機は極めて少なく確認される事は稀。

また見抜きにくい事をいいことに都市伝説級の嘘やデマカセが錯綜する事がある。
俺達はこの事をイブニング詐欺と呼んでいた。








今件、イブニング詐欺である。ダルマにイブニングは無い。

芋づる式に引き抜いたらよろしい。しかしその芋ぜんぶ毒ぞ。


続く


浅はかな知識でも、とりあえずツウっぽい事を言ってしまいたい性格なんです私。

昔、K1やPRIDEなど格闘技が流行った頃でした。アナウンサーさんが『おぉーっと!これは危険なステップだぁ!』というワードを使われていたので、私も次に観戦したパヴェルマイヤーという選手の試合で『おいコレ!危険なステップ踏み出した!』とツウっぽく使って見たらパヴェルマイヤーは、そのままフラフラと倒れてTKO負けしてしまいましてね。危険なステップではなく完全にピヨってた足取りだったのに、危険なステップというワードを使いたいばっかりで使った結果がコレでした。この時、運悪くノリ打ち仲間に『危険なステップ』を拾われてですね、それ以降『危険なステップ』というワードが大流行しました。



『危険なステップでリプレイ外ししてたよ』 『危険なステップで換金所行ってたよ』

このように頭に『危険なステップ・・・』と付ける事で私をディスる遊びが流行りましてね。しかしこのディスり方も風化して変化し、今度は逆に日常化しまして、私をディスる事なく『危険なステップ』という言葉は根強く私達の口々から発せられることになりました。


当初の様に『危険なステップで〇〇してたよ』という初動的流行は無くなり、もっと簡略化されて『危険なステップで?』と疑問形で聞き返す事がムーブメントになりました。


『朝一は裏モノのモーニング狙いで行こうぜ』
『危険なステップで?』


『今日はお客が少ないから設定狙いは昼からでいいやろ』
『危険なステップで?』



まぁ何せ殆どの事で意思疎通が出来ていたノリ打ち仲間達でしたので返答が『危険なステップで?』でも会話が成立するのです。これは飽きずに長年使っていました。

しかしこの言葉を使用し続けた事で厄介な事になった過去がございます。









私達ノリ打ちグループは稼働を終えた後、友人が働いている居酒屋に行くのが日常でした。

この居酒屋は小さい店構えで、私達は8人前後いるものですから、いつも2階の従業員の支度部屋みたいな空間に案内されます。ここは狭い空間ですが隠れ家的な部屋で、他のお客さんを意識することなくタブーな話ができるお気に入りの場所でした。


いつもの様に暖簾をくぐると店員さんが二階に行ってとジェスチャーをしますので、私達は一杯目のお酒を注文しつつ階段を上ります。

その時、一階のカウンターに座っていたのがホーム店の常連2名です。わるいやつらです。


この居酒屋で働く友達が一杯目のお酒を持ってきたとき『あの人達、自分等の事話してたけど知り合い?』と聞いてきたのです。


『知らん』と即答し乾杯しました。常連2名の事は知っています。私達が幽霊と呼んでいる常連です。いつも建設現場風の作業着を着ているのに毎朝からホーム店で出くわす事から幽霊社員→幽霊と呼んでいたやつらです。年齢は幽霊の方が10歳くらい上だったと思います。私達が一番苦手とする3号機を経験している世代です。



厄介なやつらと同じ居酒屋に居る事は気持ちのいいものではありませんが、ここは2階。
実質的にお客さんが入れるエリアではなく支度部屋。ここまで来ないだろと余裕をかませる空間です。しかしもしも、この閉鎖的密室空間に来られては逃げ場なく極限状態に陥る事必須だなと不安視していた時でした。

ドッドッドッドッド!階段を駆け上る音が聞こえ、襖をピッシャーと開けられましてね。


幽霊『おいコラ!』


ビールの気泡が弾ける音。コレが聞こえるほど静まりましたね。


続く


本を買った時に帯が付いてるでしょ?

その本のキャッチコピーを書く帯ですよ。
捨てる派と捨てない派の2派閥あるアノ帯の事です。




私、昔からキャッチコピーが好きなんです。

瞬間的に飛び込んでくる字が突き刺さるという事実に頻繁に突き突きされたい性格なもんで、本屋さんに行って全然興味のない本でも、帯を見て回ると衝撃的なキャッチコピーに出会える事もあります。しかしまぁ大抵は『累計〇〇万部突破』などしょうもない帯が多いのも現実です。


一昨日購入した英語の本も『シリーズ85万部突破』と書いてありましたので、私は速攻で捨てる派になります。しかしこれがもし『SEX以外の単語も理解できる』など書いてありましたら、2万%捨てない派ですね。


こういうキャッチコピーを私も書きたいな。なんてね思うのですけどいかんせん本を読まないもので、読むと言えば小冊子くらいですのでね。ワォ!小冊子に帯付けたら素敵やん。ペラペラonペラペラで捨てる派を誘発するほど素敵やん。その中で捨てない派を作れたら素敵やん。お前素敵やん言いたいだけやろう素敵やん。



北電子さんの小冊子にはですね『前作ほぼ踏襲』でいいですね。

変化がないという事を踏襲という二文字で貫いた感が見えはじめましたね。しかしこれは捨てる派ですね。逆に『あのハイパージャグラーを越えた』なんて書かれてたら捨てない派です。ハイジャグは越えて当然の糞台ですから。当たり前のことを驚愕の事実的に書いてあるキャッチコピーは捨てない派です。

もういっその事、冷やし中華はじめましたに習い『MAXBET始めました』でもいいと思います。10年以上前に既存していたモノを今更書いてもいいと思います。それだけ書くことがないという証明になるのですから。こんなん20万%捨てない派です。むしろ額縁に入れますね私。


このキャッチコピーて大袈裟とか煽る様なイメージありますけど、実は多少の嘘を書いてもいいんです。有名なキャッチコピーでウォシュレットの『お尻だって洗ってほしい』ってありますけどお尻に意思や知能はないですからね。お尻はうんこが出てくる場所ですから洗ってほしいなんて感じている訳などなく人間が代弁しているのです。この様に嘘込みでインパクト勝負&共感率で勝負したらいいんです。


少しばかりの嘘も可という事になれば北電子の場合でも『全米が打った』でいいでしょう。しかしこれは残念ながら捨てる派です。ありきたりすぎた泣き上戸の全米だからです。しかし裏に『全仏が換金した』とあれば2億%捨てない派です。むしろ何枚交換だったのか知りたいですもの私。8枚交換とかで騙されたんやないの全仏ぅ?と語尾上げて聞きたいですもの私。


捨てる派ですね。捨てない派ですね。お尻に意思はない派ですね。と長々と書いてしまいました。今回は本の帯の事を書きましたがCDにも帯はあります。そのCDの帯でちょっと気に入ってるキャッチコピーを紹介して投了させていただきますね私。


パチスロ音源が収録されたCD。2001年発売『SLOT-ISM
THE MAD PACHI-SLOT BROTHER'S

『負けた後に2枚買え』


投了

 

今更すぎる話だが、15年前の1999年2月にNETから発売された『クラッシュ』という名のスロット。

春先によく打っていた記憶があり公式HPを見て思い出そうとしたところ


 
  
 
  
 


 


設定1鬼か。

この誤植を指摘してあげようと思って、この記事のURL貼って、ご意見お問い合わせから送信してあげよう。

修正してもらわんと15年前、全台ベタピンで7枚交換ボッタ店でクラッシュ打ってた春先の俺がかわいそうであろう。

俺はあの時BIG確率1/240のクラッシュを打っていたはずなんだから。NETさん修正お願いします。


投了