ネット古書店 シロクマ堂のせどり日記  -21ページ目

再びつまづく

マケプレの売上もやっと通常どおりになって、ほっと一息ついていたところ、こんなメールが舞い込む。


去る10月14日、Amazonマーケットプレイスにて
「XXXXXXXXXX」を購入した××と申します。本日現在、品物が届いておりません。
未発送の場合は大至急発送を、発送している場合は発送元と発送方法、到着予定
時期のご連絡を至急よろしくお願いいたします。

メール便の記録を調べたところ、すでに投函済み。

安い本なら謝って返金するところなのですが、この本まあまあの高額本。仕入れ値が2350円だったものです。


そんな本をメール便で発送する私が悪いのですが。


この2年ほどで本当の不着は、1件のみ。(それも、海外在住の人が高齢のお父さんの代わりに本を買ってあげたという件。私は本当は届いているのではと思っています)そのときは同じ本を買って再送付していますが、それもずいぶん以前のこと。

すっかり安心しきって、油断があったようにも思います。


しかし、この金額、購入者に返金して、さらに仕入れ代金をかぶるのは痛すぎる。

本当に不着だったら、Amazonマーケットプレイス保証を使ってもらうことになりそう。

なんだか頭が痛い・・・


リズムを崩す

最近、比較的安定して業務を行っていたのですが、一冊の本が見つからなかったことをきっかけにリズムを崩してしまいました。


見つからなかった本はこれ。

佐藤 弘道
子どもはぜんぜん、悪くない。
¥33。

2冊仕入れたはずで、1冊が売れて発送したことは記憶にある。で、2冊目がどうしても見つからない。33円の本のために家中探し回る徒労感、そして、やはり見つからない苛立ち。

あきらめて近所のBOに買いに行くと550円。仕方ないと割り切って買うものの、次の日に出かけた別の店でもっと安い値段で売っているのを見かけて落ち込む。数百円のことでああでもない、こうでもないとばたばたする自分にもっと鬱。


そうこうしているうちに、SDさんが不着の本を持って現れるなど、調子の狂う出来事ばかり。


そんなこんなでじたばたしているせいかどうか、本が全く売れなくなった。5日で4冊。普段は注文が何冊かまとまったところで梱包をするのだが、まとまるほど本が売れない。1冊だけぽつんと梱包していると、なんだかむなしくなってきた。


というのがここ数日の状況でしたが、昨夜1冊、朝起きるとさらに2冊売れていたので、少しは普通の売上に戻ってきたようです。


人気ランキング人気blogランキングへ

ごめんなさい!

最近はオークションであまりいい結果が出ていなかったので、やや力が抜け気味だったのですが、「これではいかん」と考え、オークション用に何点か仕入れをし、また、Amazonで売れなさそうだけどヤフオクでなら売れそうなものをピックアップして出品。


今日がそれらの商品の終了日だったのですが、久々に良い結果が出ました。


92円で仕入れた本を2冊セットにして出品→落札金額3300円


ブックオフ105円本→落札金額1000円


3冊で932円で仕入れた本をセットで出品→落札金額3100円


等々、落札された本は8冊、合計落札金額は9850円でした。1万円にわずか届かないところが実に私らしいです…。


今日のごめんなさいは、以下です。


315円仕入れのTVムック(定価1300円、Amazon新品在庫あり)→落札金額2100円


Amazonなら1300円で新品、980円でUSED商品が入手できるのに、この値段・・・

ヤフオクとAmazonの顧客層が一致していないケースです。

しかも、一箇所ページが脱落していたので、木工用ボンドで補修しています。(うまくやったので、普通に読んでいる分には気付かないはずですが)


いや、ホントごめんなさい。


人気ランキング人気blogランキングへ

売上げ冊数/仕入れ冊数

9月の結果は、1.0を少し超えました。仕入れ数より売上げ数の方が多かったわけです。在庫数は先月350を超えたのですが、今はまた300台の前半です。


売れた本の構成をざっと見たところ、最近2ヶ月くらいの間に仕入れた本が8割~9割を占めているので、なかなか良い仕入れが出来ているとはいえそうですが、なんといっても仕入れの絶対数が少ないです。100以下なんですもの・・・


旅行先で観光そっちのけでブックオクに行く情熱のわりには、腕が悪いということなんですが。あと、それと「やる気が足りない」のですね。それで食べていこうとか、○万円利益を上げるとか、強い決意がもてないのです。


これは、私の人生全般における反省点そのものなのです。何事においても「がりっ」とやらない、ここぞというところで力を抜く、という自分に気付きながらはや○十年。

デヴィッド・J. リーバーマン, David J. Lieberman, 小田 晋
自分の中にいる「困った人たち」―この本の中には、少なくとも「20人以上のあなた」がいるはずです

さっきブックオフで見かけた本です。私にはたぶん、こんな本が必要なんだと思います。(でも、読まないだろうな・・・)


そういえば、今日のブックオフではあの黄色い袋が在庫切れになったらしく、青い花柄(!)のビニール袋に本を詰めてくれました。週末売れに売れたのでしょうか、それとも在庫チェックミス?

いずれにしても珍しいことでした。


人気ランキング人気blogランキングへ

 

函館

昨日から一泊で函館に行って来ました。


GLAY函館スポット厳選100

ある会議に出席するためだったのですが、会議終了後は函館観光、といかずに連れの人と別れてブックオフに。時間が限られていたので正味45分ほどの勝負。


沢山仕入れることができたら近くのコンビニから宅配便で送っちゃおうと思ったのですが、棚が枯れていて10冊ほどしか仕入れることができませんでした。この冊数と単価で送料をかけたら何にもならないので、徒歩&路面電車でホテルまで移動することを決意。仕入れ時の服装はパンツにスニーカーがベストなのですが、昨日はそれと反対のスカート&ハイヒールのサンダル。もともとの荷物の他に10冊ほどの本を抱え、最寄の駅までとぼとぼと歩いたのでした。さすがにあの黄色い袋を下げて歩くのは恥ずかしく思ったので、手持ちの紙袋に本を移しかえましたが。


さらに、目的の駅で降りた後、ホテルの場所を勘違いして逆方向に進んでしまい、無駄に歩き回る羽目になってしまいました。お陰で今朝目が覚めると足に痛みが・・・。

若いときはともかく、この年齢でハイヒールに荷物、は辛い。


しかし、観光より仕入れを選んだ自分に、まだまだせどりへの情熱が衰えていないことを実感できたのでした。


人気ランキング人気blogランキングへ


くさる

今日の売上、22時48分現在、30円


最近、文庫に目覚め、高ランキング(かつ、My基準である程度素早く捌けそうなもの)のものは、単価をあまり気にせず売っていたのですが、今日の成績は「これはないだろう・・・・」って感じです。


売れた本は以下の2冊。


佐伯 チズ
佐伯チズメソッド 肌の愛し方育て方 ―今までだれも言わなかったスキンケアの新提案50

1円。ですが高ランキング。出品後2日で終了。


手話研究委員会
わたしたちの手話〈会話編 3〉

こっちがひどい。29円。

なんで、仕入れたんだろう?


明日はいい日になりますように!


人気ランキング人気blogランキングへ

矢沢永吉

24時間限定(9月24日21時まで)で、矢沢永吉のアコースティックライブが配信されているというので、見てきました。

http://www.eikichiyazawa.com/info/live/index060830.html



さすがに多くの人が接続しているとみえて、ときどきバッファ中になって中断してしまうのですが、それでも頑張って最後まで見てきました。なかなか楽しいライブでした。


この間こんな本を売ったときにも思ったのですが、矢沢永吉という人、雰囲気がイチローにそっくりなのです。

矢沢 永吉, 「イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学」製作委員会
イチロー×矢沢永吉 英雄の哲学

見た目の雰囲気も似ているのですが、ときどきわずかに巻き舌になる喋り方も似ています。


それにしても、矢沢永吉といえば、「そんな奴の曲を聴いてる奴は不良だ!」といわれかねないので、親や学校の先生に隠れて聴くというような面もあったのですが、いまやそんなことは全く無く、普通のミュージシャンのおじさんなのです。(まあ、あの年齢で弾けているようでは終わっているのですが…)


矢沢永吉が在籍していた「キャロル」よりもっと悪いバンド(何が悪いのか今となっては謎ですが)「クールス」のリーダー舘ひろしなんて、いまやNHKの大河ドラマの出演者に名を連ねていますから、30年経てば何がどうなるかは、まったくわからないものです。


実は私こんな本を所有していて、せどりをはじめた後、これが高く売れるということがわかり、慌てて実家に捜しにいったのですが残念ながら処分されていたのでした。

http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d65427018

(この出品の価格はちょっと高いかも。相場は5000円前後です)



キャロルといえば、この特典映像DVD付きCDが発売になったとき、プレスミスかなんかでノイズが入ったものがあり回収騒ぎになり、ご多分にもれずノイズ入りの回収版の価格がびょーんと跳ね上がったという事件がありました。

キャロル, 大倉洋一, 矢沢永吉, J.O.FARROW
ザ★ベスト(初回)

私は偶然(転売目的で)初回版をAmazonに注文していて、まんまとそのノイズ入りの版を入手したのですが、いつ売ればいいのかわからず売り時を逃してしまい、一年以上不良在庫を抱えてしまったのでした。結果的に定価よりちょっと高く売ることができたのですが、売り時の重要性(時機が到来したらばすばやく売るべし)というものを考えさせられた商品でした。


というわけで、ライブの感想で青春時代を振り返るはずが、やはりせどりの話になってしまいました。


人気ランキング人気blogランキングへ

49冊、4900円。

今日9月の売上冊数が49冊を越えた(「少ない」というツッコミは、なしでお願いします)。


田舎に住んでる、毎日仕入れに行かない、在庫を増やしたくない、他の仕事もある・・・

と売上の少ない理由は即座に20個以上は考えることができますが、最大の理由は自分でわかっているのです。


それは、やる気のなさ、に尽きるのです。

私はニートではないですが、せどりに関してはニートと同じなのかもしれません。欲がないわけではないんですが、上を目指さない、目指せない。今のままでいいかもしれない、といった態度のまま、だらだらと一年以上、月数十冊、数万円の利益で過ごしてきたのです。


「死ぬ気」でやる、と口で言うのは簡単ですが、実行するのは容易ではありません。「死ぬ気」になれない理由は、尽きることなく出てきます。まあ、せどりをする人が全員全力でやらねばならないということはないのでしょう。全力でないと、いずれ淘汰されるのかもしれないのですが、そのときはそのとき、と思ってしまうのです。在庫だって少ないんだから処分も簡単でしょう・・・と。

私はだめだめせどらーですが、そんな私が尊敬するのは、他に仕事を持っているのに、仕事帰りや休日の仕入れでどんどん売ってしまうスーパー兼業せどらーさん達。そして、もっと尊敬するのは、せどり(あるいは古本販売)で生計を立てているスーパー専業せどらーさん達。私のような「本が好き。ブックオフにいると、時間の経つのが早く感じる」なんて思ってる「ぬるい」せどらーは、部屋の中をぶんぶん飛んでいる小バエのような邪魔な存在なのかもしれないな、と思ってしまいます。


変な話になってしまいましたが、何を言いたかったのかというと、今日でプロマーチャント分の「元はとった」のだから、あとはどんどん売るだけだ、というシンプルなことだけだったのでした。


49冊目の本は、1ヶ月足らずの出品期間にどんどん値下がりしてこんな値段になってしまったこんな本。

齋藤 孝
質問力―話し上手はここがちがう


でも、マケプレでも、食べ放題でも、「これから!」というときに失速するのが私・・・。

意欲がどんどんわいてくる方法というものがあれば、知りたいものです。


人気ランキング人気blogランキングへ

今日の仕入れ

めずらしいことにせどりの人と遭遇した。(私の行く店にはほとんどいないので)


20代前半のせどりアベック。男性のほうはあまり熱心ではなく、手に本を抱えている。

ちらっと見えたのはこんな本。


女性の方はやや熱心。カゴを足元において105円棚を順にチェックしている。

でも、見えたのはこんな本とか・・・



すごく儲かることはなさそうだけど、二人で本を選んでて楽しそうだった。

チェックした本を棚の奥まで戻さず、飛び出した状態にしてあるのが少々いただけなかったけれど。


で、二人が帰った後、じっくり棚をチェックしたところまだ抜ける本が10冊ほど。

(というか、二人がカゴに入れた本は私は買わない)

帰宅して出品作業をしたところ、記名のある本が一冊。

在庫ありの定価2500円、現在2000円の出品者が一人なので、わりと喜んでいたのだれど、これでは1000円で「可」出品せざるを得ない。と、記名の文字をみると


知り合いじゃん!


正確には中学校時代の先生。成人してから、ある学校関係の仕事をしたとき、向こうから「あら、あなた○○さんよね」って話しかけてきた先生。数年前にもうすぐ定年だと言っていたのでもうリタイアしているはず。その先生の仕事に若干関係している分野の本だなあ・・・


まあ、見られて恥ずかしい分野の本ではないけれど、総合的な一般論として、本には記名しないほうがいいなあと思った本日でした。


※アメーバのAmazonリンクが不調のようで、本のタイトルが文字化けしています。復旧したら貼りかえます。お見苦しいですがご容赦ください。


人気ランキング人気blogランキングへ





値崩れしてほしい本

物を所有するということに全く執着がない私でも、たまには手元に置いておきたい本がある。

たとえば、これ。


沼田 元気
横浜おでかけガイドブック―元祖写真絵本

\105→\800


表紙がきれいなので「定価が高そう」と思ってせどってきた本なのだけれど、ぱらぱらとめくってみると実に雰囲気のある本。面白いとか役に立つとかいう実用的な面はない、雰囲気を楽しむための本。

同じ著者の本でとてもほしくなってしまった本があるのだけれど、絶版でプレミア価格になっちゃっている。

これです。


沼田 元気, 小樽文学館, 小樽市立小樽文学館=, 北国喫茶店研究所
一杯の珈琲を飲むためだけに行きたくなる札幌・小樽カフェ喫茶店案内―ここではない別の場所に行きたい人の為のガイドブック

特に、復刻版として紹介されている「札幌喫茶界昭和史」(昭和48年発行)というのがものすごく読みたいのです。
現在の札幌は、単に便利できれいな普通の都会になってしまったのですが、昭和の時代の札幌というのはとても雰囲気のある街でした。昭和48年はさすがの私も喫茶店に行くような年齢ではなかったのですが、そのころの喫茶店は今のようにくるくる入れ替わるというものではなかったので、私が喫茶店に足を運んだ昭和50年代の知ったお店を見つけることができるのでは、と思っているのです。(実は、探している店があって・・・・)


今はコーヒーなら家で飲むほうが、美味しくて落ち着くのですが、昭和の時代の喫茶店のコーヒーって、特別な味がするように感じたものです。


現在の最低価格は3300円です。・・・ちょっと高い。

ここに晒して値崩れすることを期待しています。


人気ランキング人気blogランキングへ