2025/01/23 ジャズはきっと数学と物理をかけて芸術で割ったものだと思う。
お友達の息子さん(18才)はかなり才能あるミュージシャン。プロともセッションをする音大生。お父さんお母さんと別の友達も息子くん連れて来るとのことで長男と一緒に行くことにした。街で有名らしいブックショップはカフェやバーもあるしパフォーマンスもできる。噂には聞いていたけれど、初めてお邪魔した。Youtubeやらで有名なミュージシャンがTiny deskでミニライブをするのがはやっているのだけれど、ここもそんな感じ。とりあえずシャンディを飲む。最初はお客さんも少なくて後ろのほうにのんきに座っていたらあれよあれよという間に人が増えて結局何も見えない状態に。大学生からおじいちゃんおばあちゃんまでみんなが熱狂。いっぱい背伸びをして万歳して撮影。優秀な若き演奏家たちは白ワインのような爽快さもあり聴いてて心地よかった。ちなみにジャズは好きだけれど詳しくない。ただ楽譜もないのにタイミングよく決めるところやタイムシグネチャー(拍子)の複合的な拍子が入り組んでいて、まるで数学や物理のような記号がうじゃうじゃ渦巻いているのに微妙な具合でうまく混ざり合ってここぞというところはピタッと合致するところがなんか感動でしかなかった。これはクラシックでもよくあるのだけれど、例えばラフマニノフなんかは不協和音でぶつかっている次には安定した和音が来る。これは不協和音で人間の心理を一度落とした後安定した和音をコントロールを持ってくることで落として上げるという人間の快楽を乗で上げるのではないか、と思ってしまう。多分ラフマニノフはかなりのドSかモテ男だと思う。(知らんけど)ジャズも一見アドリブと和音をぶっつけ本番的でやっていると思われがちだけれどお約束がたくさんある上で、それを理解し計算でき個々がお互いの音や流れを聴き合い、アイコンタクトできる人間ができるかなり高尚な音楽ではないかと思ってしまった。(勝手な解釈)素直に心で聴けばよいもののついつい分析してしまう癖が抜けないのだけれどどう表現すればいいのか分からないほど入り組んでいる分野だからこそものすごく興味が沸く。どなたかジャズをうまく説明してくださる方がいらっしゃったら教えて下さいませ。