代替医療 -3ページ目

糖尿病は薬なしでも治る(7)

●運動で血糖値が下がるメカニズム
 血糖値が下がる、つまり血液から細胞内にブドウ糖が入るには、ブドウ糖トランスポータ(GLUT)というタンパク質が、細胞質内から細胞膜に移動してブドウ糖が流れ込めるようにする必要があります。
 GLUTがいわばブドウ糖の入ってくるドアとすると、インスリンは鍵の役割をします。GLUTには10種類以上の型があり、細胞によって型が違います。
 GLUT1は胎盤に、GLUT2は肝臓に、GLUT3は脳に、GLUT4は筋肉と脂肪に、GLUT5は小腸に、とそれぞれの臓器に多いのです。GULT2は腎臓や小腸にもありますが、GLUT4筋肉と脂肪にしかなく、これが血糖調節のキーになります。
 筋肉も脂肪も何十キログラムもの大きさがあり、体の中での最大の臓器といえます。そして運動で血糖が下がるということは、インスリンによらなくてもブドウ糖が取り込まれる仕組みがあるということです。
 最近の研究で、運動によってできるATPの分解物がAMPキナーゼという酵素を活性化し、それが糖を取り込む仲立ちをしていることがわかってきました。
 …運動エネルギーを生み出すのはATP(アデノシン3リン酸)という分子です。そして、そのエネルギーが出されるときに、リン酸が遊離してADPになり、さらにリン酸を切り離してAMPになります。
それを活性化するAMPキナーゼがGLUT4を活性化し、細胞膜のほうに移動させ、インスリンの関与なしに、ブドウ糖が細胞の中に入ってくる仕組みになっていることが分かったのです。
 筋肉には他にもGLUT8や、GLUT11が発見されています。筋肉には収縮が速いが短時間しかもたない短距離走に役立つ速筋と、収縮が遅いが長時間働けて長距離走に役立つ遅筋があります。
 GLUT11は筋肉の中でも遅筋に有効ですから、有酸素運動のジョギングやマラソンのさいに、特にブドウ糖を積極的に取り込んでいる可能性があります。
 ですから、運動をしながら血糖値を測ると、如実に下がってくるのが誰でも実感できるはずです。GLUT4は筋肉と脂肪の両方にあるのですが、運動でADPができるのは筋肉細胞だけですから、ブドウ糖は筋肉細胞のみに取り込まれ、脂肪細胞には取り込まれず肥満が解消するというメリットもあります。

(satom)
 なんとインスリンがなくても、「運動」によってブドウ糖が取り込まれるとのことです。そういえば適切な運動を行っている高齢者は、老化の進行を緩めることができるということを、どこかで聞いたことがあります。不必要なブドウ糖はタンパク質と結合して変性する前に、細胞に取り込まれてしまったほうがよいのでしょう。
 私ももう少し運動しないといけないと思います。ついつい楽してしまっているように思えます。

糖尿病は薬なしでも治せる(6)

●運動の習慣をつくる
 最初は、とりあえず通勤に車をつかうのをやめ、徒歩と電車に変えました。そして歩くことの目標を1万歩に定めました。
●ヘモグロビンA1cを目標にする
 ヘモグロビンA1c(HbA1c)というのは聞きなれない言葉かと思いますが、高い血糖状態にあるとたんぱく質にブドウ糖が結合しています。赤血球のヘモグロビンにブドウ糖の結合したものの割合をパーセントで表したのがヘモグロビンA1cで、4.0パーセントから5.5パーセントが正常範囲とされます。
 普通、血糖値は血液中のブドウ糖の濃度を測るのですが、それだと、食後2時間値とか、空腹時血糖値とか、その時点での血糖値を知るのには好都合なのですが、100から200ミリグラムとか、あるいは300ミリグラム以上と変化が大きいので、長時間の平均的血糖値を知る指標には使えません。2~3ヶ月の血糖値を反映しているのがヘモグロビンA1cの値なのです。
 …糖尿病の合併症は、ヘモグロビンA1cが9パーセント以下だと、その危険性が急激に減る…平常は6%以下…
●軽めの運動でも十分な効果
 …とにかく頻繁に自分の血糖値を測ってそのときの状態を見るようにしていたのですが、運動が血糖値を下げる効果は予想以上でした。…昼はそこそこいいのですが、夜、食事をして2時間後の8時ごろに血糖値を測ると200ミリグラム以上あることがしばしばあります。
 そのような時は、少し運動するに限ります。例えば、30分ほど外を歩くだけで、血糖値はすぐに下がります。散歩に出かけることができない場合は、運動用に買った自転車を使って30分もこぎますと、200もあった血糖値はだいたい120~130に落ちるのです。だいたい食後2時間値が140ミリグラムになればいいと判断して寝ることにしています。

(satom)
 タンパク質にブドウ糖が結合するような、「タンパク質の変性」は、それが蓄積することで代謝機能を損なわせます。そしてそれが、動脈硬化、高血圧、ガンなどの引きがねとなります。
 「運動」は「薬」に比べて、安価・安全ですぐれた効果が期待できるとのこと。そうは言っても、つい歩くのが億劫になってしまいます。頑張って歩かないと、こんな健康欄をやってて本当恥ずかしくなっちゃいます。

糖尿病は薬なしでも治せる(5)

●血糖コントロールを成功させる簡易血糖測定値
 薬に頼らないで、安全に食事と運動で血糖値をコントロールをおこなうには、自分で簡易血糖値測定器を買い、常に自分の血糖値の変化を把握することが大事です。
●簡易血糖値測定器で血糖値の動きをつかむ
 簡易血糖値測定値は、食後の血糖値を計るだけでなく、さまざまな使い方ができます。例えば、いろいろ違った運動をした後に測ったり、食べ物の種類を変えて血糖値の上がり方を見るなど、血糖値の変化を目安に自分に即した養生法を考えられるところが便利なのです。
●血糖値をみて練る対策
 …血糖値の気になる人がお飲み下さい、というような健康飲料がありますが、それらの効果が本当にあるのか、ということも血糖値を測るとことで容易に確認できます。
●グリセミックインデックス
 …糖尿病の専門医であるカナダのジェンキンス教授は、食品による血糖値の上がり方に差があることを見つけて、グリセミックインデックス(GI)という概念を提唱しまた…
 …ところが、GI値が低いはずのスパゲティを夕食に食べると、次の日の朝の血糖値は必ずいつもより高くなっていたのです。
 これはどうしたことかと思って、GI値の最初の論文をいろいろ調べてみました。すると、GI値というのは、2時間値、あるいは3時間値だけしか見ていないので、5時間後の値、6時間後の値がどうなるかということは、じつは全然わかっていないのです。
●抗酸化食品の重要性とアルコール
 血管における合併症を防ぐには、ビタミンやミネラル、そして抗酸化物質も必要です。
 ビタミンやミネラルは必要量は少ないのですが、体の潤滑油の働きをします。また、亜鉛などインスリンの合成に関わるミネラルもあります。ミネラルのクロムやマグネシウムも、血糖値を下げたり、インスリンの合成に関わるなどの働きがあるとされています。
 抗酸化食品としては、ビタミンCやビタミンEが有名です。
 また、アルコールは、やはり血糖値にはよくありません。欧米の研究では、軽度の飲酒はインスリン感受性を増すので糖尿病のリスクを減らすが、多量の飲酒は促進するという、いわばU字型のリスクを示すものが多いのです。しかし、日本人はアルコール感受性が欧米人とは違うので、欧米の結果をそのままあてはめるわけにはいきません。

(satom)
 自分で血糖値を観察できれば、運動・食事がどのように血糖値に影響を与えるか本当によく分かるだろうと思います。巷いろいろ効果があると思われていることが、実際試してみると意外に的はずれなことだったということもあるようです。

糖尿病は薬なしでも治せる(4)

●食事と運動で治す
 中年以降に発症する2型糖尿病は、膵臓の働きが完全に駄目になってしまったわけではないのです。膵臓が疲れて、インスリンの分泌能力が衰えているのですが、しかし、まったくインスリンが分泌されないわけではありません。
 ただ、正常よりもインスリンの働きが悪いために、血糖値が高めに推移していることが問題なのです。血糖値が高めに推移すると、合併症の問題が出てきます。
 ですから、血糖値を正常の範囲内にコントロールすることができれば、糖脳病の進行を止めることができるのです。
 血糖値が高めでも、まだ合併症や自覚症状が出ていない段階であれば、インスリン注射の助けなしに、血糖値をコントロールすることができます。
●まずは規則正しい食生活に
●食事の量と内容を見直す
 …とりあえず1日の摂取カロリーを1600カロリーと決めました。…すべての食品群からむらなく食べるのがよく…
●食べ方の見直しで空腹と闘う
 …中でも大事なのが、ゆっくりと、よくかんで食べるということです。
 人間の食欲は脳の食欲中枢がコントロールしています。満腹感を感じるためには、脳の満腹中枢の神経細胞に血中たんぱく質の一部が結合する必要があるのです。腸で吸収されたものが脳に届くには、食べ始めてからだいたい15分ぐらいかかります。
●油脂をさけ制限カロリーを守る
 制限カロリーを守るために、どうしても取り組む必要があるのが、脂肪の取り過ぎを抑えることです。これさえできれば、カリリー制限はそれほど難しくありません。炭水化物やたんぱく質は、1グラムで約4キロカロリーなのですが、脂肪は1グラムが9キロカロリーで、2倍以上あるのです。
●外食は半分残す
●甘すぎる果物には注意

(satom)
 私は血糖値は許容範囲内なのですが、BMIが高く(ちょっと書けません)、父も高血糖だったので気をつけないといけないと思います。
 丼ものはご飯を3分の1は残すようにしています。てんぷら、揚げ物はなるべく食べないようにしています。ですが体重はぜんぜん減りません。まあマルチサプリ飲んでいるので、かろうじて栄養素は足りていると思いますので、代謝はある程度いいのではないかと思います。
   

糖尿病は薬なしでも治せる(3)

●血糖値が上がる仕組み
…三大栄養素のうち、タンパク質や脂質は体を作る材料になり、糖質はおもに活動のためのエネルギーとして利用されます。そしてこれが血糖値を高める元になります。
 糖質というのは、人類が主食としている米や麦などの穀類、サツマイモ、ジャガイモなどのイモ類に多く含まれるデンプン類のことです。
 ご飯などに含まれている糖質は、最初は枝分かれのある長い鎖のような形をしています。それが、唾液や胃腸の消化液によって分解され、しだいに鎖が切れて短くなり、鎖の輪が5、6個になった「オリゴ糖」、2個になった「2単糖」、やがて1個1個の鎖に分解された単糖となって小腸から吸収されます。単糖でもっとも多いのが「ブドウ糖」です。砂糖は、ブドウ糖と果糖という輪がふたつつながった2単糖です。蜂蜜にはブドウ糖そのものが入っています。ブドウ糖や砂糖は吸収されやすい糖なのです。
 体の中に吸収されたブドウ糖は、いったん肝臓にグリコーゲンとして貯蔵され、血糖が下がってきたり、運動で体が大量にエネルギーを必要としている状態のときに、またブドウ糖に分解されて血液中に放出されます。
 ブドウ糖は、体のエネルギーとして使われます。
 …血液中100ミリリットルあたり70ミリグラム程度のブドウ糖はいつも必要です。これ以下になると低血糖の症状、寒気や震えがでて、もっとひどくなると失神、昏睡に至ります。
●食後のインスリン分泌がブドウ糖を処理
 細胞内にブドウ糖が取り込まれるには、インスリンというホルモンの助けが必要です。インスリンは膵臓のランゲルハンス島にある、ベータ細胞というごくわずかな部分でしか作られないホルモンです。
 食事をして血液中にブドウ糖が増えると、普通はただちに膵臓のランゲルハンス島のベータ細胞からインスリンが分泌されて、ブドウ糖と同時にインスリンも血液中を流れるようになります。
 ブドウ糖は、それ自体では細胞膜の内側に入ることはできません。細胞膜には、ブドウ糖をキャッチして取り込むドアがあります。それをブドウ糖トランスポーター(GlUT)といいます。
 細胞膜にはもうひとつ、インスリンレセプター(インスリン受容体)という、インスリンが来たのを感知してキャッチする分子があります。インスリンが、インスリンレセプターにキャッチされると、細胞内にあるセンサーが反応してドアを細胞表面に押し出し、ドアが開いて、ブドウ糖が細胞内になだれ込める仕組みになっています。
 細胞内に取り込まれたブドウ糖は、細胞の中にあるTCA回路(クエン酸サイクル)と呼ばれる発電装置で多量のエネルギーに変換されます。その燃料として必要なのがブドウ糖です。
●インスリン不足が高血糖に
 糖尿病は、インスリンが足りなくなって細胞内にうまくブドウ糖が取り込まれなくなったために起きる病気です。あまったブドウ糖は肝臓で脂肪として蓄えられたり、腎臓から尿として排泄されるようになり、糖尿をきたすようになります。
 またインスリンが足りなくなり、ブドウ糖をエネルギーとしてうまく利用できなくなると、次に、脂肪やタンパク質をエネルギーのための燃料として燃やすようになります。そしてついには、自分自身の筋肉崩壊をきたしたり、食べても食べても痩せるようになります。
 人類は100万年かかって進化してくる間、いつも飢餓の状態でした。血糖値が50ミリグラムを下回ると、低血糖値の昏睡状態になり、命に関わる重篤な事態に陥ります。ですから血糖を保つ仕組みはいくつもあるのに、飽食による糖のとりすぎに対応する手段はインスリンしかないのです。
 中年以降に発症する2型糖尿病は、膵臓のインスリン分泌能力が徐々に衰え、不足するようになった状態です。それで、血液中にはブドウ糖があふれて高血糖の状態が続くのに、細胞内にはそのエネルギーの燃料が届けられないため、次第に痩せるとか、体がだるいなどの症状が現れてくることになります。

(satom)
 本当に糖尿病とは、血液中には糖が溢れており、細胞にそれが入っていがずに飢餓状態になってしまうという、なんともパラドックス的な状態なんだと思います。
 人類進化上絶えず飢餓さらされてきたことから、余剰の糖を処理するのはインスリンのみしかないということも、現代の飽食の時代には、どうにもミスマッチになってしまっているんだなぁーと思います。 http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution/「健康の友」

糖尿病は薬なしでも治せる(2)

●死の病をストップさせたインスリン
 …糖尿病の歴史は三期に分けて考えられると思います。
☆第一期は、…糖尿病がどういう病気なのか、特有の症状は観察されるのですが、その正体が不明で、治療法も確立されていない時期のことです。
☆第二期は、インスリンの発見以降の時期です。不治の病であった糖尿病は、インスリンの発見によって劇的に変化しました。インスリンの発見は1921年ですから、糖尿病の長い歴史から見るとつい最近のことです。
 (バンディング・ベストの奇跡)
 このほとんどあきらめかけていた課題(膵臓から血糖調節ホルモンの抽出)に果敢に挑戦したが、カナダの田舎町で開業していたバンディングです。バンディングは1920年、ある医学論文をヒントに膵臓からインスリンを抽出する実験方法を思いつきつきました。
 バンディングは母校のカナダ・トロント大学の研究室で、研究させてもらえるように母校のマクロード教授に頼みました。何度か断られたすえに、やっと許可を得て1921年、教授の休暇中の夏休みに8週間だけ、研究室を使わせてもらえることができるようになったのです。
 バンディングは、教授からベストという若い助手を紹介され、10匹の犬を貰いました。2人で膵臓の膵管をしばり、数週間生かしておいたところ、予想どおり膵臓の外部分泌腺は萎縮して消失し、何千個ものランゲルハンス島だけが残っていたのです。そこから膵臓エキスが抽出され、膵臓を摘出されて糖尿病になった犬に注射してみたところ、血糖をさげる顕著な効果を示しました。
 …さらに英国のサンガー博士がインスリンの構造を決定して…今では遺伝子組み換え技術によって大腸菌で純粋なヒト・インスリンが作られるようになっています。
 それ以来、糖尿病は死ななくてもすむ病気になったのです。
☆現代は弟三期の予防の時代に入ったと考えられます。つまり、今まで死の病として恐れられていた糖尿病を、未然に予防しようとうい時代に入ったのです。
 …検査で高血糖を指摘された人は、とにかく自分自身の健康や、生活のクオリティを守るためにも、重症の糖尿病になるのを予防することが大事です。血糖値を計ることにより、そのようなことが可能になったのです。

(satom)
 それにしてもインスリンの抽出成功の裏に「バンディング・ベストの奇跡」のような面白い史実が隠されていました。「発見・創造」の世界には何かある人の「執念」みたいなものが潜んでいるように思えます。

糖尿病は薬なしでも治せる(1)

『糖尿病は薬なしでも治せる』渡邊 昌著 角川oneテーマ21 2004年9月より
 私(渡邊さんは国立ガンセンター研究所病理部室長を経験されるなど、がん疫学研究に長年従事する。糖尿病は専門外だった)が読売新聞に「薬を使わず、食事と運動だけで糖尿病を治したお医者さん」ということで取材され、健康欄で1週間にわたって紹介されたのは2001年の春のことでした。
 新聞に記事が載った当時、編集部には大きな反響があり、…全国のお医者さんからたくさんの抗議が寄せられたそうです。…
…平成14年の糖尿病実態調査によると、糖尿病患者の数は全国で740万人、疑いのある人は880万人で、予備軍も含めた全体の数は、何と1620万人にのぼると推定されています。つまり、本当にたくさんの人々が「糖尿病」と宣告され、「どんな治療をすればいいのか?」という選択を迫られているのです。
 普通、糖尿病というとインポテンツになる病気だとか、金持ちの贅沢病だとか、インスリン注射が必要になるらしいとか、合併症が怖いとか、そのような部分的な情報や知識はあるのですが、「糖尿病」とは何か、そして「高血糖」を指摘された場合、それが健康にとってどのようなリスクを持ち、将来にわたる健康生活の維持のためには、どのような対策をとることがベストなのかということについて、一般の方はほとんど無知に等しいのではないかと思うのです。
…糖尿病は、単に血糖の問題ではなく、全身の代謝病だというふうに理解することが大切だと思いました。「糖尿病」というのは、典型的な不治の慢性病だと思います。しかし、そこから先どうなるかは、本当に本人次第ということがよくわかったのです。
…私は本格的な「糖尿病」と、検査で高血糖値が出ただけで合併症がない「高血糖症」とは、分けて考えるべきではないかと考えるようになりました。

(satom)
 この本は糖尿病のことについて非常に分かりやすく書かれてました。著者自身の闘病経験と合わせ、利害関係なしで純粋に糖尿病のことを勉強できたことがよかったのではないかと思います。
 糖尿病・高血圧・高脂血症・動脈硬化などの生活習慣病は個別の症状ではなく、あちこちの細胞の代謝不全により、糖が溜まり、血圧が上がり、動脈が狭窄するなど、複雑に絡み合って症状が出てくるということのようです。ですから一つでも症状がでれば、他の症状も付随的に出てくる可能性が高いということです。合併症というより、混合型とでもいうべきかと思います。

自然治癒力について

●現代医学が患者を殺す?
 ☆アメリカのジョーンズポプキン大のバーブラ・スターフィールドは、現代医学の悲劇をデータとしてまとめ、『アメリカ医学協会誌』に発表した。それによると医原病(手術、投薬など医師による医療行為によって患者が被る病気)の死者数はこうなる。
 ・薬の副作用による死者…10万6000人
 ・院内感染での死者…8万人
 ・治療ミスによる死者…4万5000人
 ・不必要な手術での死者…1万2000人
 ・薬の投与ミスでの死者…7000人
 合計すると、医原病による死者の総数は毎年25万人である。
 またアメリカ人の死亡ランキングで、薬の副作用は堂々の4位に入ってい  る。
●対症療法は病気を悪化させる
病気になると、熱が出る、炎症が起こる、痛みが出る、下痢をするなどの症状に苦しめられる。現代医学は、この不快でつらい症状を薬でできるだけ迅速に取り除くことを基本に発展した。
●しかし、これらの不快でつらい症状は、病気から回復するために必要なプロセスなのだ。
☆発熱…病原体が増殖するのを抑え、病気と戦う白血球の増殖を進める。
また、発熱により体がだるくなれば、寝ることによって疲労回復するようになる。
薬により熱を下げてしまうのは、気分は一時的によくなるが、病気を長引かせる結果になる。
●主役は自然治癒力、医療と薬は脇役
●自然治癒力を高めるには、脳、免疫系、内分泌系の三角形のバランスをとらなければならない。
☆そのために第一には十分な栄養が必要。
タンパク質、脂質、糖類をバランスよく摂取する。
☆次に酵素(※)をはたらかせるビタミン・ミネラルを十分摂る。
(※1)酵素…栄養素を分解し、体に必要な部品に自由自在に変換する。
酵素には補因子というビタミン・ミネラルの協力者が必要なものが多い
☆その他食物繊維などさまざまな食物を摂る。
野菜・果物など毎日適量摂りましょう。
☆ストレスを溜めないようにしよう。
カルシウムやマグネシウム、ビタミンを摂りましょう。
ユーモアと笑いでたくましく生きよう
☆適度な運動をしよう
☆抗酸化剤(活性酸素を分解する)を摂ろう。
サプリメントやハーブなど植物栄養素を摂ろう
サプリメント ファーマネックス

 (参考図書)
「免疫と自然治癒力のしくみ」生田哲著 日本実業出版社 2004年1月から

予防医学について

「健康の友」に書きました予防医学について掲載させてもらいます。

●予防医学とは、病気の症状が出たら医者に行き対症療法を受けるのではなく、症状が出る前から積極的に体の免疫力を高めて、生活習慣病の症状が出ないように努めることです。
 いったん症状が出てしまえば、がん、心臓・脳疾患など取り返しのつかないことになります。よく昨日まで元気でいたのに朝トイレに入ったら急に倒れて…なんていうことがあります。脳や心臓などの動脈硬化による疾患は即生命の危機に繋がります。
●生活習慣病とは、日々のストレス、食生活、運動や休養の不足、飲酒、喫煙などに原因があると思われる病気です。日本人の三大死亡原因のがん、脳卒中、心臓病に加え、糖尿病、高血圧、肥満などを言います。
●1984年以来、特に肝機能障害と高コレステロールの人が急増しています。
☆肝機能障害の原因と思われるもの
→加工食品の増加により、防腐剤など体内に入る化学物質が増えた
→ストレスの多い社会になり、ストレスやアルコール摂取の増加が起きている。化学物質・アルコールの分解時やストレスによって活性酸素が大量発生する。
☆高コレステロール
→肉や脂肪の多い食事、過食、アルコール摂取などの増加
●活性酸素
人間は呼吸によって酸素を取り込み、栄養分を燃やしてエネルギーを引き出しています。この時、体の細胞を傷つけ、老化させてしまう悪玉(電子が欠けた→他の細胞の電子を奪う)の酸素が2~3%発生します。それが活性酸素です。
●活性酸素が大量発生する要因と考えられるもの
☆ストレスや悩み
☆食品添加物など化学物質
☆酒・タバコ
☆大気汚染・環境汚染物質
☆電磁波・紫外線・放射能 
●活性酸素を抑えるには
ビタミン・ミネラル・植物栄養素をバランスよく十分摂りましょう。 
●サプリメントの必要性
アメリカ医学学会誌『JAMA』2002年6月19日号にハーバート大学医学部などの2教授が、「すべての成人は毎日、総合ビタミン剤を摂ることが必要」と発表。
「…ほとんどの人たちは、食事のみでは不足するビタミンをどのような形であれ、補っていない…」
●アメリカでの予防医学の動き
☆1977年…アメリカ上院栄養問題特別委員会(マクガバン委員長)が資料も含めて5000ページを超える膨大なレポート発表
→がん、心臓病、脳卒中など先進諸国に多い病気の多くは、先進国の食事や栄養のとり方の間違いが根本的な原因になっている”食源病”である。
→従来の薬や手術を主体とした医学は、栄養や食事のことに盲目な”片目の医学”であった。
☆1980年…アメリカ農務省と保険福祉省が『栄養とあなたの健康-アメリカ国民のための食事ガイドライン』を発表。
☆1982年…アメリカ科学アカデミーは『食事・栄養とがん』というすぐれた報告書を発表。
→調査・研究の最終的な結論を「食事の違いがガンの種類と発生率の違いに関連している」と述べる。
☆1990年…アメリカ議会技術評価局のガン問題専門委員会が発表したガンの代替療法という報告書は衝撃的だった。
→「抗ガン剤、放射能、手術を主体とする現代医学のガン療法は過去50年来ほとんど進歩の跡が見られない、アメリカ国立ガン研究所もゲルソン療法(ガンの食事療法)など自然で効果的なガン療法の研究に力をいれよ」 
☆1994年…栄養補助食品教育法成立
→医薬品と食品の間、ニュートラスーティカル(中間自然成分)を認める。科学的に立証されれば、病気予防や薬効を表示でき、どこでも自由に購入できるようになる。

(参考図書)
「いまの食生活では早死にする」今村光一著 株式会社 経済会 2002年8月  
「Pharmanex バイオフォットスキャナー」資料 
      →サプリメント ファーマネックス

代替医療の種類

『代替医療』より
●NCCAM(国立補完代替医療センター)では、代替医療を5つの主要な領域に分けて研究を行っている。

1.代替医学システム(Alternative medical system)
 これは、代替医療の中でも特に体系化された医学であり、身体と精神の調和を重視する特徴を持つ。これに分類される代替医療の多くは、非西洋社会における思想や信条に基づいており、現代西洋医学が体系化される以前に確立した伝統医学だる。
 代替医学システムの具体例としては、たとえばインドの伝統医学体系であるアーユルヴェーダや中国の伝統医学などがある。また古代ギリシアから近世にいたるまでのヨーロッパで主流であった医学システムもこれに分類される。さらに、近世のヨーロッパやアメリカに起源をもつ代替医療であるホメオパシー(同種療法)やナチュロパシー(自然療法)もここに分類される。

2.精神と身体への介入による代替医療(Mind-Body intervention)
 これは、精神へ働きかけることで、精神面から身体面への介入をおこない
、からだの障害や症状に作用する代替医療である。精神への働きかける手段としては、心理学的あるいは行動療法的なものが考えられる。
 ここに分類されるものとしては、たとえば、瞑想(法)やヨーガ、催眠療法、芸術療法、音楽療法、ダンス療法などがある。

3.生物学的療法(Biologically based therapies)
 これは、食事や薬草などを用いることによって、生物学的な作用に基づいておこなわれる代替療法である。たとえば、さまざまな食事療法、ビタミンやミネラルといったサプリメントによる栄養療法、ハーブ療法などがある。

4.手技および身体を介する療法(Manipulative and body-based methods)
 これは、治療者の手技を用いておこなわれる治療法、あるいは身体を操作することを治療法とする代替医療である。
 たとえば、カイロプラステックは、主に脊髄を操作することによって、身体の健康と正常な機能を回復させるという代替療法だ。また、さまざまなマッサージ療法では、骨格筋や内臓などの軟部組織が手技の対象となる。
 ここに分類される代替医療としては、カイロプラステック、マッサージ療法(按摩や指圧、リフレクソロジー、欧米式マッサージ)、温熱療法などがある。

5.エネルギー療法(Energy therapies)
 エネルギー療法とは、身体の内部に由来するエネルギーの場、あるいは外部から身体に働きかけるエネルギーの場を利用した治療法である。具体的には中国医学の気功やセラピューティック(治療的)・タッチ、生物電磁気学的療法などがある。
 
http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolutionsatom健康の友