糖尿病は薬なしでも治せる(3) | 代替医療

糖尿病は薬なしでも治せる(3)

●血糖値が上がる仕組み
…三大栄養素のうち、タンパク質や脂質は体を作る材料になり、糖質はおもに活動のためのエネルギーとして利用されます。そしてこれが血糖値を高める元になります。
 糖質というのは、人類が主食としている米や麦などの穀類、サツマイモ、ジャガイモなどのイモ類に多く含まれるデンプン類のことです。
 ご飯などに含まれている糖質は、最初は枝分かれのある長い鎖のような形をしています。それが、唾液や胃腸の消化液によって分解され、しだいに鎖が切れて短くなり、鎖の輪が5、6個になった「オリゴ糖」、2個になった「2単糖」、やがて1個1個の鎖に分解された単糖となって小腸から吸収されます。単糖でもっとも多いのが「ブドウ糖」です。砂糖は、ブドウ糖と果糖という輪がふたつつながった2単糖です。蜂蜜にはブドウ糖そのものが入っています。ブドウ糖や砂糖は吸収されやすい糖なのです。
 体の中に吸収されたブドウ糖は、いったん肝臓にグリコーゲンとして貯蔵され、血糖が下がってきたり、運動で体が大量にエネルギーを必要としている状態のときに、またブドウ糖に分解されて血液中に放出されます。
 ブドウ糖は、体のエネルギーとして使われます。
 …血液中100ミリリットルあたり70ミリグラム程度のブドウ糖はいつも必要です。これ以下になると低血糖の症状、寒気や震えがでて、もっとひどくなると失神、昏睡に至ります。
●食後のインスリン分泌がブドウ糖を処理
 細胞内にブドウ糖が取り込まれるには、インスリンというホルモンの助けが必要です。インスリンは膵臓のランゲルハンス島にある、ベータ細胞というごくわずかな部分でしか作られないホルモンです。
 食事をして血液中にブドウ糖が増えると、普通はただちに膵臓のランゲルハンス島のベータ細胞からインスリンが分泌されて、ブドウ糖と同時にインスリンも血液中を流れるようになります。
 ブドウ糖は、それ自体では細胞膜の内側に入ることはできません。細胞膜には、ブドウ糖をキャッチして取り込むドアがあります。それをブドウ糖トランスポーター(GlUT)といいます。
 細胞膜にはもうひとつ、インスリンレセプター(インスリン受容体)という、インスリンが来たのを感知してキャッチする分子があります。インスリンが、インスリンレセプターにキャッチされると、細胞内にあるセンサーが反応してドアを細胞表面に押し出し、ドアが開いて、ブドウ糖が細胞内になだれ込める仕組みになっています。
 細胞内に取り込まれたブドウ糖は、細胞の中にあるTCA回路(クエン酸サイクル)と呼ばれる発電装置で多量のエネルギーに変換されます。その燃料として必要なのがブドウ糖です。
●インスリン不足が高血糖に
 糖尿病は、インスリンが足りなくなって細胞内にうまくブドウ糖が取り込まれなくなったために起きる病気です。あまったブドウ糖は肝臓で脂肪として蓄えられたり、腎臓から尿として排泄されるようになり、糖尿をきたすようになります。
 またインスリンが足りなくなり、ブドウ糖をエネルギーとしてうまく利用できなくなると、次に、脂肪やタンパク質をエネルギーのための燃料として燃やすようになります。そしてついには、自分自身の筋肉崩壊をきたしたり、食べても食べても痩せるようになります。
 人類は100万年かかって進化してくる間、いつも飢餓の状態でした。血糖値が50ミリグラムを下回ると、低血糖値の昏睡状態になり、命に関わる重篤な事態に陥ります。ですから血糖を保つ仕組みはいくつもあるのに、飽食による糖のとりすぎに対応する手段はインスリンしかないのです。
 中年以降に発症する2型糖尿病は、膵臓のインスリン分泌能力が徐々に衰え、不足するようになった状態です。それで、血液中にはブドウ糖があふれて高血糖の状態が続くのに、細胞内にはそのエネルギーの燃料が届けられないため、次第に痩せるとか、体がだるいなどの症状が現れてくることになります。

(satom)
 本当に糖尿病とは、血液中には糖が溢れており、細胞にそれが入っていがずに飢餓状態になってしまうという、なんともパラドックス的な状態なんだと思います。
 人類進化上絶えず飢餓さらされてきたことから、余剰の糖を処理するのはインスリンのみしかないということも、現代の飽食の時代には、どうにもミスマッチになってしまっているんだなぁーと思います。 http://plaza.rakuten.co.jp/satom6revolution/「健康の友」