糖尿病は薬なしでも治る(7)
●運動で血糖値が下がるメカニズム
血糖値が下がる、つまり血液から細胞内にブドウ糖が入るには、ブドウ糖トランスポータ(GLUT)というタンパク質が、細胞質内から細胞膜に移動してブドウ糖が流れ込めるようにする必要があります。
GLUTがいわばブドウ糖の入ってくるドアとすると、インスリンは鍵の役割をします。GLUTには10種類以上の型があり、細胞によって型が違います。
GLUT1は胎盤に、GLUT2は肝臓に、GLUT3は脳に、GLUT4は筋肉と脂肪に、GLUT5は小腸に、とそれぞれの臓器に多いのです。GULT2は腎臓や小腸にもありますが、GLUT4筋肉と脂肪にしかなく、これが血糖調節のキーになります。
筋肉も脂肪も何十キログラムもの大きさがあり、体の中での最大の臓器といえます。そして運動で血糖が下がるということは、インスリンによらなくてもブドウ糖が取り込まれる仕組みがあるということです。
最近の研究で、運動によってできるATPの分解物がAMPキナーゼという酵素を活性化し、それが糖を取り込む仲立ちをしていることがわかってきました。
…運動エネルギーを生み出すのはATP(アデノシン3リン酸)という分子です。そして、そのエネルギーが出されるときに、リン酸が遊離してADPになり、さらにリン酸を切り離してAMPになります。
それを活性化するAMPキナーゼがGLUT4を活性化し、細胞膜のほうに移動させ、インスリンの関与なしに、ブドウ糖が細胞の中に入ってくる仕組みになっていることが分かったのです。
筋肉には他にもGLUT8や、GLUT11が発見されています。筋肉には収縮が速いが短時間しかもたない短距離走に役立つ速筋と、収縮が遅いが長時間働けて長距離走に役立つ遅筋があります。
GLUT11は筋肉の中でも遅筋に有効ですから、有酸素運動のジョギングやマラソンのさいに、特にブドウ糖を積極的に取り込んでいる可能性があります。
ですから、運動をしながら血糖値を測ると、如実に下がってくるのが誰でも実感できるはずです。GLUT4は筋肉と脂肪の両方にあるのですが、運動でADPができるのは筋肉細胞だけですから、ブドウ糖は筋肉細胞のみに取り込まれ、脂肪細胞には取り込まれず肥満が解消するというメリットもあります。
(satom)
なんとインスリンがなくても、「運動」によってブドウ糖が取り込まれるとのことです。そういえば適切な運動を行っている高齢者は、老化の進行を緩めることができるということを、どこかで聞いたことがあります。不必要なブドウ糖はタンパク質と結合して変性する前に、細胞に取り込まれてしまったほうがよいのでしょう。
私ももう少し運動しないといけないと思います。ついつい楽してしまっているように思えます。
血糖値が下がる、つまり血液から細胞内にブドウ糖が入るには、ブドウ糖トランスポータ(GLUT)というタンパク質が、細胞質内から細胞膜に移動してブドウ糖が流れ込めるようにする必要があります。
GLUTがいわばブドウ糖の入ってくるドアとすると、インスリンは鍵の役割をします。GLUTには10種類以上の型があり、細胞によって型が違います。
GLUT1は胎盤に、GLUT2は肝臓に、GLUT3は脳に、GLUT4は筋肉と脂肪に、GLUT5は小腸に、とそれぞれの臓器に多いのです。GULT2は腎臓や小腸にもありますが、GLUT4筋肉と脂肪にしかなく、これが血糖調節のキーになります。
筋肉も脂肪も何十キログラムもの大きさがあり、体の中での最大の臓器といえます。そして運動で血糖が下がるということは、インスリンによらなくてもブドウ糖が取り込まれる仕組みがあるということです。
最近の研究で、運動によってできるATPの分解物がAMPキナーゼという酵素を活性化し、それが糖を取り込む仲立ちをしていることがわかってきました。
…運動エネルギーを生み出すのはATP(アデノシン3リン酸)という分子です。そして、そのエネルギーが出されるときに、リン酸が遊離してADPになり、さらにリン酸を切り離してAMPになります。
それを活性化するAMPキナーゼがGLUT4を活性化し、細胞膜のほうに移動させ、インスリンの関与なしに、ブドウ糖が細胞の中に入ってくる仕組みになっていることが分かったのです。
筋肉には他にもGLUT8や、GLUT11が発見されています。筋肉には収縮が速いが短時間しかもたない短距離走に役立つ速筋と、収縮が遅いが長時間働けて長距離走に役立つ遅筋があります。
GLUT11は筋肉の中でも遅筋に有効ですから、有酸素運動のジョギングやマラソンのさいに、特にブドウ糖を積極的に取り込んでいる可能性があります。
ですから、運動をしながら血糖値を測ると、如実に下がってくるのが誰でも実感できるはずです。GLUT4は筋肉と脂肪の両方にあるのですが、運動でADPができるのは筋肉細胞だけですから、ブドウ糖は筋肉細胞のみに取り込まれ、脂肪細胞には取り込まれず肥満が解消するというメリットもあります。
(satom)
なんとインスリンがなくても、「運動」によってブドウ糖が取り込まれるとのことです。そういえば適切な運動を行っている高齢者は、老化の進行を緩めることができるということを、どこかで聞いたことがあります。不必要なブドウ糖はタンパク質と結合して変性する前に、細胞に取り込まれてしまったほうがよいのでしょう。
私ももう少し運動しないといけないと思います。ついつい楽してしまっているように思えます。