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六本松ゼミナール塾長の深川です。
大学受験の合格発表が終わり、新高校3年生は、いよいよ受験生本番としての1年がスタートします。
まず一番に行うことは自分の第1志望の大学を決めることです。
目標がないと、受験勉強に身が入らず、「頑張ろう」という気持ちにはなれません。
自分が目標とする大学に向けて学力を高めていくことが大切。
現段階で第1志望が決まっていない場合は、ひとりで考え込まないで学校の先生や保護者らに相談すること。
身近なところでは、大学に合格した先輩に聞くのも良い手段です。
目標とする大学は、現在の学力に合わせて選ぶのではなく、学力が伸びることを見込んで高めに設定しましょう。
「最後まで諦めない」ということが何より重要です。
これから先、学力の向上を思ったほど実感できず、不安やプレッシャーを感じることがあると思いますが、安易に志望校の目標を下げず、強い意志を持って乗り越えてほしいですね。
これからの勉強方法は、2年生までの内容の総復習を行い、苦手科目・分野を確認、今の自分の学習レベルを把握することから始めましょう。
短い春休みもとても大切。
塾や予備校の春期講習を有効活用するなどして、苦手科目・分野を克服しましょう。
さて、自分の志望大学を決める上で、もっとグローバルな視点からどんな潮流なのかを見てみましょう。
英教育誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」は中東を含むアジアの今年の大学ランキングを3月15日に発表しました。
日本で唯一トップ10入りした東京大学は昨年と同じく7位。
同誌によると、100位内に入った日本の大学は昨年から2校減少し、12校でした。少しずつ、グローバルスタンダードから離れているのが日本の大学水準ということになります。
同誌は「アジア随一の大学大国」と日本を評価する一方で、中国などの勢いに押される形で日本の多くの大学が順位を下げたことを懸念しています。
原因について資金不足のほか、海外の研究者との協力が弱い傾向にあると分析。
京都大は昨年の11位から14位に下がり、東北大(26位)、東京工業大(30位)、大阪大(32位)、名古屋大(35位)、筑波大(56位)、北海道大(58位)、首都大学東京(69位)などがいずれも昨年から順位を下げてしまっています。
一方、100位内で順位を上げたのは豊田工業大(40位)、九州大(45位)、東京医科歯科大(51位)です。
1位は今年もシンガポール国立大。
2位以下は北京大(中国)、清華大(中国)、南洋工科大(シンガポール)、香港大と続きました。