福岡市中央区の個別指導塾・六本松ゼミナールのブログ

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福岡市中央区六本松の個別指導・学習塾です。勉強は辛いばかりではありません。やる気、熱気、本気の「三本の木」で情熱あふれる講師陣と一丸となって生徒たちを学力アップ。生徒と保護者様の満足がいく地域一番塾を目指す奮闘ブログです。

小・中学生の国語、作文、社会、算数、高校生の小論文をマンツーマンで教えます。

水・金曜 午後5時~

土曜 午後1時~5時

先着順で1~2名ほどです。

小学生は1コマ60分 中学生は1コマ90分

問い合わせは メール sasaoka@waseiku.com

六本松ゼミナール 福岡市中央区六本松4-9-35


六本松ゼミナールの塾長です。

 

今回は5教科入試が関東や関西の有名私立高校で広がるかどうか、その流れを見ていました。

 

首都圏の高校入試は、国公立は5教科、私立は3教科が主流でしたが、私立男子進学校の巣鴨高校(東京都豊島区)が、来年の2021年度入試から5教科入試を導入することを決定しました。

 

中学入試で算数1教科の午後入試を導入して、志願者が伸びた同校。高校入試での5教科の導入に踏み切ったわけはさまざまですが、国公立大や医学部対策には5教科が必要だということです。

 

 

巣鴨高校は、中学入試(4回)240人、高校入試(2月10日のみ)約70人を定員に生徒募集をしています。

 

来年度も定員は変えないが、高校入試の日程を2月10日から12日に変更。

 

これまで英語・数学・国語の3教科だった入試教科を、来年は理科・社会も加えた5教科と、3教科のどちらかを選択して受験する方式に変えます。

 

試験時間と配点も、国数英は10分延ばし60分各100点、理社は45分各70点に変えます。

 

同校入試広報部では「すでに3教科で準備している新中3生に配慮し、来年は両方選べるようにするが、状況も見ながら近い将来は5教科に統一することも考えている」としています。

 

高校入試は、公立の併願校として受ける生徒も多く、合格を出しても入学者は少ない傾向もあります。巣鴨高も、今年の入試では、定員約70人に143人が受験、88人が合格しましたが、入学者は半分以下。大学付属ではない、成城、本郷、豊島岡女子など、中高一貫の進学校の高校募集停止が相次ぐ中で、巣鴨もいずれ停止するのではという声もありました。

 

しかし、堀内不二夫校長は「すべての子が中学受験ができるわけではない。私立といえども、この国の教育を担っている以上、高校からの入り口をなくすわけにはいかない。6年一貫のある種のぬるま湯の中で育てることが、本当に良い面ばかりかということも考えなければ」と話しています。

 

5教科にした背景はさまざま。同校では、昨年から始めた中学の算数1教科入試で上位校と併願する優秀な生徒が集まりました。また、国公立大や医学部へ進学する生徒を高校3年間で育てるためには、理科・社会も含めオールラウンドの力を持って入学する生徒が求められる現実などもあります。

 

「大学入学後を考えても、中高で5教科しっかり学ぶことは、生徒のあるべき姿だ」と校長は説明。

 

首都圏では、公立以外で5教科入試を実施する高校は限られます。東京では筑波大付属などの国立と開成ほか、埼玉では栄東ほか。ただ、千葉県では、2017年度入試から渋谷教育学園幕張高校(千葉市)が3科目の後期入試を廃止。市川高校(千葉県市川市)も前期入試を5教科に、昭和学院秀英高校(千葉市)も5教科に切り替え、私立高校の2割程度が5教科入試を採用する流れが広がりました。

 

大学進学実績でも、トップランクの高校は中高一貫校か5教科入試の高校がほとんど。5教科をしっかり学んで入学した生徒を3年間で押し上げてもらえれば、生徒たちの可能性も広がるし、今後、他校が続くこともあるでしょう。

 

全国学力テストの延期表明 文科相、休校で準備整わず
「クラスター」避け授業を 学校再開へ対策案 文科相

 

 

本ブログを閲覧いただき、ありがとうございます。

 

新型コロナウイルスの感染問題は日本の学校教育にも大きく悪影響を及ぼしています。

 

萩生田光一文部科学相は3月17日の閣議後記者会見で、小学6年と中学3年の全員を対象とした今年の「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)について、予定していた4月16日から延期すると発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした一斉休校で、学校側の準備が間に合わないことなどが理由としています。

 

萩生田氏は「授業が行われておらず、通常の学習体制に戻るまでに時間を要する学校がある」と指摘。延期の期間については示さず「今後の取り扱いは(感染拡大の)影響を注視し、十分な時間的余裕を持って公表する」と述べました。

 

学力テストは全国の小学6年生と中学3年生が対象。同省によると、感染拡大防止のために全国の小中学校の78%が春休みまで休校する予定で、学校によっては実施予定日の4月16日までに学習時間が十分確保できないことなどを考慮し、取りやめを決めました。

 

全国学力テストは文科省が平成19年から実施。東日本大震災が発生した平成23年に事実上の中止となったほか、平成28年には熊本地震で熊本県内の全小中学校が参加を見送った例があります。

 

 

同省は近い将来、パソコンやタブレット端末で解答するCBT方式への移行を急ぐ考えを示し、同省は2023年度までに小中学校で1人1台の端末を整備する計画。端末を有効活用しますが、実現には課題も多く、移行時期は未定としています。

 

CBTはコンピューター・ベースド・テスティングの略。同テストはこれまで紙で実施してきましたが、羽生田文科相は「早期のCBT化をはかる必要がある」とかねて考えていました。教員の負担軽減になるとの判断もあります。

 

また、萩生田文科相は3月17日の閣議後記者会見で、授業を再開する場合は校内で感染者集団「クラスター」を出さない対策が欠かせないとする考えを示しました。空き教室を活用して子どもを分散させるなどの例を挙げています。

 

政府の専門家会議は、(1)換気の悪い密閉空間(2)人が密集している(3)近距離で会話する-を満たすとクラスターを生む恐れがあると指摘。萩生田氏は「できる限り新年度の授業再開を目指したい」とした上で「学校が(クラスターを)避けて授業ができる環境をどうするか。知恵を出せば対応できる」と述べました。

 

 

中学受験、続く人気拡大 迷走の大学入試で拍車
首都圏の中学受験、1日2校も

こんにちは。

 

六本松ゼミナールです。

 

 

インフルエンザや新型肺炎が警戒される中、私立中学入試が2月1日からスタートしました。この日は、関東ではすでに入試が始まった千葉県を含む東京都、神奈川県を含めて計217校の私立中と公立中高一貫校などで試験が行われました。

少子化にもかかわらず、首都圏の中学受験者はこの数年、増加傾向にあり、今年も昨年に引き続き増える見込み。

2024年度にもう一度大学入試改革があり、大学入学共通テストが変わることも、私立志向に拍車をかけています。



 

首都圏では近年、中学受験する子が増加。昨年は1日午前だけで約4万人が試験を受けました。過去10年で最多。

今年はさらに増えるとみられ、1日に午前・午後と2回、違う学校の試験を受ける受験生も少なくありません。首都圏ではおおむね4、5人に1人は受験している計算です。

首都圏の中学受験者数は、リーマン・ショックのあった2008年から8年連続で減少したが、その後、上昇に転じました。昨年の東京、神奈川の受験者数(2月1日のみ)は、前年より約1800人多い約4万人。首都圏の公立小の6年生に対する割合は14%を占め、過去10年で最も高かった。

背景には、親も中学受験を経験した世代が多くなってきたこと、教育にお金をかける家庭が首都圏で増えていること、私立高校生への就学支援金の拡充などがあります。
 

 

大学入試改革を見据えて中学入試も多様化が進む。

清泉女学院中学(神奈川県鎌倉市)は、「アカデミックポテンシャル入試」を2月5日に初めて行いました。一つのテーマで貫いた教科横断型の1本の問題を60分で解く。

サンプル問題のテーマは「共生」。

この問題では、日本の外国籍の人々の統計データ、外国人と共生するためにも有効な「ピクトグラム」(絵文字)など10種類以上の資料を見せて、「なぜ外国人労働者が増加したのか」「外国人と共生するためには」などについて、100~300字で複数の説明や意見を書かせています。

探究力を問うユニークな入試も登場。

山脇学園中学(東京都港区)が2月2日に行った「探究サイエンス入試」。30分間で理科の基礎問題を解いた後、60分間で課題研究を行っています。

説明会で紹介された出題例は「竹とんぼ」。工作用紙とストローなどを材料に、条件内でよく飛ぶような「紙とんぼ」を考える。「観察」「仮説」「検証方法」「結果」「考察」――。全ての項目に記述し、最後に自分なりの探究、研究方法を発表ポスターにまとめる内容です。

大学入試でも主体性や探究力が問われる時代。偏差値ではなく、これがしたいという自分の物差しで進学し、社会につなげて貢献してほしい期待感があります。

私立中の取り組みについて、一連の大学入試改革を見て、今の時代にどんな力のある人間が求められるかをこれまで以上に考えている傾向。AO入試や海外への留学や進学を視野に、より多様な生徒を求めるようになり、公立中との格差はさらに広がる懸念もあります。

一方、公立中高一貫校の入学者選抜で用いられる、「適性検査型」の入試を実施する私立中が増えています。公立中は倍率が6~8倍を超える学校が多く、試験のチャンスは一度きり。そこで、不合格となった受験生の「受け皿」になろうという私立中が実施を始めました。大学入試改革を控え、思考力などを重視しようという思いもあります。

適性検査型入試を始めた学校の多くは当初、生徒募集の一環として導入したいという事情があったようです。「練習でもいいから、受けてほしい」という姿勢も少なからずありました。

だが大学入試改革を控え、適性検査型で問われる学力が、時代で求められる「思考力」や「判断力」「表現力」と合致しているという意識が高まっています。また、適性検査型の入試で入学した生徒が、授業で活躍する姿も目立っています。

こうしたこともあり、「探究型」や「思考力入試」など様々な形で、四教科型と異なる入試を導入する学校が増えています。

 

昨年は都内の約180校の私立中の中で、半数ほどが適性検査型を含めた「総合型入試」を行いました。

 

知識を問うより、答えが一つではない課題を解決するような入試は、今後もますます広がるはずです。

「読解力」15位に後退 OECD18年国際調査
日本、科学・数学的応用力はトップレベル維持
パソコン解答に戸惑いも

 

六本松ゼミナールです。

 

日本の学力レベルが先進国の中でどの程度なのか、今後の子どもたちの伸びしろを持たせるためにも大切な参考情報です。

 

とくに読解力、作文、小論文が今後、受験科目として大切な部分を占めるようになるならば、なおのことですね。


経済協力開発機構(OECD)は12月3日、79カ国・地域の15歳約60万人を対象として2018年に実施した国際学習到達度調査(PISA)の結果を公表しました。

 

 

日本は「読解力」が前回15年調査の8位から過去最低の15位に後退。「科学的応用力」は5位(前回2位)、「数学的応用力」も6位(同5位)にそれぞれ順位を下げましたが、世界トップレベルを維持しました。

 

読解力で日本の15歳の順位が続落したのは2000年→03年→06年の調査以来。当時は「ゆとり教育」の学習指導要領への批判がさらに高まり、全国学力調査の復活の契機になりました。

 

 

日本の読解力は、平均得点が504点でOECDの平均(487点)より高いが、前回より12点下がりました。408点未満の最下位グループの生徒は16・9%(前回比4・0ポイント増)となりました。

 

今回の原因について、文部科学省は「様々な要因が重なり決め手がない」と分析。調査方法が前回、紙からコンピューターを使う形になり、測る力が今回、ブログや電子メールなどを対象とした本格的な「デジタル読解力」へと変わった影響は大きい。

 

文部科学省は、テキストから情報を探し出すことに加え、内容の信ぴょう性を評価したり、自分の考えを他者に伝わるよう根拠を示して説明したりすることに課題があると分析。コンピューターを使った長文読解への不慣れも指摘しました。

 

 

科学的応用力の平均得点は529点で、前回より9点下がって過去最低。数学的応用力は前回より5点低い527点だった。OECD加盟37カ国中では読解力11位、数学1位、科学2位となりました。

 

国・地域別の平均点順位は、3分野とも中国の「北京・上海・江蘇・浙江」が1位、シンガポールが2位、マカオが3位で東アジア勢が上位を占めた。OECD加盟国の中では、読解力と科学的応用力はエストニア、数学的応用力は日本がトップでした。

 

アンケート調査で「読書は大好きな趣味の一つだ」と答えた割合は45・2%(OECD平均33・7%)で、読書を肯定的に捉える生徒ほど読解力の成績が良かったのが特徴です。

 

 

OECDのアンドレアス・シュライヒャー教育・スキル局長は、日本は選択肢形式よりも自由記述式形式問題の成績が下がっていると強調。「(デジタル世界の)曖昧な情報の中で自分の考え方を導き、事実と意見の区別を付ける経験が大事ではないか」との見方を示しました。

 

日本の15歳はチャットやゲームで遊んでも、家で学習に利用する時間は少ない傾向にあります。授業でデジタル機器を使う時間も、日本はOECD加盟国のなかで最下位。小中高校のパソコンは児童生徒5・4人に1台、教室の無線LAN整備率も4割しかなりません。

 

 

2003年調査では読解力が8位から14位に落ち、「PISAショック」と呼ばれて「ゆとり教育」を見直す契機になりました。その後、一時回復したが前回は8位(前々回4位)に低下。文科省は新学習指導要領に盛り込んだ語彙(ごい)の習得や、情報を理解して表現する力の育成などを進めます。

 

今回、1地域として参加した北京・上海・江蘇省・浙江省が3分野全てで首位。前回全分野でトップのシンガポールはいずれも2位でした。

前回からコンピューター使用型調査が導入され、文部科学省は「日常の中で、パソコンを操作しながら学習する経験値の差は要因としてあり得る」としています。

 

 

読解力では小問245問のうち173問で、投稿文や電子メールなどの形式を活用した新たな問題となりました。公開されたラパヌイ島(イースター島)に関する出題では、大学教授のブログをスクロールして読んで解答を選択したり、オンラインの科学雑誌記事を読みマウスでドラッグアンドドロップして原因と結果を選んだりすることが求められました。

 

さらに重なるのが活用力の弱さ。選択肢から正解を選べても、大量の情報から必要なものを選び出したり、情報を疑ってみたり、自分の考えを表現したりする力が足りません。その結果、自由記述形式の正答率は前回より12ポイント下がっています。

教育格差も課題が残っています。

 

子どもに保護者の職業、学歴や電子機器の有無を聞き、家庭の経済状況を4段階に分けると、最も厳しい層では、読解力の最下位水準の子が4人に1人以上いました。

 

 

ICT(情報通信技術)への対応の遅れ、活用力の弱さ、格差。重要なのは順位ではなく、指摘され続けてきた問題をどう解決するかです。

文科省は、重要箇所に線を引くことができる紙の問題文との違いを指摘。また、プログラム上、一つの大問を解答し終えて次に進むと前に戻れないが、「そのルールを忘れ、戻れずにパニックになる受験者も若干見られた」(同省)とのことです。

 

アンケート調査では、1週間のうち国語などの授業でデジタル機器を「利用しない」と答えた生徒の割合は約8割に上った。教育現場でのICT(情報通信技術)環境の整備に向け、政府は小中学校でのパソコン1人1台体制を目指しています。

 

経済協力開発機構(OECD)は「コンピューターになじんでいることは必要な前提条件ですが、ITを使いながら解決策を見いだしていく使い方を教えることができるかが大事だ」と指摘しています。

 


【国際学習到達度調査(PISA)】

 

国際学習到達度調査(PISA) 経済協力開発機構(OECD)が行っている国際的な学力テスト。義務教育修了段階の15歳を対象に、「読解力」「数学的応用力」「科学的応用力」の3分野で2000年以降3年ごとに実施。知識や技能を実生活で直面する課題にどの程度活用できるかを評価する。問題は一部を除き非公開。前回から全てコンピューターで解答する形式となり、今回は読解力を中心分野として重点的に調べた。日本からは無作為抽出された高校など183校の1年生約6100人が参加した。

 

各分野の上位と平均得点


【読解力】

1 北京・上海など(27)  555<p>
2 シンガポール(1)   549<p>
3 マカオ(12)      525<p>
4 香港(2)       524<p>
5 エストニア(6)    523<p>
6 カナダ(3)      520<p>
7 フィンランド(4)   520<p>
8 アイルランド(5)   518<p>
9 韓国(7)       514<p>
10 ポーランド(13)    512<p>
15 日本(8)       504<p>


【数学的応用力】
1 北京・上海など(6)  591<p>
2 シンガポール(1)   569<p>
3 マカオ(3)      558<p>
4 香港(2)       551<p>
5 台湾(4)       531<p>
6 日本(5)       527<p>
7 韓国(7)       526<p>
8 エストニア(9)    523<p>
9 オランダ(11)     519<p>
10 ポーランド(17)    516<p>

 

【科学的応用力】
1 北京・上海など(10)  590<p>
2 シンガポール(1)   551<p>
3 マカオ(6)      544<p>
4 エストニア(3)    530<p>
5 日本(2)       529<p>
6 フィンランド(5)   522<p>
7 韓国(11)       519<p>
8 カナダ(7)      518<p>
9 香港(9)       517<p>
10 台湾(4)       516<p>

(注)かっこ内は前回順位。「北京・上海など」は北京・上海・江蘇省・浙江省で、前回は北京・上海・江蘇省・広東省として参加

 

理解より活用力に課題 全国学力テスト

思考過程で問われる説明力

 

六本松ゼミナールです。

 

4月に実施された2019年度の全国学力調査の結果が7月31日、公表されました。

 

昨年まで「A問題」と「B問題」に分かれていた国語と算数・数学は問題が一本化されましたが、以前の調査と同様、複数の情報をつなげたり、考えた過程を説明したりすることを求められる出題の正答率に課題がありました。

 

中学生を対象に初めて実施された英語と併せて、特徴的な問題や正答率の傾向を紹介します。

 

 

 

福岡県は小学2科目で平均上回る

中学は8年連続下回る

 


■国語 文章からの情報取得に弱点

 

国語は小中とも、身近な疑問について調べて報告したり、新聞記事や話し合いの内容から情報を読み取って意見を述べたりするなど、集めた情報をもとに考えを表現する力が問われる出題だった。複数の情報を結びつけ、根拠を明らかにしながら自分の考えを伝えることや目的や条件を明確に意識し、必要な情報を見つけ出すことに課題があります。

 

例えば小学校では、公衆電話について調べた文章と資料から分かった二つのことをまとめる設問の正答率が28・9%。約4人に1人が、片方の内容にしか触れていませんでした。中学では、生徒会役員の協議内容から、まだ結論が出ていない話題を特定し、具体的な提案をする設問の正答率が60・9%にとどまりました。

 

低学年のうちから、目的を意識しながら情報を集め、複数の根拠を挙げながら考えをまとめる活動に取り組む必要がありそうです。

 

 

■算数・数学 長文問題、読み取る力を 連立方程式の理解は改善

 

算数・数学は小中とも、グラフの傾向や連立方程式の解を答えるなどの「知識」を問う問題とその知識を「活用」する力を問う問題が混在してしまいました。正答率の傾向について値などを出すだけなら正答しても、過程を説明する力はまだ弱い状態です。

 

小学校では、ある市の水の使用量が横ばいで人口が増えているグラフから、「1人あたりの水使用量が減っている」という事実を見いだし、言葉と式で説明する問題の正答率が52・3%でした。

 

中学では、本体価格と年間の電気代が異なる二つの冷蔵庫の購入を検討するとして、総費用が同じになる時期を、一次関数のグラフか式で説明する設問の正答率が、35・6%でした。

 

表や図、グラフ、式がいろいろ出てくるうえに、問題の文章がかなり長い。その中に、解答のひな型となるヒントがあったり、問題を解く上で必要のない情報があったりして、読解力も問われています。正答率を見ると、その力も課題がありそうです。

 

 


■英語 接続詞誤答、基礎に課題 英作文で文法誤るケース多く

 

英語は、基本的な語や文法を問う問題から、読解力や表現力を問う記述問題まで、幅広く出題されました。

ある問題は「駅で友人に会った」と「彼に話しかける時間がなかった」の二つの文の意味を考えた上で、適切な接続詞を四つの中から選ぶ内容。59.2%の生徒が正答の「but(しかし)」を選んだ一方、「because(なぜなら)」とした生徒も35.1%に達しました。

 

この問題の正答率は高いと言えず、大きな課題があり、接続詞は、文の論理的なつながりを表しますが、つながりを理解する力は、『読む・聞く・話す・書く』の4技能すべてに必要となる、中学英語で最も大切な基礎。こうした基礎を問う出題がよりあるべきです。

 

最も正答率が低かったのは、学校を表す二つの図を比較し、よりよいと考える方を選んだうえで、双方に触れながら、選んだ理由を25語以上で書く問題。完全正答率は0.1%で、文法などに重大な誤りがない正答も1.8%でした。

 

 

 

算数楽しく学ぶ東京2020算数ドリル
石川佳純選手が先生役に

 

本ブログを閲覧いただき、ありがとうございます。

 

六本松ゼミナールです。

 

子供たちがスポーツに魅力を感じ算数を楽しく学べるように東京2020組織委員会(会長・森喜朗元首相)が制作した「東京2020算数ドリル」の配布式が4月17日、東京都世田谷区立笹原小学校で行われました。

 

内容がなかなか工夫されていて、面白い。

 

東京都内の全公立小学校1273校の小学6年生に配るほか、使用希望のある都外の自治体でも配布される予定で、東京五輪を契機に小学生の学習意欲を高めようと工夫しています。

 

受け取った子どもたちは「やる気が出る」「楽しく勉強できそう」と声を弾ませていて、反応も上々のようです。

 

東京体育館のメインアリーナの面積を求めましょう――。

 

このドリルはオリンピック版A巻とパラリンピック版B巻で構成。

 

体操の白井健三選手やパラ陸上の重本沙絵選手などアスリートらの写真を取り入れ、同大会の全55競技に関連した算数の問題を楽しく学べる内容となっています。

 

 

「東京2020算数ドリル」は組織委が取り組む教育プログラムの一つ。今回配られた上巻は、卓球の石川佳純選手ら15人のオリンピアンが登場し、設問も「(陸上競技トラックの)1レーンの半円部分の内側の道のりを求めましょう」などと競技にからめ、問題を楽しんで解く工夫がちりばめられています。

 

配布式にゲストとして、リオデジャネイロ・パラリンピックの水泳で銅メダリストの山田拓朗選手、今年引退した女子柔道でロンドン五輪で金、リオ五輪で銅メダルを獲得した松本薫さんが同校を訪れ、6年生の生徒一人ひとりにドリルを手渡しました。

 

その後、実際にドリルを使った授業が始まり、生徒らは分数の掛け算や小数点の割り算の問題などに真剣に取り組み、みんな集中。

 

初年度は渋谷区内の公立小のみが対象でしたが、今年度は都内の全公立小1273校、約10万人のほか、静岡県や千葉県市川市内などにも広げられました。

 

各テレビ局の報道によると、ドリルに取り組んだ生徒の一人は「普通のドリルよりもオリンピック選手の内容などがあり、覚えやすいと思う。このドリルに載っていることは完璧にしたい」と話していました。

 

4月12日にも、アスリートと児童が体を動かしながら計算を学ぶ授業も開講。渋谷区立代々木山谷小学校にはシドニー五輪女子マラソン金メダリスト高橋尚子さんら3人のアスリートが訪れ、子どもたちと校庭で50メートル走のタイムを測定しました。

 

結果をもとに1秒あたりに進む距離の出し方を学び、授業の終わり、高橋さんは「大会まで、算数とオリンピックを一緒に勉強していきましょう」と呼びかけ、参加した生徒たちは真剣に聞き入っていました。

 

ところで、小学6年と中学3年を対象とする文部科学省の2019年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が4月18日、一斉に行われました。全ての国公立校と、私立校の約半数を合わせた2万9518校の約212万1000人が参加。

 

今回は国語と算数・数学に加え、中3で初めて英語も実施し、結果は7月に公表。

 

英語は「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能を調べ、「話す」は、各学校のパソコンを活用して生徒の声を録音する方式で調査。各校のICT(情報通信技術)環境を踏まえ、今回に限り未実施でも可としました。

 

結果は「聞く」「読む」「書く」を集計し、「話す」は参考値として公表予定。

 

国語と算数・数学は、これまで基礎知識を問うA問題と応用力を試すB問題を課していたが、今回から一体化して出題しました。

 

 

本ブログを閲覧いただき、ありがとうございます。

 

六本松ゼミナールです。

 

国語長文、正答率が改善 大学共通テスト
記述問題、数学また低正答率

 

大学入試センターは、4月4日、現行のセンター試験に代わって2020年度から始まる「大学入学共通テスト」に向け、昨年11月に実施した2回目の試行調査(プレテスト)の記述式問題の結果などを公表しました。国語で長文の平均正答率が改善しましたが、数学は3問の正答率が最大1割程度しか至らず、低調で課題を残しました。

 

 

試行調査は11月10、11日に実施。本番を想定して大学などを会場に、全国の高校2、3年生計6万8409人が参加しました。

 

記述式は国語と数学で各3問出題。国語で全ての条件を満たした解答の割合は、30字以内で答える問題が75・7%、40字以内が48・5%、80字以上120字以内の長文が15・1%でした。

 

長文の正答率は1回目の0・7%から大幅に改善。正答の条件、解答パターンの洗い出しなどを徹底し、想定に近づけました。本番のテストで、誤字や脱字は解答の趣旨に影響しなければ減点しないことになります。

 

 

一方、数学は数式の記述2問と短文で答える1問で、正答率は3・4~10・9%。前回の2・0~8・4%から向上したものの低い結果となりました。無解答率は17・3~62・0%に上り、センターはマークシート問題とのバランスなどを見直すことになります。

 

記述式問題で、自己採点と実際の採点結果との一致率は、国語が66・0~70・7%、数学が83・3~90・0%。一致率を上げるため、センターは正答の許容範囲などを例示する方針です。

 

マーク式の正答率は、昨年12月公表の速報時と変更はありませんでした。

 

共通テストは記憶した知識だけではなく、その知識を活用した「思考力・判断力・表現力」を測ることが目標。日常的な場面を題材に、資料から情報を読み取って答える問題が各教科にあり、国語と数学では記述式問題も導入します。

 

センターは大量の答案を公平に処理するため、国語の記述式問題は複数の正答条件を設定し、一致するかどうかで採点します。

 

また、改革の過程で「1点刻みの入試からの脱却」が求められたこともあり、成績は「段階別のレベル」で大学などに提供します。

 

試行調査では3問の記述式問題の解答を「完全正答」から「無解答など」まで4段階に分け、最も長い解答を求める問題の比重を1・5倍にしたうえで、5段階の「総合評価」に落とし込みました。今回は受験者の14・5%が最高の「A」評価を受けています。

 

また、「誤字・脱字」は厳しくは問いません。センターは今回、「共有」を「供有」と書いたり、「向かって」を「向って」と記したりした解答は、文意や文脈が条件に合っていれば正答としています。

 

記述式問題は思考力などを問うのが主な目的のため、漢字の正確な記述より内容面を重視した採点を行うと判断したためです。

 

 

新テストは、単なる知識・技能ではなく「思考力・判断力・表現力を測る」と掲げ、従来との違いを打ち出しました。

 

国語と数学に短文や式を書かせる記述式問題を導入するほか、複数の文章や図表を示すなどして「考えさせる」設問を増やします。

 

国語の記述式問題の正答率は上昇しましたが、1回目の試行調査で浮かんだ課題の多くは改善されないままで、関係者の多くが不安を抱くなか、「本番」は1年9カ月後に迫っています。

 

 

実施が迫り、今さら方針転換は難しいとはいえ、このまま本番を迎えてよいとは思えません。入試センターはこれ以上試行調査はしないというが、新テストのイメージを受験生と共有する手立てを講じる必要がありそうです。

 

センターは4月4日、試行調査で未実施だった世界史A、日本史A、地理Aの参考問題例も公表。試行調査は今回が最後で、文部科学省策定の実施大綱を踏まえ、問題作成方針などの通知を出す予定です。

 

 

六本松ゼミナールです。

 

ブログを閲覧いただき、ありがとうございます。

 

ピカピカの一年生が、どんな職業を夢見ているか――。

 

これが時代の鏡であり、子どもたちの夢そのものです。

 

教える側も、男の子、女の子、その保護者たちが何を目指して学びたいのか、わかった方が、やりがいも感じやすいはずです。

 

 

株式会社クラレは、この春に小学1年生となる子どもとその親を対象にアンケートを実施し、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」を調査しました。

 

子どもが将来就きたい職業の1位は、調査開始以来21年連続で男の子「スポーツ選手」、女の子「ケーキ屋・パン屋」。

 

男の子の「スポーツ選手」では、サッカー選手が圧倒的な人気です。2位の「警察官」も3位以下を引き離し、「スポーツ選手」に迫る勢いです。

 

昆虫や恐竜など、今夢中になっているものを研究したいという子どもらしい知的好奇心から、「研究者」が過去最高の5位に入りました。

 

 

 

女の子の2位「芸能人・歌手・モデル」の内訳では、76.7%がアイドルと回答。

 

「アイスクリーム屋」が過去最高の6位に入り、1位「ケーキ屋・パン屋」と合わせスイーツへの関心は高まるばかりです。12位「スポーツ選手」の内訳では、体操・新体操がスケートやサッカーを抜いて1位になりました。

 

 

 

【男の子】

 

1位「スポーツ選手」、2位「警察官」、3位「運転士・運転手」


 「スポーツ選手」と「警察官」の差縮まる/「研究者」が過去最高5位

 

【女の子】

 

1位「ケーキ屋・パン屋」、2位「芸能人・歌手・モデル」、3位「花屋」


かわいいスイーツ、アイドル人気/「スポーツ選手」は体操・新体操が急上昇

 

 

【男の子の親】

 

1位「公務員」、2位「スポーツ選手」、3位「会社員」
3位に「会社員」が入る/「研究者」20年前の2.5倍

 

【女の子の親】

 

1位「看護師」、2位「公務員」、3位「薬剤師」
 医療系など資格や経験が必要な職業が人気

 

 

2万2900人、志望校へチャレンジ 福岡県公立高入試
思考・表現力を重視 福岡県公立高一般入試

 

 

福岡県内の公立高校101校で3月6日、一般入試が行われ、約2万2900人が受験しました。合格発表は3月14日です。

 

試験は例年通り、国語、数学、社会、理科、英語の順。福岡県教育委員会は「単に知識の量や記憶力だけでなく、思考力、判断力、表現力、聴解力をできる限り問う問題の作成に努めた」と説明しました。

 

国語では、ノーベル医学生理学賞を京都大特別教授の本庶佑さんが受賞したニュースを題材に、漢字の読みや語句の意味を問いました。

社会では、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を取り上げ、食料問題をグラフや図、会話文から読み解く問題を出題。「広く社会の出来事に関心をもってほしい」という意図でした。

 

 

 

英語では、図書館の館内図を見て説明を受けるなど、具体的な場面で英語を理解し、表現する力を試しました。

 

全体の問題数は136問、うち記入式と論述式を合わせた記述式問題は94問と、いずれも昨年と同じ。数学では問題文が1ページ増えて記述式が2問増え、理科は記述式が2問減りました。

 

 

 

各教科60点満点で、5教科合計の予想平均点は167・1点(得点率55・7%)。前年度実績の161・1点より少し上がる傾向。

 

教科別では、国語37・1点、数学31・4点、社会32・8点、理科32・3点、英語33・5点。


【各教科の分析】

 

 

■国語□

昨年に引き続き、対話文からの出題やイラストなどの資料が随所に見られた。論述問題の制限字数が大きく増えたが、難易度は下がった。<一>は言語事項の出題。今年は品詞識別や類義語などが出された。<二>は日本人の創造性について述べた論説。筆者の主張を70字以内で書く問題が出された。<三>は小鳥と祖母と主人公の交流を描いた小説。3者で共有した時間の大切さという主題を含め、論述問題が3題出された。<四>は少年の孝行心と知恵をたたえた古文。主題について考えさせる対話形式の出題が昨年同様見られた。<五>は幼児とのふれ合い活動を題材に作文する問題。具体的な場面や言葉を想定して書くことが求められた。

 

 

■数学□

大幅に傾向が変わった昨年に続き、論述問題が全配点の3分の1を占めた。<1>は小問集合。配点が昨年の21点から18点に下がった。<2>は確率。大問での出題はまれ。<3>は数式を利用して論理的思考力を測る良問。段階的情報処理能力が要求される。<4>の関数は速さの問題。ここ10年で6度目の出題。(3)は昨年同様二つの直線の式を求め、連立方程式を利用する論述問題。<5>は円に関する平面図形の問題。9年連続で出題。2通りの方法で辺の長さが等しいことを考察する。(3)は頻出の45度60度75度の三角形の問題。<6>は円錐(えんすい)と円柱を組み合わせた問題。(3)は120度の補角を利用する難問。平均点は若干上がる見込み。

 

 

 

■社会□

学習した知識を社会と関連づけて答える、思考力を要する論述問題が多く出題されている。<1>の江戸時代の生活水準の向上が教育の普及につながったことを答える問題や、<3>のインドの人口と1人あたり国民総所得の増加が市場の拡大につながることを述べる問題は、新しい視点に基づく出題だった。<4>の促成栽培、<5>の衆議院の優越の理由や、地方交付税交付金の役割を問う問題は典型的な論述問題だった。一方、<5>の農産物認証制度における消費者の利点を問う問題や、<6>の世界の食料問題に対し、どのような取り組みができるかを問う問題は、図や資料を関連づけて、思考・表現する比較的難度の高いものであった。

 

 

■理科□

例年通り、生物・化学・地学・物理の4分野から各2題、計8題の出題。小問数も昨年並みであった。<1>は植物の呼吸、<2>は生殖と遺伝の問題。<3>は見開き2ページにわたる物質の溶解に関する問題で、先生と生徒の会話文を通じ、受験生自身にも溶解度についての深い考察を求める内容であった。<4>は電気分解、<5>は火山と火成岩、<6>は季節ごとの天気に関する問題。<7>は電気回路の問題で、与えられたグラフから電熱線の抵抗値を求め、さらに回路全体の電力を求めさせる、やや難易度の高い設問が見られた。<8>は物体の運動に関する問題であった。総じて受験生には、教科書の内容の定着と、記述力・作図力・計算力が求められた。

 

 

■英語□

 全体の難易度は例年並み。筆記は<1>〜<4>の構成で昨年同様。<1>の短い会話文は比較的解きやすい。<2>は対話文読解。文章の主題を答える問題が新傾向であった。<3>は長文読解。設問の形式や傾向は昨年同様。演劇部の活動に悩む生徒の成長物語。<4>は自由英作文。自分の街を訪問すべき季節を外国人に紹介する英文を、理由を含めて30語以上の英文で書く問題。自分の考えを英語で書く表現力が求められた。

長文問題で出題された英文の題材が、抹茶や古民家などの日本の伝統文化の新たな活用という、今後のグローバル化を見据えたものとなっている。

 

 

 

 

全日制6608人受験 英語で訂正も 大分県立高入試

 

大分県内の県立高校で3月6日、一次入試がスタートしました。

 

全日制39校(募集人員6115人)に6608人が受験し倍率は1・08倍、定時制4校(募集人員325人)に65人が受験し、倍率は0・2倍。

3月7日も一部の高校で面接があり、合格発表は3月9日午前9時から。同日、二次入試の募集人員が発表されます。

 

大分県教委は出題方針について、「各教科とも知識、技能とともに、思考力、判断力、表現力などを十分みることができるように配慮した」と説明しています。

 

英語は大問【5】の長文で、試験終了後に訂正がありました。発言の終了を表す「”」(引用符)が1カ所抜け落ちていた。試験中に受験生の指摘で発覚した。「文脈上、読解に大きな支障はない」として、採点に影響はしないとのことです。

 

ほかに英語の問題文で語句が1カ所抜け、理科で海外の都市の表記間違いが2カ所あったが、問題用紙配布と同時に受験生に告知され、影響はありませんでした。

 

【各教科の出題方針(骨子)】

 

【理科】知識・技能・思考力問う

 

基礎的・基本的な内容についての知識、観察・実験の技能、科学的な思考力・表現力などをみることをねらいとした。物理的領域では、力のはたらき方と速さの変化を関連付けて条件を適切に分析・解釈し、エネルギーの保存性などを表現する力をみた。化学的領域では、酸とアルカリの中和の実験を通して、活用し考察する力をみた。地学的領域では、火山噴出物の色などと地下のマグマの粘性や鉱物とを関連づけて考察する力をみた。

 

【国語】読み取り、捉える力を

 

中学生の実態にあった素材を広く求め、基礎的・基本的な知識・技能を活用して課題を探究できる国語の総合的な力をみることをねらいとした。文学的文章では、場面の展開、登場人物の言動や心情について考え、内容を読み取る力をみた。説明的文章では、論理の展開を的確にとらえて、表現上の工夫及び筆者の主張を考える力をみた。古典ではかけがえのない友人との別れを描いた古文と漢詩により、内容を的確に捉える力をみた。

 

【英語】適切な応答・伝達力重視

 

「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の各領域で、語彙(ごい)、文構造、語法などの知識をもとに、まとまりのある文章を理解したり、英語で適切に表現したりする力をみた。特に、表現力の問題については、場面や対話の流れを理解して、英語で適切に応答したり、与えられた情報をもとに自分の考えを英語で相手に伝えたりするなど、コミュニケーションの視点から多様な出題となるように工夫した。

 

【社会】総合的関連づけに配慮

 

地理的分野、歴史的分野、公民的分野の内容についてバランスよく出題し、社会的事象を総合的に関連づけて考察できるように配慮した。【2】では日本の諸地域を題材に出題。日本の気候、大分県の人口構成の問いで思考力などをみた。【3】では古代から近世の歴史について、県内の指定文化財を題材に出題。九州地方に設置された機関の目的や県内における歴史上の人物の問いで思考力などをみた。

 

【数学】手順や理由 記述力みる

 

数学的な思考力、判断力、表現力をみるため、事柄を調べる方法や手順、見いだした事実や事柄が成り立つ理由を記述させることなどに配慮した。また各領域の内容や考え方を総合的に関連付けて考察する力などもみた。図形では平面及び空間図形についての基礎的な概念や性質を活用する力などをみた。関数では比例、一次関数などの知識、理解をみるとともに、グラフを活用して数学的に考察し、表現する力をみた。

 

合格めざして9784人挑む 鹿児島県公立高入試

 

鹿児島県内の公立高校の一般入試が3月6日に始まりました。初日は国語、理科、英語の3教科の試験があり、全日制66校、定時制2校の計68校で9784人が受験。

 

受験者数は昨年度を下回り、過去最少を更新しました。

 

推薦などを除いた一般入試の定員は1万1327人。出願した1万121人のうち、337人が欠席し、1日目の平均倍率は0・86倍となりました。欠席が多かったのは鹿児島工業38人、加治木28人、鹿児島中央20人など。

 

また、鹿児島県教育委員会によると、川内と松陽では英語のリスニングで冒頭の日本語の説明部分が放送されないトラブルがあり、筆記の設問を終えた後にCDプレーヤーでリスニング試験を実施する対応をしました。この影響で最大約15分間、試験終了が遅れました。

 

3月7日は社会、数学の2教科と面接。合格発表は3月14日。

 

■国語 論理的な思考・表現力みる

国語を適切に表現し理解する力や伝える力、思考力などを総合的にみた。全体を通して、記述式の問題で論理的に思考、表現する力を問いました。作文問題では文章とグラフの、異なる種類の資料から自分の考えを論理的に構築し、表現する力をみました。


■理科 科学的に考える力を問う 

中学で学ぶ観察や実験を題材にし、基礎的な知識や技能を問う問題や、図表などから必要な情報を読み取り、科学的に考えて表現する力を問う問題を出題。生命、エネルギー、粒子、地球の各分野で、科学的な見方や考え方が身についているかをみました。

 

■英語 聞き取り内容英語で表現 

英語でのコミュニケーション能力の基礎をみるため、「聞く」「話す」「読む」「書く」それぞれの能力をみました。リスニングでは聞き取った内容に関する英語の質問に、英語で答える問題を出題。話し手の意向を理解する力や、英語で適切に表現する力をみました。

 

 

複数の情報結びつける応用力が課題 全国学力テスト

 

こんにちは。

 

六本松ゼミナール塾長です。

 

文部科学省は7月31日、小学6年と中学3年を対象に、4月に実施した2018年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表しました。

 

日本全体の小中学生の学力動向が細かくわかり、福岡の現状も理解できるので、参考にしています。

 

昨年度に続き、政令市が同じ道府県内の他の自治体より正答率が高い傾向となり、人口密度と学力格差が浮き彫りになってしまっています。

 

知識の応用力を問う問題の正答率は依然として低かったのが特徴です。

 

 

全国の国公私立計2万9623校の約205万人が、国語と算数・数学の基礎知識を問うA問題と応用力を試すB問題に解答しました。

 

今回は3年ぶりに理科も実施し知識活用し回答する力が不足していることが現状の課題となりました。

 

昨年度から公表を始めた20政令市のうち、今回、公立小中の国語、算数・数学各A・Bと理科の10種類全てで同じ道府県の他地域の平均を上回ったのは仙台、さいたま、横浜、川崎の4市。

 

札幌、千葉、静岡、京都、岡山、福岡の6市は一部が同じで、それ以外が平均より高かったです。

 

 

一方、大阪市は全て下回ったので大阪市の学力問題が依然としてあります。

 

大都市部の方が、学校以外での学習時間が長い傾向にあることなどが背景にあるようです。

 

都道府県別では、公立小中の各教科で秋田や石川などが上位に入る傾向は今回も同様でした。

 

都道府県別の公立校の標準化得点(全国の平均正答数を100として計算した得点)の推移を見ると、小学国語Aと中学数学Bを除き下位3自治体の平均が上がっており、学力の底上げが進んだ部分が良かったようです。

 

【公立校の平均正答率(%)】

【小学6年生】  国語A  国語B  算数A  算数B   理科

北海道       70   53   62   49   59

青森県       75   57   65   53   62

岩手県       74   57   63   51   61

宮城県       69   53   62   49   59

秋田県       77   61   67   57   66

山形県       71   54   63   51   62

福島県       72   54   64   51   60

茨城県       71   56   65   52   63

栃木県       71   55   63   51   61

群馬県       71   54   62   50   61

埼玉県       71   54   62   50   59

千葉県       70   53   62   51   61

東京都       74   57   67   55   62

神奈川県      70   54   64   52   60

新潟県       72   57   66   51   60

富山県       74   58   66   55   64

石川県       76   61   68   59   66

福井県       76   57   66   56   64

山梨県       71   54   62   50   60

長野県       72   55   62   50   61

岐阜県       72   56   63   51   61

静岡県       69   56   63   51   60

愛知県       68   52   61   50   58

三重県       70   54   63   50   59

滋賀県       68   53   60   49   58

京都府       73   56   65   53   62

大阪府       68   52   63   51   57

兵庫県       70   54   63   52   59

奈良県       69   53   63   50   59

和歌山県      72   55   63   51   60

鳥取県       71   55   62   50   60

島根県       68   55   61   49   58

岡山県       71   54   62   50   60

広島県       73   59   66   54   63

山口県       72   57   64   52   62

徳島県       70   54   61   50   59

香川県       69   58   64   53   60

愛媛県       72   55   65   54   61

高知県       70   55   65   53   60

福岡県       71   55   63   51   61

佐賀県       71   54   63   51   61

長崎県       69   54   62   50   60

熊本県       71   56   64   51   62

大分県       72   56   65   52   63

宮崎県       71   54   62   50   60

鹿児島県      70   53   64   49   59

沖縄県       68   56   66   52   61

札幌市       71   53   63   51   59

仙台市       71   54   64   52   61

さいたま市     74   58   65   54   63

千葉市       71   54   64   52   62

横浜市       73   56   66   54   61

川崎市       72   57   66   55   61

相模原市      69   52   61   48   58

新潟市       73   59   66   53   62

静岡市       72   57   64   51   60

浜松市       69   55   61   51   60

名古屋市      67   52   61   51   60

京都市       74   57   66   54   64

大阪市       66   51   62   49   55

堺市        71   54   65   52   59

神戸市       70   53   64   53   58

岡山市       71   55   62   51   61

広島市       72   58   64   54   62

北九州市      71   54   61   50   60

福岡市       72   56   64   52   62

熊本市       70   56   63   51   62

--------------------------------

全国(公立)  70.7 54.7 63.5 51.5 60.3

全国(国公私) 70.9 54.8 63.7 51.7 60.4


【中学3年生】  国語A  国語B  数学A  数学B   理科

北海道       77   61   65   46   67

青森県       77   61   67   46   68

岩手県       76   61   62   43   65

宮城県       77   62   65   47   67

秋田県       80   66   70   51   70

山形県       77   61   65   46   68

福島県       76   61   64   44   66

茨城県       77   62   66   47   68

栃木県       76   61   65   46   67

群馬県       77   63   67   48   69

埼玉県       75   61   65   47   65

千葉県       76   61   64   46   65

東京都       77   63   67   49   65

神奈川県      76   62   66   48   66

新潟県       77   62   67   47   66

富山県       78   63   70   51   70

石川県       79   65   71   52   71

福井県       79   64   72   53   71

山梨県       76   62   66   48   67

長野県       76   61   65   46   66

岐阜県       76   62   67   49   68

静岡県       78   63   68   49   68

愛知県       76   61   69   49   68

三重県       75   60   67   46   66

滋賀県       75   58   65   45   64

京都府       77   62   67   48   66

大阪府       75   59   65   46   64

兵庫県       77   61   69   48   67

奈良県       76   60   66   46   64

和歌山県      75   59   67   45   65

鳥取県       76   60   66   45   66

島根県       76   61   64   45   66

岡山県       76   59   65   44   66

広島県       76   61   66   46   66

山口県       77   61   67   46   67

徳島県       77   60   69   47   67

香川県       76   60   67   46   66

愛媛県       77   62   69   49   68

高知県       75   60   64   43   64

福岡県       75   61   65   46   65

佐賀県       75   59   64   44   64

長崎県       75   60   65   45   66

熊本県       75   59   65   46   66

大分県       77   62   66   45   67

宮崎県       75   59   66   44   65

鹿児島県      75   58   64   45   65

沖縄県       72   58   59   40   61

札幌市       78   63   67   48   68

仙台市       79   65   70   52   71

さいたま市     79   65   70   51   68

千葉市       76   62   65   47   67

横浜市       76   63   67   50   66

川崎市       77   63   66   49   66

相模原市      74   61   63   45   64

新潟市       76   63   68   49   67

静岡市       78   64   68   50   67

浜松市       78   64   68   49   69

名古屋市      76   62   69   51   68

京都市       77   62   67   48   66

大阪市       74   58   63   44   63

堺市        74   59   65   44   63

神戸市       77   61   69   49   68

岡山市       76   59   65   45   66

広島市       76   60   65   46   65

北九州市      75   60   63   44   64

福岡市       77   62   67   49   67

熊本市       76   60   66   47   67

--------------------------------

全国(公立)  76.1 61.2 66.1 46.9 66.1

全国(国公私) 76.4 61.7 66.6 47.6 66.5

(文部科学省が公表した都道府県・政令指定市ごとの「調査結果概況」をもとに作成。A問題は基礎知識中心、B問題は応用力を問う)

 

 

 

【国語問題の結果分析】

 

中学国語のB問題では、「天地無用」を誤った意味で解釈する人がいる理由について答えさせる設問の正答率が13・9%と低く、複数の段落を、接続詞「また」でつなぐ文章の構成を正しく理解できていない生徒も多かった。

 

夏休み中に各学校が結果を検証し、2学期からの授業に役立てられるよう、今回から公表時期を1カ月程度前倒し、夏休みの対策がとても大切になってきています。

 

国語では、小6と中3に共通して「目的に応じて説明する」ことや「複数の情報を結びつけて説明する」ことに不慣れな現実が透けて見え、大きな課題が浮き彫りになりました。

 

例えば、小6では献立を紹介する文章と保健室の先生の話のメモから必要となる情報を取り出し、おすすめする文章にする問題の正答は13・5%。

 

 

 

 

中3でも文章やグラフ、辞書の記述などから情報を複数取り出し、「言葉の意味を誤って解釈する理由」を説明する問題の正答は13・9%でした。

 

一つの文章から情報を取り出して読み解く学習は、これまでも学校でなされてきました。

 

しかし、一つの文章から複数の必要な情報を取り出して組み合わせたり、複数の情報からそれぞれ必要な内容を取り出したりすることができていません。目的を持って誰かに説明するという学習も、十分になされていない可能性があります。

 

こうした言語活動は、小学校高学年でいきなり教えてもできません。低学年から様々な文章を読み、目的に応じて必要な情報を取り出し、結びつけて考えを形成する学習が、一層求められています。

 

 

【算数・数学の分析結果】

 

数学・算数の結果を分析しますと、小6では、小数を使った式について考える問題で、正答率が40・1%と低かったです。

整数なら問題なく解ける内容ですが、小数に苦手意識があります。

 

複数のメモや棒グラフから、総数や変化に着目することが求められた問題も正答率は20・9%。

 

グラフを単純に見比べるだけでなく、多様な視点で考えてほしいところです。

 

 

 

 

中3では、歩いた道のりと残りの道のりの関係について、一次関数の式変形で正しい記述を選ぶ問題の正答率は36・3%でした。

 

数学的な視点を持って日常の事象を考え、表現できる力が必要です。

 

記述式問題を解く機会は増えているはずですが、やはり難しかったようです。

 

バスツアーの料金について文字式を使って考え、選択肢を選んだ理由を説明する問題では、正答率は10・9%。式の意味をとらえ、理解した内容を言葉で説明することに慣れる必要があるでしょう。

 

【理科の分析結果】

 

理科の出題は今回で3回目。

 

小中とも、知識を問う問題の正答率はまずまずですが、論理的な考え方が求められる記述式問題に課題が引き続き見られました。

 

小6で正答率が20・2%と最も低かったのは、一度に流す水の量と棒の様子の関係から、地面の削られ方を選び、その訳も書く問題。

 

 

棒が多く倒れる現象は理解できても、一段階進んで、水の量との因果関係で解釈や説明をするのが難しいのでしょう。

こうした課題は現場の先生も認識していて、授業で「どうして、こうなった?」「なぜ?」などと問いかける回数は増えています。

 

ただ、子どもたちに教え切れていないのが実態だと推測されます。

 

中3では、植物を入れた容器の中の湿度が高くなることについて「蒸散」以外の原因を記述する問題の正答率が最も低く、19・8%でした。

 

蒸発と湿度に関する知識はあっても、活用して回答する力に課題があります。

 

 

【平成30年度全国学力テスト 問題と解答一覧】

 

小学6年と中学3年を対象に17日に行われた平成30年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の調査問題、解答は以下の通りです。

 

小学6年生の問題と解答

【国語A 問題】 【国語A 正答例】

【国語B 問題】 【国語B 正答例】

【算数A 問題】 【算数A 正答例】

【算数B 問題】 【算数B 正答例】

【理科  問題】 【理科  正答例】

【小学校質問紙】

【児童質問紙】

【小学国語解説】

【小学算数解説】

【小学理科解説】

 

中学3年生の問題と解答

【国語A 問題】 【国語A 正答例】

【国語B 問題】 【国語B 正答例】

【数学A 問題】 【数学A 正答例】

【数学B 問題】 【数学B 正答例】

【理科  問題】 【理科  正答例】

【中学校質問紙】

【生徒質問紙】

【中学国語解説】

【中学数学解説】

【中学理科解説】