2万2900人、志望校へチャレンジ 福岡県公立高入試 | 福岡市中央区の個別指導塾・六本松ゼミナールのブログ

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2万2900人、志望校へチャレンジ 福岡県公立高入試
思考・表現力を重視 福岡県公立高一般入試

 

 

福岡県内の公立高校101校で3月6日、一般入試が行われ、約2万2900人が受験しました。合格発表は3月14日です。

 

試験は例年通り、国語、数学、社会、理科、英語の順。福岡県教育委員会は「単に知識の量や記憶力だけでなく、思考力、判断力、表現力、聴解力をできる限り問う問題の作成に努めた」と説明しました。

 

国語では、ノーベル医学生理学賞を京都大特別教授の本庶佑さんが受賞したニュースを題材に、漢字の読みや語句の意味を問いました。

社会では、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を取り上げ、食料問題をグラフや図、会話文から読み解く問題を出題。「広く社会の出来事に関心をもってほしい」という意図でした。

 

 

 

英語では、図書館の館内図を見て説明を受けるなど、具体的な場面で英語を理解し、表現する力を試しました。

 

全体の問題数は136問、うち記入式と論述式を合わせた記述式問題は94問と、いずれも昨年と同じ。数学では問題文が1ページ増えて記述式が2問増え、理科は記述式が2問減りました。

 

 

 

各教科60点満点で、5教科合計の予想平均点は167・1点(得点率55・7%)。前年度実績の161・1点より少し上がる傾向。

 

教科別では、国語37・1点、数学31・4点、社会32・8点、理科32・3点、英語33・5点。


【各教科の分析】

 

 

■国語□

昨年に引き続き、対話文からの出題やイラストなどの資料が随所に見られた。論述問題の制限字数が大きく増えたが、難易度は下がった。<一>は言語事項の出題。今年は品詞識別や類義語などが出された。<二>は日本人の創造性について述べた論説。筆者の主張を70字以内で書く問題が出された。<三>は小鳥と祖母と主人公の交流を描いた小説。3者で共有した時間の大切さという主題を含め、論述問題が3題出された。<四>は少年の孝行心と知恵をたたえた古文。主題について考えさせる対話形式の出題が昨年同様見られた。<五>は幼児とのふれ合い活動を題材に作文する問題。具体的な場面や言葉を想定して書くことが求められた。

 

 

■数学□

大幅に傾向が変わった昨年に続き、論述問題が全配点の3分の1を占めた。<1>は小問集合。配点が昨年の21点から18点に下がった。<2>は確率。大問での出題はまれ。<3>は数式を利用して論理的思考力を測る良問。段階的情報処理能力が要求される。<4>の関数は速さの問題。ここ10年で6度目の出題。(3)は昨年同様二つの直線の式を求め、連立方程式を利用する論述問題。<5>は円に関する平面図形の問題。9年連続で出題。2通りの方法で辺の長さが等しいことを考察する。(3)は頻出の45度60度75度の三角形の問題。<6>は円錐(えんすい)と円柱を組み合わせた問題。(3)は120度の補角を利用する難問。平均点は若干上がる見込み。

 

 

 

■社会□

学習した知識を社会と関連づけて答える、思考力を要する論述問題が多く出題されている。<1>の江戸時代の生活水準の向上が教育の普及につながったことを答える問題や、<3>のインドの人口と1人あたり国民総所得の増加が市場の拡大につながることを述べる問題は、新しい視点に基づく出題だった。<4>の促成栽培、<5>の衆議院の優越の理由や、地方交付税交付金の役割を問う問題は典型的な論述問題だった。一方、<5>の農産物認証制度における消費者の利点を問う問題や、<6>の世界の食料問題に対し、どのような取り組みができるかを問う問題は、図や資料を関連づけて、思考・表現する比較的難度の高いものであった。

 

 

■理科□

例年通り、生物・化学・地学・物理の4分野から各2題、計8題の出題。小問数も昨年並みであった。<1>は植物の呼吸、<2>は生殖と遺伝の問題。<3>は見開き2ページにわたる物質の溶解に関する問題で、先生と生徒の会話文を通じ、受験生自身にも溶解度についての深い考察を求める内容であった。<4>は電気分解、<5>は火山と火成岩、<6>は季節ごとの天気に関する問題。<7>は電気回路の問題で、与えられたグラフから電熱線の抵抗値を求め、さらに回路全体の電力を求めさせる、やや難易度の高い設問が見られた。<8>は物体の運動に関する問題であった。総じて受験生には、教科書の内容の定着と、記述力・作図力・計算力が求められた。

 

 

■英語□

 全体の難易度は例年並み。筆記は<1>〜<4>の構成で昨年同様。<1>の短い会話文は比較的解きやすい。<2>は対話文読解。文章の主題を答える問題が新傾向であった。<3>は長文読解。設問の形式や傾向は昨年同様。演劇部の活動に悩む生徒の成長物語。<4>は自由英作文。自分の街を訪問すべき季節を外国人に紹介する英文を、理由を含めて30語以上の英文で書く問題。自分の考えを英語で書く表現力が求められた。

長文問題で出題された英文の題材が、抹茶や古民家などの日本の伝統文化の新たな活用という、今後のグローバル化を見据えたものとなっている。

 

 

 

 

全日制6608人受験 英語で訂正も 大分県立高入試

 

大分県内の県立高校で3月6日、一次入試がスタートしました。

 

全日制39校(募集人員6115人)に6608人が受験し倍率は1・08倍、定時制4校(募集人員325人)に65人が受験し、倍率は0・2倍。

3月7日も一部の高校で面接があり、合格発表は3月9日午前9時から。同日、二次入試の募集人員が発表されます。

 

大分県教委は出題方針について、「各教科とも知識、技能とともに、思考力、判断力、表現力などを十分みることができるように配慮した」と説明しています。

 

英語は大問【5】の長文で、試験終了後に訂正がありました。発言の終了を表す「”」(引用符)が1カ所抜け落ちていた。試験中に受験生の指摘で発覚した。「文脈上、読解に大きな支障はない」として、採点に影響はしないとのことです。

 

ほかに英語の問題文で語句が1カ所抜け、理科で海外の都市の表記間違いが2カ所あったが、問題用紙配布と同時に受験生に告知され、影響はありませんでした。

 

【各教科の出題方針(骨子)】

 

【理科】知識・技能・思考力問う

 

基礎的・基本的な内容についての知識、観察・実験の技能、科学的な思考力・表現力などをみることをねらいとした。物理的領域では、力のはたらき方と速さの変化を関連付けて条件を適切に分析・解釈し、エネルギーの保存性などを表現する力をみた。化学的領域では、酸とアルカリの中和の実験を通して、活用し考察する力をみた。地学的領域では、火山噴出物の色などと地下のマグマの粘性や鉱物とを関連づけて考察する力をみた。

 

【国語】読み取り、捉える力を

 

中学生の実態にあった素材を広く求め、基礎的・基本的な知識・技能を活用して課題を探究できる国語の総合的な力をみることをねらいとした。文学的文章では、場面の展開、登場人物の言動や心情について考え、内容を読み取る力をみた。説明的文章では、論理の展開を的確にとらえて、表現上の工夫及び筆者の主張を考える力をみた。古典ではかけがえのない友人との別れを描いた古文と漢詩により、内容を的確に捉える力をみた。

 

【英語】適切な応答・伝達力重視

 

「聞くこと」「話すこと」「読むこと」「書くこと」の各領域で、語彙(ごい)、文構造、語法などの知識をもとに、まとまりのある文章を理解したり、英語で適切に表現したりする力をみた。特に、表現力の問題については、場面や対話の流れを理解して、英語で適切に応答したり、与えられた情報をもとに自分の考えを英語で相手に伝えたりするなど、コミュニケーションの視点から多様な出題となるように工夫した。

 

【社会】総合的関連づけに配慮

 

地理的分野、歴史的分野、公民的分野の内容についてバランスよく出題し、社会的事象を総合的に関連づけて考察できるように配慮した。【2】では日本の諸地域を題材に出題。日本の気候、大分県の人口構成の問いで思考力などをみた。【3】では古代から近世の歴史について、県内の指定文化財を題材に出題。九州地方に設置された機関の目的や県内における歴史上の人物の問いで思考力などをみた。

 

【数学】手順や理由 記述力みる

 

数学的な思考力、判断力、表現力をみるため、事柄を調べる方法や手順、見いだした事実や事柄が成り立つ理由を記述させることなどに配慮した。また各領域の内容や考え方を総合的に関連付けて考察する力などもみた。図形では平面及び空間図形についての基礎的な概念や性質を活用する力などをみた。関数では比例、一次関数などの知識、理解をみるとともに、グラフを活用して数学的に考察し、表現する力をみた。

 

合格めざして9784人挑む 鹿児島県公立高入試

 

鹿児島県内の公立高校の一般入試が3月6日に始まりました。初日は国語、理科、英語の3教科の試験があり、全日制66校、定時制2校の計68校で9784人が受験。

 

受験者数は昨年度を下回り、過去最少を更新しました。

 

推薦などを除いた一般入試の定員は1万1327人。出願した1万121人のうち、337人が欠席し、1日目の平均倍率は0・86倍となりました。欠席が多かったのは鹿児島工業38人、加治木28人、鹿児島中央20人など。

 

また、鹿児島県教育委員会によると、川内と松陽では英語のリスニングで冒頭の日本語の説明部分が放送されないトラブルがあり、筆記の設問を終えた後にCDプレーヤーでリスニング試験を実施する対応をしました。この影響で最大約15分間、試験終了が遅れました。

 

3月7日は社会、数学の2教科と面接。合格発表は3月14日。

 

■国語 論理的な思考・表現力みる

国語を適切に表現し理解する力や伝える力、思考力などを総合的にみた。全体を通して、記述式の問題で論理的に思考、表現する力を問いました。作文問題では文章とグラフの、異なる種類の資料から自分の考えを論理的に構築し、表現する力をみました。


■理科 科学的に考える力を問う 

中学で学ぶ観察や実験を題材にし、基礎的な知識や技能を問う問題や、図表などから必要な情報を読み取り、科学的に考えて表現する力を問う問題を出題。生命、エネルギー、粒子、地球の各分野で、科学的な見方や考え方が身についているかをみました。

 

■英語 聞き取り内容英語で表現 

英語でのコミュニケーション能力の基礎をみるため、「聞く」「話す」「読む」「書く」それぞれの能力をみました。リスニングでは聞き取った内容に関する英語の質問に、英語で答える問題を出題。話し手の意向を理解する力や、英語で適切に表現する力をみました。