ごめんなさい。
9月27日(金)の相場が閉まる直前に、まだ売り信号が出ていないのに、銘柄1570を売ってしまいました。
<図0 銘柄1321 9月30日にグラフ追加>
ぬぬ!
これは、今まで私が主張してきたこと、すなわち売買信号に従って売買する、ことに反する行動ではありませんか。
なぜこのような行動に出たのか?
それは、私の投資マネジメントに関わる判断です。
私の目標は年間利益率30%です。この場合の利益率は複利運用を前提にした累積利益率であり、手元に残る資産倍率で表すことにします。
利益率30%なら、期初に投資した資産に対する期末の資産倍率は1.30となりますね。
あの「植田ショック」による急落の底値近くで買えたことにより、今年は3回目の売買が可能な見通しとなりました。ならば、うまくいけば年間目標を早めに達成できるかもしれない、という期待が沸き起こったのです。
そして、今回のイレギュラーな売却で年間目標を達成しました!
図1は利益率目標達成マネジメントの概要です。
<図1 利益率目標達成マネジメント>
2024年度に入って2回の売買はともに勝ちました。その取引による資産倍率(=1+利益率)は
1回目(1月購入、3月売却) 1.12
2回目(5月購入、7月売却) 1.07
となっています。これは税引き後のネットの数字です。そして、2回目までの複利資産倍率はその掛け算で1.20となっています。
ここから逆算すると、3回目が26,500円以上で売却できれば年間目標が達成できるのです。
図2は銘柄1570の日次分析データです。
<図2 銘柄1570>
実はこのチャンスは今回が初めてではなく、2回目です。
1回目は急落後のリバウンドです。9月始めにチャンスが来ました。9月2日(月)に目標を上回ったものの、その後急速に下げてしまいました。私の場合、原則として週末の判断で次週に売買行動を起こすのですが、その原則でチャンスを逃してしまいました。
あの時、9月2日に売っていれば目標はその時に達成していました。
さらに、その後は日次の判断に変更し、信号に沿って9月10日に4回目を買い付け、24日に売却していれば利益の積み増しができたのに。
過去の分析結果では、週次判断の方が勝率・利益率は日次より有利なのでこの結果はたまたまかもしれません。
とにかく、
1)年間目標達成のチャンスを逃した
2)利益積み増しのチャンスを逃した
という悔しさから、次にチャンスが来たら決して逃してはいけないという気持ちになりました。
そして今回です。
9月27日(金)の始値で目標を上回る株価が出たので、「今日は決着しよう」と決め、株価の動きを見ていました。
この日の株価は自民党総裁選の動向に左右されているようです。小泉さんが脱落し、どうやら石破さんと高市さんの決選投票になりそうだということになりました。多分石破さんがトップという大方の見方でした。
蓋を開けるとなんと、高市さんがトップというサプライズ(図3)。
<図3 自民党総裁選の得票数ランキング>
すると株価は急上昇し、決選投票でも高市さんが当選する可能性が高いという市場からの歓迎コールです。海外投資家中心の日本株です。一次投票の結果で素直に反応していますね。
総理大臣の選挙ではなく、自民党総裁選挙です。国民目線ではなく、政治家としての損得判断が渦巻いて最終投票が行われるのです。
まだわからないぞ・・・。
もうすぐ市場が閉まろうとしています。決選投票は市場が閉まってから行われるのです。
私は
・高市さん当選の場合は更に株価は上がるだろう
・石破さんなら株価が下がるだろう
・今日売るなら(もう時間がない)、今を置いてない!!
というわけで、15時少し前に成り行きで売却しました。
これで年間目標達成!
その後どうなったか?
皆様ご存じの通り、先物で日経平均は2000円を超える大幅な下落です。元のレベルに戻ってしまいました。市場の読みは間違っていた、ということですね。
早くも「石破ショック」という言葉が舞っています(図4)。植田ショックの次は石破ショック、ですか!
<図4 石破ショック>
9月25日(金)は自民党総裁選でした。
岸田政権が政治とカネ問題などで行き詰まって行われた今回の選挙はそれなりに面白かったですね。
石破さんが5回目の挑戦で総裁に選ばれましたね。
今回は、
総裁選の行方と株価の関係はどのようになっているのか?に興味がわき、チェックしていました。