アクリル水槽・アクリル板のくもり・濁り・傷を消す、透明に戻す方法|磨く、研磨、綺麗にする | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
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アクリル水槽やアクリル板などの製品は、長年使用していると、曇りガラスのように濁って透明度が悪くなってしまいます。でも大丈夫、そんな曇ってしまったアクリル製品も簡単にピカピカの透明な状態に戻す事ができるんです。

今回は曇って不透明になったアクリル製品を透明にして綺麗にする方法を紹介します。


 アクリル製品がくもる理由

アクリル製品が曇りガラスのように白く濁り不透明になる原因は色々考えられます。ガラスとは違いアクリルは樹脂なので、様々な要因でダメージを受けやすいので注意が必要です。


細かい傷

アクリル水槽や机に敷いているアクリル板は、細かい傷が原因で曇っている場合が多いです。アクリルは柔らかい樹脂のため、アクリル水槽だとプレコのような魚が齧ったり、物が擦れて傷つき曇っていきます。


アクリルを掃除するために食器用のメラミンスポンジやタワシで擦ると、アクリル製品は直ぐに細かい傷がついてしまいます。

アクリル製品を掃除するなら、柔らかい綿やウール、ナイロンの布で軽く水拭きするくらいにするのが良いでしょう。


強い力で擦ってしまった場合も細かい傷がつくので、掃除する際はあまり力を加えずに、撫でるように洗って下さい。


洗剤・有機溶剤・アルコール

アクリル樹脂は家庭用洗剤や有機溶剤に含まれる成分に弱く、シンナーやベンジン、濃度の高いアルコール、除光液で拭いてしまうと表面が溶けて白く曇る原因になります。酷い場合はクラックと呼ばれる細かいひび割れが発生して破損するので注意して下さい。

アクリル製品を掃除するなら、水を含ませた柔らかい布か空拭きするようにしましょう。


紫外線

アクリルは太陽光に含まれる紫外線(UV)に弱く、長期間、太陽光が当たる場所にアクリル製品を置いておくと、紫外線の影響で白濁とひび割れが発生します。弾性が減り強度も低くなるため、直射日光が当たる場所にアクリル製品を置かないようにして下さい。


細かいヒビが入ったアクリル製品の修復はほぼ不可能です。紫外線による劣化はアクリル板の内部にも発生するため、表面を研磨しても直らない可能性が高いですね。


熱による劣化

熱が加わる場所に置いておくと劣化が早くなるほか、汚れがこびりつきやすくなるので、あまり熱くなる場所で使用しない方が良いですね。


汚れ

この記事を見ている方なら、もう擦って掃除しているかもしれませんが、ただの汚れにより曇っている可能性もあるので、柔らかい布を使い、30度以下の温いお湯をかけて水洗いしてみましょう。

上記で書いたようにアクリル製品の洗浄に洗剤やスポンジを使ってはいけません。


 曇ったアクリル製品を透明にする方法


アクリルを透明に戻すなら表面を磨く「研磨」が必要になります。目で見てわかる傷があるなら、最初にヤスリ掛けして滑らかにすると綺麗になりますよ。

下準備

洗浄

まずは30度以下の温いお湯を掛けて油汚れなど、落とせる汚れは掃除しておきましょう。雑巾など柔らかい布を使い、強い力をかけずに優しい力加減を意識して洗いましょう。

傷の研磨


目で見てわかる傷で、爪が引っかかるレベルの深い傷があるなら、事前に「やすりがけ」して消しておかないと、アクリル研磨剤で深い傷はなくなりません。
水をかけながら、紙やすり(耐水ペーパー)の1000番で深い傷を消し、3000番で表面を更に滑らかにしておきます。
常に水をかけるのが無理なら時々、かけて削りカスを流しながら行いましょう。

アクリル研磨剤で磨く


仕上げにアクリル製品用の研磨剤(アクリサンデー)を塗って磨いて曇りを除去しましょう。柔らかいハンカチや雑巾でも磨けますが、アクリル・プラスチック専用の「仕上げクロス」があると理想的です。
磨くアクリル製品が沢山ある場合や、90cm以上のアクリル水槽だと、電動コンパウンドがないと、かなり時間と体力を消耗します。



まとめ
アクリル水槽やアクリル板など、アクリル製品の曇りを透明に戻すのは意外と簡単です。紫外線による劣化やクラックが入っていると、状態によっては修復出来ない場合もありますよ。


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