海釣り初心者・ファミリーフィッシングにおすすめの釣り方3種類|堤防釣り 釣り具 道具 | す〜さんの釣行記&釣り情報・時々AQUA

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神奈川県で色々な釣りをしながら、熱帯魚やサンゴ、ウズラ、烏骨鶏と暮らしています。
海釣り全般にルアー、ジギング、ショアジギングからバス釣りまで様々な海釣りに挑戦中。
その他、釣り情報と生き物ペット関係の記事を書いています。

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海に囲まれた日本では「海釣り」は身近な釣りの一つであり、釣った魚も食べれて手軽に始められるため、釣りを始める人は海釣りを選ぶ方が多い。釣りには淡水・海水の釣りがありますが、大半の釣り物は海での釣りが占めています。海釣りは身近な堤防や海釣り公園で楽しめるので、ファミリーフィッシングでは夏のレジャーとして定番ですね。
とは言え、釣り初心者が海釣りを始めようとしても、何から始めたら良いのか分からず悩むはず。今回は、海釣りに必要な道具や、海釣りの釣り方がわからない人のために、釣り場の選び方や、海釣り初心者でも簡単に釣れる魚、釣り方、海釣りに必要な道具を詳しく紹介します。

 海釣りの魅力

釣り場が豊富

海に囲まれた日本の沿岸には、漁港や釣り公園など海釣りが楽しめる釣り場が沢山あります。良くも悪くも日本の沿岸は部は漁港や埋め立て地など、護岸が整備されている場所が多く、手軽に海釣り釣りが楽しめる「海釣り施設」や「釣り公園」も、海に面した都道府県なら必ず存在します。
海釣りは川のように遊漁券も不要ですし、利用する場所のルールさえ守れば、日本は釣り人にとって手軽に海釣り楽しめる環境が整っています。

とは言え、近年釣り人のゴミ捨てや立ち入り禁止エリアへの侵入など、マナー違反が増えているのも確かで、年々釣り禁止になる釣り場が増えています。あくまで釣り人は利用させて頂いていると言う感謝の気持ちを忘れてはいけません。

海釣りなら、釣った魚が食べれる


海釣りで釣れた魚は食べられるのは大きな魅力でしょう。川魚に比べて有害物質の蓄積や寄生虫の心配も少なく安全に食べられます。アジやイワシ、サバなど手軽に釣れる多くの魚が美味しく食べれるのは魅力的ですね。
美味しい魚を釣って帰れば、趣味に対する家族の理解も得やすいかも?

〈海で手軽に釣れる美味しい魚〉
●ウキ釣り/カゴ釣り
クロダイ、メジナ、シーバス(スズキ) 、アジ、サバ、イナダ/ハマチ、タチウオ

●サビキ釣り
アジ、イワシ、サバ、コノシロ、サッパ/ママカリ

●ちょい投げ釣り
シロギス、ハゼ、イシモチ、シタビラメ、カサゴ

〈危険な魚〉
ゴンズイ、アイゴ、ハオコゼ、フグ類、ウツボ、アカエイ、サメ

海釣りでは「毒魚」と呼ばれる毒針のある魚や、ウツボやサメのように噛みつかれたら怪我をしてしまう危険な釣れてしまうので、海釣りに挑戦するなら「毒魚・危険な魚」の種類と外見は、事前に調べてよく注意しよう。
あらかじめ把握しておかないと、うっかり素手で触って刺されてしまい、多くの場合は腫れと激痛により、病院行きになってしまうので注意が必要です。
特にゴンズイ、アイゴ、ハオコゼは、サビキ釣りでもよく釣れるので注意が必要です。


 海釣りに必要な道具

海釣りでは釣り方に関わらず、ハサミやプライヤー、水汲みバケツ、ラインカッターといった、必ず必要な釣り具・道具があります。
個別の釣り方毎に追加で必要な「仕掛け類」や「道具」は、下記の「海釣りでオススメの釣り方5種類」にて紹介しています。

釣竿・リール(タックル)

タックルとは釣竿・リール・ラインの3つが組み合わさった物を言います。海釣りでは「サビキ釣り」や「ちょい投げ釣り」など、釣り方に合ったタックルは異なりますが、
2.5〜3mくらいのコンパクトロッドや万能磯竿は色々な釣りに使えますね。釣具店で用途ごとにセット商品も複数販売されています。

リール/道糸
海釣り全般に使いまわせるリールサイズはシマノ・ダイワなら3000番のハイギアモデルが汎用性が高い。2〜3号のナイロンラインが巻けば大抵の海釣りに使えますよ。
釣具店には既にラインが巻いてあるリールも置いてあるので、最初はリーズナブルなライン付きのリールを購入しても良い。


〈安全に投げらる道糸とオモリの目安〉 
ナイロンライン1号:オモリ3号 
ナイロンライン2号:オモリ〜5号 
ナイロンライン3号:オモリ〜8号 
ナイロンライン4号:オモリ〜10号

・セット商品の購入もおすすめ
大抵の釣具店では、サビキ釣りセット、ちょい投げセットと呼ばれる、初心者向けの「タックル・仕掛け」がセットになった商品も販売されいます。

釣竿やリール、仕掛け類を個別に購入する必要がなく、手早く選んで購入出来るのが初心者には嬉しいですね。

仕掛け類

海釣りの仕掛けはオモリやコマセカゴなど、釣り方によって全く異なります。必要な仕掛けの種類は、下記の釣り方毎に紹介しています。

竿立て/ロッドホルダー

釣竿を直接地面に置くと、竿やラインに傷が付いてしまうので、竿を立てておく三脚や、手すりに固定できるロッドホルダーを使用したい。


クーラーボックス


釣った魚を持ち帰るならクーラーボックスは必ず必要。クーラーボックスは自分のお昼ご飯や飲料を冷やしておく場合も役に立つ。堤防釣りなら10〜15ℓのクーラーボックスを選んでもおけば良いでしょう。

水汲みバケツ/水汲みバッカン

水汲みバケツとはロープが付いた海水を汲むためのバケツ。汚れた手や釣り場を洗ったり、クーラーに海水を入れる際に役に立ちます。魚は氷水に浸かっていないと冷えないので、クーラーボックスには必ず海水を汲んで入れましょう。

ハサミ/ラインカッター

釣り糸を切るにはハサミが必要。釣り専用のラインカッターが望ましいが、錆びるのを承知で普通のハサミを使用しても良い。小型のハサミの方が刃の隙間が少なく細い釣り糸も切りやすい。

プライヤー

プライヤーは魚から針を外したり、ガン玉と呼ばれるオモリをラインに取り付ける際にも使用する。釣りでは針が飲まれることも多いのでプライヤーは必須アイテムだ。魚の口は意外と硬いし、素手で針を引き抜くのは怪我をする可能性もある。特に毒魚が釣れたら素手で針を外すのは非常に危険な行為である。プライヤーは出来るだけ先の細長い製品がおすすめ。

魚掴み

大抵の魚は背びれや胸ビレの先端が尖っており、素手で掴むと痛い思いをするし、手が魚の臭くなるので魚掴みが必要。特に毒魚が釣れた場合、魚掴みが無いと素手では抑えられないため針を外すのが困難になる。安い物で構わないので忘れずに用意しておきたい。

魚を鮮度よく持ち帰るなら氷は必須。夏場ならクーラーボックスの三分の一は氷を入れたいですね。ペットボトルを凍らせた物を使えば繰り返し使えます。
ペットボトル氷を作るなら、凍らせる際に膨張して破裂しない様に、水を満タンに入れず、多少手で圧を加えて潰してからキャップを閉めよう。
小型のクーラーで半日しか釣らないのであれば、何度も使える冷凍保冷剤も使えます。

チャック付きビニール袋
飲料などが入っているクーラーに魚を放り込むのは嫌なら、ビニール袋に魚か飲料のどちらかを入れると良いですね。

帽子・サングラス

海釣りは屋外のレジャーなので、帽子やサングラス、日焼け止めは必須アイテム。手を拭くタオルも忘れずに持って行こう。

 海釣り初心者におすすめの釣り方5種類


サビキ釣り

サビキ釣りは海釣りで最も簡単に魚が釣れる釣り方と言っても良いくらい海釣りで定番の釣り方です。沢山付いている針さえ注意すれば子供でも簡単に釣れすよ。餌を付ける必要が無いので、女性や子供と釣るファミリーフィッシングでも1番人気の釣り方となっています。
サビキ釣りの釣り期は、水温が上がりアジやイワシ・サバの回遊も多くなり、魚の活性が上がり始める「5月〜11月頃」がおすすめ。

〈サビキ釣りで釣れる主な魚〉
アジ、イワシ、サバ、サッパ、コノシロ、カマス、サヨリ、ウミタナゴ、メバル
毒魚:フグ、ゴンズイ、アイゴ

サビキ釣りに必要な道具
タックル
サビキ仕掛け
コマセカゴ
オモリ:ナス型オモリ3〜5号
アミコマセ(撒き餌)スプーン

サビキ釣りのタックルは3〜5m程度の磯竿か柔らかめの万能竿を使用する。磯竿なら号数は1.5号で良い。釣れなくはないが、サビキ釣りに硬すぎる釣竿は向いていません。

サビキ仕掛け
サビキ仕掛けにも沢山の種類やサイズがあり、サビキ仕掛けの選択を間違うと、自分だけ全然釣れないなんて事にもなりかねません。
堤防でよく釣れるアジやイワシ・小サバ狙いなら、鈎のサイズが1〜2号、ハリスが0.8〜1.5号の出来るだけ小さい針が付いたサビキ仕掛けがおすすめ。
少し高価ですが「リアルアミエビ」などの名前が付いた、アミエビにソックリな鈎が付いたサビキ仕掛けは良く釣れますよ!
良いサビキ仕掛けはコマセを撒かなくても魚が通るとガンガン食いつきます!。逆に釣れない仕掛けは魚が居ても素通りされてしまいます...


オモリ
足下狙いでは3〜6号くらいのナス型オモリを使用します。オモリはサビキ仕掛けの一番下にあるスナップに取り付けます。

アミコマセ
アミコマセはアミエビを冷凍した撒き餌で、サビキ釣りでは仕掛けの周りに魚を集めるために必要となる。アミコマセには「冷凍ブロック」と、解凍不要ですぐに使える「常温保存タイプ」の2種類が存在する。冷凍ブロックのアミコマセは量の割に安いので、1日釣りをするような人や、複数人で釣りを楽しむ人は冷凍ブロックを購入するのがおすすめ。
使用するアミコマセの量は撒き具合にもよりますが、半日で1人2kgくらいあれば大丈夫です。

常温保存ができるアミコマセは、買ってすぐに使えるし、数日前に買って置いておけるのが魅力。手を汚すことなく扱えるように、チューブ状のパッケージに入っている物が多く、手や釣り場も汚さない使いやすさ魅力です。 冷凍アミエビほど臭く無いのも特徴。

冷凍ブロックで一日持つか、不安な場合の予備として買っておくのも良いですね。高温を避ければ常温で腐らず年単位で保存ができるので、もし使わなかったとしても当分は大丈夫です。常温保存できる代わりに少し割高になります。

サビキ釣りの準備
・タックルを準備する
釣り場に付いたら釣竿のガイドを穴が一直線に並ぶようにセットし、ガイドの穴に道糸を通したら、道糸の先にサビキ仕掛けを結びます。

・アミコマセの準備
解凍して使うアミコマセには、基本的に3通りの使い方があります。面倒なら袋のまま放置して溶かして使っても良いんですけど、以下の方法で使用した方が扱い易いですよ。

①ザルで水を切る
ザルにアミコマセのブロックを入れて解凍します。
アミコマセからは結構な量のドリップが出るので、ザルにブロックを入れて解凍するのがおすすめ。

②バケツの海水に入れて解凍
小型のバケツに海水を半分くらい入れて、冷凍ブロックを投入します。素早く解凍出来るので、急いでいる場合におすすめです。解凍したコマセはザルで水を切って使用します。
下カゴ式の仕掛けなら、カゴをバケツの底に落として上下に動かせば、カゴにコマセが入るので、手でコマセを詰める手間を省くことができますよ。
コマセが減ってカゴに入り辛くなってきたら、最後は残りをザルで濾してスプーンで入れて下さい。

③配合餌と混ぜる
アジパワーなどの粉状の配合餌と混ぜると集魚力がUP、カサ増しにもなり、さらにドリップも吸収してくれるので一石三鳥‼︎。
使い捨てのビニール手袋をして混ぜるのが一番しっかりと混ぜられます。バケツの角に粉が溜まりやすいのでシッカリ混ぜ込みましょう。配合量は配合餌のパッケージに書いてある説明を参考にして下さい。

 サビキ釣りの釣り方

コマセをカゴに詰めたら、垂直に仕掛けを投入するのですが、この時糸が巻かれているリールのスプールには人差し指を添えておき、狙いたいタナまで落としたら人差し指でラインの放出を止めベールを戻します。

次に、竿先を水平よりやや下げて、竿先を2〜3回上下に60cmくらい動かしてコマセを撒きます。あとは、動かさずに竿を水平に構えて、アタリが出るのを待ちます。
直ぐ近くに魚がいれば、10秒も待たずに何らかの反応があるはずです。魚がヒットすると、ハッキリと竿にブルブル振動が伝わるので、焦らずゆっくり巻き上げましょう。

アタリが出てから少し待って追食いさせ、多点掛けを狙うと効率よく数釣りができます。ただしオモリの重さに対して魚がのパワーが強いと、仕掛けを引っ張り上げてしまい、グシャグシャに絡んでしまうので注意が必要です。

仕掛けが絡まるならオモリを重くするか、欲張らずに早めに回収しましょう。ゆっくり巻き上げながら追い食いを誘うのも一つのテクニックです。


カゴサビキ釣り/ウキサビキ釣り

サビキ釣りにウキを組み合わせて、少し沖に居る魚を釣れるようにしたのが「ウキサビキ釣り」です。ウキサビキ釣りのメリットは、足下では釣ることの出来ない、沖を回遊するサバやアジなどの魚を釣れることです。足元に魚がいなくても少し沖なら釣れる可能性がありますし、沖の方が大きな魚が回遊してくる可能性も高い。
仕掛けを投げる必要があり、釣れる魚も大きくなるので、通常のサビキ釣りより頑丈なタックルと太い仕掛けが必要になります。

必要な道具
・ウキ5〜10号
プラウキや発泡ウキを使用します。投げるウキとオモリの号数は比例するので、使用するオモリの号数に合わせてウキも選びましょう。

・オモリ
ウキの浮力と適合するナス型オモリを使用り
使用するオモリは、必ず釣竿が対応するオモリ負荷の範囲内で選んでく下さい。

オモリが重いほど仕掛けを遠くまで飛ばすことが出来ますよ。

・ウキ止め糸
道糸に「ウキ止め糸」を結んだ場所がウキ止めになり、ウキ止め糸を結ぶ場所を変えることで、自由に狙うタナを変更できます。
専用のウキ止め糸もありますが、ナイロンラインの1〜2号でも代用可能です。

・シモリ玉
ウキの穴が大きいと、ウキがウキ止め糸をすり抜けてしまうので、道糸の号数と同じ直径の穴が空いたシモリ玉を取り付けます。 

道糸に適合した「誘導スイベル」を介して、道糸とウキを接続しているなら、基本的に無くても大丈夫です。

・カゴ
ウキサビキ釣りでは、プラカゴが使用されます。

・サビキ仕掛け
ウキサビキ釣りでは、仕掛けを投げた際に切れないように、必ず幹糸が3号以上のサビキ仕掛けを選びましょう。サビキの全長は、1〜1.5m以内が投げやすくおすすめです。

仕掛けの準備
仕掛けのセッティングは、「シモリ玉→ウキ→プラカゴ→サビキ仕掛け→オモリ」の順に取り付けます。
画像ではウキの下に絡みを防止する「カラマン棒」が付いています。付けた方が多少は仕掛けが絡み難くなるりますよ。
最後に、狙いたい水深に合わせて、コマセカゴの位置から狙いたい水深の長さだけ離れた位置にウキ止め糸を取り付けます。

釣り方
仕掛けを投げる際には、スプールに軽く人差し指を添えてサミングを行うと仕掛けが絡みにくいですよ。サミングしないと着水時に、先に着水したサビキ仕掛けの上にカゴが落下してしまい、サビキが絡まってしまいます。
仕掛けが安定してウキに重みが乗ったら、1〜2回竿を煽りコマセを撒いて魚を寄せましょう。反応がないなら1mづつタナを下げたり上げたりして、魚の居るタナを探ってみよう。アジなら底層、サバやイナダは中層付近に居る可能性が高い。

本格的なカゴ釣りを楽しみたい人は、こちらの記事もおすすめ

ちょい投げ釣り

ちょい投げ釣りとは、普通の投げ釣りよりも軽いオモリを使用して、軽くちょいと投げて近くにいるハゼやシロギスなどの魚を釣る釣り方です。コンパクトロッドやルアーロッドでも手軽に楽しむことが出来ます。
餌に女性が苦手な虫餌・イソメ(ゴカイ)を使用するのですが、最近はパワーイソメなど人工餌も販売されているので、イソメが苦手な人でもちょい投げ釣りを楽しめますよ。

 ちょい投げ釣りに必要な道具

天秤
投げ釣りには仕掛けの絡みを防止する「天秤」と呼ばれる、オモリと天秤が一体になった道具を使用します。天秤は主に「L型天秤」と「ジェット天秤」が使用されます。
L型天秤は最も一般的に使用される天秤で、多少潮流が早くても仕掛けが流されにくいのが特徴。オレンジの羽が付いたジェット天秤は、仕掛けの回収時に浮き上がりやすく、足元付近に根が有る場所では根掛かりを回避することができます。

投げ釣りの仕掛け
投げ釣りは対象となるキスやハゼなどの魚が吸い込みやすい流線鈎が2〜3本付いた仕掛けが主流。仕掛けには鈎のサイズが記載されているので、小さい仕掛けと大きい仕掛けを用意しておけば、ハゼからイシモチ、ヒラメなどに対応することが出来ます。

投げ釣りの餌
投げ釣りで使用される餌は、イソメと呼ばれる虫エサ(ゴカイ)がお馴染みです。イソメにも幾つかの種類があり、動き、匂い、大きなどの特長が違うので、虫餌をうまく使い分ける事が、投げつりで釣果を伸ばすコツですね。

・アオイソメ
最もポピュラーなイソメ(虫エサ)で価格も比較的安価だし、あらゆる魚を釣る事ができる万能エサですね。
アオイソメは生物発光すると言われており、夜釣りの餌としても向いている。

・イワイソメ
投げ釣りからウキ釣りまで幅広く使える大物狙いに使われるエサ。匂いが強く魚を引き寄せる。アオイソメとは味が違うらしく、使い分けで釣果に違いが現れる。アオイソメとイワイソメを交互に鈎に付けて使う使い方もある。良く釣れるエサを探す場合に有効。

・ジャリメ(イシゴカイ)
細身の虫エサで、シロギスの数釣りに適していると言われる虫エサ。特にピンギスと呼ばれる小型のシロギスに有効な餌だ。

・コガネムシ
コガネムシとイワイソメは、カレイ釣りで定番の虫エサ。欠点は、身が柔らかく遠投には向かないこと。

・人工餌
虫エサが苦手な人には魚が好きな匂いを出す素材で人工的に作られた餌がおすすめ。石粉イソメに塗すと滑り難くなり掴みやすくなる便利なアイテム。

三脚
ちょい投げ釣りで置き竿にするなら竿立ては必須のアイテム。餌を付ける際に釣り竿を置いておく場合も役立ちます。置き竿で釣る場合、釣竿は斜め45°くらいの角度にに設置しないと魚のアタリが出にくい。置き竿にするなら、必ず三脚や竿受けに設置しましょう。


 ちょい投げ釣りの釣り方

餌はハゼ、キス、イシモチが狙いであれば、イソメの頭を落とし、鈎に添うように刺して、垂らしが1〜2cmくらいになるようにカットして付けます。釣り始めのうちは、魚にアピールするために長めに付けるのもおすすめです。カレイが狙いなら、イソメを3匹くらい切らずにタップリと総掛にします。

仕掛けを投げ入れ着底したら、糸フケ(タルミ)を巻き取り、道糸が出来るだけ真っ直ぐ張るようにします。ラインに弛みがあると、魚がヒットしたり、餌を突っついても、なかなか竿にアタリが現れません。

・沢山釣りたいなら、手堅く手持ちで釣ろう。
ハゼやキス、イシモチを沢山釣りたいなら、置き竿にせず手持ちで釣るのが1番ですよ。
仕掛けを動かすことが重要で、投げ入れたらだけでは、その場所に魚が居なければお終いです。なので竿やリールを使い、ゆっくりと仕掛けを移動させて魚の居場所を探します。

竿で仕掛けを引っ張り動かす場合は、竿を手に持ち海側へ45°に傾け、3〜5秒かけてゆっくりと90°まで起こします。後は糸フケだけ回収しながら45°まで戻し繰り返すだけです。
リールで仕掛けを動かす場合は、ハンドルを3〜4秒で1回転くらいのペースで回して下さい。

・釣れるポイント
真っ平らな海底には魚は少なく、魚は大抵、駆け上がり、ヨブ、根の周りと砂地の境目と言った、海底に地形の変化がある場所に集まっています。

釣れるポイントは仕掛けを引いてくると、仕掛けが急に重くなるので、その付近には魚がいる可能性が高いと考えましょう。仕掛けが重くなったら、少し動かさずに待ってみたり、少しだけ置き竿にしてみるのも良いですね。
ちょい投げでは闇雲に投げ入れて放 運任せにせず、魚を探して釣る事が釣果を上げるためには重要ですよ!。


探り釣り(同突き仕掛け)

胴突き仕掛けでの探り釣りは非常に簡単で、ちょい投げと同じくらい仕掛けもシンプルです。タックルはちょい投げ釣りのコンパクトロッドやルアーロッドが使いやすい。
探り釣りは海底に仕掛けを着底させて、底付近の岩場に生息する魚を狙う釣方です。胴突き仕掛けで釣れる主なポイントは、敷石が入っているような堤防の足下、テトラの近く、磯、ゴロタ場などになります。投げて使う事もできます。

《必要な道具》
・胴突き仕掛け
・ナス型オモリ
・エサ

胴突き仕掛け
胴突き仕掛けはサビキ仕掛けに構造が似ていて、幹糸から釣り針の付いたハリスが2〜3本伸びています。基本的にはカサゴ用か五目釣り用の胴突き仕掛けを購入すれば良いでしょう。胴突き仕掛けの針には餌を付け、1番下のスナップにオモリを取り付けて使用します。

最初は色々な魚が食いつくように、鈎が小さい仕掛けを選んでおくのが無難で、鈎のサイズ別に2〜3種類の仕掛けを購入するのがベストです。胴突き仕掛けは、海底の状態によって、根掛かりでロストしやすいので、予備の仕掛けは充分な数を用意して下さい。

オモリ
3〜5号のナス型オモリが扱いやすい。オモリは軽い方が根掛かりが少なくなります。着底した時に底が感じ取れる1番軽い重さを選んでみて下さい。
まずは3号と5号のナス型オモリを用意しておけば、大抵の堤防なら大丈夫です。

エサ
エサ持ちの良いアオイソメなど虫エサを使用するのがおすすめ。カワハギ狙いならアサリの剥き身が有効です。虫エサなら、探り釣りで釣ることの出来る、大抵の魚が釣れますよ。
カサゴやアイナメなど根魚狙いなら、短冊状に切ったイカやサバ、サンマの身エサがおすすめです。

胴突き仕掛けでの釣り方
基本となるのは、岸壁際や足元付近に落として探る釣り方です。着底したら糸を緩めないようにして、コンコンと海底を小突き、少しステイを挟みながら誘ってみましょう。
胴突き仕掛けは、キャストして使う事もできますが、幹糸の強度には注意して下さい。フルキャストする場合、最低でもオモリ1号に対して0.5号以上のライン強度が必要になります。

胴突き仕掛けでの釣りはハッキリとしたアタリが出るので、素早く竿を少しだけ持ち上げて合わせを入れ、しっかりとフッキングさせてから巻き上げましょう。

〈エサ取り〉
エサ取りと呼ばれる、ベラやカワハギ、フグ類はなかなかフッキングせず、エサばかり食べられてしまいます。エサ取りも海底を小突く音で沢山集まって来てしまうのですが、探り釣りにエサ取りは付き物です。
あまりにも直ぐにエサが取られたり、針が噛み切られるようなら、少し場所を移動してみた方が良いかもしれません。


 釣った魚は早めにクーラーに入れよう!


釣った魚は水汲みバケツに入れることが多いと思いますが、ある程度バケツに溜ってきたら、死んで時間が経ってしまう前に、氷と海水を入れたクーラーボックスに入れてよく冷やしましょう。
特にサバやソウダガツオなどは、保冷が不足していると死亡した直後から人体に有害なヒスタミンの生成を始めます。サバに限らず、釣った魚は早めに冷やすことでヒスタミン食中毒にならず安全に食べることができますよ!。


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