私も上川氏と同じように最初は英語の発音に関心がありました。それで上川氏といろいろな発音関連の掲示板で出会う事になりました。
しかし、私は2chで書き込みをしている間に「ぐだぐだ言ってないで実際に試してみろ」と言う事になり、2chで志願者を募り8人の方に3ヵ月間のレッスンをしてみました。
その結果、私はそこそこの成果を上げたのですが、発音が上手になった方から「発音は実際に良くなりましたが、これからどうすれば良いのですか。」との質問をもらい、私は悩んでしまいました。
発音を良くしますと始めましたが、何で良くするのかと言う質問に明解な答えを持っていませんでした。私は正しい発音とは何か、なぜ良い発音を目指すのかを真剣に探し始めました。
いろいろな本やサイトを見て調べたのですが、音声学の本にも答えはありません。発音ができれば聞き取れると言うのは最初から自分の体験で、そのような事実はないと思っていました。
教えた8人のうち3人から発音が上手くなったら、英語が楽に覚えられるようになったと言われそれが耳に残っていました。発音と記憶には強い関係があるかも知れないと思いました。
そして言語の歴史とか大脳生理学とか記憶に関していろいろ調べ始めました。そして発音と記憶の関係があり、基本的な良い発音を覚え易い音にする事により、私の教育の目的が明確になりました。
良い発音とは覚え易い音であり、良い発音にするのは英語を話すためであると学習の目的が明確になりました。そして私は発音を教えるのでなく、英語の発音とリスニングを学んで英語を話す事としました。
また2chでの書き込みで以外と反応が強かった「音のストリーム」と言う言葉を使い「音のストリームで英語を話す」と言う事にしました。
このように草の根のレベルから始めると時間がかかりますが、市場調査により自分の考えや、売り物をマーケットに合わせて微妙に調整できる利点があります。