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先日、中高一貫校の現場の先生とお話する機会があり、
「成績が低迷している子たちのママたちって、みんな同じような行動パターンをしているよね!!」
というお話で盛り上がりました!
その先生がおっしゃる≪成績が低迷する子のママの共通行動パターン≫、私も同じように感じていたので、
やっぱり、現場を知っている人には見えていて、
親の立場になると見えにくい世界線がある
としみじみ感じたんですね。
それが悪いという意味ではなく
「両者の視線が共有できたなら、ママたちはもっと楽に、最短ルートで、お子さんの力を引き出すサポートができるのにな…」
と思ってしまうのです。
今日はその、≪成績が低迷する子のママの共通行動パターン≫の中から、厳選して3つご紹介しますね!
(実は共通行動パターンはたくさん出てきたのですが、
全部ご紹介するとものすごい文章量になるので)
共通行動パターンその1
課題を提出できない我が子をかばう
成績が低迷する子って、もれなく課題提出が頻繁に遅れます。
(それどころか、最後まで提出しない子も多々………)
まあそんな感じで、勉強習慣自体がめちゃくちゃなので、成績低迷するのも当然なのですが…。
だからこそ、まずはきちんと課題を提出するところから…
せめて課題提出が遅れそうなら先生に一言報告しに来る(それすらもできない子が多くて…)というところからスタートなわけです。
けれど。
ママにその件をお伝えすると、こんな反応が返ってくるんです
「うちの子も精一杯頑張っているんです!責めないでください!」
「クラブや塾が忙しくて、疲れているんです!」
などなど…。
成績上位の子のママは、課題提出が遅れることがあっても
まずは課題提出を無断で遅らせていることを謝られるのですが
(まあ滅多にありませんが…)
成績が低迷する子のママは、謝罪の言葉ではなく、我が子をかばう・正当化する言葉が最初に出てくるんですね。
そうでなくとも、あまり強くお子さんに言って聞かせない様子。
これでは、お子さんは自分の弱い部分を認めることができません
だから、子どもたちに他責思考や逃げ癖がついてしまいます
「多少苦しいことに挑戦して、乗り越えながら、夢をつかむ。
そうしてどんどん、自分のステージを上げていく。
そういう経験を、あの子たちはできないんだよね…。
そういう機会を、親がかばうことで、奪ってしまっている。
なんだか、ゆるやかな虐待のように感じるよ。」
とお話した先生はおっしゃっていました。
共通行動パターンその2
子どもの不備を指摘されると、自分が否定されたかのように親が怒りだす
勉強のことだったり、友人関係のことだったり。
ちょっとした小さな不備やトラブルは、学校生活にはつきものです。
多くの親御さんは、そういう小さな不備やトラブルについてご報告しても、
「分かりました。気をつけますね
ありがとうございます。」
とおっしゃいます。
けれど、成績が低迷している子のママたちは、ちょっとした不備の指摘にも激しく怒り出されることがよくあります。
たしかにママたちも、学校に100%満足されていることは稀でしょうし、何かしらご不満はお持ちで当然です。
けれど、怒り方が極端なんですね。
そういうママたち(時にはパパたち)が話される内容を聞いていると
「子どものちょっとした失敗や怠慢が、まるでママ自身の人格を否定されたかのように捉えているのかな」
と感じる時があります。
(もちろんそんなお話はしていませんよ!ママたちはみんな、本当に頑張って子育てしてらっしゃるのですから。)
そういう親御さんのお話は、時に心理カウンセラーの先生も関わられることがあります。
そして、あるカウンセラーの先生がおっしゃっていたことが、とても的確な表現だったんです。
「こういう親御さんは、自分自身と子どもとの間に、線引きができていないんです
子どもの意識と同化したような感覚になっていて、子どものことを自分と寸分たがわない生命体のように認識してしまっています。
だから、お子さんのちょっとした失敗にも、親御さんが激しく反応されるんです。」
そう、成績が低迷する子の親御さんは、自分と子どもとの間に線引きができていない。
そういうご家庭には、もう先生方も
「言っても大変なことになるし…」
と、どんどんケアが手薄になっていきます。
お子さんの弱点も、ケアされず放置されたままに…。
すると、成績もやる気も低迷したまま、卒業していくことになりかねません。
分かりやすく言えば、親が子離れできていないから、子どもの成長の足を引っ張ってしまっているんですね。
共通点その3
「うちの子はできないんです」が口癖
成績が低迷している子のママは、
「うちの子はできないんです
だから課題を課さないでください。
未提出でも追いかけないでください。」
とよくおっしゃいます。
けれど不思議なもので、ママが
「我が子にはできない」
と仰っていることは、先生達から見ると
「いや、それくらいは、この子もやってみればできると思うんだけど…」
と思うことがほとんどなんです。
それで、先生たちが子どもたちに直接話してみます。
「全然無理にじゃないんだけど、少しだけ挑戦してみない?」と。
そうすると、大抵の子が
「やってみる」
と言うんですね。
そして、やってみると、ほぼ全員、できるんです
つまり、ママは必要以上に我が子の≪できない範囲≫を広く設定してしまっているんですね。
心配性のママに多い現象なのですが…。
そもそも、お子さんに対して
「あなたはできないのよ」
と頻繁にメッセージとして伝えることは、脳科学の観点から考えても、
子どもの能力を眠らせてしまう
子どもの成績を低迷させてしまう
効果を持った行動なんです。
この「あなたはできないのよ」という子どもへのメッセージが、どんな風に脳に影響を与えるのか…。
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