令和 / ゴールデンボンバー | 安眠妨害水族館

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令和/ゴールデンボンバー

令和 令和
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1. 令和

2. 令和(仮で平成と歌ってる鬼龍院デモver.)

3. 令和(オリジナル・カラオケ)

 

どこよりも早い新元号ソングをテーマに制作された、ゴールデンボンバーのシングル。

先行して配信が開始され、4月10日にCDもリリースとなりました。

 

新元号発表からレコーディングまでの流れを生配信するなど、リリース前から話題を集めた本作。

発表後3~4時間後にMV公開と銘打っていたことが裏目に出て、結果として他のアーティストに先を越された側面はありますが、CDリリースに限れば、間違いなく最速となる令和ソングとなったのではないでしょうか。

 

サビのワンフレーズ以外は事前に作っておき、あとから"令和"の部分だけを当てはめるという手法は、おそらくは、シングル「やんややんやNight」にて県名を入れ替えた47種売りのノウハウが活かされている。

相変わらずの企画力ですが、その中で高いクオリティを発揮できる理由は、過去のチャレンジの積み重ね。

アイディアとして思いつくことはできても、生放送だったりCDリリースだったり、というプロジェクト全体で見れば、このスピード感で実現できるのはゴールデンボンバーだけの特権と言えるのでは。

 

そんなわけで、スピード優先だったからといって、決して雑な作りにはなっていないこの楽曲。

仮に新元号と結び付けての話題性がなかったとしても、自力でヒットするだけのパワーを持っています。

ギラギラした90年代ポップスの香りはそのまま引き連れて、ダンスビートに染め上げる。

一度聴けば忘れないキャッチーなサビも重要なポイントで、これだけ"令和"を歌って踊れる曲であれば、テレビやイベントでも重宝されるのでは。

色々な意味で、2019年を象徴するナンバーになっていきそうなポテンシャルを感じますね。

 

あざといのは、イントロのフレーズだったり、衣装だったり、完全にお正月を意識していること。

年末年始に2019年のハイライトとして元号が変わったことがたくさん採り上げられることを想定し、相乗効果があると踏んでいるのでしょう。

なんなら、その勢いで紅白までの流れも見えているのだろうな、と。

「女々しくて」以来の代表曲として、お茶の間に浸透させたいという意図が強く反映されているように思います。

 

1種売りのワンコインシングル。

この辺りの手軽さも、お祭りに乗っかるにあたり効いてきそう。

今年の「U.S.A.」になれるか、注目したいところです。

 

<過去のゴールデンボンバーに関するレビュー>

暴れ曲

キラーチューンしかねえよ

やんややんやNight ~踊ろよ大分~

#CDが売れないこんな世の中じゃ

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